歯周病と妊娠の関連性、妊娠中のレントゲン、投薬について

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タイトル

歯周病と妊娠の関連性、妊娠中のレントゲン、投薬について


質問者
MO さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 妊娠中の歯科治療
痛み止め・鎮痛剤・抗炎症薬
公開日 2007-07-09 23:33:00
回答者
井野泰伸先生
森川先生

質問 高校生の頃から歯医者さん歯槽膿漏と言われていました。
自覚症状は歯茎の腫れと出血でした。

30歳頃から上の前歯1本が下に下がってきて、歯茎がやせてきて、歯間の根元に隙間が出来てきました。

31歳の時に近所の歯医者さんに相談したら、歯周病ですと言われ専門の歯医者さんを紹介してもらいました。

前歯1本とその横の歯1本が重度の歯周病で、レントゲンで見たところ、歯を支える骨がほとんど溶けていると言われ、インプラントブリッジをするように勧められたのですが、治療を始めたら1〜1年半は妊娠しないようにと言われ、その時は結婚したばかりで、年齢も31歳だったので、早く子供作ってその後に治療を始めたいと、先生に言いました。

その後は歯周病が進行しないよう歯みがきにも気をつけ定期的に歯医者へも行ってました。

現在33歳で、同じ歯医者へ通院していて、今日もレントゲンをとりましたが、進行はしていないようです。

残念ながら、あれから2年間子供は授からず不妊治療中です。
歯周病菌が受精卵の着床を妨げるなんて事ありますか?

歯周病は色んな病気を引き起こしたりするようなので、もしかしてと思ったりしました。

妊娠中は歯周病が悪化する、早産の危険性がある等の記事を読んで、いったん不妊治療はやめて、歯の治療をした方が良いのかな、なんて思う事もありますが、妊娠は35歳を過ぎると確率が低くなると言われるので、とても迷っています。

今までは歯と妊娠では、妊娠のほうが私にとって重要だったので、後回しにしてましたが、このまま妊娠もしない、歯の治療もしないでは、不安になってきました。

とても返答しにくい内容になってしまいすみません、歯周病と妊娠についての関連性などご存知であれば教えて下さい。

また、重度の歯周病で妊娠して悪化した場合、どのような治療を受けられるのかも教えて下さい。

よろしくお願いします。

MOさん  2007-07-09 21:12:00
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

未来の赤ちゃんの為にも正しい知識を得てください。

確かに若くても歯周病の患者さんは見ます。
その場合は正しい歯磨き歯科医院での管理が非常に重要です。


歯周病菌が受精卵の着床を妨げるなんて事ありますか?

着床を妨げるなどは聞いた事がありません。
あると関連づけれないのが今の医学の現状だと思います。

頑張って不妊治療を続けられてください。
今が一番精神的に辛い時期だと思います。もう少し頑張ってみましょう。

長くなりますが、私が過去勤務医だった頃に作った資料になりますので良かったら読んでください。


「妊娠中や子供を産んだ後は、赤ちゃんにカルシウムを奪われて虫歯になりやすい。」

と言われますが、このことに対して医学的根拠は全くありません。

しかし、妊娠中や産後のお母さんが虫歯になりやすいのは確かです。この原因は、


1、口の中の変化によるもの

唾液中の成分、量の変化がおこり、口の中が乾燥しやすく、口の中に細菌が住みやすくなってしまうため。

*妊娠女性の44%に口腔乾燥症が認められます。


2、歯磨きを怠けてしまう為

妊娠中は偏食、間食が多くなり、口の中が虫歯が出来やすい環境になっています。 

そこにつわりが酷いと歯ブラシを口の中に入れただけでもどしそうになり、いつのまにか歯磨きをしなくなってしまうことが多いからです。


その結果起こる問題

1、多発性の虫歯
2、歯周病

・・・・歯ぐきが汚れていると、歯ぐきから細菌が血管内に入り込み血液を介して羊水にまで達しお腹の中の赤ちゃんに影響が出ます。

その影響により、早産、低体重児のリスクが歯周病でないお母さんに比べ、7倍大きくなると言われています。


3、母子感染

・・お母さんの口の中が汚れていると、いつの間にか子供の口の中に細菌が感染が起こり虫歯の多い子供になってしまいます。

*当然お父さんも同じことが言えます。親御さんの口を綺麗に保つことが大切です。


この他にも様々な病気にかかる恐れありますので、歯科医院での定期的なケアを、お勧めします。

また歯科治療において妊娠初期、末期は侵襲の大きな処置(外科処置)は出来ませんので、安定期(妊娠4〜8ヶ月)の間に治療を終わらせましょう。


妊娠中のレントゲンについて

妊娠中のお母さんに「レントゲンを撮りましょう」と話すとお母さんの8割方は不安な顔をします。

しかしそれは当然なリアクションでしょう。
被爆による先天性の障害、奇経の原因もあるからです。

しかし被爆は量と時期に大きく関係します。

歯科で用いるレントゲンでは鉛入りのエプロンをして顔だけにレントゲン線をあてるので、お腹の赤ちゃんへの被爆量はほぼゼロといっても差し支えありません。

知っていてもらいたいのは、日常生活の中でも被爆しているということです。

例えば、天気の良い日に外を歩いたり、普段食べている食べ物からも被爆はしているのです。

歯科治療において不必要にレントゲンは撮りませんので、あまり過敏にならず、安心して治療を受けてください。


妊娠中の投薬について

基本的に薬を飲むことで、胎児に影響がでると言われているのは、初期の4〜15週目まで、それ以降は心配ないと言われています。

歯科で出されるお薬の量は医科と比べると微々たる量です。

それよりアルコール、タバコの方が胎児にとって影響がありますので、こちらの方を気にかけてください。

特に旦那さんが喫煙者の場合は注意してください。

*最近、喫煙者のお母さんに、「禁煙により母親のストレスが掛かるのなら禁煙しなくてよい」と言う先生がいますが、私はこの考え方は支持できません。

大切なあなたの赤ちゃんです何かあってからでは遅すぎます。
大きな愛情を注いであげましょう。


授乳中の投薬について

通常の風邪薬、痛み止めなど短期間服用するものに関しては問題がないと考えられています。問題となるのは、とくに慢性の病気で長期にわたり飲む薬については注意が必要です。

授乳中に来院された多くのお母さんたちは、薬を飲むと授乳を控えなければならないと思われているようですが、そこまで神経質になる必要はありません。

もし不安でしたら、その期間だけミルク中心にするなどの、ちょっとした配慮で回避できると思います。


私の経験として、初めての出産のお母さんほど過敏ななってしまう傾向がありますが、あまり悩み過ぎないようにしてください。

2007-07-09 23:33:00
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。

歯科でもよく処方されるロキソニンは、妊娠後期に投与を続けると、胎児の動脈管(胎児の時のみに開通している血管)を閉じてしまう可能性があることが、最近報告されています。

妊娠中の鎮痛剤は、胎児への影響が少ないとされるアセトアミノフェン以外は飲まないほうがよろしいかと思います。

2007-07-09 23:58:00
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

森川先生、井野ですが勉強になります。
先生は妊娠中の鎮痛剤は何を出されていますか?


2007-07-10 00:05:00
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。

妊婦さんにはカロナール(アセトアミノフェン)を処方することが多いですが、今までに飲んだ人は一人もいません。

弱いながらもロキソニンと同様の作用がありますから、いたしかたないことかもしれません。

2007-07-10 00:28:00
返信1 井野先生、森川先生

お返事ありがとうございます。

赤ちゃんにカルシウムを奪われる、というのは医学的根拠は無いんですね、口の中の変化や、歯磨きを怠るのが原因なんですね。

そういえば回りの妊婦さんは間食が非常に多いです。

歯周病菌が着床を妨げる事はない、あると関連づけれないのですね。
それを聞いて安心しました。

日頃の歯磨きをしっかりして、歯医者の定期健診を受けて、不妊治療を続けたいと思います。

妊娠中のレントゲン、投薬についても、とても勉強になりました。
どうも有難うございました。

MO さん  2007-07-10 09:35:00

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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