治療開始2日目で根管充填をしても問題ない?

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タイトル

治療開始2日目で根管充填をしても問題ない?


質問者
歯王 さん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
支台築造その他
歯医者への不信感
根管治療関連
根管充填
公開日 2007-10-23 23:30:00
回答者
さがら先生
井野泰伸先生
渡辺 徹也先生

質問 はじめまして。王と申します。

現在、都内某歯科大学病院根管治療を受けておりますが、いくつか疑問、お伺いしたいことがございます。

どうぞよろしくお願いいたします。


1:

ラバーダム装着、セメント素材の仮蓋使用は実施してもらえませんでした。

歯科医を育成する立場にある大学病院で、何故、徹底されていないのでしょうか?

教育現場がこのずさんな状況では、開業医に実施の徹底を動機付けることすら無理ですよね。。。

※2回目の治療時、やはりこのHPに書かれている危険性が気になり、言いにくい感じではありましたが、ラバーダムの装着、セメント素材の仮蓋使用をお願いしました。


2:

初診時に歯に穴を開け針のようなもので神経を取り出し、仮蓋をしました。

翌日また来院するように言われ、再度、針で神経を取り出した上で、(たぶん)根管充填し再度仮蓋しました。

次回は3週間後に来院するようにとの指示で、その時膿が出ていなければ被せ物を作りますと言われました。

通常は、1週間毎に様子を見て、数週間後に根管充填するようですが、今回のように治療開始2日目で根管充填し、次回は3週間後に中の状態をチェックという治療の進め方は問題ないのでしょうか?


3:

根管治療が完了した際、根の穴には何(素材)を詰めるのでしょうか?

根管充填というのが、この措置のことですか?
この詰め物は、どのようなもの役目(薬?穴の補強?)があるのでしょうか?

また、入れたものは今後、一切交換する必要はないものでしょうか?


4:

根管治療時のレントゲン撮影は、根管充填が根の先の方まできちんと入っていることを確認する為に実施するものですか?

レントゲン撮影をしないといわれた場合、お願いしてでも撮影を行ってもらったほうが良いですか?またレントゲンはどの時点で行うものでしょうか?

撮影の結果、根の先まで、根管充填がなされていない場合、担当医師に充填をやり直すべきと伝えても良いのでしょうか?


5:

大学病院の場合、被せ物は保険適用のものしか作成できないでしょうか?


6:

根管治療の場合、ラバーダムの使用は治療のどの時点まで行うべきものなのでしょうか?

土台や被せ物を造るときでも使用するべきものなのでしょうか?


色々とすみませんが、よろしくお願いいたします。

歯王さん  2007-10-08 22:51:00
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。

1:

勇気を出してご提案されたことはよいことだと思います。

おっしゃるとおり大学は教育機関でもありますから、それくらいの材料は使った治療をしてほしいと私も思います。


2:

ご心配ありません。

治療内容がお話からは正確に分かりませんが、保険では一日で神経の治療を終わりにする方法がありますので、翌日に根管充填したとしてもおかしくはありません。

ただ「3週間後に来院するようにとの指示で、その時膿が出ていなければ・・」という話にはつながりが感じられませんので、わかりやすく説明を求められた方がよいと思います。

ただ、神経を抜いた場合でも7割くらいは感染しているとも言われていますので、あまり一日や二日くらいの短期間に根管充填してしまうのはやや心配が残るとも言えます。


3:

いろいろですが、現在はガッタパーチャというゴム質の材料を詰めます。
他にはセメントのようなものや、昔は純銀の棒を入れたりしました。

その役目は神経を取ったあとの空洞を塞いで、細菌感染の巣にならないようにするためです。

また神経の出口が根の先にありますが、その穴が自然のカルシウムで隙間なく閉じるようにする助けにもなります。

成功したあとは特に交換する必要はありません。
むしろ何度もやり直す方がを失うリスクを高めてしまいます。


4:

やはり撮影した方がこれからの見通しを立てるためにも重要な通過点としての検査になります。

その結果に問題があれば根管充填のやり直しも必要になります。

しかし、「根の先まで」という判断はとても難しいので、歯王さんが判断することは危険ですから、必ずご担当の先生の診断をお仰ぎながらご相談して決定することをお勧めします。


5:

それ以外も出来ます。


6:

奥歯であれば、根充までは必要です。
前歯の場合は初めからそう必要でないこともあります。

土台の場合も根管が露出しますので、必要ならばした方がベターです。
それよりも土台をセットするときは根管治療と同じように注意を払うことも大事です。

これから根の治療の専門家の井野先生から正確な回答があると思います。

2007-10-08 23:30:00
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

はじめまして。
王とは覇王と一字違いですね(笑)

歯科医を育成する立場にある大学病院で、何故、徹底されていないのでしょうか?

理想の治療を追及するところが大学病院ではありません。

現在、大学病院も補助金の削減、独立採算制の導入でであまり赤字を出し続けることは出来ませんから。

ただ、昔(私が学生の時)は半分ぐらいの保存科の先生はラバー張っていましたけどね。


>今回のように治療開始2日目で根管充填し、次回は3週間後に中の状態をチェックという治療の進め方は問題ないのでしょうか?

このへんはケースbyケースですし、予約状況もありますね。
3週間おいても、問題はないと思います。


根管治療が完了した際、根の穴には何(素材)を詰めるのでしょうか

神経を取った部分が空洞の状態になりますから、そこに空洞が出来ないようにゴム状のお薬を詰めます。


>入れたものは今後、一切交換する必要はないものでしょうか

細管感染が起こり痛み、病変などができれば外す必要があります。
保険診療の場合大体成功率は60%ぐらいではないでしょうか!?


>根管治療時のレントゲン撮影は、根管充填が根の先の方まできちんと入っていることを確認する為に実施するものですか

そう言った意味合いで撮影しますが、2次元の写真ですから、本当は2枚違った方向から撮影することがベストです。

しかし、保険算定は出来ませんので保険治療では1枚で判断することになります。


>撮影の結果、根の先まで、根管充填がなされていない場合、担当医師に充填をやり直すべきと伝えても良いのでしょうか?

無理です。
理想を追求することが保険診療の主ではありませんから。

根の先端までお薬を入れるのもそんなに簡単なことではありません。

もしこれが自費診療であれば別だとは思いますが、保険診療は痛みを取ることが主であり、長持ちさせる、綺麗に見せるとは全く違った次元で治療をしています。


>大学病院の場合、被せ物は保険適用のものしか作成できないでしょうか

これは各大学異なりますので聞いてみてください。


>根管治療の場合、ラバーダムの使用は治療のどの時点まで行うべきものなのでしょうか?土台や被せ物を造るときでも使用するべきものなのでしょうか

基本的には根充までです。

ご自身の歯を長く持たせたいのは誰でもそうですが、現状の保険診療では現代人のニーズを叶えられるようなシステムにはなっていませんので、その辺はご理解ください。

また、自費診療と言えど、確実に残る保証もありませんし、治療費も保険診療の10倍近くかかってきますので、歯科医院を選んで、納得できてから治療を受けてください。

2007-10-08 23:56:00
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

おっと、さがら先生とカブってしまった・・・

2007-10-08 23:59:00
回答4
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

因みに私が大学を卒業した頃は保存科でもラバーを使用している先生はほとんどおられませんでした。

で、歯周病科の私や私の指導医の先生が根管治療する時に使用していて奇妙な光景でしたが、その後保存科の友人を散々たき付けた結果、現在は多くの先生方がようやく使用する様になりました。

教育機関なのですから、王さんの様な、意識の高い患者さんからの声もあっていいと思いますよ。

2007-10-09 13:31:00
返信1 さがら先生、井野先生、渡辺先生
大変ご丁寧なご回答ありがとうございました。

私自身、大学病院であれば、先生のレベルに格差はあったとしても、本来あるべき理想的な環境(使用器具、素材等)で治療を当然受けれるものと思い込んでいました。

今回のコメントを読ませて頂き、現実はそうではないということを十分実感させられました。

愚痴にはなってしまいますが、赤字云々の問題はあったにせよやはり教育の現場として、本来あるべき理想的な治療環境づくりに努力はしてもらいたいですね、、、


P.S.井野先生

深い意味があって「王」にしたわけではないのですけど、言われてみるともろにカブってましたね。。。


追加の質問ですみません。

1:

ここのHPの情報によると保険内の根管治療の場合、再発の確立が高いとのコメントがあり、いきなり高額なゴールドにすべきものなのかどうか悩んでいます。

ゴールドで作ってしまった場合、もし数年後に再治療となると、土台・被せ物両方とも完全に作り直しになってしまうのですよね?

以前のものを生かして再度安価な費用で制作することはできないですよね?

そう考えると、とりあえず銀歯で5年位様子見て再発がなければ、その時点でゴールドに変えようかと考えていますが、この考えはいかがなものでしょうか?

※治療歯は、左下7番です。


2:

被せ物をゴールドにした場合、土台もゴールドにしないとゴールドの持つ本来の特性が発揮されないですか?

土台=銀歯(保険内)、被せ物=ゴールド(保険外)というものでも問題は無いのでしょうか?


↓下記(B、C)、前回Aの質問で補足質問です。

3:

現在、根管充填の状態にありますが、先生より3週間後に来院し、仮蓋を開けて膿が出ていなければ問題無しなので、被せ物を作成しますね、といわれています。

本来、根管充填後も、患部の腫れ・膿の状態を確認する為、数週間様子見をするのでしょうか?それとも根管充填というのはそもそも、腫れ・膿が出ないことを最終確認した上で施される最終的な措置であり、根管充填後に、患部の状態を観察ということはおかしなことなのでしょうか?


4:

根管充填の際に入れているプラスチック?ゴム?の素材が、土台を造るときにもそのまま神経の穴に詰め込まれているものですか?

それとも土台を造る際には、根管充填の際の素材を取り出し、また別の素材を入れるのですか?


たびたびすみませんが、よろしくお願いします。

歯王 さん  2007-10-10 00:03:00
回答5
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。

>@保険内の根管治療の場合、再発の確立が高いとのコメントがあり

根の治療と同様に被せ物の精度も重要になってきます。

せっかく自費歯内療法をしてもいい加減な支台築造(コア)被せ物(クラウン)では意味がありません。

逆に内療法に不安があるからこそ被せ物の精度を上げる必要があるとも言えます。


>A土台もゴールドにしないとゴールドの持つ本来の特性が発揮されないですか

これは問題ないですが、保険の銀は止めておいた方がいいですね。


>Bそれとも根管充填というのはそもそも、腫れ・膿が出ないことを最終確認した上で施される最終的な措置であり、根管充填後に、患部の状態を観察ということはおかしなことなのでしょうか

歯王さんの言われる方が正解です。
ただ、先生の言うことも分からなくはないです。

3週間後に腫れているようであれば、再治療をしますよと言うニュアンスも含んでいるので先生が完全に間違いとは言えません。


>C土台を造るときにもそのまま神経の穴に詰め込まれているものですか?

そうです、入れっぱなしです。

厳密に言うと今の状態から、接着面を増やす為に少し除去しますが、完全には除去しません。


コアだけは考えられた方がいいですよ。

銀合金は再治療の際の外しにくいですし、溶け出しやすいですし、いい事は何一つありませんが、現状8割近い歯科医院では今日も銀合金で土台を作っています。

保険の制度上しかたがないかもしれませんが、もし歯王さんが自費の被せ物を考えているようでしたら一度土台のことも調べてみてください。

きっと後でメリットに気づくと思います。

*ただし、土台だけ自費は今の制度では認められませんから、被せ物と土台のセットで考えてください。

2007-10-10 00:34:00
返信2 井野先生
再度のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

土台・クラウンについては、費用的な面もありますが、安全性等十分検討した上できめたいと思います。

今後ともお世話になりますが、よろしくお願いします。

歯王 さん  2007-10-11 23:41:00

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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