神経が生きているはずの歯に金合金のコアを作ったのですが・・・

相談者: JOHNさん (50歳: )
投稿日時:2007-05-02 11:31:00
お世話になっています。

神経を残したまま金合金のコアを形成して、メタルボンドクラウンをした治療について質問させていただきます。

この歯は約20年前に神経を残したまま保険のクラウンをした第二小臼歯であったのですが、先日ガムを噛んでいて根本から折れてしまいました。痛みはありませんでした。

すぐに歯科に掛かり、先生になるべく神経を残してほしいとお願いしたところ、コアを立てる場所を確保するために慎重に何回かに分けて削ってくださいました。

あえて麻酔をせずに削っていかれたのですが、とうとう痛みを感じないままコアを立てる場所を確保できました。

その後に金合金のコアとメタルボンドのクラウンで治療は終わりました。

さて、質問ですが、この歯の歯髄レントゲン診断で生きていることは先生も確認されていると思うのですが、なぜ痛みを感じなかったのでしょうか?

神経が奥に引込んでいる?のでしょうか?

また、この治療法の予後と気をつけることを教えてください。

最後に、先生はレアケースだと言いながらもよく素人の私の意見をよく聞いてくださって治療していただき感謝しています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-05-02 12:56:00
こんにちは。

どうなってるんでしょうね・・。
神経が生きている、ということは、レントゲン以外でも確認されましたか?

治療途中に痛みがあったのならやっぱり生きてるのでしょうけれども、それがなかったとなるとやっぱりダメになっている可能性もあると思います。

電気をピリっとやる電気歯髄診とか、冷たい水をかけて痛みを確認するとか、そういった方法で生きているのを確認した上のことでしたら、特に問題はないと思います。

もしもそういった検査をされてない場合、もう今からは神経の生死は確認できませんから、今後はレントゲンで根の先に黒い影(膿)が写ってこないか、定期的に撮影して貰うぐらいしか出来ることはないと思いますよ。

レントゲンで、根の先に黒い影がなくても、神経が生きてるか死んでるかは分かりません。

ですが影(膿)が写った場合にはほぼ間違いなく神経はダメ、しかも根っこの中の細菌感染も強く疑えますから、早めに根管治療をした方が良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: JOHNさん
返信日時:2007-05-02 13:46:00
渡辺先生、早速回答してくださりありがとうございます。

治療中の痛みといえば削る最終段階でエアーが少しだけしみたことを覚えています。少ししみた程度です。

電気歯髄診とかはやっていないと思います。

今後はレントゲンで根の先に黒い影(膿)が写ってこないか、定期的に撮影して貰って気を付けていきますが、もし神経が死んでいる場合の自覚症状の代表的なものはどのようなことがあげられるでしょうか?

フィステルが現れるとか痛んでくるとか・・。

神経が死んでいて根管治療をする場合、クラウンとコアをはずして行うことになると思いますが、はずれ難いなど治療の難易度はどの程度でしょうか?

また、保険のクラウンが根本から折れたような状況で出来るだけ神経を残してほしいとお願いしたことは意味があったのでしょうか?間違っていたのでしょうか?

意味がなかったとすれば神経を残すことばかり考えず、根管治療からはじめたほうが正解だったことになります。

実は、治療後数ヶ月が経ちますが5日前から歯が浮いたような症状が続いています。体調からきているものと考え様子を見ています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-05-02 23:35:00
しみたことがあるのならとりあえずは大丈夫そうですね。

ただJOHNさんの様なケースでなくても、削った歯の神経がじわじわとダメージを受けていくことは案外ありますので、今回の様にきわどかった歯は特に気にしておいた方がいいかも知れません。

自覚症状は、何も出ない場合もあるのですが、最も軽度なものとしては浮いた様な感じや、かるく叩いた時に他の歯よりもひびく感じがすると思います。

フィステルや痛みが出る場合もあります。

ただ他の病気との鑑別は難しいですから、不安な場合はきちんと担当の先生に見て頂いて下さい。

ちょっとコアがどの様な形なのか想像がつかないのでよくわかりませんが、外すときなどはそんなに特別なことはないとは思います。

もちろん同じ先生にしてもらうのが一番確実です。

神経を残したことに意味があったかどうかは、価値観の問題ですが(歯よりもインプラントの方がいいと言われる先生方もいらっしゃいますので・・)、私だったら同じ様に出来るだけ残そうとしたと思いますよ。

浮いた様な感じにしても、神経の問題ばかりでなく歯周病の可能性などもありますし、とりあえず収まるといいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: JOHNさん
返信日時:2007-05-03 16:23:00
渡辺先生、連休中にもかかわらず再び回答をいただきありがとうございます。

渡辺先生がおっしゃるように今回の治療はきわどかった(治療中、担当先生は削る面の温度上昇を防ぐためにと言いながら水をかけながら削っておられた記憶があります。)ため、治療後2〜3ヶ月でじわじわダメージを受けたのかもしれませんので、連休明けに担当先生に診てもらいます。

今の自覚症状は、まさに浮いた様な感じや、かるく叩いた時に他の歯よりもひびく感じです。

食べ物を噛んでも痛みませんが、この歯で噛まないようにしていたら症状が和らぎ始めました。

コアを外すようなことになった場合、歯根が割れてしまうなど抜歯につながるダメージを受ける確率がかなり大きくなると考えていたのですが、そんなに特別なことはないとのことで安心しました。

また、神経を残すようお願いしたことはあながち間違いではなかったのですね。

治療に関することで追記ですが、コアを立てられるだけ深く削れたということは、最初の治療から20年の歳月をかけて新しい象牙質が分厚く形成され神経を守ったという考えは正しくてありうることでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-05-06 23:16:00
>治療に関することで追記ですが、コアを立てられるだけ深く削れたということは、最初の治療から20年の歳月をかけて新しい象牙質が分厚く形成され神経を守ったという考えは正しくてありうることでしょうか?

・・についてですが、担当の先生がコアをどの様に立てられたかが不明ですのでなんとも言えません。

新しい象牙質は確かに出来るのですが、もともとあった神経が、”短くなる”というよりは”細くなる”感じに近いですから、神経の横を神経と平行に削っていった・・感じではないかな、と予想しています。

どちらにしても結果的には、『新しく出来た象牙質によって、神経が守られた?』・・という形にはなると思います。

ただ、今の症状からすると、まだ安心は出来なさそうですね。

暫くは様子見になるとは思いますが、担当の先生ともよく相談されて今後の事を決められて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: JOHNさん
返信日時:2007-05-07 22:48:00
渡辺徹也先生いろいろとありがとうございました。

歯の浮いたような感じはほとんどなくなりましたが、少し動揺しているのとひびく感じはまだありますので、担当先生に近々診てもらい様子を見ます。

歯チャンネルで勉強させてもらったおかげで、たとえ根管治療が必要となった場合でも迷わず自費で行うと思います。

また何かありましたら相談にのって下さい。よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: JOHNさん
返信日時:2007-05-10 10:25:00
その後、担当先生に診ていただき、治療後2ヶ月間は異常なしの後10日間ほど続く浮いた感じと響くこと、少し動揺している症状を言ったところ、担当先生曰く、

「確かに浮いている。何かが原因で負荷がかかったことも考えられる。」

ということで噛み合わせの調整(少し低く?というかあたりを弱く?)をして下さいました。

その後2日目で症状はほとんどなくなりました。
特に動揺がましになり歯がしっかりしてきたのには少し驚きました。

調整直後は少し低いかなと思った歯も今はしだいに噛み合うようになってきています。

ちなみに神経が徐々にダメージを受けたのではという質問に対しては、考え難いとのことで今回はレントゲンは撮らずに終わりました。

噛み合わせって大事を経験したように思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-05-10 20:35:00
そうでしたか。
ひとまず良かったですね。




タイトル 神経が生きているはずの歯に金合金のコアを作ったのですが・・・
質問者 JOHNさん
地域  
年齢 50歳
性別  
職業  
カテゴリ ゴールドコア(金の土台)
支台築造その他
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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