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タイトル

アメリカでは歯周病治療の際、いきなり外科手術を行う!?


質問者
galleryblue さん
地域 非公開
年齢 51歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病関連
アメリカ
歯周外科治療(フラップ手術)
公開日 2007-12-19 07:34:46
回答者
田尾 耕太郎先生
渡辺 徹也先生
小牧令二先生

質問 よろしくお願いします。

上下左右とも、7番の歯について、歯茎専門医に手術をすすめられています。中程度の状態です。費用は4ブロック(4本)で60万円ほどです。

かかりつけの歯科医は、過去1年の間にディープクリーニングを保険の範囲で年2回受けられるのをしてくれました。これは、ルートプレーニングではなかったと思います。

その後、アメリカでの歯科保険の範囲の予算を使い果たしたので、(この歯科医は、保険の範囲を使い果たすと、診察しようとしません。確かに保険の範囲で予算が済のは助かりますが、経済面に重きを置いてるようでやや疑問を感じています。)

当院の今年の予算は使い果たしたので歯茎専門医を紹介する、と言われ検査を受け、今の予算が出ました。レントゲンを見ての説明によれば、歯の周囲の骨を失ってるのは確かでした。

しかし、6番の歯についてですが、禁煙、新しい電動歯ブラシとウオーターピック、歯周病専用マウスリンスの使用で、2ヶ月ほどでぐらぐら度が格段に減りました。7番についても、かなり改善してきています。

歯周病は一度かかってしまうと治らないとありますが、6番の歯がしっかりしてきたこと、7番についてもかなり良くなったことなどから、手術をする前に、ルートプレーニングをお願いしてみようかと思っています。

それとも、アドバイスに従って手術を受けたほうがいいでしょうか?

galleryblueさん  2007-12-11 05:06:14
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

はじめまして。
日本でもアメリカでも、歯周病の治療は同様の流れだと思います。

⇒参考:歯周病治療の流れ

で、上記の参考リンクをご覧になって頂ければお分かりになると思いますが、外科治療を行う前に、まずはスケーリング歯石取り)やルートプレーニングなどの「イニシャルプレパレーション(初期治療)」を徹底的に行います。

それでもどうしても症状が改善しない部位に対してのみ、外科治療を行うのがセオリーです。

ですので、スケーリングやルートプレーニングをせずに外科治療に踏み切るというのは、歯周病の治療法としては一般的ではないと思います。


ただ、今回専門医の先生がおっしゃられている「手術」というのが、フラップ手術(flap operation)ではなく、ヘミセクションファルカプラスティーなどの可能性もあります。

もし上記のような手術であれば、スケーリングやルートプレーニングの前に行うこともありえると思います。


またもう一つのポイントとして、galleryblueさんは「歯周病が改善してきている」と感じられているようですが、本当に改善しているのか?という問題もあります。

患者さんの自覚症状だけでは歯周病の程度の判断はできませんので、歯周ポケットの深さや出血、レントゲン写真などの客観的な情報から総合的に判断することが必要だと思います。


海外だとコミュニケーションを取るのが難しいかもしれませんが、こちらのページなどである程度予備知識を身に付けて、担当の先生とよく相談されてみて下さい。

まずは、galleryblueさんの歯周病がどの程度のものなのか、galleryblueさん自身がしっかりと知ることが大切だと思いますよ。

⇒参考:歯周病・歯周炎・歯槽膿漏


もしまた何か分からないことなどがありましたら、いつでもご相談ください。

2007-12-11 07:34:46
返信1 ご丁寧な回答ありがとうございます。

こちらの歯茎専門医からいただいた書類では、

左右、上下7番の歯4本に Osseous surg 1-3 contg th/quad
左右 下、上は右のみに  Born graft 1st site
右の上下のみに       Guided tiss regen -nonresorb-per

と、あります。
どうやら、フラップ手術に思えます。

説明も歯茎を切り、歯のプラークを深部まで取り去り、必要な箇所の骨を滑らかにする。と聞きました。

かかりつけの歯科医師は、歯茎専門ではなかったので、ルートプレーニングはしていなかったように思います。スケーリングはしていました。

その後行った歯茎専門医では、検査のみしました。そしてこの見積書をもらってきました。

わたしのポケットは深いところで6ミリあります。
出血も以前は歯磨きのとき時々ありましたが今はありません。
腫れもありません。
歯軋りをすることがありました。今はマウスピースを持っています。
膿みがでたことはありません。

どう見ても、中程度の歯周病で、手術が必要な重度の歯周病には思えないのです。

もし、本当に必要な手術なら受けなければなりませんが、今やアメリカでは歯医者もマーケッティングとセールスをする昨今です。
言いなりになって必要のない手術をしたくないと思っています。

するなら、納得していたいのです。
よろしくご指導お願いします。

galleryblue さん  2007-12-11 14:21:11
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

・Osseous surg〜骨整形
http://www.ha-channel-88.com/jiten/sisyuugekatiryou.html

・Born graft〜骨移植
http://www.ha-channel-88.com/jiten/kotuisyoku.html

・Guided tiss regen〜GTR歯周組織再生療法
http://www.ha-channel-88.com/jiten/gtr.html

完全にフラップ手術ですね。
となると、galleryblueさんがご不安を感じられているのが正解かもしれません。

歯周ポケットの深さだけ見るとフラップ手術が必要なのですが(大体4mm以上のポケットがある場合は、半分以上の歯石を取り残すと言われているため)、普通はまず歯磨き指導、スケーリングルートプレーニングを行うのがセオリーです。

その上で深い歯周ポケットが残った部位にのみ、フラップ手術を行います。

検査⇒いきなりフラップ手術

は、ちょっとどうなのかな…?という気がします。
普通はルートプレーニングを先にするはずですが…。

ただし、6mmの歯周ポケットがあれば一応フラップ手術の適応ですし、「出血」というのは歯磨き時の出血ではなく、プロービング(金属の棒で歯周ポケットの深さを測ること)時の出血:BOP(Bleeding On Probing)のことです。

現在の症状だけで判断するとすれば、一応手術の適応になる可能性が高いと思います。

もしかしたら現在の先生もいきなり手術を行うわけではなく、先に歯磨き指導、スケーリング、ルートプレーニングを行うのが前提で、最悪のケース(初期治療でほとんど改善が見られなかった場合)を想定して見積もりを出されているのかもしれません。

「初期治療で改善が見られれば、その部位のフラップ手術は行わなくて良いのか?」

ということを、一度確認されたほうが良いかもしれません。

あと、フラップ手術を行った後はその後のメンテナンスが何よりも大切ですので、その点についてもしっかりと確認されておいたほうが良いと思います。

フラップ手術の後に適切なメンテナンスを行わない場合には、むしろ歯周病が悪化すると言われていますので、ご注意ください。

⇒参考:歯周治療後のメンテナンス


大切な歯の治療で、けっして安くはありませんから、galleryblueさん自身が納得できてから治療が受けられるように、担当の先生とよくご相談されてみて下さい。

(最初から不信感を持ちすぎないようにして下さいね)

また分からないことがありましたら、いつでもどうぞ(^^)

2007-12-11 21:07:57
回答3
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

こんにちは。

米国の専門医らしいというか、手の込んだ治療計画ですね。

たぶん私が好きなスウェーデンの専門医なら、スケーリングルートプレーニングはしてから、どうしても治らないところだけ、シンプルなフラップオペ(骨造成や再生療法はなし、クリーニングのみ)で終わりだと思います。


「いきなりフラップ(+α)」についてですが、米国の場合は、その先生の出身大学によってはそれが正道だったりする場合もある様です。

大学によって考え方がバラバラ・・というのが米国だと、話には聞いたことがありますね。

ですから、マーケッティングやセールスの延長の様に考えるのは勘ぐり過ぎかも知れませんね。


「出血」に関しては田尾先生のご指摘通りです。

歯周病は患者さんによる自己診断は危険ですから、「信頼できる先生」を見つけるか、「先生を信頼する」かして下さい・・。


それと考える際に、治療の優先度についても考慮された方が良いかと思います。

例えば上下左右7番についてですが、この歯は、

・元々歯磨きがしづらくて、それが原因で歯周炎が悪化した→今後も再発のリスク高い

・上下左右6番が、確実に長持ちしそうなら、最悪7番はなくても大丈夫かも??

と考えることも出来ます。

そういう歯の歯周治療に、galleryblueさんが納得してかけられる金額をかけられてはどうでしょうか。


外国で大変かとは思いますが、よくコミュニケーションをとられて下さいね。

2007-12-11 21:30:39
回答4
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

>「いきなりフラップ(+α)」についてですが、米国の場合は、その先生の出身大学によってはそれが正道だったりする場合もある様です。

えっ!そうなんですか!?
知りませんでした…。

でも「いきなりフラップ」って、理屈で考えると個人的にはどうなのかな〜という気はしますね…。切らずに済むなら切らないに越したことは無いと思いますし…。

治療方針については歯医者さんでも悩むことがあるので、患者さんであるgalleryblueさんはさらに悩まれてしまうと思いますが、必要であればセカンドオピニオンを求めるなどして、納得してから治療を受けられて下さいね。

「信頼できる先生」を見つけるか、「先生を信頼する」。

そのためにもやはり、十分なコミュニケーションを取ることが必要だと思います。

質問のポイントをgalleryblueさんなりにまとめておいて、いろいろと聞いてみて下さいね。

2007-12-11 21:49:19
回答5
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

>>「いきなりフラップ(+α)」についてですが、米国の場合は、その先生の出身大学によってはそれが正道だったりする場合もある様です。

>えっ!そうなんですか!?
>知りませんでした…。

田尾先生にそう言われると自信が・・・
覚え違いかも知れません^^;

2007-12-11 22:03:29
回答6
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。

>田尾先生にそう言われると自信が・・・
>覚え違いかも知れません^^;

そのとおりですよ。

ワシントン大学に留学していたA1先生が講演で、ほとんどフルシックネスで、パーシャルはしませんと話していました。

そのとき一緒に講演を聞いていた、ペン大に留学していたA2先生はほとんどがパーシャルなので、

”あんなこと言ってるけどどうなのよ?”

ってA2先生に聞いたら、

”僕はアメリカではほとんどパーシャルばっかりだった”

言い張ってました。

でも私は、やはり自分がならってきたイェテボリの考え方のほうが好きです。


ところでエンドの世界では、ペン大のキム先生と、イェテボリのグンナーは仲がいいようですね。

キム先生の所に留学していた、新橋のI先生の試験官はグンナーだったそうです。

関係ない話ですみません。

2007-12-12 02:20:44
返信2 丁寧な説明、どうもありがとうございました。

選択できる方法の中ではもっともアグレッシブな治療であるようですが、理になかってることが納得できました。

担当医ともう一度相談してみます。

本当にありがとうございました。

galleryblue さん  2007-12-16 04:16:52

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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