抜髄した歯(1番)はクラウンにするしかないのですか?レジン充填は不可?

相談者: hanakoさん (34歳:女性)
投稿日時:2008-04-07 14:47:59
抜髄した上1番があります。

今はレジン充填をしてあるのですが、中で虫歯になっているとのことでやりかえてクラウンにしようとすすめられました。

私としては折角残っている自分のを削ることに抵抗があり、
できればレジン充填にしてほしいのですが
抜髄した歯は弱いのでクラウンにするしかないと言われ、困惑しています。

実際、抜髄した上1番はクラウンにするしか手がないのでしょうか?

今現在レジン充填ですんでいる以上、レジン充填ですむ可能性はないのでしょうか?
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-04-07 14:53:12
僕はレジン充填で済ませることが多いですね。


‥「いつかはクラウン」かもしれませんが、今、急ぐ事は無いと思いますが‥

担当の先生とよく相談してみてください。

ケースバイケースですが、クラウンにしない方法もありますよ。
保険診療だと様々な制約からクラウンになる事が多いですが‥)

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-04-07 15:06:19
こんにちは、
悩むところですね。

の詳細が不明なため、推測でしかお話できません。
参考程度に聞いてください。


>今はレジン充填をしてあるのですが、中で虫歯になっているとのことでやりかえてクラウンにしようとすすめられました

と言うことは、過去に虫歯になり抜髄した・・・と判断していいでしょうか?

過去に抜髄するほどの虫歯になり、レジン充填ですんだのは運が良かったと思います。現在の歯質の残り方にもよりますが、以前の虫歯の時より少なくなることが予想できます。

やってできないことはないと思いますが、私でもおそらく同じ判断をすると思います。

参考になりますか?

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-04-07 23:27:59
考え方ですが、

一度Aという方法を行ったが、だめだった。
ので、
Bという方法に切り替える。

これ自体は論理的です。

さて、なぜ神経を取る事態になったのか?
なぜ、さらに虫歯になり、再再治療が必要になったのか?

ここが解決できないと、どんな治療も無意味だと思います。
応急処置ならいいですが。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-04-07 23:57:00
こんにちは。

佐藤先生の論法に乗っかりますが、今回はレジン充填で済ませて、ダメだったらクラウン

まさに「いつかはクラウン」・・と言う考え方は自分はアリだと思います。

何度も書いてますが、「抜髄したは弱い」は誤解ですよ。

参考→神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み)


ただ、保険の枠組みを考えると、クラウンになりがちだとも思います。

もちろん、火事になった家を建てなおすのに、出火原因については解決しておくべきでしょう。

そこのところも頑張って下さいね^^

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 09:34:39
抜髄したに対して 

クラウン と
・クラウン以外の充填

での予後を調べた論文があります。

その研究によると、術後3年までは 両者の間に有意差はありませんが、5年目では大きな差が出ます。

クラウンで治した歯は5年でも80パーセント以上の生存率
しかし
充填で治した歯は60パーセント台になります。

ですので、

短期的な治療は充填で
長期的な予後を考えるといずれ クラウン

と 考えておくのが良いでしょうね。

また 神経のある歯と 神経のない歯では その知覚が10倍違うとの事です。

つまり、神経のない歯の場合、過剰な圧力がその歯にかかっても気づきにくいために折れることがあるようですね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 10:04:48
>神経のないの場合、過剰な圧力がその歯にかかっても気づきにくいために折れることがあるようですね。

これ確かスラビチェック先生の講演の時に言われていたことですよね?
エナメル-象牙境に知覚の鋭い部分があるっていう・・・。

でも、咬合圧を感じるのは歯根膜の圧受容器ではないですか?

エナメル-象牙境付近の神経はたぶんA線維だと思うので、圧覚にはほとんど関係してこないんじゃないかな〜と思ったのですが・・・。

神経を抜いた歯が折れやすいのは、単純に歯質が薄くなったり、コアが入ったりすることによる物理的な要因ではないかな〜と。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 11:11:55
いや、咬合圧を感じるのは、歯根膜よりも、10倍の感度があるとの説明でしたよ。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 11:20:16
>いや、咬合圧を感じるのは、歯根膜よりも、10倍の感度があるとの説明でしたよ。

そうなんですが、これちょっとおかしいな〜?と思いながら聞いてました(^^;)

僕自身ちょうど左2番だけ抜髄しているので、自分でを押したり叩いたりして試してみたのですが、10倍も感度の差があるようには全く思えません。

というか、ほとんど違いが無いのですが・・・。(個人差?)

それと、エナメルと象牙質は硬さが違うので、確かにエナメル-象牙境には多少の応力がかかるかとは思うのですが、歯根膜にかかる応力に比べれば微々たるものではないでしょうか?

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 11:53:07
組織学的な話ではなくて、
疫学的に知覚神経がなくなっているほうが
二次的な疾患の自覚が出来る確率が低下して、
発見するのが遅れる→より重篤度の高い治療→抜歯の確率が上がる。

その結果、
生活歯に比べ、失活歯は長期生存率が低下するのだと思ってます。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 11:57:13
個人的考察ですけど、咬合圧そのものを圧力として感じるのは歯根膜で間違いないと思うんですよね。

田尾先生のおっしゃるように組織学的にもそうだと思うんです。

ただ、その咬合圧がに負荷としてかかった場合「痛み」あるいは「何某かの違和感や危機感」として感じるのは有髄歯のエナメル・象牙境に感度が高いという意味だと、何となく自分では納得がゆく気がしてるのですが・・・

これが無髄歯だった場合に単なる咬合圧力と過剰な負荷との差が少なくなっていて破折につながるということなのかなと考えてみました。

くどいようですが、あくまで個人的見解です。。。

回答の方はというと一番最初のタイヨウ先生に同意です。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2008-04-08 18:27:30
あ、なんだか久しぶりに相談者さんが置いてけぼりのパターンですね^^;

患者さんにとっては色々な考え方がある、と言う程度の認識で良いと思いますよ。

それと、クラウンの再治療は致命的な問題につながることが多く、そう何度も繰り返すことは出来ません。

レジンの再治療は、あとでまたクラウン、という選択がほとんどの場合で残りますので、自分だったらとりあえずレジン充填にすると思います。

かみ合わせの状態などで、例外もあります)

歯科で出来る処置は、どれも「完治」と呼ぶには程遠く、延命処置であることは頭の片隅においておいて下さい。

また技術や気合も大切な要素ですから、担当の先生が勧めようとしない方法は、良い結果が得られなくなる可能性もやや高くなる?と考えて損はないかと思いますよ。


参考⇒根管治療後の無髄歯(前歯)はクラウンにするべき?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hanakoさん
返信日時:2008-04-09 17:49:31
先生方のお話し合いの場になれて光栄です。

色々な意見があることがわかりました。

この質問はしばらく閉じずにおいておきます。
(折を見て閉じます)

ありがとうございました。



タイトル 抜髄した歯(1番)はクラウンにするしかないのですか?レジン充填は不可?
質問者 hanakoさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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