根管治療中、仮詰めをすると痛いのですが、専門医に行くべき?

相談者: りえさん ( : )
投稿日時:2007-08-05 15:01:00
はじめまして。

左上5番を数年前に抜髄し、メタルボンドを被せて治療完了しましたが2年くらい前から痛みが出てきた為、別の歯医者で見てもらったところ、レントゲンで根の部分が黒くなってるので感染を起こしてる可能性があり、破折してるかもとも言われ再治療はじめました。

しかし差し歯をはずしても、破折してるかや神経が取りきれてないかは顕微鏡レベルでないとわからないと言われました。

あまり状態が良くないそうで痛みがずっとひかなければ抜歯をとも言われています。

抗生物質や鎮痛剤を飲み痛みが落ちついてきたら仮詰めをして下さるのですが、折角痛みがなくなっても仮詰めをするとすぐズキズキ激痛がして仮詰めを外してもらうという事を2回繰り替えし今も開いている状態です。

仮詰めを外すと圧力が下がり痛みはマシになるのですが、開けたままの状態で置いておくとさらに悪くなると聞きましたが、しかし仮詰めすると痛むのでとても不安です。

詰める際に押されるとしみるような痛みがありますが、それはまだ神経が取りきれてない症状なのでしょうか?

できるだけ抜かずに治療が成功する事を強く望んでいますが、この場合高い診察代を払ってやはりマイクロスコープラバーダムを使ってる先生に診て頂いたほうが良いのでしょうか?

なお、今私の治療では仮詰めはすぐ取り易いようにとストッピングを使ってるようですが、細菌が侵入するので無意味だとネットで読みました。

保険でできる物で外し易い仮封材はどれにしてもらったら良いのでしょうか?

あとラバーダムは治療の成功率がわずかながら上がるとの事ですが、先生によっては根管内が感染していたら使ってもどっちみち同じだと言う先生もいましたがどうなんでしょうか?

質問が多くて申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-05 16:18:00
頑張って勉強されていますね。
さて、どこをどう答えていいやら・・・

>この場合高い診察代を払ってやはりマイクロスコープラバーダムを使ってる先生に診て頂いたほうが良いのでしょうか?

そちらの方が破折かどうかの診断は今より正確に出来るとはおもいますが、確実に残るということはいえません。

保険に比べ治療費は異なりますが、りえさんが治療費を高いと思ったらしない方がいいと思います。

感染根管においての成功率は専門医でも60〜70%程度です。
しかも、りえさんの場合難治性の根管になっていまっている恐れもありますね。


>私の治療では仮詰めはすぐ取り易いようにとストッピングを使ってるようですが、細菌が侵入するので無意味だとネットで読みました。保険でできる物で外し易い仮封材はどれにしてもらったら良いのでしょうか?

ストッピングはあまりよくないですが、保険治療ではよく使われる物です。

保険でも水硬性のセメントなどを使われている先生もいますが、半分以上はストッピングでしょうね。

別にストッピングでも国のガイドラインで駄目という訳でもありません。

ラバーダムも同じです。
多分成功率には若干影響すると思いますが、しなくても十分仕事はできます。


知っていてもらいたいのは、日本の根の治療費の安さから勉強している患者さんが望んでいるような治療は現実難しいです。

私は保険治療とは「痛みを取る」と言う治療が主のもので、

「綺麗に見せたい」
「自分の歯を普通の場合より長持ちさせたい」

と言うケースは自費治療と割り切っています。
理想の治療は保険治療ではまかない切れません。

医療だけは、安くて良い治療をと望む方が多いですが、医療も経済活動の一環です。

私の患者さんの中には良い腕を持った先生ならいくら治療費を請求してもかまわない、そうでないと先生に失礼だし、医療自体も発展しない。人の体を治すということはそのぐらいの価値のある仕事だ。

と言ってくれる患者さんがいます。

もし、今の先生のやり方に不満があれば、一度セカンドオピニオンを求められてもいいかもしれませんよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-06 11:06:00
そうですね‥。
保険だと今とあまり変わらないかもしれませんね。

じゃあ、保険外なら「必ず保存できる」かと言えばそうでもないです。
むしろ「破折→抜歯」と言う確定診断がされちゃう可能性もあります。

仮封をすると痛いというのは、結構な確率で「破折」を疑います。

保険では「破折線が見えないから‥いじらないでおこう」となるケースがマイクロで見ると「破折線発見!」では「抜歯です」と。

もちろん「保険では保存が難しいケース」がマイクロで治療すると「保存できるケース」という事も多々あります。

抜歯か保存かの方向性を早めに決めると言う意味でも、マイクロでしっかり診てもらう意義はあるかと思います。

ただ、井野先生のおっしゃられているように「自費の治療費が高い!」と感じているのであればお薦めはできませんね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-08-06 23:20:00
>先生によっては根管内が感染していたら使ってもどっちみち同じだと言う先生もいましたがどうなんでしょうか?

これ、私のことですかね?

私の個人的な見解ですが、ラバーダムは根の中の細菌の数を減らすのには、さほど有効とは考えられないため、根管治療の成績への影響はそれほど大きくはないと考えています。

ただ、ストッピングに関しては、データでも、自分の体験的にも明らかに漏洩の頻度が高く、根の中の細菌の数を減らすことにマイナスであると考えられますので、仮封はセメントでないとよろしくないと思います。

すくなくとも大学ではそう教えられましたし、今でもそうだと思います。




タイトル 根管治療中、仮詰めをすると痛いのですが、専門医に行くべき?
質問者 りえさん
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職業  
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の専門医
根管治療中の痛み
根管治療に関するトラブル
根管治療中の仮歯・仮の詰め物
回答者




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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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