| 質問 |
10年以上歯科金属アレルギーではないかといろいろ調べてきましたが、先日2回目のパッチテストで金にアレルギー反応が出ました。
<おもな症状>
@唇がかゆくなり、掻くと水疱ができたり腫れる
(以前は不定期でしたがこの4〜5年発生頻度が上がっていて現在出ては治る、の繰り返しでほぼ常に何らかの症状があります)
A指や膝に小さな水疱ができる(年に4〜5回)
Bこの1年ほど口のまわりに小さな水疱のような吹き出物が出るようになった(不定期)
現在、奥歯計8本に金属が入っています。
これらの金属を除去し、ノンメタルのものにするかどうか迷っています。
<迷っている理由>
@金以外のメタルにアレルギー反応が出ていない。
検査をしてくださった医師によると、金は安定性が高いため金のアレルギーは珍しいので上記のような症状が出ているのは、歯科金属のせいではないかもしれない、とのこと。
Aクラウンが3本あるため金銭的な負担が大きい
(治る確率が高ければ出しても良いと思っていますが、今のところあまり前向きな意見をもらっていないので)。
B金にアレルギー反応が出ても、金製のアクセサリーが触った部分には今まで一度も被れる等の症状が出たことがない。
C歯科があまり得意ではない上にどこに行けばよいかわからない。
<今までかかった皮膚科、歯科での医師の反応>
@口のまわりの症状がひどいことを考えると食物アレルギーではないか
(気をつけてはいますが、アレルゲンと思われるものを今のところ特定できていません)。
Aメタルを外しても症状がなくなるとは限らない。
Bパッチテストで金に反応が出たが、単なる刺激反応かもしれない。
Cそもそもパッチテスト自体正確にアレルギー反応が出るとは限らない。
「確実に治る」と保障することができないのは十分承知しています。
ノンメタルのものに変更する価値があるか、「私ならこのように勧める」レベルで先生方のお考えをきかせてくださいますよう、お願いいたします。
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| 回答1 |
ゴマさまおはようございます。
金にアレルギー反応が出たとのことでノンメタルでの修復をするかどうか迷っていらっしゃるようですね。
対応の仕方についてですが、可能なら一度全ての金属をはずしてみられて、どうなるか経過観察をなさってもいいのではないでしょうか。
アレルギー反応がなくなればは、ずした金属にアレルギーがあったと判断できると思います。
何も変わらなければ関係なかった事になるでしょう。
これで白黒はつくように思います。
シロであればもう一度金属で修復すればいいでしょうし、クロであればノンメタルにするしかないと思います。
一度検討なさってみてはいかがでしょうか。
お大事になさいませ。
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| 回答2 |
そうですね…。
難しいですよね。
ゴールドがダメだとすると、選択肢は「メタルフリー」になりますからね。
僕は銀歯は嫌いなので、ほとんどの患者さんをメタルフリー(ハイブリッドセラミックス)で治療しています。
(患者さんそれぞれにいろいろな理由があります)
>「私ならこのように勧める」レベルで先生方のお考えをきかせてくださいます
僕は一つの理由だけでハイブリッドにする事は(あまり)ありません。
僕がハイブリッドを推奨する理由…
金属アレルギーのリスク
審美
硬さ(硬すぎず、柔らかすぎず)
接着修復による二次カリエスの防止
などなど。
これらの項目でゴマさん自身が2つ以上当てはまるのであれば、メタルフリー修復を行っても良いと思いますよ。
つまり「金属アレルギーの治療ももちろんなんだけど、見た目も良くしたいからね」とか。
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| 回答3 |
金だけにアレルギーが出ているという結果なのでしょうか!?
他の金属にはアレルギーなどはないのでしょうか!?
今の所金だけであれ保険でも『銀合金』と言う金属が選択肢に上がります。
今お口の中に入っている金属は、保険の金銀パラジュウム合金だと思います。
この金属は金が12%含まれています。
ただし今銀に出ていなくても、イオン化傾向の大きな金属なので将来アレルギー反応が出てきてしまう可能性はあります。
過去に色々書いていますのでこちらを参考に、
http://www.google.co.jp/search?q=%8B%E0%91%AE%83A%83%8C%83%8B%83M%81%5B&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS
また金属アレルギーになると保険適応材料では修復できない歯も出てきてしまい、精神的なダメージの上に更に金銭的なダメージまで乗りかかってきてしまいますので、国も何とかこの点は考慮していただきたいものです。
金属アレルギー治療は、口の中の金属を代えれば直に症状が引くというものではありません。
口の中の金属を取り除いてから半年、1年で徐々に症状が弱くなる場合もあります。
今は辛いと思いますが、よく考えて、少し気長に治療にあたられてください、
早く症状が落ち着くとといいですね^^
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| 返信1 |
山田先生、タイヨウ先生、井野先生、ありがとうございます。
質問を追加させていただきます。
>可能なら一度全ての金属をはずしてみられて、どうなるか経過観察をなさってもいいのではないでしょうか。
これは具体的にどのようにするのでしょうか?
仮の詰め物をして経過をみるということですか?
また、その場合最長どのくらいの期間仮の詰め物で過ごすことができますか?
>金だけにアレルギーが出ているという結果なのでしょうか!?
>他の金属にはアレルギーなどはないのでしょうか!?
はい。金だけにアレルギー反応が出ました。
これは珍しいことですか?
>今の所金だけであれ保険でも『銀合金』と言う金属が選択肢に上がります。
「銀合金」は乳歯にしか使用しないのかと思っていましたが、大人にも使ってもらえるのでしょうか?
以上、ご回答よろしくお願いいたします。
| ゴマ さん
2008-09-18 03:11:09 |
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| 回答4 |
>これは具体的にどのようにするのでしょうか?仮の詰め物をして経過をみるということですか?
そう言う事ですね。
>また、その場合最長どのくらいの期間仮の詰め物で過ごすことができますか?
長くても数か月では無いでしょうか?
長期間放置しておくと咬み合わせが狂ってしまう可能性もあります。
>「銀合金」は乳歯にしか使用しないのかと思っていましたが、大人にも使ってもらえるのでしょうか?
使えますよ。
担当の先生と良く相談されてください。
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| 回答5 |
こんにちは。
一度外す・・と言う案も良いと思うのですが、井野先生がご指摘の様に、(歯科用金属が原因であったとして)症状が回復するまでには相当時間がかかる可能性もあります。
また歯の治療はそう何度も繰り返せませんから、可能性が高くても低くても、替えるなら替える!・・ぐらいのつもりの方が良さそうな様な・・・気がしました。
また銀を主成分とした合金(保険のいわゆる「銀歯」=「金パラ」もそうです)の場合、銀自体にはアレルギー性(※アレルギーの引き起こしやすさ)が低いので、「比較的安全」とは言われます。
ところが不安定で溶けやすいため、純銀でなくて他に混ぜ物がある場合には、それはそれでかえって注意が必要だと思いますよ。
「銀合金」を選択されるにしても、安全性は事前にパッチテストを行うなどして確認しておかれた方が良いでしょうね。
「金」で本当にアレルギーが出たとしたら、かなり珍しいと思います。
他にも一般的にもっと危ない金属が色々ありますから、メタル系は全般警戒された方が良いのでは・・。
金を使わないブリッジということなら、高額にはなりますがジルコニアブリッジが色々な意味で「比較的」安全だと思いますよ。
(過去何度も話題になってます)
ただどんな材料でも、アレルギーを引き起こす可能性は0にはならないですし、取り返しのつかない高額な治療なのですから、皮膚科の先生も積極的に関わってくれないと・・とは思います。
あらゆる意味で本当に難しい問題だと思いますが、根気良く問題解決に向けて頑張られて下さい。
お大事にどうぞ。
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| 回答6 |
この度は非常に稀な状態になりゴマさんにはお気の毒としか言いようがありません。
まず、金だけにパッチテスト陽性が出るのは非常に少ない事で、私も『金にだけ陽性だとかチタンにだけ陽性』という人が稀にいるので気をつけるようにという注意を聞いた事がありますが、本当にいらっしゃるのですね。
まず、症状である『口唇炎』と『指のしょうせきのうほうしょう』がダブルで認められるケースもあまり多くありません。
私の症例数が少ない事も原因かと思われますが、ほとんどがどちらか一方だけに、はぐきや舌の炎症症状が同時に認められる事が最も多いようです。
さらに、
「金製のアクセサリーが触った部分には今まで一度も被れる等の症状が出たことがない。」
という状態が判断を鈍らせますね。
元々、金自体がイオン化傾向が低く、イオンになりにくいので、皮膚レベルでは症状を出す所までゆかないとでも考えないと納得できない状態ですね。
>@口のまわりの症状がひどいことを考えると食物アレルギーではないか(気をつけてはいますがアレルゲンと思われるものを今のところ特定できていません)。
>Aメタルを外しても症状がなくなるとは限らない。
>Bパッチテストで金に反応が出たが、単なる刺激反応かもしれない。
>Cそもそもパッチテスト自体正確にアレルギー反応が出るとは限らない。
という意見も全て適切な助言ですね。
こういったケースでは、まず歯の事をひとまず忘れて、他の可能性をひとつづつ除去してゆくか、徹底的に歯科治療を行うかの決心をせまられる事になりますね。
歯科治療では、妥協をせずに現在考えられる確実な方法で行う事をお勧めいたします。
(代用合金の使用は、新たな問題を生む可能性を否定できません。
どうしても費用の都合でというのであれば仕方ありませんが・・・。)
当院では、金属アレルギーの疑われる患者さんには、カウンセリングの時間を十分に設けて、丁寧な説明を行っております。
そして歯科治療を行うと決心のついた患者さんには、歯の金属だけが原因でないかもしれないので、歯科治療が終わっても症状がなお続く可能性がありますが、それでもよろしいですかと念を押します。
(実際はほとんど全症例で症状が劇的に軽快するのですが・・・念のため)
処置は、まず上下の歯型を採り、冠にしなくてはならない歯を模型上で加工して、仮の冠を硬質プラスチックであらかじめ全部作製しておきます。
上下左右の歯を4ブロックに分けます。
1ブロックづつ丁寧に麻酔をして、金属を全て除去します。
歯の土台に金属が使用してある場合には、これも全て除去してファイバーコアシステムと呼ばれる金属を全く使用しない土台を作製して、その上に、準備してあった仮の冠を被せます。
歯に穴だけが開いている場合には、その部分を硬質プラスチックで修復します。
最後に噛み合わせの点検を行い、必要な噛み合わせの補正を行います。
これが4ブロック全て終わった段階で、経過観察に移ります。
期間は3ケ月〜1年程度です。
金属アレルギーの症状が消失したのを確認して、最終修復にとりかかります。
ほとんどが、オールセラミックスを使用し、一部ハイブリッドポーセレンを使用しながら全体をの修復を行います。
気の遠くなるような時間と、費用がかかります。
いつも思うのは『これだけやってみて、症状の再発があったら気の毒だなぁ』という事です。
(幸いにして、まだ1例も再発はありませんが、今後全く起こらない保障もありません)
ゴマさんにとっても、たいへんな決心をされなくてはなりませんので、精神的にも大変だとは思いますが、担当の先生と良くご相談の上、最善の選択をなさって下さい。
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| 返信2 |
先生方、とても丁寧なご説明どうもありがとうございます。
今回はパッチテストについて質問させていただきたいと思います。
金だけに反応が出るのは珍しいということですが、もう一度パッチテストをすることで正確性は上がりますか?
前回のパッチテストで「刺激反応である可能性」について言われましたが、そもそも刺激反応とはどういうことをいうのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
| ゴマ さん
2008-09-23 03:31:56 |
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