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2年前に歯根端切除した箇所の歯茎に、痛みと赤いできものがある
| 質問 |
こんにちは、初めて相談させて頂きます。
10年程前に、右上2番を差し歯にしました。
同じ歯を2年前に歯根嚢胞で歯根端切除したのですが、あまりの痛さに根管治療をせずに即上記処置を行いました。
その後も体調を崩したりすると、切開した付近から右鼻にかけて痛みが生じ、歯茎に小さな赤いできものもあります。
現在は、上記の処置を行った歯科とは別の歯科にかかっており、半年前にレントゲンで診た際は「大丈夫」と言われました。
そして、最近体調を崩し、それに伴って右前の歯茎から右鼻にかけて痛みが生じました。
鎮痛剤の服用で痛みはまずまず治まりましたが、違和感と赤いできものは変わらなかったので、歯科を受診しました。
症状を伝えたのですが、先生は「だんだん良くなってくるはずなんだけどなあ、大丈夫だと思うよ」と言い、レントゲンでの確認もしませんでした。
当掲示板で他の方の相談に対する回答を読むと、歯根嚢胞の再発もありえるし、ひどくなるとインプラントをするにしても難しくなるとのことでした。
違和感と赤いできものが続いている為、今後のことがとても気になってやや不眠気味です。
別の歯科を受診して相談してみた方が良いでしょうか?
なんだか不定愁訴で歯科を渡り歩く患者・・・と思われるのではないか?と気が引けるのですが・・・。
最後に、インプラントにすればこのような痛みは無くなるのですか?
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ピノコさん
2008-03-23 21:13:57 |
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| 回答1 |
はじめまして。
不眠気味にまでなってしまっているのは良くないですね。
早めに何らかの結論を探しましょう。
過去のご相談などでよく見られてるかと思いますが、原則的には
「歯根端切除術」=「最後の手段」
です。
現在のピノコさんが感じておられる症状は、お察しの通りで歯根嚢胞の再発(※正確には"嚢胞"とは限定出来ませんので、"根尖性歯周炎"とかそういう言い方になります)かも知れませんね。
となると、もしも私がピノコさんを診察するとした時に一番気になるのは、
「過去の歯根端切除術が適正に行われていたかどうか」
です。
レントゲン診査や視診などと併せて、もしもやり直しの余地があると感じられるなら、リトライするかも知れません。
そもそも、現在適正と考えられる方法で「歯根端切除術」を行える歯科医はそんなに大勢はいないはずなのですが、頻繁に各地で行われている様なので、少々違和感を感じています。
患者さんには分かりづらい部分なのですが、
・歯肉をめくって膿を出しただけ
・歯肉をめくって歯根端や嚢胞を掻き出しただけ
・歯肉をめくって歯根の先端を切っただけ
では不十分ですよ。
感染源は根管の中にありますし、根管の中から外への交通路となる穴をしっかりと封鎖(=逆根管充填)する必要もあります。
昔ならともかくですが、現在のレベルで行うなら最低限マイクロスコープの設備が必須ですし、逆根管充填を正しく行うのにも色々と特殊で高価な器具が必要です。
例えば歯を歯根端側からのぞき込む専用の、耳かきサイズのデンタルミラーとか、古い根管充填材(ガッタパーチャ)の除去をするための、鍵型の専用超音波チップ、逆からの根管充填材としてはMTAがおそらく理想的です。
非常に繊細な処置ですので、最も簡単な前歯部を専門医が行う場合でも1〜1.5時間ぐらいの時間を要します。
先日私が行ったケースでも2時間近くかかりましたので、例によって保険治療で十分な内容を求めると難しいですが・・
参考→歯根端切除術について詳しく教えてください
ですので、現在ピノコさんに必要と思われる内容は、まずは
・正しい診断
そして必要なら
・適正な再歯根端切除術?
となります。
ですから、最低でもマイクロスコープを設備している、根管治療の得意そうな先生を探されて、詳しい診査を受けられる必要があるのではないでしょうか。
それがもしも可能なら、そこまでしてでも私はインプラントは避けるべきだと思いますよ。
やはりインプラントは歯ではありませんからね。
お大事にどうぞ。
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| 返信1 |
渡辺先生、早速のお返事と丁寧な御説明、本当に有難うございます。
先生の勤められる歯科医院を受診できたらどんなに良かったか・・・。
宮城県在住の私には無理な事ですので、通える範囲内の適切な歯科医院を頑張って探そうと思います。
本当に有難うございました。
| ピノコ さん
2008-03-24 09:41:33 |
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・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。
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