根管治療中、うがいをしてはいけなかった?

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根管治療中、うがいをしてはいけなかった?


質問者
さくら さん
地域  
年齢 25歳
性別  
職業  
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
公開日
回答者
田尾 耕太郎先生
渡辺 徹也先生

質問 2ヶ月位前に全く痛みの無い虫歯が深いので根管治療しました。
根管治療後にインレーを入れています。

この歯を指で押すと軽い違和感(痛み)を感じます。

1ヶ月前くらいに何気なく押さえてみて違和感に気がつきました。
硬い物を食べたり等、生活に全く支障はありません。

根管治療中、ラバーダムを行っていなかったのですが・・・」を読んで気になる事を思い出しました。

根管治療の最後の充填される前に助手衛生士の人にうがいをどうぞと薦められたので、3回位うがいをしました。この時に先生は別の治療台にいました。

このうがいは絶対にしてはいけなかったのではないでしょうか?
今の違和感の原因なら、根管治療は失敗ですよね。

・この場合はできるだけ早く根管治療をやり直した方が良いですか?
・成功失敗にかかわらず数ヶ月の違和感は普通なんでしょうか?
噛み合わせが良くない歯なので、今はこの理由で痛んでいる可能性が高いのでしょうか?

とても不安です、ぜひ回答アドバイスをお願いいたしますm(_ _)m

さくらさん  2007-01-06 01:59:43
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

根管治療の専門家の間では、根管治療時はラバーダムを使用することが鉄則となっています。

これは単に唾液が入ってくるのを防ぐというだけではなく、吐く息に含まれる水分ですらもシャットアウトしようという意図があります。

つまり、根管治療は「いかに無菌的に処置を行なうか」が重要なわけです。

ここまで言えばもうお察しとは思いますが、根管治療中のうがいも避けるべきだと思います。

ただ実際には、ラバーダムを使用しない、根管治療中でもうがいをさせる、根の内部の洗浄を水で済ます、細菌の侵入を防げない仮封材(治療中、一時的にに詰める詰め物)を使うなど、徹底的な根管治療を行っていない歯科医院が大半です。

日本では法律的に、「矯正歯科」、「口腔外科」、「小児歯科」の区別しかありませんが、アメリカには根管治療の専門家がいます。

専門家とそうでない歯医者とでは当然治療内容も違いますし、成功率や治療費も変わってきます。

日本でもアメリカの根管治療専門医とほとんど同じ根管治療を行っている歯科医院はありますが、数は多くありませんし、治療費も歯1本当たり5万円以上はかかってくることがほとんどです。(アメリカでの根管治療の相場は7〜10万円前後)

もし、日本で根管治療専門医の治療を希望するのでしたら、見分けるポイントは「ラバーダムを使っているかどうか」ということと、「マイクロスコープ」(大きな顕微鏡のようなもの)を使っているかどうかです。

根管治療の成功率が低い理由の1つに、特に奥歯の場合には直接根っこの中を見ることが出来ないので、手探りで治療をしなければならないということがあります。

しかし、マイクロスコープという顕微鏡を使えば根っこの中を詳しく見ることができるので、治療の精度が格段に上がります。

アメリカでも根管治療の専門医の9割以上はこのマイクロスコープを使っていると言われていますので、もし専門的な治療を希望されているのでしたら、「ラバーダム」「マイクロスコープ」の2点を参考に歯科医院を探してみて下さい。

また、現在の違和感があるということですが、もう根管治療が終わって詰め物も詰めているのでしたら、しばらくは様子を見たほうがよいと思います。

根管治療は特に「1回目」が重要ですので、今から急いで治療を専門家のところでやり直したとしても、それほど根管治療の成功率が高くなるとは考えられません。

それよりも、とりあえず現在の治療が上手くいっていることを期待して、しばらくは歯科医院に定期検診に行きながら様子を見たほうが良いと思います。

根管治療後に少し違和感があっても、しばらくすると無くなるというケースも結構ありますので。

2007-01-06 01:59:43
回答2
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

私も田尾先生と同じ意見で、まずはしばらく様子を見た方が良いと思います。

さくらさんが今感じておられる“軽い違和感(痛み)”の原因については、特定は出来ません。うがいの可能性もまったくのゼロではありませんが、噛み合わせや、あるいは食べかすやプラークがたまって、歯ぐきが腫れてる可能性もあります。

まずは今日からプラークコントロールの見直しぐらいから始めて(歯間ブラシが通るなら毎日通してみるとか)もう数ヶ月、様子を見られてはどうでしょうか。

根管治療がうまくいってない場合(それでもうがいが原因とは特定できませんが)、早ければ数ヶ月ぐらいでレントゲン写真には変化が見つかるかと思います。

あと、根管治療が失敗していた場合に、できるなら早めの治療を・・と言われるのは、失敗していた場合にレントゲン写真で根っこの先に見つかる透過像(黒く、丸っぽく見えます)が大きいものよりも小さいものの方がまだ治療の成功率が高いということが分かっているからです。

ですから肝心なことは、症状があってもなくても、時々レントゲン写真で治療の予後を確認して、異常(←自覚症状の有無だけではなく)が見つかった場合には早めの対処をしていくことだと思いますよ。

あとひとつ、「根管治療の最後の充填される前」とのお話ですが、その後「インレー」の型をとっているはずです。

根管充填はすでに終わった後に、インレーの型をとる前にもう一度、形を整える目的で詰め物をするという工程がありますから、もしかすると、その間であったという可能性はないでしょうか。

・ ・であって欲しいという希望ですが。

もしも根管治療が失敗していた場合には、根管の中からはもともと唾液の中にいたはずの細菌が検出されるそうです。

ですから唾液の混入というのは理屈で考えると完全にクロなのですが、日本の専門書にはラバーを使わずに治療している写真が平気で載っているというのが残念ながら現状です。

まずはさくらさんの感じている違和感が、なくなることを願うばかりです。

2007-01-06 01:59:43

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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