クラウンと歯の境目が露出しているのですが・・・

相談者: SHさん (39歳:男性)
投稿日時:2007-05-11 21:24:00
こんにちは。はじめまして。
(同じHNの方がいらっしゃるようですみません)

類似の質問がWebページの方に無いようなので(見落としていたらごめんなさい)、すみませんが質問させてください。

今回、左下5番が完全に舌側に転位した歯だったので、抜歯しました。
抜歯窩は縫合しました)

すると、その歯の周辺の内側の歯肉が少し下がってしまったようで、クラウンを装着していた左下6番の土台の歯が1mm弱ほど露出してしまいました。

左下6番の土台の歯とクラウンの境界が目視で確認できる状態になってしまいました。(隙間はないようです)

このような状態になった場合、そのままでも基本的に問題はないものなのでしょうか?

クラウンと土台の歯の境界が歯肉ポケットの中に隠れてないと「二次カリが高確率で起こる」とか、「歯周病の可能性が高くなる」とか、「このままでは・・・」とか・・・?

そこらへんが大変気掛かりで質問させていただきました。

すみませんが、よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-05-11 23:49:00
はじめまして。

良かったですね、土台の歯とクラウンの境界は目視できる方がむしろいいです。

確かに諸説あって、境界を歯ぐきの中に入れる方がいい、と言われる方も多いのですが、出来るなら、最初からわざと表に出す方がいいです。

SHさんの場合はもう被せてあったものが後から出てきたのでちょっと異なりますけど、通常は、境目をわざと外に出すこと(「縁上マージン」と言います)で、


【利点】
  • 型がきれいにとれる
  • 境目のフィットが確認しやすい
  • 歯ブラシが届きやすい
  • 境目にはどうしても汚れがたまりやすいので、もしも2次カリエスになった場合には見つけやすい&まだ削れるので、再治療の余地がある
  • 境目にはどうしても汚れがたまりやすいので、歯ぐきから離れてることで、歯周病の原因になりにくい
  • 境目がエナメル質上であれば、虫歯になりにくいので尚良い

【欠点】
  • 審美的に劣る(前歯のみ)

  • 歯が短いと、タチが足りなくて外れやすいことがある(ブリッジの場合も注意)
  • 削るのがちょっと難しくなる
  • 2次カリエスを異常に作りやすい人の場合、歯ぐきの中に隠して置いた方が、ポケット内の自浄作用によって2次カリエスにはなりにくいかも知れない(いずれ露出する可能性も大)

となります。
ですから、気にする必要は全くありませんよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SHさん
返信日時:2007-05-12 13:26:00
渡辺先生、お返事をありがとうございます!

縁上マージンによって、私の不安が全て真逆に作用するようで・・・びっくり。
(勉強不足でした…)

心の底から安心して、この状態で生活してゆこうと思います。
ありがとうございました。



タイトル クラウンと歯の境目が露出しているのですが・・・
質問者 SHさん
地域 千葉
年齢 39歳
性別 男性
職業 会社役員
カテゴリ クラウン(被せ物)の隙間・適合
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中