インプラントの人工歯(クラウン)の付け方(ネジ、セメント固定)の違い

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インプラントの人工歯(クラウン)の付け方(ネジ、セメント固定)の違い


質問者
ユリコ さん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
公開日 2008-06-16 06:40:38
回答者
山田 豊和先生
清水 浩先生
タカタ先生

質問 何度かインプラントの相談をさせていただいております。

上の、左右各67をインプラント治療中です。
アバットメントも無事つけられ、
あとは人口歯をつけるだけになりました。

インプラントをするかどうかで、随分悩みましたが、
いざ開始すると、とても安心しきって先生におまかせしていました。


先日、ストローマン社の冊子に、
人口歯には2種類のつけ方があると書いてあるのを見て、
ふとまた心配になりました。

ネジで固定するのと、セメントでつける方法が書いてありました。

私の治療は、たぶんセメントづけだと思います。
医師からの説明は特にありませんでした。

どちらがよいのかと気になります。

歯が丈夫でないので、このインプランとを長持ちさせて、
しっかり噛みたいと願っています。

ネジ式はゆるんだり、隙間から感染などの心配があるのでは・・
でも、はずして掃除できる利点もあるのかな・・
など考えてしまいます。

2種の利点、欠点を教えて下さい。
よろしくお願いします。

ユリコさん  2008-05-19 18:50:46
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。

ユリコ 様おはようございます。

インプラント上部構造について、
どのような方法で装着するか気になっているようですね。

おしゃるようにセメントりテンションと
スクリューリテンションが有ります
(私の使用しているストロ−マン社)。

もう一つその両方を使う方法もあり、
症例によって使い分けております。


セメントリテンションは構造が単純なため、
他に比べて安くできます。

またスクリューリテンションはパーツが高いので
少し高くなります。

一方スクリューリテンションで内冠を止めた上で
外冠をセメント合着するのは、冠を2個作らないといけないので
コストはもう少し高くなると思います。


私はこの9年くらいで100症例余りとインプラントの経験は
余り多くないのでこれ以外の方法は経験がありません。
また使用したのはストローマン社だけですから、
他社のインプラントについては話を聞いただけで
経験はありません。
もっと他の方法があるかもわかりません。


スクリューリテンションは上部構造のマージン
歯肉縁上に設定できた時あるいは
一部歯肉縁下0.5mm以内に設定できた時に適用します。

これはセメント合着後硬化したセメントを除去する時
セメントを残してしまうと
インプラント周囲炎を起こすのでそれを避けるためです。

マージンがそれ以上深い場合は
スクリューリテンションにしています、
しかしインプラントの植立方向によっては
アクセスホールが咬合面からそれてしまうことがあります。

その場合は一旦内冠をスクリューで止めておいて、
マージンを歯肉縁上に設定した外冠をセメント合着する
方法を選択します。
コストが高くなりますが、インプラント周囲炎のリスクを
考えるとこのような場合はセメント合着だけの方法は
避けたほうがいいと考えております。



>ネジ式はゆるんだり、
隙間から感染などの心配があるのでは・・

ストローマン社のプロトコールで
ネジの締め付けるトルクの指定があります、
大体のケースでは問題はでませんが、おそらく咬合
与え方だと思いますが、はまれに緩むことがあります。
そのような場合は原因を探って解決することになります。

感染については問題が起きたことは有りません。

セメント合着は使用するセメントを選び
リムーバーを掛けるところを作っておけば
はずすには問題ないでしょう。

ちなみにセメントはユニデントを使っています。

インプラント http://yamadashika.jugem.jp/?cid=67


2008-05-20 06:40:38
返信1 山田先生、さっそくのご回答ありがとうございます。

一生懸命、理解しようと読みました。

<スクリューリテンションは上部構造マージン
歯肉縁上に・・・>の箇所ですが
セメントリテンションではないかと、
あとに続く文章から思うのですが・・


いやいや、素人の私が、
一生懸命、理解しようと考えるのですが、
やはり、なかなか難しい内容です。

どちらのタイプがよいかは、ケースバイケースなのでしょうか?
それとも、セメントリテンションは安価なだけで、
利点がないのでしょうか?
一般的には、今の主流というのがあるのでしょうか?

もうひとつ、スクリューリテンションは、
半年や一年ごとのメンテナンスのたびに、
はずして掃除するものなのでしょうか?

ごたごたと質問してすみません。よろしくお願いいたします。

ユリコ さん  2008-05-20 18:06:11
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。

ユリコ 様、
間違った回答をしてしまって申し訳有りませんでした。


>スクリューリテンションは上部構造マージン
歯肉縁上に設定できた時あるいは一部歯肉縁下0.5mm以内に
設定できた時に適用します。

仰るとおりセメントリテンションの間違いでした。
混乱させてしまって申し訳ありませんでした。

あとこの前に「私は」を入れてください。



>それとも、セメントリテンションは安価なだけで、
利点がないのでしょうか?

安価であることも重要な利点だと考えております。
またアクセスホール
(ネジを締めるための穴)が無いことも利点だと思います。



>一般的には、今の主流というのがあるのでしょうか?

確か2年前のITIのジャパンシンポジュウムに参加したとき
海外のスピーカーのある人はセメントリテンションが一番だ
といっていましたが、ケースバイケースだと思います。

おそらくどこまでこだわって作るかだと思います。
私は何分経験が浅いので、心配しすぎなのかもわかりません。


つまりセメントで合着したときセメント硬化後確実に
除去できればセメントリテンションでいいと思います。

また前歯部の場合マージンが見えるとよくないので唇側は
歯肉縁下に入れるのでスクリューリテンションがいいのですが、
アクセスホールをどう処理するかが課題でしょう。


>もうひとつ、スクリューリテンションは、
半年や一年ごとのメンテナンスのたびに、
はずして掃除するものなのでしょうか?

私は問題が無ければ今ははずしていません。
インプラントを手がけ始めた頃はよくはずしていましたが、
問題は無かったので心配な時以外ははずしていません。

実際にはずす時はほとんどありません。

2008-05-22 03:08:06
回答3
清水歯科クリニック(東京都府中市)の清水です。

現在の主流はセメントリテインになると思います。


【2ピースインプラント
セメントリテインのパーツは3つになります】

@インプラント体(フィクスチャー
Aアバットメント・・スクリュー止めです
B上部構造クラウン


【スクリューリテインの場合は2つのパーツになります】

@インプラント体
A上部構造
(スクリューリテインの場合の主流の作り方は
アバットメントとクラウンが一体化しているものを
スクリューで止めます)

マージンの位置に関しての考え方
(セメントリテインとスクリューリンテインの比較)
は私も山田先生と同じです。


インプラントの本数が多くなるとインプラント体
(あるいはインプラント体+アバットメント)
と上部構造の適合性が悪くなります(難しくなります)。
そこで、これを補正するためにセメントを使う
と言うのが現在の主流の考え方だと思います。


私もユリコさんのケースであればセメントリテインで行います。

ただ例外的に相手の
(下顎の咬合面)との隙間が不足している場合は
スクリューリンテインを選択することになると思いますので、
担当の先生に良くうかがってください。

2008-05-22 08:39:37
回答4
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。

いろいろ方法がありますね

・ネジ止めして ネジ穴をレジンなどで隠す
・仮着用セメントクラウンを仮着
・合着用セメントでクラウンを合着
といったところでしょうか。

私は、このうち ネジ止めと 合着 を行います。
仮着は、外れたときに飲み込んだら大変なので行いません。
外すときには、削って外して新たに作り直します。

さて、ネジ止めと合着の使い分けですが。
基本はメンテナンスのしやすさでネジ止めが一歩リードしますが
以下のような場合にセメントで合着します。

・審美要求の高い場合
咬合の関係上ネジ穴が丁度、噛む位置に来てしまう場合

です。

2008-05-22 09:22:51
返信2 先生方、
とても分かりやすく説明して下さってありがとうございました。

ネジかセメントかは、マージンの関係やセメントが残ることで
インプラント周囲炎になることが分かりました。
主流がセメント合着ということも。

私の場合も、たぶん、セメント合着だと思います。
 

完成すれば、
私はメンテナンスに気をつける努力をするだけですね。 


このサイトでいつも疑問が解決できて感謝しております。
これからも、よろしくお願いします。

         (解決)

ユリコ さん  2008-05-23 17:23:56

・上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
・歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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