親知らずの上下同時抜歯とノミとドリルの抜歯方法の違いについて

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親知らずの上下同時抜歯とノミとドリルの抜歯方法の違いについて


質問者
良一 さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
公開日 2008-01-26 23:26:46
回答者
中本恵太郎先生
森川先生

質問 はじめまして、親知らずの上下同時抜歯について質問したい良一です。

前から、痛くなってから抜こうといわれていた親知らずの虫歯のがあって、先日歯科口腔外科に行ってきました。親知らずの虫歯は左下で、口側に傾いています。

虫歯の親知らずを抜くのは覚悟していたのですが、受診したら、下だけ抜くと上の歯が伸びてきて歯茎を痛めるから、左上の親知らず(真っ直ぐはえています)も抜くといわれました。

下あごを少し突き出した状態のパノラマレントゲンと虫歯は直接見ていますが、噛み合わせは確認していません。

あと細かく削ると時間がかかるから、抜くときにはあごの骨を削って抜くといわれました。

後から考えると???なことが2つあったので質問させてください。

家に帰ってから、左上下の親知らずの隙間に爪楊枝をいれてみると、上下の親知らずはぶつかっておらず、爪楊枝が入る状態で伸びてくるのを防いでると思えないのです。

親知らずは、移植、インプラントの土台、幹細胞の宝庫と利用価値があったり
http://www.oyashirazu.jp/0783/093.html
をみると上下同時抜歯はあまりしないとあります。

これなら、左上の親知らずは無理に抜かなくてもいいのではと思うのですが、どうなのでしょうか?

「細かく削ると」というのはドリルで、「あごの骨を削って抜く」というのはノミでなのでしょうか?

埋まっている親不知抜歯で、骨を削るのは普通?

を読むとノミでの方が清潔でいい、でも今はドリルで行われるとありました。
ドリルのほうがあごに負担がなくて、神経の後遺症がないように思えました。

神経の後遺症が一番心配で、どちらがより神経の後遺症のリスクが小さいのでしょうか?

あと、お手数なのですが両方法のメリットとデメリットの整理をお願いできないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

良一さん  2008-01-16 17:06:00
回答1
中本です。

良一さん、こんにちは。

今回親知らずの抜歯を予定されているとのこと。初めてのことでしょうから、やはり色々とご心配になると思います。

まず、上下の親知らずを同時に抜歯するか、という点に関しては、私自身の個人的意見としては、あまりそういった必要性はないのでは、と考えます。

その理由としましては、

>親知らずは、移植、インプラントの土台、幹細胞の宝庫

ということよりも、抜歯に伴う患者さんの負担を考慮してのことです。

ただし、ケースによっては(たとえば、上の親知らずが明らかに延びてきて、歯茎を押しそうであったり、噛み合せの問題が出てきそうであったり、あるいは上の親知らずは簡単に抜けそうであったり、等)上下同時に抜歯することもあり得ます。

この点、良一さんのお口の中の状況が、ご質問の内容だけではどうしても分からないため、具体的にお答えすることは難しいです。

ただ、良一さんご本人が、上下の同時抜歯を望まないのであれば、その旨を担当医にお伝えすれば良いと思います(本来、治療内容を決定するのは患者さんの権利なので)。

次に、

>「細かく削ると」というのはドリルで、「あごの骨を削って抜く」というのはノミでなのでしょうか?

というご質問に関しては、担当の先生が言われたことが少々分からないのですが、口腔外科医は抜歯のエキスパートですから、特段ご心配には及びません。

担当の先生を信頼して、その先生の手技でお願いする(任せる)のが一番だと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

また何かお聞きになりたいことがありましたら、お気軽にお話ください。

2008-01-16 23:26:46
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。

中本先生もお書きのように、上下同時抜歯か下のみかは、もちろん良一さんが決めることができますが、術式に関しては、担当医にまかせたほうがよろしいかと思います。

以前、骨ノミとドリルに関して、回答したの私ですよね。

良一さんが、知りたい気持ちもわかりますが、すいません。
もう眠いんで、明日回答させていただきます。

2008-01-17 00:37:35
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。

私も中本先生と同様に上下同時に抜歯する必要はないと考えます。
というよりも、上は抜く必要性が下よりも少ないと感じてます。

上顎の親知らず歯は、下に比べて

 もっとも問題となる智歯周囲炎を起こしにくい
 起こしたとしても症状は軽い
 発見しやすい歯の部位から虫歯になることが多い
 上記のため、となりの永久歯に致命的な虫歯を作りにくい
 ひどい虫歯の場合以外は、抜歯はあまり難しくない
 時間が経過したほうが抜歯しやすくなることも少なくない

などの違いがありますので、後でもよいのではないかと思います。

骨を取るかどうかに関しましては、骨をたくさん取ったほうが、通常、抜きやすくはなりますので、時間は少なくて済むかと思います。

また、骨を取らないほうが、時間はかかる可能性がありますが、腫れは少なくなると思います。

ただ、手術時間や術後の腫れに関しては、術者の技量のほうが圧倒的に大きな要素となります。

それと、骨を削る場合のノミとドリルの違いですが、ノミはトンカチでたたくわけで、おのずと動かす方向と部位に制限を受けます。

ドリルと比べると自由度は低いので、熟練しないと難しいと思います。

ですが、慣れると、ドリルのように、骨に熱を加えてしまったり、削りカスを傷口に撒き散らしたりする可能性がないので、術後の治りには有利かと思います。

また、歯を割るのにノミを使用する場合は、通常、歯を縦に真っ二つに割る場合にのみ使用します。

出てこないからと言って歯を細かく割ったりすることはノミではできないと思いますので、一発勝負です。

ですので、骨の場合よりもさらに熟練を要するかと思います。

ちなみに、私にはできません。ノミでうまく割り切れなかった場合は、ドリルで歯を細かく分けるか、(歯ではなく)さらに骨のほうを削ることになります。

また、神経の損傷に関してもノミの場合は、器具が直接、神経の部分まで到達することはあり得ませんので、おそらく安全性は高いのではないかと思います。

2008-01-17 22:23:15
返信1 >中本先生、森川先生
丁寧なお返事下さいまして、ありがとうございました。

とても勉強になり、安心することができました。

良一 さん  2008-01-19 16:10:18

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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