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根管治療で神経を抜くだけで、消毒もせずに蓋をするだけのこともありえる?


質問者
2004 さん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療その他
カナダ
根管充填
根管貼薬
公開日 2008-05-20 05:41:05
回答者
山田 豊和先生
タカタ先生
タイヨウ先生

質問 いつもお世話になっております。

昨日の歯科での出来事です。

左下5番(現担当医とは別の歯科医が20〜25年前位に神経を抜いています)に新しいクラウンをはめる予定でした。

詳細は省きますが、色々あって、この根管治療の話になりました。

担当医から、

「神経は抜いてあるけれども、根管治療は全くされていない。神経を取った後に、何か(薬のような匂いがするとのこと)が詰められているだけ。」

と言われました。

この謎の物質「何か」は、担当医がリーマーでいじってみたところ、ポロポロとはがれてくるような感じで、根の先の方にまで達してしまったそうです。

レントゲン上では、この部分は黒く写っていました。

左下5番の蓋(パッチ)を開けて、中を見るまでは、根菅充填材のような物で神経跡を詰めてあるような印象を受けたそうですが、実際、触ってみると何か柔らかい物が入れてあるだけで、ほぼ空洞状態だったとか。

担当歯科医の「根管治療はされていない」という言葉を発端に、「結局、根管治療って何なのだろう?」と混乱しています。


質問1:

抜髄+清掃+消毒=根管治療」ですよね?
神経を取る=根管治療」と呼ぶこともできるのでしょうか?

「最低限このような過程がなされていないと根管治療と呼ぶことのできない」といったような定義といいますか、歯科医間での暗黙の了解的なことはあるのでしょうか?


質問2:

神経を抜くだけで、その部分を特に消毒もせずに蓋をすることも、ケースによってはあり得るのでしょうか?

(理論上あり得なくても、そのように対処する歯科医も少なくはないというのが現状なのでしょうか?)

質問3:
抜髄後の消毒方法として、「ファイルを使用し、薬を入れる作業を繰り返す」以外にも、色々あるのでしょうか?

質問4:
この左下5番の神経を取った後に入れられていた物が何であるか見当がつきますか?
ちなみに、この処置をしたのは、約20〜25年前で、1970年代後半から1980年代前半辺りです。
長期間感染等問題が一切なかったので、ひょっとしたら、何か薬だったのかも?と勝手に想像しています。
こんなに情報が少なくて申し訳ないのですが、単なる勘や当てずっぽうであっても、ご意見をいただけたら、本当にありがたいです。

質問5:
この左下5番の処置は、先生方の見解では「根管治療」に入りますか?
文章だけでは非常に判断しにくいとは思いますが、よろしければ、先生方のお考えをお聞かせ下さい。


以上、初歩的で、しかも、変な(?)わかりにくい質問ばかりですみません。

現在審美治療中で、定期的に歯科に通っているのですが、毎回のように嬉しくないサプライズがあり、本当に精神的に参っています。
どんなことでも結構ですので、ご意見をいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

2004さん  2008-04-19 04:20:57
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。

2004様おはようございます。

色々気になることがあって大変ですね。
気になることはやはり何らかの形で解決することが必要です。

お役に立てばいいのですが、判る範囲でお答えします。


>「抜髄+清掃+消毒=根管治療」ですよね?

私の理解では」抜髄」は抜髄です。
「清掃+消毒」が根管治療です。

ただ歯科医の中の会話ではかなりあいまいに使っていると思います、会話の中では前後の脈絡から判断しているように思います、しかし「抜髄」はやはり「抜髄」だと思います。


>「神経を取る=根管治療」と呼ぶこともできるのでしょうか?

これは抜髄でしょう。


>「最低限このような過程がなされていないと根管治療と呼ぶことのできない」といったような定義といいますか、歯科医間での暗黙の了解的なことはあるのでしょうか?

「根管貼薬」でしょうか、根管内に薬品を入れることです。


神経を抜くだけで、その部分を特に消毒もせずに蓋をすることも、ケースによってはあり得るのでしょうか?

通常ありえないでしょう、私はやった事がありません。


>抜髄後の消毒方法として、「ファイルを使用し、薬を入れる作業を繰り返す」以外にも、色々あるのでしょうか?

なんともいえませんが・・・・余り繰り返したりはしません。

一番多いと思うのがFCの貼薬でしょうか。
しかし私は問題だと思うので、水酸化カルシュウムを水で練和して貼薬しています。

私の場合ですが、まれにですが抜髄の後、主根管以外(側枝)の残髄が疑われるときは、商品名で「ぺリオドン」を貼薬します(主成分は確かパラホルンムアルデヒドだったような気がしますが、覚えていれば調べてみます、何しろ歳なのですぐ忘れてしまいます。


>この左下5番の神経を取った後に入れられていた物が何であるか見当がつきますか

年代からしておそらく「N2」のような気がします。

現物は見たことはありませんが、根管内にはよくありました。

しかしそれが本当にN2だったのかどうかは確かめたことはありません、そう思っていましたし、今もそう思っています。


>この左下5番の処置は、先生方の見解では「根管治療」に入りますか?

過去の処置と解釈してお答えします。

この治療を過去になさった先生は、抜髄、根管治療、根管充填と考えてなさったと思いますが、本当のところは主治の先生に聞かなくては判らないでしょう。

ご質問に的確にお答えできたかどうか自信はありませんが何かの参考になれば幸いです。

2008-04-19 05:41:05
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

綿栓根充だったのではないかな?

昔の根管充填では 綿を詰めるだけの治療がなされていました。 それかな?

2008-04-19 09:10:08
回答3
タイヨウ・デンタル・オフィス(文京区・湯島)のタイヨウです。

僕もタカタ先生のおっしゃられている「綿栓根充」だと思います。


質問1:

定義は無いと思いますよ。

抜髄感染根管処置、清掃、消毒、根管拡大、根管充填

正確にはこれら全てを行って「根管治療」と呼ぶべきでしょうが、広義の意味で根管をちょっとでもいじったら「根管治療」と言う言葉を使う先生が多いのではないかと思います。


質問2:

まあ、綿栓根充をされるくらいの先生であれば有り得るのではないでしょうか?

しかし、それなりに消毒され、無菌状態を維持できていたからこそ20年以上ノートラブルだったわけですよね。

「しっかりした根管充填」ももちろん大切ですが「無菌状態の維持」が最重要だと思います。

レントゲン的に「ドンピシャ根充」であっても根尖に病巣を生じてしまうケースもありますし、今回のような綿栓根充でもノートラブルの事もあるわけです。

より確実な治療として「無菌状態の維持」と「理想的な根管充填」の両立を我々歯科医師は日々努力していく必要があると思っています。


質問3:

これはケースバイケースであったり、ドクターの勉強具合や技量であったりしますので、一概には言えません。


質問4:

最初に書いた通り「綿栓根充」だったのではないかと思います。
滅菌した綿を入れてあったのではないでしょうか。


質問5:

普通に根管治療をすると思います。

2008-04-19 09:57:42
返信1 山田先生、タカタ先生、タイヨウ先生、こんにちは。
いつもお世話になっております。
ご丁寧な回答をありがとうございました。

「綿栓根充」ではないかとのご指摘があり、ちょっと調べてみました。
確かに、「綿栓根充」の可能性が非常に高いではないかと、私も思い始めています。

左下5番の中を見た担当医は、「ほじってみるとポロポロパラパラしている」「薬の臭いがする」と言っていました。

また、約25年前にこの治療をした歯科は、とても混んでいて、根の治療もいつもあっという間に済んでしまっていたような記憶があります。

ちゃちゃちゃと神経を抜いて、「じゃ、薬入れておきますからね〜」といった感じで、多分1時間もかからなかったはず。

(大昔のことなのでうろ覚えなのではありますが)

綿栓根充は、以前、こちらで相談させていただいた時に、昔はこういうケースもあったと教えていただいたことがありました。

その時は、「大昔はそんな事もあったんだ〜」とすっかり他人事だったのですが、まさか私の身に起こっていたとは。(^^;

左下5番の中を見て「根管治療をしなければいけない」と言い出した担当医に対し、

「でも、根管の再治療の成功率は、初回に比べてグッと低くなると聞いた。ちょっと不安」

と訊いてみたところ、

「このは根管治療をなされてはいない、初めての根管治療となるから」

と言われました。

歯チャンネルで勉強させていただいて、根管治療のことも素人なりに理解したつもりでいたのですが、何か全く話が噛み合わず、頭がこんがらがってしまいました。

結局のところ根管治療とは何ぞや? 何を持ってして「根管治療」と呼ぶのか? 専門家の定義とは何なのだろうと、今回質問させていただいた次第です。

北米の先生からしたら(カナダ在住です)、今まで見たこともない摩訶不思議なやり方だったのでしょうね。

左下5番は、たとえ手抜きであったとしても、根管治療と呼んでいいものであったのだと納得しました。

残念なことに、今回、担当医に中をいじられてしまったので、根管再治療をすることにします。

実は、同じように綿栓根充されたと思わしき歯が、他にも何本かあります。

問題がてんこ盛りで、「またおまえかい」状態で、度々登場すると思いますが、それに懲りず、これからも、どうぞよろしくお願いします。

山田先生、タカタ先生、タイヨウ先生、ありがとうございました。
先生方や歯チャンネルに出会えて、本当に感謝しています。

2004 さん  2008-04-22 09:59:28

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
・保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意下さい。

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