クラウンの作り直しの際、ベースとなる歯は大きく削る必要がありますか?

相談者: ryuryuさん (30歳:男性)
投稿日時:2008-03-27 15:08:13
初めて質問させていただきます。

現在30歳になります。
10年以上前に左7番の虫歯を治療して銀色のクラウンが被さった状態になりました。

クラウンといっても、左側面の自分のの部分をある程度残し、舌側の内側は全て覆うという形のクラウンで、薄く被せた形のものでした。

数年前に食事中にこのクラウンが外れてしまいました。

この時、噛み合わせ部分に小さな穴が空いていました。
(素人考えですが、上側の歯との接触ですり減ったのかと思います)

虫歯の進行は特に無かったので、そのまま取付けていただきました。

しかし、この数年の間に、二度程同じように外れてしまい、クラウンの穴も少し広がってきましたので、新しくクラウンを制作しなおした方がよいと言われまして、こちらもその方が良いと考えました。

その際に、

「目立たないところなので、側面(残っている歯の部分)も削って良いですか?」

と聞かれまして、

「その方が外れにくいということであれば多少削ってもいいです」

と答えたのですが、実際に処置された後は、かなり削られてしまって(感覚的な部分なのかもしれませんが)歯が無くなった感覚でした(感覚的な感想になってしまってすいません。。。)。

*削られる前は、クラウンが外れてもベースとなる歯の高さなどがあり、「歯がある」という感じでした。

新しく制作されたクラウンを見る限り、以前のものに比べて溝が深く作られているようでもなく、残っている自分の歯の部分を、大幅に削ったメリットがよくわかりません。

(もちろん整地?の為に、多少削る必要はあると思うのですが)

ここまで大きく削るなら、セラミック等のクラウンなどにしても良かったのではないか?などと考えてしまいます。

(セラミックなどにするという選択肢は提示されませんでした)

クラウンの再制作で、虫歯の治療が不必要な場合でも、このように大幅に歯を削る必要はあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-03-27 17:18:06
もともと、以前の設計では長く保持するのが難しい形態で、
の部分的な保存を考慮した設計だったのではないか??と思います。

患者さんはなにしろ削られるのを嫌がるものですし、
削らない人いい先生という間違った風潮もありますので、
それは前の先生を責められないです。

今の先生は、その欠点を踏まえた形態を作ろうとされているので、
十分な保持・維持ができうる形態を削り出したのでしょう。


確かにそこまでするならセラミクスのことも考えても良かったでしょうが、
変にそういった話をすると、
『あそこの先生はすぐに自費ばかり勧める』なんて言われるので、
気がひけたのではないでしょうか?

くっつける前なら変更は簡単なので、白くされることが必要なら、
早めに主治医に先生に電話して下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ryuryuさん
返信日時:2008-03-27 17:51:16
佐藤先生、お返事ありがとうございます。

保持力を考えて大きく削ることもあるということですね。
少し気持ちが収まりました。

なるほどそうかもしれないと納得しつつも、まだ少し不安な気持ちもあります。

元々のクラウンの脱離の原因が、噛み合わせ部分のすり減りからくる穴が原因かな?と思っていたので、その点の修正程度で治せるのだろうと考えていました。

実は、銀のクラウンは既に取付けられてしまっておりまして、非常に後悔しています。

先にこのサイトの存在を知っていたら、相談できたのですが。。。

歯茎と同じくらいの高さまで削られたの上に、銀色のクラウンが接着されているような状態なのですが(素人的な感覚では、この形で横方向の力に強いとは思えないのですが、、、)、その状態のものを保険外のクラウンなどに付け替えることなどは可能なのでしょうか。。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-03-27 18:07:30
歯茎とツライチでくっつけられたら素晴らしいですよ。
そんなこと無理です。
感覚の問題ではないかなー???と思いますよ。


付け替えるのは可能です、

いっぺん主治医の先生に、白くするのは出来ないのか??って
聞いてみて下さい、たぶんそれが一番確実だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-03-27 21:36:46
7番のクラウンと言うことですが、以前から入っていたものは、お話の様子では部分被覆冠と言うもので全被覆冠のクラウンと違うものだと思います。

一昔前の保険制度では奥歯大臼歯)の部分被覆冠が認められていましたが、現在では認められていません。

その先生が行った治療は制度上は正しいものだと思います。

また、部分被覆冠より全被覆冠のほうが脱離しにくく、2次カリエスになりにくいなどの利点があります。

セラミッククラウンについてですが、お話だけなので形成量は推測に過ぎませんが、普通のメタルクラウンで削った量では足らないと思います。

メタルクラウンは0.5〜1.0mmほどの形成量があれば十分ですが、オールセラミックメタルボンドは1.0mm以上必要になります。

オールセラミックは強度的な問題があり厚みが必要です。
また、双方とも色を出すための厚みが必要です。

私ならば、患者さんからの希望がなく、銀色の金属のメタルクラウンが入っていたならば、保険治療と判断して治療します。


>『あそこの先生はすぐに自費ばかり勧める』なんて言われるので、気がひけたのではないでしょうか?

佐藤先生のおっしゃるように考えます。

よく、ご相談の上ご検討ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ryuryuさん
返信日時:2008-03-28 06:17:52
佐藤先生、お返事ありがとうございます。

付け替えることはかのうなのですね。
気分が楽になりました。

おっしゃるように、感覚的な気持ちの問題もあると思います。

専門家の方からすると何を悩んでいるのか?と思われるようなことだと思うのですが、二度もお返事いただきましてありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ryuryuさん
返信日時:2008-03-28 06:36:55
桜田先生、コメントいただきありがとうございます。

部分被覆冠、全被覆冠というものについて、インターネットで調べてみましたところ、おっしゃるように以前のクラウンは部分被覆冠というものにあたるようです。

まさか制度上の問題があるとは考えていませんでした。
教えていただきありがとうございます。

クラウンの厚みという件については、クラウンというものは造形的に「被せる」という形になるのでしょうか?

新しく制作されたクラウンは、「カバー」というよりも「塊」という感じで、芯の上から被せるという形ではなかったということもあり、こんなに削る必要があるのか?と不安です。

若干の凹凸は付いているものの、接着材がないと乗せただけという感じで転がるような形状です。

(ちゃんとの形にはなっているのですが。)

自費治療については、勧めるということも少しためらう先生もいるということですね。。

そういったことも想像していませんでしたので、勉強になりました。
審美的な治療もやって貰えるのか、一度聞いてみたいと思います。



タイトル クラウンの作り直しの際、ベースとなる歯は大きく削る必要がありますか?
質問者 ryuryuさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(奥歯:銀歯)
クラウンの作り直し・再治療
クラウンが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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