顎関節症の治療で、2つの方法を提示され悩んでいます…

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顎関節症の治療で、2つの方法を提示され悩んでいます…


質問者
ふみ さん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 顎関節症
公開日 2008-01-17 19:05:58
回答者
小牧令二先生
田尾 耕太郎先生
渡辺 徹也先生

質問 お世話になります。

顎関節症の治療で迷っています。御教授よろしくお願いします。

左上奥歯のブリッジを20年位前に入れまして、それから左側の頭痛、左側の肩こり、首のこりに悩んでいました。

昨年の7月に顎関節症の治療をしている歯科医院をネットで探し、そこで4回咬合治療を受けました。

その治療は、そのブリッジのかみ合わせが高いということで少しずつ削っていくものでした。

3回目の治療が終わった時には、それらの症状が8割がた治っていました。

あと2割の症状を治そうと最後の1回の治療を受けたとき今度は削りすぎて左側の方が低くなってしまい、症状がぶり返してしまいました。

先生は今度は、高い右側を削りましょうと言っていたので、疑問に思い、別の歯科で見てもらったところ、左上のブリッジを交換しましょうと言うことでした。金合金で21万円を勧めました。

この2つの診断のどちらを受けたらいいのかわかりません。
ご指導のほどよろしくお願い致します。

ふみさん  2008-01-06 16:24:10
回答1
美江寺歯科医院の小牧です。

今晩は、

まず、本当に顎関節症なのかを調べる必要があると思います。

次に、顎関節症ならばその原因を調べることになります。

というのは、顎関節症は20−30代をピークに自然に治っていくことが多く、40代で顎関節症にかかっている方は少ないからです。

また原因も複合的で、いくつかの原因や悪化因子が複雑に絡んでいることが多いのです。

時に長年にわたって症状があった場合、本当の原因がわからなくなっていることも考えられます。


治療に関しては、薬物療法や、理学療法、スプリント療法など可逆的(非侵襲的、保存的)な治療から選択すべきです。

かみ合わせを削ったり、かぶせ物をやり直すのは、原因が確実にわかってからにしたほうがいいと思います。


日本での顎関節症の治療の考え方には、民間療法的なものから、経験的医療、なども含めてさまざまな考え方が氾濫しています。

私は、アメリカの顎関節症の専門医と、ヨーロッパの顎関節症の教授の講義を受けてきましたが、両者はやや違うところもありますが、基本的な考え方は同じで、どちらも納得のいくものでした。

個人的には、できれば、アメリカや、ヨーロッパの顎関節症の考え方で治療される先生を探されることをお勧めします。

2008-01-06 19:05:58
返信1 小牧先生、ご回答ありがとうございました。

アメリカや、ヨーロッパの顎関節症の考え方で治療される先生ということですが、どのように探せばよろしいのでしょうか。

ちなみに、質問投稿の最初の先生の治療法は、下顎を両手で押さえて負荷をかけ、患者に徐々に下顎を上げさせていき、最初に当たる所を削っていくというものでした。

(確かに、押さえつける手を左右逆にしても必ず同じところが当たります)

一度、詳しい先生に診ていただきたいと思います。
度々で申し訳ございませんが、ご教授よろしくお願い致します。

ふみ さん  2008-01-06 21:59:07
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

>質問投稿の最初の先生の治療法は、下顎を両手で押さえて負荷をかけ、患者に徐々に下顎を上げさせていき、最初に当たる所を削っていくというものでした。

それはおそらくドーソンのバイラテラルという方法で、噛み合わせのチェックをするために行う方法です。

この方法自体かなり難しく、実際に治療に取り入れられている先生はそう多くはないと思いますので、噛み合わせの治療に関しては、かなり力を入れられている先生なのかな?・・・と思います。

ただ、顎関節症の原因は必ずしも噛み合わせだけではなく、

噛みあわせ
■アゴへの過剰な負担
■頬杖をつくなどの癖
■精神的なもの(ストレス等)
歯ぎしり、食いしばり
■原因不明の顎関節の骨の吸収
■歯科治療

など様々なものがありますし、多くの場合、複数の原因が複合しています。

ですので、顎関節症の治療法には様々な方法があり、絶対にこれが正しいという方法は無いと思うのですが、僕が好きな方法としては、まずはマウスピースを作ってしばらく様子を見るという方法です。

この方法であればとりあえず後戻りは簡単ですし、噛み合わせを変えれば症状が軽減するのかどうかの診断としての役割もあります。

ただ今回の場合は、

・43歳というご年齢
・20年前にブリッジを入れている
・ブリッジの噛み合わせを調整することで症状の改善が見られた

ということなどから、やはり噛み合わせが狂っていたことが、顎関節症の大きな原因の一つになっている可能性は高いのではないかな?という気はします。

となると、文面からだけの想像になってしまいますが、最初に診て頂いていた先生のほうがかみ合わせ治療に関しては得意そうかな…と思いますので、僕だったらまずは、最初の先生にもう少し引き続き診てもらうと思います。


>アメリカや、ヨーロッパの顎関節症の考え方で治療される先生ということですが、どのように探せばよろしいのでしょうか。

このご質問については、僕は勉強不足でちょっと分かりません…。

ただ、アメリカの訴訟で一番多いのは顎関節症絡みの訴訟だと聞いたことがありますので、アメリカでも様々な治療法があって、絶対にこれが正しいという方法は無いのかな〜と想像しています。

そう考えるとやっぱり、まずは後戻りができる方法から順番に試していくのが安全策のような気がします。

僕は顎関節症の専門医ではありませんし、実際にヘビーな顎関節症の患者さんを診たことすらありませんので、あくまでも「ふーん」というくらいに読み流して頂ければ幸いです。

2008-01-07 08:42:36
回答3
土田歯科医院の渡辺です。

こんにちは。
随分と長期間苦労されているご様子ですね。
なんとかなると良いのですが・・

ドーソンの方法について補足します。

これは顎が、この位置なら一番負担が少ないだろう、という理論的な位置(中心位と言います)への顎の誘導法です。

この誘導法が考え方によって色々ある訳ですが、ドーソン法も慣れれば簡単で、再現性が高いですから、私も好んで使っています。

多分アメリカの先生で多く支持されている方法だと思いますが、ヨーロッパの先生でも、何かしら術者で誘導する方法を取ることが多そうです。

日本では「はい、そーっと噛んでみて下さーい」というのが多い・・かな?と思いますが、よくはわかりません。

でもこういう方法は再現性が乏しいですから、信頼性は低いと思われます。

ふみさんの様に、顎に症状が出ている場合には、少なくとも術者が誘導した位置にかみ合わせを合わせていった方が良さそうだと思いますよ。

これは田尾先生が挙げられたいくつもの可能性のうちの、

噛みあわせ
■アゴへの過剰な負担(←特にこちら)

"だけ"へのアプローチとなり、マウスピースを作るのにも同じ考え方が必須です。



それで今後の治療についてですが、私も田尾先生と同じ理由で、どちらかと言えば1番目の先生の方が期待が持てそうな印象は受けます。

少なくともいきなりブリッジを作り変えるのは、後戻りが出来なくなってしまうので、まずはマウスピースなどで「仮のかみ合わせ」を作って、改善するかどうかを見極めてから慎重に進めて行った方がいいかと思いますよ。


なかなかすぐには良くならないかと思いますが、どなたか信頼出来そうな先生を見つけて、よく相談しながら進めて下さい。

2008-01-07 14:17:39
返信2 三人の先生方に丁重に答えていただき、非常に参考になりました。

専門医の先生に、このように丁重に答えていただけるサイトがあることにビックリしております。

誠にありがとうございました。

ふみ さん  2008-01-07 20:15:22

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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