歯科衛生士による根管治療について

相談者: りえさん ( : )
投稿日時:2007-10-13 01:06:00
初めて質問させて頂きます。

9月中頃より右下の奥歯が物を噛むと痛むようになり、しばらくは痛み止めを飲んでごまかしていました。

その歯が9月29日の夜中辺りから何もしてなくても痛むようになり、痛み止めもほぼ効かなくなったため、10月1日に受診しました。

レントゲンを取っても特に大きい虫歯はなく、「歯茎炎症を起こしているから、その為の痛みでしょう」との事で、歯茎の炎症を抑える治療と抗生剤(フロモックス)と痛み止め(ボルタレン)をもらって帰りました、

けれど、その日の夜からまた右側が痛み出し、明け方には痛みのあまり眠れなくなりました。

そこで、右下ではなく右上が傷むことに気づきました(右上7番です)。

右の頭からコメカミ、耳の前後、あご、首の辺りまで全てにズキズキとした痛みが広がっており、歯を舌で触ると電気が頭に走るような痛みがありました。

歯医者に行くと再度レントゲンを取られ(右上のみです)、「神経が腐ってると思います」と言われ、その場で神経を取りました。

ラバーダムマイクロスコープはありませんでした。

取った際、うがいをしたかどうかは、痛みがひどく疲れきっていたので正直覚えていません・・

元々銀歯がしてあったのですが、「詰め物をすると圧迫されて余計に痛みが出ることがあるので」との事で、そのまま何もせずに帰宅しました。

痛みは治まったと思ったのもつかの間、帰宅後麻酔が切れるとまた右上もなぜか右下も激しい痛みが出てきました。

痛み止めを飲んでも効かず、神経を取るのも初めてだったので、こんなものなのかな・・・と思って必死で我慢していました。

次の受信日までの3日間、毎日痛み止めを飲んでいる状態でした。

次の受診の時は、神経がまだ生きているのがあるとの事で、神経を殺す薬を塗布するだけで終わりました。

そして10日に再度受診をしたのですが、この時2箇所にまだ触られると痛みがあり、「歯の根が3つに分かれていて、その内の2つの神経がまだ死んでいない」という内容の説明を衛生士からされました。

そして、完全に死んでいる1つの根の掃除(根管治療ですよね・・・?これ)をその衛生士がおこないました。

終了後、また神経を殺す薬をつけられて白いかぶせをされました。
もちろん、ラバーダムやマイクロスコープはありませんでした。

受診後の11日から、その歯にひどい痛みがあります。

舌で触るとズキズキ痛み、歯がかみ合うとズキっとした痛みが走り、ご飯を食べることができません。

たまに、右後頭部にも鈍い痛みがあります。

色々とネットで調べるうちにこのサイトにたどりつき、根管治療の大切さがわかり、よくわからないまま治療を受けた自分を反省しています。

長々と書かせて頂きましたが(文章まとめるのが下手ですみません・・・)、お聞きしたいことは、 

1.歯の神経が腐っているというのは、前日に撮ったレントゲンではわからないものなのか?

2.根管治療(と思われるもの)を、歯科衛生士がやってもいいものなのか?

(これについては他の回答も見ましたが、絶対禁止なわけではないのはわかっているんですけど・・)

治療後かなりの痛みが出てるのでとても心配です。

3.正直に言えば、その歯医者に物凄く不信感を持っています。

1,2の理由もそうですし、痛みがあまりにも長く続くので・・
院長が若すぎる(29歳)というのも、引っかかっている要因です。

(理事長は50代くらいですが、他にも医院を持っているので、現状治療しているのは院長だけです)

根管の治療をしている途中でも、歯科を変わることは可能でしょうか?

もし1も2も問題ないよ!と言われれば、そのまま同じ所に通い続けようかなとも思っています。

先生の対応自体は結構好きなので・・

先生方のご意見をうかがいたいです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-13 01:46:00
りえさん、こんにちは。
現在痛みで食事もままならないとのことで、大変ご心配なことと思います。

さて、まず3つのご質問についてですが、

>1.歯の神経が腐っているというのは、前日に撮ったレントゲンではわからないものなのか?

ご質問の内容をうかがう限り、10月1日に来院された際には、主訴は右下の奥歯だったのですよね?

そうすると、この日に撮ったレントゲンは、全体を撮るパノラマ撮影と、右下奥歯に範囲をしぼった撮影(デンタル撮影)だったのか、と推測されます。

おそらく右上7番のデンタル撮影は行ってないのでは?

そうであるならば、パノラマ撮影では神経が腐っているか、ということまで分からないこともあります。


>2.根管治療(と思われるもの)を、歯科衛生士がやってもいいものなのか?

りえさんも書かれている通り、歯科衛生士による根管治療が即違法というものではありません。

ですが、その歯科衛生士が充分な知識を有しトレーニングを積んでいるか、そして歯科医師の十分な監督が行われているかということはポイントとなります。

類似の内容で、最近私が回答したものがあります。
ご参考ください。

⇒参考:矯正歯科で働いている歯科衛生士ですが、どこまでやっていいの?


衛生士による根治が終わった後に、歯科医師が確認する、あるいは歯科医師が充分に経過を配慮している、というのであれば特に問題はないと思いますが… 

ただ今回のりえさんの「痛み」の経過をうかがう限り、この点には疑問を持ちます。


>3.正直に言えば、その歯医者に物凄く不信感を持っています。1,2の理由もそうですし、痛みがあまりにも長く続くので・・院長が若すぎる(29歳)というのも、引っかかっている要因です。

院長の年齢については何とも言えません。

ただ、ご質問の内容からすると、りえさんはかれこれ1ヶ月近く、かなり痛みを感じており、今では食事もできない状態なのですよね。

この状態は、もちろん歯科医院にお伝えされていますよね?

それにしては説明も対応もおざなりですし、歯科医師である院長のアクションが少なすぎる、と感じます。


>「歯の根が3つに分かれていて、その内の2つの神経がまだ死んでいない」という内容の説明を衛生士からされました。

これは本来、歯科医師の口から告げられるべきです。

最後に、もう一度りえさんの現状(痛みのあまり食事もできない、後頭部も痛むことがある)をしっかりとお伝えすることをおすすめします。

その上で、特に対応をしてくれない、あるいは、やはり歯科衛生士が治療の中心である、ということであれば、転院も一つの選択肢です。

また何かあればお話ください。
お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りえさん
返信日時:2007-10-13 02:20:00
夜中にも関わらずご丁寧な説明、ありがとうございます。

>そうすると、この日に撮ったレントゲンは、全体を撮るパノラマ撮影と、右下奥歯に範囲をしぼった撮影(デンタル撮影)だったのか、と推測されます。おそらく右上7番のデンタル撮影は行ってないのでは?

全体のパノラマ撮影のみでした。

なるほど、パノラマだけではわからないこともあるのですね。
1つ不安が解消されました!


>衛生士による根治が終わった後に、歯科医師が確認する、あるいは歯科医師が充分に経過を配慮している、というのであれば特に問題はないと思いますが…

治療中も治療後も先生の姿は見えなかったような・・・

歯医者嫌いなもので目をずっとつむって緊張しているので、確実とは言えませんが。少なくとも、治療後はいなかったと思います。


>ただ、ご質問の内容からすると、りえさんはかれこれ1ヶ月近く、かなり痛みを感じており、今では食事もできない状態なのですよね。この状態は、もちろん歯科医院にお伝えされていますよね?

受診の際痛みがあったことは伝えていますが、「神経が残っているからですね」の説明と神経を殺す薬の塗布だけでした。

今の食事ができない痛みについては、根管治療後2−3日は痛みが出ることもあるとこちらのサイトにあったので、その範囲内なのかな?と思って、まだ何も言っていません。

どのくらいまでの痛みがよくある痛みなのかわからなくて・・
ご飯が食べられない時点で異常かなとも思うのですが・・・

不信感を持っているからこそ、きちんと先生に現状を伝えて対応してもらうのがベストだとは思うのですが、不信感があるから行くのが不安で、このまま他で見てもらうのがいいんじゃないかなと、そんな駄目患者心理です。

とりあえず、今食事はウィダーインゼリーが主食です。
白いご飯を噛み締めて食べたいのです・・・!
回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-13 02:44:00
私は基本的に夜中しか回答しない男なので…

さて、根治後の“痛み”について、食事もできないほどの痛みというのは、やはり想定される痛みではないです。


>不信感を持っているからこそ、きちんと先生に現状を伝えて対応してもらうのがベストだとは思うのですが、不信感があるから行くのが不安で、このまま他で見てもらうのがいいんじゃないかなと

これはごもっともですね。

現状のりえさんのお気持ちおよび症状であれば、転院、もしくは、セカンドオピニオンは求めたほうが良いかと思います。


>とりあえず、今食事はウィダーインゼリーが主食です。白いご飯を噛み締めて食べたいのです・・・!


これが一番重要なことです。

満足に食事ができないほど辛いことはありませんし、食事ができないことにより、更に様々な体の不調をきたしてしまいますから。

週末で休診の歯科医院も多いと思いますが、今の状態が明日・明後日も続くようでしたら、休日診療している歯科医院に行くことも一つ視野に入れておいた方が良いかもしれません。

蛇足ですが、私も勤務医時代、毎朝朝食はウィダーインゼリーでした。

通勤途中コンビニで買って、地下鉄の駅に着くまでの間食べて(すすって?)いました。

日によっては、手術などで昼食を取れない日は、昼もウィダーインゼリーなんて日もありました… 気休めに味だけ変えてみたりして。

栄養素などは充分補給できるのですが… やはり味気ないものです。
食事で得られるものは「栄養」だけではないので。

りえさんが、どうか一日も早く、白ご飯をおいしく食べれる日が戻りますよう願っております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りえさん
返信日時:2007-10-13 12:00:00
お答えありがとうございます。

今朝は痛みのため目が覚めてしまいました。寝ている間歯軋りをしているみたいで、起きたときに余計に痛みがひどいのかなと思いますが・・今は喋るのも少し苦痛です。


>現状のりえさんのお気持ちおよび症状であれば、転院、もしくは、セカンドオピニオンは求めたほうが良いかと思います。

色々考えた結果、別の歯医者で1度見てもらうことにしました。

ラパーダムやマイクロスコープを使っている歯医者が近くに見つからなかったため、拡大鏡を使用されている所に今日予約を取りました。

痛みで休日が過ごせなくなるのは、もうコリゴリですので・・

やはり、いくらグレーゾーンと言われても歯科衛生士根管治療をすることに抵抗を持っている以上(先生が見ていなかったと思われる、痛みがひどいことも含めて)、通うのが怖いです。

「セカンドオピニオンもしくは転院を考えたほうがいいよ」と、誰かに背中を押して欲しかったんだろうなと思います。

ご丁寧な説明と回答、ありがとうございました。

ちなみに私は、ウィダーインゼリーの味を変えたりカロリーメイトのゼリーにしたりで、気分を変えてみてます。

でもやっぱり味気ないですよね。
水分が多くてお腹も壊してますし(苦笑)。

ご飯をおいしく食べられることの大切さを身をもって学びました。
次の歯医者は当たりであることを心から願ってます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-10-14 23:28:00
ウィダーインゼリー、僕は大好物です^^
普通におやつとして食べちゃっりします。

部活で疲れた後のウィダーインゼリーは最高ですね!

・・・と、ゼリーの話ばかりになってきてしまったので、ウィダーはちょっとおいておいて…。

衛生士さんの根管治療については、法的にはグレーなのかもしれませんが、個人的には良い印象はありませんね。

というか歯科衛生士法第2条を読むと、歯科衛生士の業務範囲は、

1.スケーリング歯石取り
2.口腔内への薬物の塗布
3.歯科診療の補助
4.歯科保健指導
5.上記のほか、衛生上危害を生ずる恐れがないもの(歯科医師の指示が必要)

とありますので、明らかに衛生上危害を生ずる恐れがある根管治療は、歯科医師の指導があったとしても、違法ではないのですか?

僕はてっきり違法だと思っていたのですが…。

回答 回答4
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-15 01:54:00

【かなり微妙な法律の解釈にまで踏み込んでいるため、本文を伏せさせて頂きました】

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-10-15 03:28:00
現在通説(といわれている)の絶対的医行為

タービンエンジン・手用切削器具問わず歯を削ること
・抜歯や切開等の観血的処置
・精密印象、咬合採得
・皮下注射、歯肉注射(注1:ただし歯石除去目的の場合を除く)(注2:注射に関しては別解釈あり)

も読ませて頂いていたので、根管治療は、

・歯を削る
・観血的処置

で完全にアウトだと思っていたのですが、ブラックボックスですか…
法律の解釈って難しいですね…

神戸の採血の件では、

(1)歯科医師の指示の下で行っている
(2)十分な知識と経験、技能がある
(3)患者の不利益になっていない

という点を満たしていたからOKだったんですよね?
果たして根管治療の場合は…?

それとも、歯科医師でも5分根管治療なんてものがまかり通っているから、衛生士でもそんなに差は無いという判断になるのでしょうか…?

確かに色んな意味でブラックボックスですね^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りえさん
返信日時:2007-10-16 23:40:00
衛生士さんの根管治療についての論議がされてる所にちょこっとお邪魔して、その後の経過報告をさせて頂きます。

違う歯科に行ってみてもらった結果、痛みの原因は根っこの辺りに膿が溜まっていたからとのことでした。

排膿してもらって、今は痛みもなくご飯も食べられるようになりました。

何も知らず、何も考えずあのまま同じ歯医者に通い続けていたら、きっと後悔していたと思います。

勉強する機会を与えて頂いて、本当にありがとうございました。

衛生士さんの根管治療は、何も知らない患者の立場からすると「普通」として、とらえてしまうような気がします。

実際、何もわからず受けてしまった自分がいますし・・・

患者力を高めることももちろん大事ですが、ネットを使えない環境の方だったら?と思うと結局は医者や衛生士のモラルの問題なのだろうなと、医療従事者の端くれとして思います。
回答 回答6
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-10-17 00:06:00
りえさん、こんにちは。

おいしい白ご飯が食べられるようになって良かったですね!
新しい歯科医院で、しっかりと治療なされてくださいね。


>結局は医者や衛生士のモラルの問題なのだろうなと

全くそのとおりです。

ですが、残念なことに、そのモラルが崩壊してしまっている医者が多々存在し、何食わぬ顔で何も知らない患者さんに対応している、というのが現状です。

私が法律の世界に場を変更したのは、そういった事情もあります。

りえさんが言われるように、「患者力を高める」ことはもちろん大切なことなのですが、それだけでは十分ではないことは私も頭を悩ますジレンマです…

まずは、地道なことかもしれませんが、こういった歯科相談室でお答えすることから始めようと、日々頑張っています。

ところで、

>医療従事者の端くれとして思います。

あれ?りえさんも医療従事者だったんですね!




タイトル 歯科衛生士による根管治療について
質問者 りえさん
地域  
年齢  
性別  
職業  
カテゴリ 衛生士関連
その他(スタッフ関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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