親知らずに嚢胞、全身麻酔で外科手術しか方法はない?
相談者:
まっつんさん (27歳:女性)
投稿日時:2007-12-04 20:38:34
回答1
回答日時:2007-12-04 20:41:13
相談者からの返信
相談者:
まっつんさん
返信日時:2007-12-04 20:52:54
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2007-12-05 00:36:22
まっつんさん、こんにちは。
突然嚢胞ができているから全身麻酔で手術を、しかも術後麻痺が起きるかもしれない、などと言われて、大変ご不安なことと思います。
ただ、結論から申し上げますと、私の回答も、まっつんさんの担当の口腔外科の先生と同じく、早い段階で手術されることをお勧めします。
まっつんさんのご質問の内容をうかがう限り、今回の症状は、「含歯性嚢胞」と言われるものと思います。
この疾病は、まっつんさんの言われるように、嚢胞が顎関節付近(下顎枝、といいます)に発生することもあり、嚢胞が大きくなればなるほど、その後の手術も大掛かりなものとなってしまいます。
特に、前述の下顎枝付近にできた嚢胞が、今後さらに上に大きくなり、まさに顎関節の方まで進展した場合、腫瘍ができたときと同じように、顎関節の部分も含めて下顎の骨の大部分を切り取り、その部分に人工物や腸骨などの代替物を付ける、ということもありえます。この場合、見た目の審美的なことなどがかなり問題となります。
もちろん、腫瘍とは異なり、嚢胞の場合は、短時間で急激に大きくなる、というものではありませんが、まっつんさんのご年齢から考えて、手術は早ければ早いほうが良い、と考えます。
また、嚢胞も自然に消失する、ということは残念ながらありませんので、ほったらかしにしておく、という訳にはいきません。
ただし、冒頭お話したとおり、全身麻酔の手術で、かつ麻痺が残るかも、などといわれたら、大変なご不安が残るでしょうし、すぐに手術に踏み切れないことと思います。
一度、別の大学病院口腔外科などで、セカンドオピニオンないし手術の内容等について、詳しく聞いてみて、やはり今かかられている口腔外科と同じ判断・手術内容であれば、すみやかに治療を開始されることをお勧めします。
何だか怖くなるような回答になってしまったかもしれません。ごめんなさい。
ですが、繰り返しとなりますが、早い段階で治療を始めるほど、ご負担も少なくなりますので、是非早めのアクションを起こされてくださいね。
お大事にどうぞ。
突然嚢胞ができているから全身麻酔で手術を、しかも術後麻痺が起きるかもしれない、などと言われて、大変ご不安なことと思います。
ただ、結論から申し上げますと、私の回答も、まっつんさんの担当の口腔外科の先生と同じく、早い段階で手術されることをお勧めします。
まっつんさんのご質問の内容をうかがう限り、今回の症状は、「含歯性嚢胞」と言われるものと思います。
この疾病は、まっつんさんの言われるように、嚢胞が顎関節付近(下顎枝、といいます)に発生することもあり、嚢胞が大きくなればなるほど、その後の手術も大掛かりなものとなってしまいます。
特に、前述の下顎枝付近にできた嚢胞が、今後さらに上に大きくなり、まさに顎関節の方まで進展した場合、腫瘍ができたときと同じように、顎関節の部分も含めて下顎の骨の大部分を切り取り、その部分に人工物や腸骨などの代替物を付ける、ということもありえます。この場合、見た目の審美的なことなどがかなり問題となります。
もちろん、腫瘍とは異なり、嚢胞の場合は、短時間で急激に大きくなる、というものではありませんが、まっつんさんのご年齢から考えて、手術は早ければ早いほうが良い、と考えます。
また、嚢胞も自然に消失する、ということは残念ながらありませんので、ほったらかしにしておく、という訳にはいきません。
ただし、冒頭お話したとおり、全身麻酔の手術で、かつ麻痺が残るかも、などといわれたら、大変なご不安が残るでしょうし、すぐに手術に踏み切れないことと思います。
一度、別の大学病院口腔外科などで、セカンドオピニオンないし手術の内容等について、詳しく聞いてみて、やはり今かかられている口腔外科と同じ判断・手術内容であれば、すみやかに治療を開始されることをお勧めします。
何だか怖くなるような回答になってしまったかもしれません。ごめんなさい。
ですが、繰り返しとなりますが、早い段階で治療を始めるほど、ご負担も少なくなりますので、是非早めのアクションを起こされてくださいね。
お大事にどうぞ。
タイトル | 親知らずに嚢胞、全身麻酔で外科手術しか方法はない? |
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質問者 | まっつんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
親知らずの抜歯 親知らずその他 全身麻酔 全身麻酔による親不知の抜歯 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。