健康な歯を削っての差し歯治療について

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タイトル

健康な歯を削っての差し歯治療について


質問者
よた さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 支台築造その他
オールセラミック(陶器の被せ物)
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
クラウン(差し歯・被せ)その他
歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
審美歯科治療(人工の歯)
審美歯科・美容歯科その他
公開日 2007-07-17 11:14:00
回答者
タカタ先生
渡辺 徹也先生

質問 こんにちは。突然のご相談失礼致します。

治療に伴う疑問や不安があり、専門の先生から御意見を拝聴できれば幸いです。

当方、現在前歯差し歯にする治療を受けている者です。

治療場所は上側の一番前方、一番大きくて目立つ前歯です。
左側の前歯が差し歯治療中、右側が自分の歯でした。

土台治療が終了し、本格的に差し歯作成に入った段階で、先生から

『右側の(自分の)歯が少し曲がって生えています。せっかくなのでこちらも少し削って修正しますか?』

という提案がありました。

あまり深く考えずに『見栄えが良くなるならお任せします』と返答
(この段階ではラミネートベニアのような治療を想像していました)

いざ治療が始まってみると、健康だった歯を削りまくって土台にし、上から角度を調節した差し歯を被せるという治療でした。

もともと健康だった歯が削られてしまったショックも然る事ながら、現在入っている仮歯の厚みが凄く、口腔内に強烈な違和感を感じています。

先生に違和感を訴えた処、

『実際に装着する差し歯(多分セラミックを選択します)は、もっと厚みを削り込むことが出来ます。それでも気になる場合は、土台を削れば更に厚さは改善できますよ(もちろん強度に支障が出ない範囲でですが)。今は我慢してください』

との説明を受けました。

土台を削り込むことによって差し歯の厚さ調節がより自由になるのは、素人考えでも理解できるのですが・・・。

当然それは、『神経処理をした土台』の話でして。

健康な歯を削って土台にした右側は、おのずと削れる部位に限界があると思われます。

厚みに対する口腔内の違和感は、絶対的な厚さと言うよりは、他の歯の厚さとのバランス、差異による相対的な要素の方が大きいと考えます。

その考え方で行きますと、最終的に違和感を改善する(歯の厚さをそろえる)ためには、右側の土台も神経処理しなければならなくなる可能性が高いと思われます。

もともと健康だった歯を削って土台にし、尚且つ神経も殺してしまう治療に、激しく後悔しているのが正直な所です。

確かに最終的な見栄えは良くなると思いますし、その点では先生を信じてはおりますが・・・

歯並びを改善するために、このような治療と言うのは通常選択されるものなのでしょうか?妥当な治療法だったのでしょうか?

今更削った歯を元に戻せる訳はなく、不毛な相談であることは承知しておりますが・・・

ご専門の先生のご意見を賜れればと思います。
お忙しい所恐縮ですが、ご回答の程宜しくお願いいたします。

よたさん  2007-07-17 02:36:00
回答1
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

通常、第一選択としては、矯正治療を行います。

ただ、期間的・費用的・審美的(矯正装置が見えるなど)な問題等により矯正治療を断念せざるを得ない場合に断腸の思いで選択するのが補綴矯正治療です。

かねてから私が懸念しているのは、殆どの歯科医師が自分で矯正治療を行えないために矯正で簡単に治るケースでも補綴矯正を行うDrが多いという点です。

歯科医師、特に 一般臨床科医は補綴・矯正・歯周病インプラント歯内治療・保存修復という歯科の各分野に精通していなければいけません。

補綴は100点だけど矯正に関しては0点・・・コレではいけません。
全ての分野で60点〜80点を取れないと総括的に治療を行うことが出来ません。

さて、お話を戻します。

妥当な治療かどうか?についてですが、矯正を行わない場合の審美回復としては、よく行われている方法で、モデルや芸能人など時間をあまりかけずに短期間での社会復帰を目指す場合に用いられる手段として普及しております。

2007-07-17 11:14:00
返信1 タカタ先生、早速のお返事ありがとうございました。
よく行われている方法という事で、多少心が楽になりました。

付随して2点、質問をさせて頂いて宜しいでしょうか?

こちらのHPを隅々勉強し(治療前に巡り会えていればこんな悲しい目にあわずに済んだのですが…勉強不足を猛省しています)、『絶対に、何があろうと神経だけは処理しない!』決意を固めました。

もともと健康な歯、神経だけは守ってあげたいです。

形は台形にしっかりされてしまいましたが(泣)、幸か不幸かある程度大きい(あまり削られていない)状態で土台が残っています。

さて、ここでご質問なのですが。


@

コアを作成しない(神経処理をしない)状態の土台(自歯)に、クラウンを被せた時の強度(接着性)は如何なものでしょうか?

やはりファイバーやメタルのコアに比べて劣るのでしょうか?


A

土台が大きいと言うことで、クラウンがかなり厚ぼったくなってしまうことを危惧しています。

先述しましたが、今の仮歯はまるで前歯の位置に奥歯がある感触、物凄い違和感です。

実際の土台の大きさをお見せしない事には先生方も困ってしまうとは思うのですが・・・一般的に、神経処理を必要としない程度の自歯土台の削り込みで、前歯に違和感のないクラウンを作成、装着することは可能なのでしょうか?

多少の強度不足は妥協いたします。


以上、ご質問ばかりで恐縮ですがアドバイスの程宜しくお願いもうしあげます。

よた さん  2007-07-17 11:55:00
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

@
神経を残しているほうが強いです。

A
土台の部分はある程度の大きさが必要です。

そうでないと咬合圧がかかったときに歯の土台で力を受けることが出来なくなり、クラウンセラミックが割れやすくなります。

といって 厚くなりすぎてもいけません。
そのあたりの厚みのコントロールが難しい点です。

2007-07-17 12:51:00
回答3
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

タカタ先生と全く同じ意見です。

全ての分野で60〜80点の歯科医師というのは、多そうに思われるかも知れませんが、逆で殆どいません。

ですから患者さん自身も知識をつけて、自分の身を守る必要があるのだと思います。

因みに私は自己採点で60点切っている分野がまだいくつか・・・。

ところで、今後についてですが、やはり、神経を死守するべきだと思います。

私の経験上は、元と同じ大きさの被せ物を作るだけのことでしたら、神経を抜く必要はありません。

強度についても問題ありません。

形については、仮歯の段階で思うところをよく注文して修整していただいて、よたさんが納得行く形態になってから本歯の型取りをしてもらって下さい。

仮歯をきれいに作れないDrに、きれいな本歯は期待出来ません。
(※保険内の仮歯は別です)

2007-07-17 16:45:00
返信2 タカタ先生、渡辺先生、大変お忙しい中でのご回答、誠にありがとうございました。御礼が遅くなり申し訳ありません。

諸先生方のアドバイス通り、主治医の先生には『とにかく、これ以上は絶対に自歯を削らないでください』と懇願しました。

幸い?歯の裏側は殆ど自歯を削っていなかったため、クラウン状の仮歯を被せていると歯裏部分のふくらみが強く、違和感がつらい状況です。

仮歯をはずす時裏側部分が破損したのですが、試しにそれを装着してみたら非常に違和感が少ない状況となりました。

当然舌で触った感触は凸凹しているのですが、もともと自歯があった場所を舌が覚えているのか、いくら滑らかでも、厚みのある仮歯裏より1000倍ましです。

という事で、現在は裏側が開いたクラウン?(非常に分厚いラミネートベニアみたいなもんでしょうか(笑))を装着した状態です。

最後に便乗してご質問させて頂いて宜しいでしょうか?

先生からは『ちと強度的に不安が残るかも・・・』と言う説明を受けているのですが、この状態で本物の被せ歯を装着したいです(裏側はレジンか何かで塞いで貰いますが)。

それくらいクラウン状の仮歯に比べて違和感が少ないですし、この感覚をクラウンで得るには、やはり相当自歯を削りこむ必要があるのでは?と思ってしまいます。

確かにイレギュラーかもしれませんが、このような状態のセラミック歯作成&装着はありなんでしょうか?

通常のコア&クラウンに比べて強度、自歯の予後はいかがなもんなのでしょうか?

個人的には、『これ以上自歯を削らなくて良い』と言うのが非常に魅力的です。

度々すみませんが、ご回答の程宜しくお願い申し上げます。

よた さん  2007-07-18 21:49:00
回答4
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

えーとですね、ちょっと誤解をされてしまった様なのですが、元の歯と同じサイズのクラウンを入れる為に、必要最小限は歯を削るべきです。

せっかく喜ばれてるのにすみませんね。。

だってそうしないと、元の歯よりも大きなクラウンになるか、穴があいたり強度の落ちる、ヘンテコなクラウンになってしまいますよね?

そうすると、適合精度が落ちて虫歯の原因になったり、元の歯と形が変わって、境目が磨きにくくなったり、もうとにかく色々・・いいことはありませんよ。
(担当の先生もお困りでしょう・・。)

・神経は抜かない
・でも必要なだけは削る

この両立が重要です。
お分かりいただけましたでしょうか?

2007-07-19 22:50:00
返信3 渡辺先生、度々のご回答ありがとうございます。

な、なるほど・・・やはり『半開きクラウン』では問題山積なのですね。

御察しの通り、結構喜んでいたのでちとショックですが・・・
通常のクラウン装着で、今後の治療を進めて戴きます。

『神経を残しても違和感の無いクラウンは作成できる』という先生のお言葉を胸に、主治医の先生とも十分話し合って治療に専念いたします。

また治療上何か困惑した時には(その様な時が無いのがベストなのですが)、御相談差し上げますので何卒宜しくお願い申し上げます。アドバイス戴きました先生方、誠にありがとうございました。

よた さん  2007-07-20 20:48:00

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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