マイクロスコープでも、根の中を見ながら治療は出来ない?

相談者: TATOさん ( : )
投稿日時:2007-07-12 20:21:00
左上6番を根管治療中(再治療)なのですが、2ヶ月以上経つのですがあまり良くなっていません。

インターネットでここのHP見つけて色々な情報を知って、転院を考え、歯医者さんを探し電話をして思ったのですが。

根管治療の際のマイクロスコープの使い方は、根の中を見ながら治療するのでしょうか?。

電話をした歯医者さんでは、根の中を見ながらは治療はしていないと言っていたので心配になりました。

(歯医者さんは根は曲がっていたりするので中までは見えないとおっしゃっていました)

お忙しいとは思いますがご返答お願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-07-12 20:37:00
はじめまして、井野といいます。

顕微鏡もず〜っとは使用しません、ポイントポイントで使用します。

私の場合で話せば、神経まで削った後、齲蝕検知液を使用して虫歯を取りきれたか最終確認を行ないます。

その後、神経管を探す為に使用し、神経管の入り口を探し入り口を明示したら、その後はある程度手探りでファイル操作を行いこの間、顕微鏡は手の感覚に違和感が出るまで使用しません。

その後、患者さんに説明する為の資料(顕微鏡に3CCDカメラを搭載してますので)を5〜10分置きに顕微鏡で録画していきます。

そして神経を取った後顕微鏡で細い根管がないか確認の為使用します。

その後科学的洗浄(お薬で細菌を殺す)後に最終確認の為顕微鏡で1〜2分根管内とにらめっこします。

*ここで隠れ問題点を発見することもあります。
(約1割ですが)

とこのような使い方をしますが、人それぞれだと思います。
また、抜髄or感染根管処置によっても覗く時間はことなります。

感染根管の方が問題点が多いので(前医の治療の修正など)当然顕微鏡を覗く時間が増えます。

私の場合、自費根の治療は患者さんに今日の治療内容を理解して帰ってもらう為に頻繁に顕微鏡で録画しています。

治療後モニターで治療説明を行ないます。

根の治療は何をされているか分からず終わってしまうことが私は問題だと考えます。


歯医者さんは根は曲がっていたりするので中までは見えないとおっしゃっていました

確かに顕微鏡を使用しても根の先までは見えません。
先生の言うことはあっていますので心配しないでくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-07-12 21:02:00
こんにちは。

マイクロスコープの使い方については、熟練度によって色々ですね。

上手な先生だと、まるっきり眼の代わりになって、どんな治療でもほぼ覗きっぱなしになります。

根管治療時の使用は中では難易度が低い方とされていますから(とは言っても慣れるまで相当時間がかかりますが・・)、マイクロスコープをわざわざ購入される様な先生であればほとんどがどこかしらで覗きながら行うのではないかとは思います。

因みに私も使用するときはほとんどが根管治療ですね。

もちろん曲がっていることも多いのでその場合は先端までは見えませんが、どの道細かい作業ですから、大きく明るく見えた方が肉眼よりはずっといいと思いますよ。

それでも最初に中の形状をマイクロスコープで確認してから行うだけでも随分違うと思います。

マイクロスコープを持っているだけで治療の成功率が変わる訳ではありませんが、持っているというだけでも相当珍しい事ですし、そんな不採算なものに高額な設備投資をされている時点で、個人的には期待できるのではないかなと思いますよ。




タイトル マイクロスコープでも、根の中を見ながら治療は出来ない?
質問者 TATOさん
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カテゴリ マイクロスコープ
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