根管が見つけられないということはあるの?

ビスホスホネート系の薬剤(骨粗鬆症予防薬:フォサマック)による顎骨壊死

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根管が見つけられないということはあるの?


質問者
ローマン さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
根管治療その他
歯医者への不信感
医療ミス、不信感その他
公開日 2007-12-07 13:05:05
回答者
タイヨウ先生
井野泰伸先生
佐藤 賢次郎先生
渡辺 徹也先生

質問 こんにちは。よろしくお願いいたします。

五年ほど前に抜髄し、クラウンを被せた右下の6番が近ごろ痛み出したので、歯医者で診てもらうと、根突病巣がみつかり、根の再治療が必要と言われました。

現在、自覚症状は鈍い自発痛があり、おくれて顎の関節近くの痛みが出てきました。噛み合わせると痛いので、クラウンをはずしています。

ドクターによると、抜髄時の処置が不良で、根管に薬が充填されていないとのことで、写真で見ると、片方の根管にはまったく薬が入っていない状態でした。

説明では「根管が狭くてリーマーが入らず、充填できなかったか、根管そのものを探せなかった可能性がある」とのことです。

再治療にあたっても「細くて見つけにくい根管であれば、同じことになるかも知れない」と仰います。

しかし、ここで疑問に思いました。

過去の治療はともかく、万全を期してさえ成功率の低い再治療を「充填できないかも知れない」というのでは、はじめから予後不良を示唆しているようなもので、患者にとっては希望を持って治療に通えません。

過去の治療についても、担当医の技量不足をかばったようにも受け取れ、どうも信用してお任せすることができないのです。現在、再治療は始まっていません。


質問

イ) このドクターの仰るように、「見つけられない、細くて充填できない」ということは、しばしばあることなのでしょうか。根管の治療は、医師の技量が予後を左右しやすい治療分野なのでしょうか。

ロ)「うまくいかないかもしれない」治療を繰り返すよりは、思い切って抜歯して、インプラントなどの施術をしたほうがよいでしょうか。もちろん、現在のの状態にもよりましょうけれど。

ハ)顎の関節の痛みは、咬合面を無意識にずらしているために起きるのでしょうか。

ニ)クラウンをはずした状態で、数週間生活しても、土台が傷むことはありませんか。土台は金属ではなく、樹脂系のもののようです。


以上、アドヴァイスよろしくお願いいたします。

ローマンさん  2007-11-26 11:47:51
回答1
タイヨウ・デンタル・オフィスのタイヨウです。

>イ) このドクターの仰るように、「見つけられない、細くて充填できない」ということは、しばしばあることなのでしょうか。根管の治療は、医師の技量が予後を左右しやすい治療分野なのでしょうか。

その通りですね。
しばしばあります。

なぜ、僕がマイクロスコープによる治療を行っているか?と言うと、このような見つけにくい根管を極力、見逃さないようにするためです。

肉眼での限界と言うものがありますからね。

もちろん、マイクロスコープが無くても大丈夫な場合もあります。
そして、マイクロスコープを使っても上手く行かない事もあります。
奥歯の場合は見逃しやすいのは事実だと思いますが‥。


>ロ)「うまくいかないかもしれない」治療を繰り返すよりは、思い切って抜歯して、インプラントなどの施術をしたほうがよいでしょうか。

これはダメだと思います。
いくらインプラントの技術が上がってきたと言っても所詮人工物です。
天然のにはかないませんよ。

「たかが歯1本」と思われるかも知れませんが、神様が創ってくれた「立派な臓器」ですからね。

患者さんにもよりますが、「うまくいかないかもしれない」と表現されているのは「医療には100%は無い」と言うだけの事であって、多くの場合、上手く行くものです。

担当の先生のウデを期待してみても良いのではないでしょうか。


>ハ)顎の関節の痛みは、咬合面を無意識にずらしているために起きるのでしょうか。

これは実際に拝見しないと回答はできませんね。
咬み合わせ全体のバランスを診てもらいましょう。


>ニ)クラウンをはずした状態で、数週間生活しても、土台が傷むことはありませんか。土台は金属ではなく、樹脂系のもののようです。

数週間であれば大丈夫です。

半年、1年、この状態で良いと言う事はありませんから、早めに治療はされた方が良いでしょう。


>万全を期してさえ成功率の低い再治療を「充填できないかも知れない」というのでは、はじめから予後不良を示唆しているようなもので、患者にとっては希望を持って治療に通えません。

>過去の治療についても、担当医の技量不足をかばったようにも受け取れ、どうも信用してお任せすることができないのです。

結論から言えば「治療より予防」が重要です。
繰り返しになりますが「医療に100%」はあり得ません。

しかし、「治す努力」は必要です。

担当の先生と良く相談しながら治療、予防を頑張ってみてください。

2007-11-26 13:05:05
回答2
E Eデンタルの井野です。

私も、タイヨウ先生のおっしゃることと同じです。

>イ) このドクターの仰るように、「見つけられない、細くて充填できない」ということは、しばしばあることなのでしょうか。根管の治療は、医師の技量が予後を左右しやすい治療分野なのでしょうか。

根の治療は術者の技量で予後が大きく変わることは考えられますが、ただ、根の治療は患者さんが思っているほど簡単な処置ではありません。

神経管の大きさは上部で0.5mm程度です。

虫歯の大きかった、加齢によるものなどは神経管が石灰化で隠れてしまっていることもあります。

裸眼では当然見つけきれない場合もあります。


日本の保険治療では根の治療は代表的な不採算分野であり、国も神経の治療に重きを置いていないので痛みが治まったら被せ物を入れて治療を終わらせるのが一般的な治療の流れです。

保険治療で行った根の治療で6割の歯がトラブルなしに経過していることでも凄いことです。

海外に住めば日本の保険治療の素晴らしさがどなたでも分かります。

逆に言うと海外の医療システムを知らない方は日本の治療レベルは低いと感じるかもしれませんが、これ程コストベネフィットの優れたものはないのです。

参考に⇒第12暴露「海外の歯科事情と日本の歯科事情の裏」


そのうち保険治療は先細り、保険で出来ない範囲も色々出てくると思います。

その時に知らなかったでは非常に高額な治療費を請求されますので、今のうちから予防に励まれることをお勧めします。

2007-11-26 14:31:44
回答3
医療法人賢歯会 佐藤歯科医院の佐藤です。

「32歳」という年齢と「5年前に抜髄」・2つの条件からして、根管が見つからない可能性はかなり低いと思います。

レントゲン検査で根管が黒く写っていればほぼ見つかります。

ただ、根の入り口は狭くなっていたり、石灰化して見つけにくくなることはしばしばあります。

80歳や90歳の高齢になると全く根の治療をしていないでも、根管が全く見えない(レントゲンにも写らない)場合もあります。

抜歯をするのは最後の手段で、どうしても保存ができない場合だけと考えた方がいいですよ。天然の歯が一番です。

顎の関節の痛みはいわゆる「顎関節症」だと思われます。
そしてその原因は「顎の筋肉の過大な緊張」と考えられています。

下の顎の頭(下顎頭)と上の顎のくぼみの間には関節円板というのがあって、歯列不正や、冠の不適合あるいは親知らずの歯の山(咬頭)が干渉したりして、関節円板の位置がずれて、下顎(かがく)と上顎(じょうがく)の骨が直接触れて痛みや音が発生します。

関節円板の損傷や癒着がなければかみ合わせを改善することによって治る可能性が高いので相談されて下さい。

クラウンをはずした状態でも数週間程度ではまったく問題ありません。長期間になると隣の歯が寄ってきたり、咬み合っている反対の歯(下の歯を外している場合は上の歯)が咬み合うまで出てくるので注意が必要です。

長期間通院ができない場合は仮り歯を装着する必要があります。

2007-11-26 18:03:36
返信1 タイヨウ先生
井野先生
佐藤先生

お忙しいなか、アドヴァイスありがとうございます。

痛みなどで不安になっているせいもあって、すこし疑心暗鬼になっていたかもしれません。

幸いなことに、親不知過剰歯以外で抜いたはないので、いま痛んでいる6番も温存したいです。

やはり、神様がくださったものは、大切に使わなければいけませんね。

そうとなればさっそく治療に入りたいのですが、治療には、数日おきに通うことになるのですね。

今後、仕事の関係や結婚式などで十日ばかり、地元にいられなくなることもあるのですが、治療のあいだが空くのは、なるべく避けるべきですか。

何日くらいだと、空いても大丈夫なのでしょうか。
なかには、一発で充填までする歯医者さんもあるそうですが...。

それから、再治療後に被せるクラウンは、何を使うのが良策でしょうか。

いままでは、保険の金属冠を使っていましたが、保険外のものも含めておすすめのものがあれば、教えていただきたく存じます。

ローマン さん  2007-11-26 20:26:15
回答4
土田歯科医院の渡辺です。

こんにちは。

>痛みなどで不安になっているせいもあって、すこし疑心暗鬼になっていたかもしれません。

・・かも知れませんね^^;

疑われたり、嫌われることの多い職業ですが、信頼関係が築けないことには良い治療も出来ません。

歯科医師も人間ですので色々な人間がいますが、まずは治療内容云々よりも、よく説明をして下さる先生を選ばれて下さい。


>今後、仕事の関係や結婚式などで十日ばかり、地元にいられなくなることもあるのですが、治療のあいだが空くのは、なるべく避けるべきですか。

治療に入る時にスケジュールを話して頂ければ、それに合わせた処置をします。
担当の先生にお話下さい。
10日間でしたら全然問題ないですよ。


>再治療後に被せるクラウンは、何を使うのが良策でしょうか。

スタンダードなのはメタルボンドゴールドクラウンでしょうね。

治療、最後まで頑張って下さい。

2007-11-27 00:55:08

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。


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