急性壊死性潰瘍性歯周炎(歯肉炎)

相談者: まりあさん (29歳: )
投稿日時:2007-05-07 12:37:00
1年前に初めて急性壊死性潰瘍性歯周炎になり治療を受けました。

右上の5番〜7番の歯肉が金槌で打たれ砕けたような形相になっており、痛みもひどかったため診察に行きました(日本)。

応急処置として抗生剤を入れてもらい、数日で治りました。

対処法としてはしっかり歯磨きをすること、疲れている時はよく休むことということでした。ですが、歯磨きはよくできていると言われたので、やはりストレスなどからの免疫低下なのでは?ということでした。

その後すぐに海外へと移り暮らしていますが、移住した当初はまた同じ歯周病にかかり、患部は広範囲へ広がりとても怖い思いをしました。

こちらで歯医者さんへ行ったものの、しっかり休養をして歯磨きをしなさいというだけでした。

日本では抗生剤を投入してもらったとお願いをしたのですが、断られました。
そのため、治るのに時間がかかり…自然完治で2ヶ月もかかりました。

あれから半年、また同じ周炎になってしまいました。

ストレスは溜まっておらず、仕事もそれほど忙しくないため疲れていません。
生活も規則正しく、睡眠食事もしっかり取っています。

ただ、先週風邪をひいて寝込んでいたため、免疫力が低下しているのかもしれません(口唇ヘルペスもできました)。とてもショックです。

そこでお伺いしたいのですが、稀?だと言われるこの歯周病、何故こんなに繰り返すのでしょうか?

他に何か体に問題があるのではと不安になります(健康診断の結果はいたって健康です)。

また、今回は治るのにどれくらい時間がかかるのかも不安です。

ネットで集められる情報は目を通しましたが、HIVという言葉を目にしてしまったり怖くなる一方です。

多少運動不足になりがちですので、そのせいかもしれませんが…
それにしても健康なはずの体、こんなに弱いものなのか不思議です。

長くなり申し訳ありません。
何でも良いのでアドバイスいただければと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-05-08 12:16:00
急性壊死性潰瘍性歯周炎ですか‥。

難治性の歯周病と言われていますが、僕は周病の専門医では無いので詳しくは解りませんが、知る限りでは「通常の歯周病菌だけの感染では無さそう」と言う事です。

最近、歯周病菌の同定検査ができるようになってきたようなので、細菌検査をすると原因がわかるかもしれませんね。

ただ、HIVによる感染では無いと思いますよ。

歯周病菌の同定検査はどこでどのように行われているのか、詳しくは知らないのですが、大学病院などで歯周病の専門医に診てもらう必要があるでしょうね。

ただ、海外だと‥。

インターネットで最寄の歯科大学系の病院を検索されてはいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まりあさん
返信日時:2007-05-13 15:04:00
タイヨウ様

お礼が遅くなりましたが、レス有難うございます。

今秋、帰国する予定がありますので、それまで待つつもりでしたが、昨日より唇と頬の裏の皮膚が剥がれるようになりました。

寝ている間も喉が渇いてしまうのか、むせて起きてしまいます。

心配なのでとりあえず歯医者さんに行ってきたのですが、やはり・・
歯磨きもできていて、歯茎もしっかりしているそうです。

そのため、専門医を紹介されました。
今週中には診察にいくつもりです。

タイヨウさんの仰った通り、詳しい細菌検査をしないと原因が分からないとのこと。口の中の病気というよりは、体全体の病気が疑われるとのことでした。

どんな原因が潜んでいるのか、とっても不安です。

現在の分かる範囲での私の症状から、どういった病気が予測されるのでしょうか?

専門医に会うまで不安ですし、眠れません。
また、怖い病気を発見することへの恐怖も拭いきれません。

なんでもご存知のことがあれば、情報いただけないでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-05-15 05:22:00
それでは、知っている範囲で・・・。

まず急性壊死性潰瘍性歯肉炎は、はっきりとした原因は分かっていませんが、普通の肉炎が全身の免疫力の低下によって急激に悪化したものではないかと考えられています。

ですので治療のポイントとしては、

1.口腔内環境の改善
2.全身の抵抗力を上げる

の2点になります。

まず1の「口腔内環境の改善」については、出来る範囲で可能な限りプラーク歯垢)を落とすことが重要です。

歯ブラシだと歯茎に当たって痛い場合もあるので、その場合にはガーゼや面を使ったり、含嗽剤(うがい薬)を併用したりします。

あと、デンタルフロス歯間ブラシも使ったほうが良いと思います。

さらに、補助的に抗生剤やステロイド軟膏が使用される場合もあります。
歯科でよく使われるのは、テラコートリル軟膏ですね)


2の「全身の抵抗力を上げる」については、当たり前ですが十分な栄養と睡眠が第一です。なるべくゆっくりされて下さいね。


あと、まぁ大丈夫だとは思いますが、少し怖い情報を・・・。

急性壊死性潰瘍性歯肉炎と鑑別が必要な疾患として、「白血病」の際の歯肉炎があります。

ですので、急性壊死性潰瘍性歯肉炎が疑われる際には、まず必ず血液検査を行なうというのが鉄則です。

あと急性壊死性潰瘍性歯肉炎と間違えやすい疾患には、ヘルペス性歯肉口内炎や再発性アフタ口内炎、剥離性歯肉炎、伝染性単核症、梅毒、糖尿病などがあります。

もしまだ血液検査等の精密検査を行なわれていないのでしたら、一度大学病院などの設備が充実した医療施設でしっかりと検査をしてもらったほうが良いと思いますよ。

今週中には専門医の先生のところに行かれるということで、そこで何か分かると良いですね。




タイトル 急性壊死性潰瘍性歯周炎(歯肉炎)
質問者 まりあさん
地域  
年齢 29歳
性別  
職業  
カテゴリ 歯茎(歯ぐき)の痛み
歯茎の異常・トラブルその他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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