ジルコニアのブリッジはどうなのでしょう?

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ジルコニアのブリッジはどうなのでしょう?


質問者
M.T さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ ブリッジ治療法
ブリッジその他
審美歯科治療(人工の歯)
補綴関連
ジルコニアクラウン
公開日
回答者
渡辺 徹也先生
田尾 耕太郎先生

質問 先日も相談させて頂きました者です。ご丁寧なご回答ありがとうございました。

実は今、抜歯をしたためブリッジにするのですが、素材について迷っています。

オールセラミックを希望しているのですが、聞いたところ、ブリッジのオールセラミックは、すべてがセラミックではなく冠の内側に金属を使うということでした。

そして、歯の裏側に、金属の部分を1ミリから2ミリ歯茎から出るようにわざと作るらしいです。そればかりか、表側も使っているうちに金属が見えてくると言われました。

オールセラミックだから、全部白くなると思っていたので、ショックでした。

見本を見たのですが、裏に金属が使ってあると、やっぱり金属が透けているのがわかって、こんなものをつけるのかと、嫌になりました。

実は私、10年前に前歯2本を差し歯にしたのですが、最初はメタルボンドのものにしたところ、2年で金属が見えてきてしまい、せっかく高い治療費を払ったのにもかかわらず、壊して、オールセラミックにした経緯があります。

歯みがきもしていたのですが、どうして金属が見えてきてしまったのか、わかりませんでした。その後、オールセラミックにして、8年たった今も幸いにも快調ですが。

以下、ご相談よろしくお願いします。

1)ネットで検索したところ、新しいブリッジの素材として全部白で、陶器よりも硬い素材のジルコニアがあげられてますが、こちらはいいでしょうか?お値段はいくらぐらいでしょうか?

2)今の歯医者さんでは何も言われなかったので、多分、ジルコニアをまだ取り扱ってないと思うのですが、その場合、違う歯医者さんを探したほうがいいでしょうか?

3)ちなみに、内側に金属が使ってあるブリッジでも、銀色のもの(1本8万)と、金色のもの(1本10万)のものがあるそうです。金色のもののほうが、歯茎から出ても目立ちにくいし、歯茎に金属が溶け出しにくいので、10万のほうをすすめられました。これはどうでしょうか?

ブリッジで、せっかく高いお金を払うのに、ゆくゆくは歯茎から金属が見えるものを入れることになるなんて、ブルーになってしまってます。

何かよいアドバイスを下さい!!

M.Tさん  2006-12-26 12:36:45
回答1
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

「白い歯にできる!」と思ったのに金属色が混ざるのを知ってがっかりされているご様子ですね。よく分かります・・・

僕も学生のときに同じことを感じた覚えがあります。

今回、問題となっているのは、一本だけのかぶせではなく、ブリッジであるという点です。ブリッジの場合は、かんだ時に「たわむ」ことを考えなくてはいけません。

セラミックスは美しいのが利点ですが、ガラスの様なもので、少しでも曲げようとすれば割れてしまうという大きな欠点があります。

ですので、原則的には骨組みとして、何かしらの金属が必要になるのです。
(因みに骨組みに金属を使用していれば、名前は”メタルボンド”になります)

さて、ご質問について順に回答していきます。

1)について ジルコニアは今歯科医の間でも「良さそうだ!」ということで話題沸騰中です。良くも悪くもまだその段階ですね。良い点についてはネットでよくお調べの様子ですので、悪い(かも知れない)点について。

ネットでご存知かと思いますが、強度が経年的に落ちていきます。10年で約半分とか言われていますが、その後は一体どうなるのでしょうか。(かえって固くなっていく・・とは考えにくいですよね) そもそもメーカーによって元々の強度にかなり開きがあります。(100%のジルコニアではないので、混ぜている成分が各社大きく異なります)

長期の予後が不明な場合、使用するかどうかは個人個人の価値観に委ねられます。個人的な考えとしては、特に奥歯のブリッジでしたら、出来れば避けたいです。逆に上の前歯のかぶせや、インプラントになら、積極的に使いたいですね。

2)について ジルコニアを使用する場合、初期投資も猛烈にかかるため、そこらへんでは作れません。外注で骨組み(ジルコニアの部分)をどこかで作ってもらって(外国の場合もあります)、それにセラミックの盛り付けをまたどこかですることになります。盛り付けるセラミックも専用のものを使用します。

ですから、基本が外注ですので、1)のリスクを承知の上で担当の先生にお願いしてみたらもしかしたら調べて下さるかも知れません。土台の削り方などはそんなに独特でもありませんので。

3)について 私も多分同じものを勧めると思います。銀色のものの方が強度もあるのですが、歯がないのが1本だけでしたら、金色のもので十分です。

”金”と聞くと一瞬ひいてしまうかも知れませんが、口の中では意外なほど周りに溶け込む良い色ですよ。

あと、M.Tさんが今回治療を受けられる歯がどこなのかも重要なポイントです。日常的にする表情で見える場所なのかどうか。もしも唇を思い切り引っ張らないと見えないような場所でしたら、色のことよりも安心出来る材料を選ばれるべきだと思います。

歯ぐきから金属が見えてきてしまう・・という点については、耳の痛いところで。。

歯ぐきが分厚くて丈夫な外国人でも、5年で3割ぐらいは露出してくると言われています。歯ぐきが薄くて下がりやすい日本人で、若い女性となればもうかなり厳しいです。

一度目のメタルボンドは10代の頃に作られてる様ですから、今から作るものは、その頃よりはマシとは言えますが。。

最後に、ジルコニアまで検討されたのなら、値段のことも比較されて下さい。

10万円(ジルコニアだと多分13万円以上はすると思います)×3本でしたら、インプラントも可能かも知れません。

(→インプラントの値段)

ブリッジが長持ちするためには、両隣の歯の神経が残っているのがベターですが、神経も残っていて歯自体まだ健康な状態なら、削りたくないものです。

条件によって様々なのですが・・・、一般的にはブリッジよりもインプラントの方が”長持ち”することが多い様ですよ。

(→ブリッジの治療期間と持ち
(→インプラントの成功率

2006-12-26 12:36:45
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

ジルコニアブリッジは見た目が良いという大きなメリットがあるのは間違いありませんが、どの程度持つのかという点で疑問が残ります。

一応、前歯3歯までのブリッジでは対応が可能と言われていますが、4歯以上のブリッジの場合や、奥歯の場合には今はまだ避けたほうが良いかもしれません。

ジルコニアブリッジの値段は、1本当たり安くても10万円、高いところでは20万円以上します。

また、ブリッジの裏側に使用する金属についてですが、担当の歯医者さんがおっしゃられているように金色のもの(金合金)のほうが、錆びたりアレルギーの原因になったりしにくいので良いと思います。

白金加金PGA合金)という銀色のものでも錆びたりアレルギーの原因になりにくい材料はあるのですが、値段から察するに今回の銀色のものというのは銀合金だと思いますので。(銀合金は錆びます)

⇒参考:メタルボンド

ゆくゆくは歯茎から金属が見えてしまうというのは、正直な話避けようがないのですが、その場合でも銀より金のほうが目立ち難いです。また、金合金だと金属が錆びて溶け出し、歯茎に沈着して歯茎が黒くなってしまうということもまずありません。

⇒参考:歯茎の変色
⇒参考:メタルタトゥー


渡辺先生の回答でもあるように、インプラントによる治療も選択肢の1つとしてありますが、ブリッジが良いのかインプラントが良いのかはその人の状況(骨の状態や歯周病の有無、メンテナンスなど)によって変わってきますので、どちらが良いのかは分かりません。

ただ、一応そのような選択肢もあるということは知っておくべきだと思います。

2007-07-17 04:29:46

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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