根に病気のある上6番を放置していると、鼻や呼吸の病気になることもある?

相談者: あかねさん ( : )
投稿日時:2007-08-19 21:28:00
10歳の頃左上6番がひどい虫歯になり、銀歯にしていたのですが、それから数年置きに歯茎の腫れや痛みがありました。

今回(現在23歳)また、痛みはないが歯茎が腫れたため、歯科に行きました。

何回も通い根っこの膿を出す作業をしてもらったのですが、なかなか治りそうになく、抜くことを勧められました。

抜かずにかぶせものをしてもまた何年か後に再発すると言われました。
歯茎が高いので雑菌が入りやすいとかなんとか・・・

でも今回は歯茎の腫れによる痛みもないので、とりあえずかぶせものをして駄目になるまで・・・と考えていたのですが、違う先生にあたったときに、痛くないからってほっておくと、ほっぺたの空洞の下にある膜(なんという名前かは覚えられませんでした)に影響を与えて、鼻や呼吸の病気などにもかかわってくると言われました。

そういう話は初めて聞くんですが、実際あることなんでしょうか。

もう一つ、抜いた方がよさそうだことは分かるんですが、抜いたあと、ブリッジにするか、インプラントにするか悩んでいます。

それぞれのメリット・デメリットは今までの回答をよく読ませてもらいました。

ですからどちらにも踏み切れそうにないんですが、まずブリッジにして、駄目になったらインプラントという方法は無理なんでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-08-19 22:00:00
歯の状態が悪いまま、長期的に使用すると周囲の骨まで悪化していく事が多いです。

しかし患者さんにとってはまだ使えそうだからもう少しおいておきたいという気持ちも理解出来ます。

問題は限界まで使ってから抜歯になると、周りの骨への影響が大きすぎて、義歯にするにもブリッジにするにもインプラントをするにもきちんとした処置がしにくい(出来ない)可能性が高くなるのです。

あかねさんの場合は上6番との事ですので、影響が上顎洞(ほっぺたの空洞)まで波及してもおかしくありません。

(シュナイダー膜への影響のお話であったのだろうと推察されます)

ブリッジにするかインプラントにするかについてはあかねさんのおっしゃるような方法もあります。

ただ、ブリッジにしてだめになったらということは最低でも3本の歯がなくなることになりますので、担当歯科医師とよくご相談ください。

前後の歯の状態や咬み合わせによっては、義歯が推奨される場合もあります。

1本の歯がダメになりそうなので診査してみたら全顎矯正+インプラント処置+スプリント使用が必要です、のような説明をさせていただくことも現実にあります。

(なるべく理想に近い治療をしようとすれば、という説明です)

もっともすべての患者さんにその治療が受け入れていただけないのも現実ですが。
(治療期間・治療費用・継続的なメンテナンスが不可能などの理由)

したがって担当歯科医師とよくご相談の上であかねさんがどの治療法を選択できるか、という事も大切だと考えます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-08-20 14:33:00
荒木先生が非常に詳しくご回答されているのでもう蛇足のようなものなのですが、もし健康な親知らずがあれば、まずは移植を試してみるというのも良いかもしれません。

⇒参考:歯牙移植


移植が無理なら、年齢もお若いので何とかしてインプラントを…と思ってしまいますが、治療期間・治療費などの問題もありますので、やはり最終的にはあかねさんにとってどの治療法が最も納得できるものなのか?ということを十分考えた上で決められるべきだと思います。

それと、根っこの膿を出す作業が上手くいかなかった上6番をそのままにしておくと、上顎洞炎という病気になることがあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あかねさん
返信日時:2007-08-20 21:49:00
荒木先生、田尾先生ご回答ありがとうございます。

上顎洞炎と言うのですね。
何回も腫れが起きてるので、非常に怖いです。

そして、上顎洞炎もそうですが、そのままにしておくと骨に影響が出るのも気になります。

「あのとき抜いとけばよかった・・・」と言うことにもなりかねないので、抜歯しようと思います。

その後の処理については、インプラントブリッジ以外に移植という手があるのですね。

ちょうど上の親知らずが2本ともまっすぐ生えてて、虫歯もないようなので、できるかもしれません。

しかも下を3年前くらいに抜いたので、上が少し伸びてきてそろそろ抜かないといけないかもと考えていたところだったんです。

(そういえば、そのときの先生が上は移植に使えるかもと言うことで、残してくれたような気もします^^;)

ブリッジ→インプラントより、移植→インプラントの方が駄目になる歯が少ないのでリスクが少なそうですね!

歯牙移植ができないか、さっそく相談してみます。
相談してよかったです。ありがとうございました。



タイトル 根に病気のある上6番を放置していると、鼻や呼吸の病気になることもある?
質問者 あかねさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
根管治療その他
上顎洞炎(蓄膿症)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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