| 質問 |
現在 歯周病認定医にて治療中です。
左下6番の歯について教えてください。
歯周ポケットは2から3ミリ 歯茎は下がってますが
現在は炎症もなく 落ち着いてます。
只 レントゲンで見ると黒く影が写っている部分があります。
2本在る根の部分の下ではなく、根と根の間の 谷間になった所です。
治療方法は
「歯を1ミリ以下で削りブラッシングなどがし易い様にする。」
という事です。
思いもよらない 治療方法ですが
先生によると 結構ある治療だと・・
虫歯でもない歯を削ることに 抵抗があれば
このまま 様子を見てもいいと言われました。
実際 そのような方法は行われるものですか?
根の先端以外の黒い病変も 歯周病でよくある事でしょうか?
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ピーナツさん
2007-11-09 00:06:23 |
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| 回答1 |
根と根の間の黒い影は、「根分岐部病変」のことですね。
だとすると、
>歯を1ミリ以下で削りブラッシングなどがし易い様にする
というのは、ファルカプラスティーのことだと思います。
根分岐部病変の治療では、一般的な治療法です。
特に治療法については問題ないと思いますよ。説明もしっかりとして下さっているようですし、文面からは良さそうな先生だな〜という印象を受けます。
あと、歯周病治療成功の鍵は患者さん自身の歯磨きですから、歯磨きも頑張って下さいね。
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| 返信1 |
早々の回答 有難うございます。
「根分岐部病変」のページ拝見しました。
これです!
根の先端部分の病変より 厄介そうな気がしますが・・
進行具合に応じての治療方法も 名称は教えてくれませんでしたが
向こう側まで貫通すると 治療も面倒になると説明されました。
重ねての 質問が2点・・
@
先生に勧められた 治療方法は「ファルカプラスティー」とうのですね。
一般的だと言う事で 少しホッとしました。
ただ 歯を削って 日々の清掃をし易くするってイメージがわきません。
歯のどの部分を どのように削るのでしょうか?
ネット検索しましたが 図解にヒットしませんでした。
どこかにありますか?
A
歯周病は 完治がないそうですが
日々の歯磨きの徹底と 定期的なメンテナンスだけでの延命と
ファルカプラスティーを行った場合の延命には
はっきりとした差が出るのでしょうか?
歯磨きは食後には 歯間ブラシも使用してかなり気を使ってるつもりですが
歯周病って なりやすい体質とかあるのでしょうかネェ(ボヤキでした)
| ピーナツ さん
2007-11-10 16:30:05 |
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| 回答2 |
はっきりと申し上げて。
根分岐部病変になった歯はあまり予後がよろしくありません。
多くの場合、いろいろ処置をしてみても 時間をかけて歯茎が痩せて、やがて根の内側が虫歯になったり、一気に歯周炎が進行して抜歯になってしまいます。
歯を残すべき歯医者が口にすることではないのかもしれませんが、意外なほどインプラントって予後がいいんですよ。
なので、最近、私どもは根分岐部病変で オペをする必要がありそうな歯は。。。抜歯してインプラントにすることが多いですね。
患者さんがどーーーーーしても残したい! という強い意思をお持ちの場合に限り、保存的治療や再生治療を行いますが、どれも あまり長期的には予後が良くありません。
歯科界でも様々なインストラクターが再生治療を行って分岐部病変を治した症例発表を行っておりますが、実際の裏事情としては "まぐれ" 程度の確立でしか成功していないのが現状です。
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| 回答3 |
タカタ先生と同意見ですね。
根分岐部病変の予後はあまり良くありません。
再生治療をして、PMTCを3ヶ月に1回は行って‥。
正直言って「治った」というより「延命を続けている」に近い状況になってしまっているのが、実態ではないでしょうか。
僕もそう言った「延命処置」を行っていて、ご本人に「痛い」「腫れた」などの症状が出てしまった場合には「抜歯→インプラント」を勧める事が多いです。
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| 回答4 |
こんにちは。
>「歯を1ミリ以下で削りブラッシングなどがし易い様にする。」
だけですよね?
それほど構えなくても、大した問題にはなりにくいかと思いますよ?
ちょっと知覚過敏が出やすいのと、虫歯を作りやすいタイプの方だとやや注意が必要かも知れません。
どこをどの様に・・ですが、根分岐部病変の図の、赤い部分(最もくぼんでいる部分)の両サイドを削って出来るだけ平らにするのだと思います。
それか、
>歯周病って なりやすい体質とかあるのでしょうかネェ
にも関連するのですが、エナメル質が元々分岐部に向かってとがっている方も結構多いです。
図で言うと、根を足と例えると超ハイレグみたいな・・
この場合は、そのハイレグの真ん中の部分を敢えて削ったりします。
(なんか照れますね、この例え^^;)
と言うのも、エナメル質には周りの歯ぐきがくっついてくれませんので、敢えて削っておいた方が回りの歯ぐきと馴染んでくれる可能性があるからです。
分岐部病変は基本的に予後が悪いですから、予防的な意味合いもあります。
ただ予後にはっきりとした差が出るかと言うと、私の知る限りではデータがないですね。
あるのかも知れませんが・・歯周病認定医らしい治療法ではあるかと思います。
>進行具合に応じての治療方法も 名称は教えてくれませんでしたが向こう側まで貫通すると 治療も面倒になると説明されました。
これはトンネリングと言います。
ピーナツさんも、今後この歯の病変が進行してしまうとまた選択を迫られてしまうかも知れません。
これはタカタ先生やタイヨウ先生がご指摘されている様な、半ば諦めモードと考えられている治療(延命)法です。
日本でも主流の、アメリカ的(?)な考え方としてはお二人のおっしゃっている通りの説明で良いかと思います。
他にも面白い考察がありまして、歯周病学の総本山とも言えるスウェーデンのイエテボリ大学でも、一時期トンネリングは禁忌とされていました。
これは1975年のHampという先生の研究報告
(Periodontal treatment of multirooted teeth. Results after 5 years.
J Clin Periodontol. 1975 Aug Hamp 論文はこちら)
で、トンネリングは5年で約60%の歯で虫歯が発生すると言うことが知られたからだそうです。
ところが、1989年のHelldenらの研究
(The prognosis of tunnel preparations in treatment of class III furcations. A follow-up study.
J Periodontol. 1989 Apr Hellden 論文はこちら)
によって「厳密なメインテナンス下であれば」虫歯の発生はは25%程度に抑えられたと言うことが分かり、それ以来は「選択肢のひとつ」として考えられる様になったそうです。
そもそもHampらのデータでも、きちんとしたメインテナンスは行われていたのですが、観察していた歯の本数がたったの7本と少なく(7本中4本が虫歯に)Helldenらは149本を見ていますから、後者の方が信頼出来そうな感じがしますね。
ただ、実際の臨床の感覚からすると、日本人の場合は根っこと根っこの間隔が狭いことが多く歯間ブラシが通しにくかったり、それと定期検診にあまり通ってくれない国民性(?)からも、トンネリングはちょっと厳しい面があります。
仮に不幸にもトンネリングした部位から虫歯を作られてしまうと、抜歯せざるを得なくなるケースも多くなるので、10年後の生存率が95%以上と言われるインプラントと比べると・・一長一短かも知れません。
ですからトンネリングを行う場合には、
・メインテナンスに必ず来てくれること
・元々虫歯になりにくい方であること
(普通の虫歯の出来やすさと、根面に出来る虫歯の数には相関があるので)
が条件になりますね。
どちらにしても、ピーナツさんはせっかく良さそうな先生にかかられているのですから、メインテナンス受診を欠かさず、歯周病の進行を防いで下さい。
歯周病に完治はありませんが、(根分岐部病変以外の)進行を止めることは認定医の先生や衛生士さんの協力があればそれほど難しいことではありませんので、是非頑張って下さいね。
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| 返信2 |
諸先生方〜
日常の お忙しい業務にもかかわらず
ご丁寧な回答 有難うございました。
先生方の説明を読みながら
ドキドキしたり ショックを受けたり・・
悲観的な回答に かなり凹んでましたが
最後には ほんの少し ホッとしました。
予後が悪いという事を頭の片隅に置きながら
今の先生の勧める 治療を受けようと思います。
メンテナンスに関しても先生の方針を聞いて
積極的に行っていきます!
有難うございました。
| ピーナツ さん
2007-11-13 09:19:16 |
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