| 質問 |
初めて投稿させていただきます。
私は小児科に勤める看護師です。
今回意識障害のある児に対しての口腔ケアで使用する洗浄液について、調べてもわからなかったため投稿させて頂きました。
以前成人の病棟の口腔ケアに塩化ベンザルコニウム(0.02%オスバン)を使用していたのですが、こどもにも使用できるのでしょうか?
あと、効果としてはどうなのか教えて下さい。
ネオステリングリーンという商品がありますが、主成分が塩化ベンゼトニウムで界面活性剤で、オスバンと括りが一緒なんですが、同様の効果が得られるんでしょうか?
こちらの方にして良い質問かどうかわからず、大変ご迷惑をおかけしているかもしれませんが、ご回答宜しくお願い致します。
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naminaniさん
2008-06-17 21:46:43 |
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| 回答1 |
naminani さん
こんにちは
「こちらの方にして良い質問かどうかわからず、」
良いと思います。
さて、どういう内容のことが知りたいかを
詳しく教えていただければと
思います。
「口腔ケアで使用する洗浄液」の効果としてはどうなのか
ですが、目的は何でしょうか?
例えば、
プラーク付着予防効果?
虫歯予防の効果?
歯肉炎予防の効果?
歯を喪失しないための効果?
色々な効果が考えられますが、
それぞれ異なります。
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| 返信1 |
宮下先生ご返答ありがとうございます。
・プラーク付着予防効果?
・虫歯予防の効果?
・歯肉炎予防の効果?
・歯を喪失しないための効果?
できれば、上記の効果が全てあるものがいいですが…
1番は洗浄効果(プラーク除去効果)とプラーク付着予防効果です。
後は、口腔内を乾燥させたくないのとあります。
ある資料によるとネオステリングリーンは「殺菌効果はイソジンガーグルより強くないが、発泡+擦り洗いによる機械的洗浄効果がある」と書いていました。
ネオステリングリーンを使用しようかと考えていますが、コストなどのことを考えて、新しいものを購入するより院内にある消毒液で同じような効果があるものを使用したいと考えています。
イソジンを使用している小児科が多数あるのですが、文献によると口腔内が乾燥してしまうということと、殺菌効果はあるがプラークを除去する効果がないということで、私的には使用したくないと考えています。
それで、以前の病棟で使用していた、0.02%オスバンの効果を調べていたのですが、ネットでは見つけられなかったのです。
後は、小児に使用して有害ではないかなどが知りたいです。
| naminani さん
2008-06-18 18:39:51 |
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| 回答2 |
naminani さん
こんにちは
「意識障害のある児に対しての口腔ケア」
ということなので、
患者さんはセルフケアができないあるいは難しいと考え、
プロフェッショナルケアを行うことで
プラーク付着予防・虫歯予防・歯肉炎予防・歯を喪失しないためにどうすれば良いのか、
ということに対してお答えします。
プロフェッショナルケアには
機械的プラークコントロールと
化学的プラークコントロールがあります。
現在までに様々な研究が
人の口腔内でも行われてきましたが、
残念ながら、
ほとんどの研究は
プラーク付着予防・歯肉炎予防に関してのみの報告しか
ありません。
虫歯ができるまで、あるいは歯が失われるまでには時間がかかりますので、また倫理的にも研究はなされていません。
また、細菌学的な研究も存在しますが、
臨床の効果としてはあまり役に立つものがありません。
naminaniさんの期待を削ぐことになるかもしれませんが、
機械的プラークコントロールと
化学的プラークコントロールでは
100:1くらいの効果で機械的プラークコントロールの方が高いです。
言い換えれば、ブラッシングが最も重要であるということです。
ブラッシングがうまく出来ていなければ
どのような洗浄剤も何も効果はありません。
なぜか?
薬剤は、歯の表面で効果を発揮したいわけです。しかし
歯の表面に塊となって存在するプラークを除去して初めて
化学的な薬剤が効果が発揮されるからです。
もしも、それでもどのような薬剤が良いのかと
聞かれたならば、
世界では「0.1%クロルヘキシジンン」が最も信頼できる研究が、存在する薬剤で現在でも世界で使用されています。
スウェーデンでは、誰でも薬局で、これを購入できます。
メカニズムは、細菌を歯に付着しにくくすることです。
ですが、歯の表面にすでに付着しているものに対しては
効果はありません。
それから、その最も効果のある薬剤でも
やはり2日もすれば細菌の塊が溜まってきます。
実際に私自身スウェーデンで実験に参加していましたので、、、
化学的な薬剤は、それだけではほとんど効果はありません。
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日本では高濃度のクロルヘキシジンを
口腔内で(粘膜に対して)使用して良いことにはなっていないと思います。
仕方ないですが、
プロフェッショナルなブラッシングを丁寧にやってあげるのが一番です。
「コンクールF」というものが低濃度で使用できます。
但し、欠点が3つほどあって
1:かなり「辛い」
2:黒く歯に着色します
3:使用中味覚障害がでます
したがって、継続的には絶対に使用しません。
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これよりも効果の低い薬剤を使用するのであれば、
どの程度の効果があるのかは
想像できると思いますが、
あまり期待は出来ないと考えてください。
例えば
リステリンのようなものも同様です。
残念ですけど基本は
機械的プラークコントロールしかありません。
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| 返信2 |
そうですか…
詳しくありがとうございます。
ブラッシングが重要!ということですね。
あと、コンクールも検討しました。
ですが、先生の言うように継続的な使用ができないと困るところもあります。
それは、今私が考えているのが意識障害などがあって、自分では歯みがきや含嗽ができない児に対してのスタンダードな口腔ケアだからです。
コンクールの使用を短期間して…となると、期間の設定が必要になります。
小児なのでかなり個別性も出てくる中で、その期間を定めることが難しいからです。
なので、有害ではなく長期間使用できる薬剤はないか検討しています。
では、オスバンのことですが、この薬剤に関しては私が期待している効果は得られないということですか?
極端な考え方ですが、ブラッシングを確実に行うことができれば、洗浄に使用するものは水でも構わないということですか?
| naminani さん
2008-06-20 00:04:22 |
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| 回答3 |
naminani さん
こんにちは
「意識障害などがあって、自分では歯みがきや含嗽ができない児に対してのスタンダードな口腔ケアだからです。」
理解していますよ。
ですから、naminaniさんは
通常の人たちよりもリスクが高い人たちを
対象にしているのです。
もしもそのような薬剤があったら
普通の人たちは
もっと楽に虫歯や歯周病予防ができるはずですよね。
「有害ではなく長期間使用できる薬剤はないか検討しています。」
いくらでもあります。
でも、効果はありません。
「ブラッシングが重要!ということですね。」
そうです。
ですが、どこをどのようにブラッシングを行うかを
ご存知でしょうか?
それが理解できていないと効果はやはり出ません。
naminaniさんが考えていらっしゃるより実際は大変なんですよ。
そのようなリスク患者をいかに予防するかが
現在の世界の研究の対象となっていますが、
まだ、効果が出ていません。
徹底的なブラッシング(隣接面のフロッシングを含む)と
フッ化物の歯磨剤をわずかに利用することでしょうね。
「オスバンのことですが、この薬剤に関しては私が期待している効果は得られないということですか?」
ないと思います。
たとえ抗生剤を使用しても、口腔内の細菌には
効かないです。
「極端な考え方ですが、ブラッシングを確実に行うことができれば、洗浄に使用するものは水でも構わないということですか? 」
まずは、
虫歯の予防と
歯周病の予防に分けて考える必要があります。
虫歯に関しては隣接面のコントロール
歯周病は歯と歯肉の境目のコントロール
例えば、フッ化物が隣接面に少し残るようにしても
その子たちは気にならないのでしょうか?
もう1つ、
年齢は何歳くらいの子供たちのことを
心配されているのでしょうか?
それから、
食事は摂れないのですよね。
それによりアドバイスが変わります。
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| 回答4 |
>極端な考え方ですが、ブラッシングを確実に行うことができれば、洗浄に使用するものは水でも構わないということですか?
看護師さんが行うんですよね?
だとすれば、多くのそういった患児に対して、限られた時間内でという制約が当然つくと思いますので、理想的なものとは程遠い効率的に行える方法のみに妥協せざるを得ないと思います。
虫歯に関しては、経口摂取していないのなら対策を打つ必要はないと思いますし、定時に虫歯になり難い食物を摂取させることが可能なら、それだけで十分だと思います。
歯肉炎に関しても、少なくとも小児の間は、それなりのブラッシングさえ行えば、コントロール可能だと思います。
その場合、何も薬品を使わなくても(水だけでも)おそらく変わらないと思います。
吸引装置つきの電動歯ブラシなども出ていたかと思いますので、そういったものを使用するとさらに効率よくできるのではないでしょうか。
それから、誤嚥性肺炎などの予防のために、口腔内細菌の数を一時的にでも減らしたいといった目的であるのなら、ネオスレリングリーンは有効かもしれません。
添付文書に注意書きはなかったと思いますので、小児でも使用可能かと思います。
(もちろん飲まれないように注意する必要はあるとは思いますが)
障害児の施設の健診をすると同じような問題に直面します。
なかなか簡単ではない問題だと思います。
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| 返信3 |
【宮下先生】
ご返答ありがとうございます。
素人のようなことを質問してすいません。
実際が大変なのは理解しています。
歯周病予防に重点をおきたいです。
「フッ化物が隣接面に少し残るようにしてもその子たちは気にならないのでしょうか?」
→気にならないと思います。
「年齢は何歳くらいの子供たちのことを心配されているのでしょうか?」
→5〜10歳の児が対象です。
「食事は摂れないのですよね。」
→経口摂取はできません。
【森川先生】
ご返答ありがとうございます。
看護師が行うことがほとんどです。
先生のおっしゃるとおり限られた時間内で行うので、理想的なものは不可能に近いと思います。
効率的に行える方法になります。
私が対象とする児は、経口摂取はできません。
ということは、虫歯よりも歯周病予防とプラークの再付着を防ぐ方法に重点をおくことになるのでしょうか?
先生のおっしゃる「誤嚥性肺炎などの予防のため」、これも重要でした!!
ネオステリングリーンですね!調べました。
そこで質問なんですが、ネオステリングリーンの主成分が塩化ベンゼトニウムで界面活性剤なんですが、同類の塩化ベンザルコニウム(オスバン)では、誤嚥性肺炎に予防効果はありますか?
| naminani さん
2008-06-21 20:05:36 |
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| 回答5 |
>私が対象とする児は、経口摂取はできません。
ということは、虫歯よりも歯周病予防とプラークの再付着を防ぐ方法に重点をおくことになるのでしょうか?
虫歯はおそらく心配ないと思います。
ですが、歯周病に関してはまだ小さいうちは大丈夫かと思いますが、大きくなってくると、なかなか大変なことになってくることが予想されます。
歯周病に関しては、ブラッシング以外に、私がお勧めできる良い方法は、いまのところありません。
>ネオステリングリーンですね!調べました。
そこで質問なんですが、ネオステリングリーンの主成分が塩化ベンゼトニウムで界面活性剤なんですが、同類の塩化ベンザルコニウム(オスバン)では、誤嚥性肺炎に予防効果はありますか?
すみません。あの書き方だとそうもとれますね。
おそらくオスバンで代用できると思いますが、肝心の塩化ベンザルコニウムを口腔清掃に使用することが肺炎の予防に効果があるかどうかはわかりません。
(効果があるかもしれないといった意味です。)
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| 回答6 |
naminani さん
情報提供のみですが;
ラカルト:エスエス製薬に問い合わせて、すぐにFAXがきて0.047%グルコン酸クロルヘキシジンとのことです。
コンクールF:グルコン酸クロルヘキシジン0.05%配合と書いてあります。
ネットでは、コンクールF(0.36%)と書かれているのもあるが、どうもコンクールから、コンクールFに変わったとき、0.05%に変更になったようである。
ウエルテック株式会社から、詳しく教えてもらい、
「コンクールFの1滴当たりの量は、約0.028mlです。
濃度につきましては、25〜50ml水に対して、コンクールF5〜10滴は約0.28〜約1.12%で、クロルヘキシジン濃度は、約0.0001〜0.0006%になります。」
とのことで、きわめて薄いようです。
バトラー BUTLER CHX洗口液
(サンスター/GUMブランド0.2%も以前にあったが今はないclick)
:メーカーより丁寧に教えてもらいました。
濃度は0.05%未満で、使用時には、0.0020%とのことです。
基本的に、0.0013〜0.0020%で使用することのようです。
HPは、歯科医院専用ページ内だそうです。
リーチ 薬用デンタルリンス:HPには、書いてありませんし、お問い合わせに電話したら基本的に開示しませんとの回答でしたので、濃度は不明です。
市販で薄めないタイプなので、もちろん濃度は低いはずです。
GUM デンタルジェル センシティブ:ネットでは、0.05%との記載があった。
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| 返信4 |
【森川先生】
ご返答ありがとうございます。
塩化ベンザルコニウムを口腔清掃に使用することが肺炎の予防に効果があるかどうかはわかりません。
(効果があるかもしれないといった意味です。)
→やはりそうですか…
ですが、ありがとうございます。
先生の以前のコメントにもあったように、妥協策にしないといけない部分はあると思いますが、やらないよりはいいと思うので、早くマニュアルを作成しようと思います。
【湯浅先生】
情報提供ありがとうございます。
何を使用するかで悩んでいるので、とても参考になりました。
| naminani さん
2008-06-24 21:03:24 |
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