ヒールオゾンを使った虫歯治療では、歯を削る範囲はどれ位少なくなるの?

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ヒールオゾンを使った虫歯治療では、歯を削る範囲はどれ位少なくなるの?


質問者
ひろもち さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
ヒールオゾン(オゾン治療)
その他(歯科治療関連)
公開日 2008-04-16 02:18:51
回答者
田尾 耕太郎先生
桜田 俊彦先生
タカタ先生
渡辺 徹也先生

質問 現在、口内に、中度、重度の虫歯を抱えております。

中度の虫歯は、う蝕象牙質に到達して間もない(左下7番の側面)で、重度の虫歯は、う蝕が象牙質内で進んでしまった歯(右下7番の側面と噛み合わせ面)です。

幸いなことに、両方の歯ともに、まだ、痛みはありません。

いろいろ、治療方法を調べた所、ヒールオゾンを使用した治療なら、なるべく、歯を削らない治療ができるときき、ヒールオゾンでの治療を考えている所です。

そこで、質問させて頂きたいのですが、


@ 中程度の虫歯をヒールオゾンでの治療をすると、どの程度、歯を削る範囲は少なくなるでしょうか。

A 重度の虫歯は、3MIX-MPで治療しようか、ヒールオゾンで治療しようか迷っているのですが、ヒールオゾンをやっている歯科医院の先生に質問した所、ヒールオゾンでの治療だと、予防的な削り方をしなく済む分、エナメル質を削る部分が少なくなる、と言っていました。

他方、3MIX-MPのみやっている医院で質問すると、ヒールオゾンが有効なのは、象牙質内の細菌除去なので、エナメル質については、効果がなく、どちらで治療しても同じ、と説明されました。

本当の所はどうなのでしょう。

初めての質問で、説明に足りない所があるかもしれませんが、回答頂けたら、幸いです。

ひろもちさん  2008-03-22 01:26:02
回答1
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

はじめまして。

ヒールオゾン虫歯予防に使うのは賛成ですが、虫歯治療に使うのは今のところ僕は否定的です。

ヒールオゾンでどの程度までしっかりと虫歯治療ができるのか、まだ全く分かりませんし、3Mix-MPやヒールオゾンを使わなくても、中等度の虫歯であれば一般的な治療法で十分に治療可能だと思います。


>ヒールオゾンを使用した治療なら、なるべく、を削らない治療ができる

これはガセネタではないでしょうか?

もしヒールオゾンで感染した歯質を無菌化できたとしても、その無菌化された歯に接着剤がちゃんと引っ付くのかどうかわかりませんし、もし引っ付きが悪かった場合、数年後にそこから二次的な虫歯になってしまう可能性が高いと思うのですが・・・。

多少削る量が多くなったとしても、その削ったおかげで接着がきちんとできれば、長期的な予後はそっちのほうが良いと思います。


歯科治療の目的は歯を長持ちさせることですが、ヒールオゾンや3Mix-MPを使うことによって、従来の一般的な治療法よりも予後が良くなるという確たるデータはありません。

ただし、ヒールオゾンや3Mix-MPは自費治療になり、治療費も高くなるので、その分丁寧に治療を行い、その結果歯が長持ちする・・・ということはあるかもしれません。

2008-03-22 02:18:51
返信1 田尾先生、さっそくの回答ありがとうございます。

>>ヒールオゾンを使用した治療なら、なるべく、を削らない治療ができる

>これはガセネタではないでしょうか

という、ことなのですが、

一応、自分の行った歯科医院では、オゾンを虫歯に20秒照射することで、虫歯の原因菌を99.9%を死滅させることができるという説明を受けました。

実際に、ある医院のホームページ上の広告でも、以下のような説明がなされているようです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

●10秒間オゾンを作用させることで、鎖蝕原因菌の99%が除去された
●20秒間オゾンを作用させることで、鎖蝕原因菌の99.9%が除去された
●治療した症例86%-99%において、根面カリエス・裂溝カリエスの病巣が完全に再石灰化した

以上の臨床データが発表されてからはドイツ・イギリス・スイス・ オーストリアなどヨーロッパ諸国で汎用され、現在はカナダ・アメリカをはじめとする多くの国々の歯科医が確信を持って治療に応用しています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

新しい歯科治療は、各医院で別々にノウハウを蓄積されているようで、患者の側では、正確な情報の判断が非常に難しいです(〜〜。

今回、田尾先生のご回答により、歯を削った後の接着剤のくっつき具合が、2次カリエス予防にとても重要であるということがわかったのですが、実際、完全な健康なエナメル質でないと、接着剤のくっつき具合というのは、顕著に低下するものなのでしょうか。
 
いままで、まったく知らなかった知識なので、非常にためになりました。

ひろもち さん  2008-03-22 23:00:45
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。

すみません・・・。
なんだかややこしいことをいろいろと書いてしまいましたが・・・

要するに、

ヒールオゾン3Mix-MPを使ったからといって、虫歯治療の成功率が上がるわけではない。」

ということだけ理解しておいて下されば良いと思います。

ただ、ケースによっては有効な場合もあるかもしれませんので、一概に絶対に悪いとも言えませんが、僕だったらもっとデータがしっかりと出ていて安心できる従来型の治療法を選択するかな?というだけのことです。

トリッキーな治療法を行わなくても、従来型の治療をしっかりと丁寧に行えば、十分な成功率があるのではないかと、個人的には思いますよ。

2008-03-23 01:43:33
回答3
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。

>トリッキーな治療法を行わなくても、従来型の治療をしっかりと丁寧に行えば、十分な成功率があるのではないかと、個人的には思いますよ。

私も田尾先生の意見に同感です。

あくまでも私個人の意見として聞いてください。

諸外国の文献は、の大きい人種のデーターであって一回り小ぶりの東洋人にそのまま当てはめることはどうかと思います。

齲蝕原因菌の除去は、理論的に正しいと思いますが
その後の、再石灰化については疑問が残ります。

言葉の使い方の問題になりますが、

「再石灰化を確認しました」

この言葉は、感染歯質のすべてなのか一部なのか具体的に示めしていません。
再石灰化をしたと言って間違いではないからです。

研究者の多くが、実験結果を学会で報告してから論文にします。

学会発表のときには、多くの研究者の目に触れるため万全の準備をします。

同じような研究をしている先生や異なるデーターを持つ先生などから質問を受けるため、完璧な理論武装をして臨みます。

予想外の質問に対しては、今後の研究に参考にさせてもらうことを付け加え終了します。この発表に関してはここまでで論文として成り立つわけです。

今現在正しいとされたものが後日、間違いだったということは沢山あります。
また、その内容が評価され多くの研究者が賛同することもあります。

では、再石灰化が間違いなく完全に起こると仮定しましょう。

再石灰化が起こる前に最終補綴物クラウンなどのかぶせ物)やレジンなどで蓋をし、これで治療が終わりとしていいのでしょうか?

私ならば、仮の封鎖をして、後日(数ヶ月後)詰めなおします。

これらの処置を行う先生は接着がきちんとできていれば問題ないといいます。
ここに、疑問を感じます。

感染歯質は多くの有機物を含みます。
有機物は接着阻害因子になり接着力が落ちます。
一部の健全な部分だけの接着力で支えることが可能とは思えません。
力がかかる部分に対しては特にそう思います。

そうなると、虫歯としては小〜中規模の処置に限られてきます。

この規模の虫歯であれば従来からの安全な方法を選択するほうが間違いないと考えます。

私個人の考えです。

2008-03-23 13:42:32
回答4
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

ヒールオゾンの説明会に行ってきたことがあるのですが。。。
現状、アメリカでは認可が下りておらず、日本でも未認可です。

その理由は、"オゾン"の殺菌効果についてはすでに証明されているものの "ヒールオゾン"を使った 実際の患者での臨床試験がまだなされていない状態だからです。(昨年末の時点)

つまり、この商品に関しては動物実験だけで、まだ良く分かっていないのが実際です。

ただ、私自身は購入を検討している人間なので商品アイデア自体には賛成しております。

もう少し様子を見て、よさそうなら 虫歯治療ではなく 根管治療のための導入を考えようと思います。

2008-03-23 23:16:37
回答5
土田歯科医院(宮崎市)の渡辺です。

こんにちは。

治療への必要性、有効性については他の先生方と同じ意見です。
なくても良いし、画期的なモノでもないと思います。

ただどちらもテレビで特集されたりしてもてはやされているので、「集患効果」は期待出来ると思います。

個人的にはヒールオゾンを持っている先生よりも、「接着操作の上手い先生」とかの方が治療を受けたくなるのですが、

「スーパードクター 接着の上手い歯科医!」
「スーパードクター マイクロスコープを使いこなす歯科医!」

では番組にならないですもんね・・^^;


を必要以上に削らない為には、まずは時間が必要です。

他にも色々ありますが、例えばそういう基準で歯科医院を選ばれてみてはどうでしょう。

一日で何人ぐらいの患者さんを見ているか、診療ユニットや歯科医師の数などでもある程度予測がつくかも知れませんね。

割と新しい医院で、保険ばかりの治療、歯科医が院長1人だと、毎日数十人見ないといけません。

「スーパードクター 虫歯を削るのに必ず30分かける歯科医!」

これもダメですね・・(笑)



内容が難しいですが、こちらも参考にどうぞ

参考→精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?


「スーパードクター 精密な虫歯治療をしてくれる歯医者!」

うーん・・歯チャン好きな人しか興味ないでしょうね^^;



ひろもちさんの場合は治療が必要な歯がたくさんある様ですし、歯科治療は歯科医院探しから始まっています。

十分に時間をかけて、納得のいく歯科医院を探し出されて下さい。

参考→良い歯医者さんを見つけるには?

2008-03-23 23:52:55
返信2 田尾先生、桜田先生、タカタ先生、渡辺先生、たいへん丁寧かつ親身な回答ありがとうございます。

ここまで親切な回答を頂けたことに、とても感激しております。


>田尾先生

従来型の治療を丁寧に行えば十分に成功率があるのでは、との回答大変参考になりました。


>桜田先生

仰られていること、ごもっともだと思います。
大変参考になります。

自分も、あるヒールオゾンをやってらっしゃる医院で、C2カリエスを削った後も歯質再石灰化が可能だという説明を受けました。

しかし、後で、再度質問させて頂いたら、オゾン→掘削→仮封→再石灰化→本封、という処置で、象牙質のみ再石灰化可能ということでした。

(自分は、C2カリエスでエナメル質部分の再石灰化も可能なのかと勘違いしていました。)

仰るように、「再石灰化」の言葉だけでは、それがどこの部位なのか、また、一部なのか全体なのかも分からないですね。

接着の重要性も再度認識することができました。


>タカタ先生

アメリカでもまだ認可がおりてないのですね。知りませんでした。

ヒールオゾン導入を検討されている先生から回答頂けて、大変勉強になりました。ありがとうございました。


>渡辺先生

>>「ひろもちさんの場合は治療が必要ながたくさんある様ですし、歯科治療は歯科医院探しから始まっています。」

先生の鋭い洞察力に感服いたしました。
自分は、他にも治療が必要な歯を抱えております。

紹介して頂いた参考リンク先も読ませてもらいました。
勉強になりました。ありがとうございました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ところで、今回の質問の結論なのですが、

ヒール・オゾンについては、「滅菌効果は確認されているものの、人間を対象にした臨床試験はまだ行われておらず、人間の歯科治療に使った場合、何にどこまで効くのかについて、信頼できるデータに基づいて言えることは何もない」というのが、現在の所の結論ということになるでしょうか。

回答頂いた先生方、ありがとうございました。

ひろもち さん  2008-03-24 03:24:16

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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