レントゲン上では原因不明な根尖病巣の治療手順について

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レントゲン上では原因不明な根尖病巣の治療手順について


質問者
milky さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
レントゲン写真
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
公開日 2007-12-04 21:12:36
回答者
田中 泰彦先生
佐藤 賢次郎先生
渡辺 徹也先生

質問 はじめまして。

来週の治療についての不安が消えず、質問させていただきます。

左下の奥歯の調子が悪く、来週口腔外科にて、左下7番の抜歯と、左下6番にできた歯茎根尖病巣(できて一ヶ月くらい)の切開治療をすることとなりました。

7番の歯は、神経を抜いてクラウンをしていたのですが、歯の底?にヒビが見つかり抜歯したほうがよいとのことでした。

こちらについては、歯科用の接着剤でくっつけてみてくださったり対策をしていただいた上での最終判断ですので、仕方ないのだろうなと納得しました。

不安なのは、歯茎にぷっくりとできた根尖病巣です。

レントゲンを撮ってみても、6番7番に特には黒い影もなく、先生としては根管治療はうまくいっているように見えるとのことでした。

どこが主たる原因かは今の時点でははっきりしないが、このぷっくりがあることはよくないので、口腔外科の先生が、抜歯とあわせて切開?して目で確認し、その先生の判断で根の先を切除することになるということでした。

不安なのは、この病巣の具合によって、どのような治療手段になるのかが、明確にわからないことです。

根尖病巣は一般的にはレントゲンで黒っぽく写るということですが、そのようには写らない病巣もありますか?

肉眼で確認して、病巣の原因はわかるものなのでしょうか?
レントゲン上ではきれいでも、根の先は切除することはあるのでしょうか?

この病巣の原因がはっきりせず、一気に根の先の切除までいくことになりそうなのが、とても不安です。
(担当の先生は切る治療がお好きなことで有名ですし・・)

このようなケースでは、先生方はどのようなご対応をなさるのか、お時間がありましたらどうぞお聞かせください。


なお、これまでの治療経過から、かかりつけの歯科医は説明もしてくださいますし、信頼をしています。

根尖病巣については、開けてみないとはっきりとわかりかねるというようなニュアンスで、口腔外科の先生へ一任ということのようです。

口腔外科の担当の先生はかなり迫力のある先生で・・

当日に先生に自分の病巣の原因や治療方法の選択を的確に質問できるかどうか、自信がありません。。

説明不足な点があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

milkyさん  2007-11-14 19:31:30
回答1
【横浜・関内】アクアデンタルクリニックの田中です。

こんにちは。

なかなか現実的には病院で処置する前にあれこれ聞きたくとも聞けない現実はありますね。

まずその「根尖病巣」なのですが通常はその名の通り骨に植わっている根の先端付近に出来るものですが、milkyさんの場合はどの辺りにあるのでしょうか?

恐らくフィステルといって、歯肉の中のどこかが化膿して出来たおできのような物の事を指しておっしゃってるのではないかと思うのですが。

もしこれに該当するのであれば、直接診させていただいているわけではないのではっきりはしませんが、確かに直接切開して見てみないと判断しかねる場合もままあります。

歯の根にヒビが入っても出来ることがありますし、いわゆる根の中に細菌が入り込んでも腫れることがあり、根の周囲の分かれ目付近に歯周病が原因で細菌が入り込んでもフィステルは出現します。

また根尖の病変はレントゲン上で黒く写るものも逆に白っぽく写るものもあります。どちらがどう良くてどう悪いのかという区別はありませんが、そういう風に写っている場合は何かしら問題があると判断されることが多いようです。

そしてこれらの事のごく初期段階ではレントゲン診査では顕著に現れない時期もあります。

したがって現状を直視してみないと方針が決まらない場合もあるため、とりあえずはその先生方にお任せしてもよいように思えます。

2007-11-14 21:12:36
回答2
医療法人賢歯会 佐藤歯科医院の佐藤です。

こんばんは。

田中先生がおっしゃるように「根尖病巣」の場所がどの辺にあるのかそして、原因歯が6番なのか7番なのかが一番肝心です。

7番が原発であたかも6番の根尖病巣のように見える場合も考えられます。

根尖病巣に対しては、通常は根管治療をきちんと行い、どうしても改善しなかったり、根尖が湾曲していて完全な治療ができない場合等に歯根端切除を行います。

今回は、たまたま7番を抜歯せざるを得ない状態のようですので、抜歯窩(抜歯した後の穴)から直視したり、探針などの器具で病巣の範囲を把握できると思いますので6番の歯根端切除が必要かどうかは口腔外科の先生に臨機応変に対応していただけると思いますが、納得できるまで質問してきちんと説明を受けてから処置していただくのがいいと思います。

2007-11-14 21:54:19
返信1 田中先生 佐藤先生、早々にご指導ありがとうございました。

6番の歯の外側歯茎の少し7番寄りに、腫れ物があります。
6番は根管治療済みで、かなり大きな金属クラウンを被せています。
今回の病巣の診察の中では、クラウンは一度も外してません。
病巣は白い日もあれば赤い日もあります。

今回の場合、やはり切開や抜歯をしていただき、直視などによって原因部位の特定、その後に必要処置をしていただく、ということですよね。


両先生のアドバイスにより、来週の治療台に乗った後の流れがよくわかり、何をどうされるのかについての不安はずいぶん解消されました。

教えてい頂いた事をふまえて、不明な部分は頑張って質問したいと思います。

ただ、すぐに歯根端切除決定となりそうで怖いのですが・・
これはやはり大変なことなのでしょうか。。

病巣範囲によりけりで、その必要のない場合もある ということですよね。。

milky さん  2007-11-14 23:28:55
回答3
土田歯科医院の渡辺です。

はじめまして。

milkyさん、たぶん「病巣」と表現されてるのが、「フィステル」のことですね。

私たち歯科医師が「病巣」と言う時には、レントゲン上で黒く写る、「根尖病巣」のことが多いです。(田中先生も指摘されてますが・・)

ちょっとした違いなのですが、一応知っておいて下さいね。


で、私の意見としては、可能なら術前に歯科用CTでの撮影をしてもらうと、相当安心できるのではないかと思います。

歯ぐきを切開するのと同じぐらい骨の様子が把握できますので、今回の様な場合はうってつけです。

ただ歯科用CTというのがなかなかそこら辺では設備されてませんが・・。


それと「歯根端切除術」についてですが、下顎の6番と言うのは基本的には適応ではありません。

相当得意な先生だとこの歯の特定の根っこだけは出来たりもするのですが、これはもうほとんど名人芸の領域です。

それとそもそも、「根尖病巣」がない場合には歯根端切除のしようがありません。


歯根端切除術については過去ログを参考にして頂きたいのですが、今回の経緯(※文面からだけの判断ですが)からはお勧めしません。

少なくともフィステルの原因が6番の感染根管であったのなら、まずは根管治療を試みるべきだと私なら思います。

参考⇒歯根端切除術について詳しく教えてくださ
(※よく読まれて下さい)


文章だけでのやり取りなのに無責任な発言になるかも知れませんが、出来るなら今回は『7番の抜歯』+『フィステルの原因の特定』までをして頂き、歯根端切除だけはとどまって頂いた方がいい様な・・気がします。

万が一にも、7番に続いて6番も失うことになると、次は入れ歯もしくはインプラントになってしまいますからね。

よく話し合われて下さい。

2007-11-15 00:58:14
回答4
【横浜・関内】アクアデンタルクリニックの田中です。

私も渡辺先生と同意見です。
今回は病因の特定までで終わらせてもらってもかまわないと思います。

本当に根の先に問題があるのならば、まず根管治療をするべきだと思いますし、それでも治りにくいばあいは歯根端切除となりますが、奥歯の歯根端切除はかなり無理があり、私だったら一度の歯を抜いてお口の外で根の先を切除してからまた抜いた場所に戻す歯牙再植術という方法をとるでしょう。

ちょっと強引に聞こえますでしょうが、こうでもしない限り抜歯という現実がある場合には多少の期待感があるので、滅多にしないですがたまにはやります。

それに別の場所に移植するのとは違うので、結構ちゃんとくっつきます。
ただし一生持つ歯に戻れるかというとそこまでは無理なことが多いですね。

2007-11-15 02:18:00
返信2 渡辺先生 田中先生、たくさんのアドバイスをどうもありがとうございました。

ご案内いただいたリンクも熟読し、自分の今の状況からするところの 現状の分析や処置方法について、相当に理解が深まりました。

先生方のご意見を伺っているうちに、私の一番の不安要因であった 原因がわからない→どんな処置になるのか不明・・という もやもやした思いが、具体的にわかり整理できて、とてもすっきりしました。

来週の口腔外科では、フィステルの原因の特定とこの後の治療方針の明示をお願いしてきます。

ちょっと怖いのですが、今回の諸先生方のご意見をもとに診察時に頑張って質問し、納得のいく処置を得たいと思います。

本当にどうもありがとうございました。
こちらの歯チャンネルに出会えて感謝してます。

歯科治療に不安を持つ人たちにとっては、専門用語やたくさんの知識を得られ、しかもとても貴重な先生方のご意見の伺える素晴らしいサイトだと思います。

これからも、頑張ってくださいませ。

milky さん  2007-11-15 09:44:45

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。


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