[写真あり] ラバーダムとマイクロスコープで、しっかり治療してくれるとこはあるの?

相談者: saveさん (49歳:男性)
投稿日時:2008-10-18 10:42:05
根管治療は成功する確立が50%と非常に難しい治療とのことですが、こちらの掲示版を見て、治療にはラバーダムマイクロスコープが欠かせないとのことでした。

そこで、再発せずに成功することを祈って、ラバーダムとマイクロスコープを備えた方法で根管治療をやってるとホームページで掲載している、神戸のど真ん中のホテルのような豪華な受付の歯医者さんに通いました。


先生との最初のやりとりのなかで、そこの歯医者を選んだ理由を説明すると、

「日本の歯医者の99.9%ラバーダムをやっていないし、それでも特に問題はありません」

とのこと。

そして、いざ治療の時はラバーダムもマイクロも使わずに、処置している口の方も見ずに、まさに手探りで根の治療をしていました。

するといきなり治療に失敗し、前の詰め物の針を折ってしまい、そこの根の治療は不可能になってしまいました。
それだけではなく、2日後には今までまったく痛くなかたのにヅキヅキと痛みはじめました。


そこで、先生にTELで問い合わせたところ、

「どうすることもできません。
もう少し様子を見てください。
痛いのは我慢してください」

とのことでした。



やむを得ず昔から通っていた歯医者さんに駆け込んだ応急処置をしてもらったら、すぐに良くなりました。

その先生曰く、

「いきなり根を激しく掘りすぎて化膿して炎症している。
日数を詰めて短期間で薬を変えていくので、明後日にまた来て下さい」

とのことでした。
少し安心しました。


いったいラバーダムやマイクロスコープで治療をしっかりやってくれる歯科医は本当にあるのでしょうか? 


そもそも、マイクロスコープでの根の奥までどうやって確認しながら、治療できるのでしょうか? 
根管治療はどうしても再発するものなのでしょうか?



良い歯科医が神戸、明石方面であれば良いのですが。
実は進行性の腎炎を患っていて、そ病巣か根管の炎症にある可能性があって至急治したいのですが...


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-10-18 11:40:55
>いったいラバーダムマイクロスコープで治療をしっかりやってくれる歯科医は本当にあるのでしょうか? 

んんんん。
ありますよ。


>するといきなり治療に失敗し、前の詰め物の針を折ってしまい、そこの根の治療は不可能になってしまいました。

歯科医師も人間ですからね。
もちろん、失敗はしたくありませんし、失敗しないように努力はしていますが‥。


年間数例は僕もファイルを折ってしまう事があります。
自分で取る事ができる場合もありますし、取れなくなってしまい、患者さんに謝罪する事もあります。

先日、下顎の大臼歯、近心根にニッケルチタンファイルを折り込んでしまい、取れなくなってしまいました(さすがに青くなりました)。

CTで確認したところ、幸いな事に根っこの先っぽがつながっていて、もう一方の根管からアプローチして(おそらく)大丈夫だったと思いますが‥。



>そもそも、マイクロスコープでの根の奥までどうやって確認しながら、治療できるのでしょうか?

ストレートな根管であれば見えます。
湾曲している根管は見えません。

しかし、肉眼で行うより確実に精度は高いと思います。


根管治療はどうしても再発するものなのでしょうか?

再発してしまう物もあるとは思いますが「そうならないように(我々歯科医師も)日々努力している」と解釈していただきたいと思いますが‥。
実際、治っている(再発していない)ケースも多々ありますよ。


今回のsaveさんのケースは「不幸にして器具の破折が起こってしまった」わけですが、きっちり消毒して行くことで今後、問題を生じないレベルで落ち着く場合もあります。

頑張って治療を継続してください。




画像の左側(頬側)がファイルを折り込んでしまったところです。
右側(舌側)は通常通り消毒を行い、根管充填しています。

ちょっとCTのスライス角度が悪いので「この画像だけでは判断できない!」とお叱りを受けそうですが‥。

画像1画像1

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-10-18 13:32:43
不安と不満が大きくなってしまったようですね。。。


HPで保険自費関係なく全ての方にラバーダム+マイクロ操作を行いますと書かいてあれば。
それで集患するのはあまりよろしくないですね^^;


スーパーの特売に最初に並んで商品が無かったというぐらいショックですね(笑)



>するといきなり治療に失敗し、前の詰め物の針を折ってしまい、そこの根の治療は不可能になってしまいました。

これはラバー・マイクロとは全く関係ありません。
タイヨウ先生も書いておられますが、新品を使用していても折れるときは折れます。



>いったいラバーダムやマイクロスコープで治療をしっかりやってくれる歯科医は本当にあるのでしょうか?

せっかく行かれて思わぬ結果になってしまいましたが、きっちり根の治療を行っている歯科医院はありますよ。

それがラバー・マイクロを使用していなくてもきっちり根の治療をしてくれる歯科医院はあります。
インプラントの上手なところに比べると少ないですが・・・)



>マイクロスコープでの根の奥までどうやって確認しながら、治療できるのでしょうか?

根の奥までは見えませんよ。
そもそも根の形はもの凄い複雑で、全てを見つけ取ることなどは不可能です。

私たちが触れる神経管は比較的太い神経管を触っているだけで、マイクロがあるから確実に神経が取れるというものではありません。

どちらかと言うと、目が悪くなって新聞の字が読めない人が虫眼鏡で拡大して読んでいるだけです。

見えるようになっても、その人が新聞を理解出来たかは別問題ということです。

道具とはこういった物で使う人間によります。



つい先日、関西のマイクロを備えた歯科医院にかかっていたのですが、良くならないと言われ来院された方がいます。

「絶対ここの歯は3根だ」

と言われ治療していただいていたのですが、私が見たら4本目が隠れていました。
(見た瞬間4根目が臭い位置を1mmぐらい深く削りこむと1本出てきました)

同じ道具を使用してもこんなものです。
今回の場合など、経験のある先生でしたらマイクロなどいらなかったかもしれません。

逆に私が見落としているケースもザラにあると思います。



道具が良いから患者さんの痛みを取れる、患者さんの希望を叶えられるとは違いますよ。
それ以上に知識や経験が大切になってきます。


ですから歯チャンの年配の回答者(気はもの凄く若いですが^^;)と私が岐路に立った時、多分経験側から答えを出せるようなケースになった場合には絶対敵わないと思います。

そのぐらい歯科において『経験』と言うものは財産なのです。



>日本の歯医者の99.9%ラバーダムをやっていないし

HPにラバーダムと書いておいて、他の歯医者がしていないのでしなくても大丈夫。
これはあまりよくないですね。
最低限HPでラバーをするからここに決めたという人ぐらいには行ってあげてもらいたいものです。



根管治療はどうしても再発するものなのでしょうか?

細菌が歯の中で繁殖する為です。
でも、本来は残る前提の治療ではないので5割が問題なく経過するだけでも凄いことだと私は思います。

私は無菌操作(言葉上)をすることが成功率を上げる近道だと思い根管治療においてラバーダムは99.9%します。
(今年は1回ファイルを折りそうになったのでその時だけラバーを外しました)
レジン充填でも唾液が邪魔に思えばラバーダムを張り充填します。

しかし、昔していた1日30人の診療を行う保険治療ではラバーダムはせず簡易防湿しかしていませんでした。

でも昔の患者さんの多くは問題なく経過しております。


理想を追うような治療をしようとすると1日に診れる患者さんの数も限られ保険診療では成立しません。
(私の場合は)




今回は不幸なことが続いてしまいましたが、ラバー+マイクロは歯科医院を選ぶ為の1つの小さな指標であったと考えてもらえればありがたいです。

 
 

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-10-18 15:24:35
こんにちは。


私の場合も根管治療ラバーダムは99.9%ぐらいですね。
マイクロスコープは今は他の先生方と共用なので、普段は拡大鏡だけで、ここぞと言う時だけマイクロが登場します。


でも、

>こちらの掲示版を見て、治療にはラバーダムとマイクロスコープが欠かせないとのことでした。

・・そうなんですけどそうじゃない様な・・


過去にも書いてあると思いますが、井野先生も仰る様に、

歯科医院を選ぶ為の1つの小さな指標であったと考えてもらえればありがたいです。

です。

そして、それをHPなどに掲載するなら実践して欲しいところですよね。

なんだかHPで見つけたところと間違って違う医院に行っちゃったのじゃないかと思ってしまう様な、耳を疑うお話ですね。。



根管治療中に痛みが出てしまって不信感も増しておられる様に思いますが、お痛み自体は細心の注意を払った根管治療でも起きる得ることです。

またファイルの破折(?)も起き得ることですが、それとお痛みに直接の関連性はないですね。


>「いきなり根を激しく掘りすぎて化膿して炎症している。

と言う表現も適切かどうかはちょっとわかりません・・。



せっかくリサーチして足を運んだのに、色々と不幸が重なってしまい、悪い相乗効果になってしまいましたが・・日本中真面目で一生懸命な歯医者さんはいますからね、saveさんも頑張って治療を続けて下さいね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-10-18 23:38:03
>治療にはラバーダムマイクロスコープが欠かせないとのことでした。

Sjogren(1990)の文献で、
 抜髄98%
 感染根管(初回)86%
 感染根管(再治療)62%
と書いてあるらしい(原文読んでません。)のですが、年度から考えてラバーダムは使用していても、マイクロは使用していないと考えられます。

つまり、これ以上の成績が出せている施設でなければマイクロスコープは欠かせないとは、普通は書けないかと思います。


タイヨウ先生の

>肉眼で行うより確実に精度は高いと思います。

には、疑問を感じます。


ラバーダムの使用に関しましては、Van Nieuwenhuysen(1994)の文献で、ラバーダムを使用した場合としなかった場合で、統計学的に有意な差(p<0.0001)があったとされているらしい(これも原文読んでません)ので、ラバーダムを使用したほうが良いと言えるかと思います。

ちなみに私も最近のこのサイトでの議論やこの文献の影響もあり、「基本的に全員ラバーダム派」に改宗いたしました。(どうでも良い話ですが)


あと、ラバーダムは(歯科医なら)だれでもすぐ買えますが、それなりに熟練していないと(患者の)だれにでも装着できるわけではありません。


また、マイクロスコープはだれにでもよく見えますが、根管治療の場合すべて鏡を見ての作業になりますので、天才でない限り1、2年は修行を積まないと上手にはできないと思います。

つまり、マイクロスコープをもっているからといって、だれでも上手 ではないと思います。



>処置している口の方も見ずに、まさに手探りで根の治療をしていました。

前にも書いたことがありますが、マイクロなしの場合は(指が邪魔になり)削っている部分どころか入り口も見えなくなります。(マイクロを使用しても、削っている最中に見えるのは削っている部分の入り口だけですが)

ですので、手の感触で削り具合を感じ取りますので、全神経を指に集中する感じになり、あえて視線はそらすのが普通です。


それでも、上記くらいの治療成績は残すことが可能です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-10-19 02:42:59
きちんとした治療を受けたいと思ったのに、裏切られた気持ちですね。


個人的な意見としては、マイクロスコープラバーダム根管治療に必須のものであると思っています。

私自身は約7年前から使用していますが明らかに違います。
根尖(根の先)もストレートに近ければはっきり見えます。

また、今まで見つけられなかった根管も見つけられるようになりました。
薬液との反応も肉眼で見るのとは明らかに違います。

以上から治療成績はかなり違うと思います。
ただすぐには分からないので、患者さんにとってはわかりにくいと思います。



>いったいラバーダムやマイクロスコープで治療をしっかりやってくれる歯科医は本当にあるのでしょうか? 

あります。


>そもそも、マイクロスコープでの根の奥までどうやって確認しながら、治療できるのでしょうか? 

根の先の状態が見えます。
たとえば膿が止まっているかどうか等です。



>根管治療はどうしても再発するものなのでしょうか?

ラバーダムとマイクロでかなり再発率は下げられると思われます。


悪いことが重なりましたが頑張って下さい。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-10-19 08:54:19
>タイヨウ先生の
>>肉眼で行うより確実に精度は高いと思います。
>には、疑問を感じます。

まあ、森川先生が疑問に感じる事は良いとは思いますが。



では、なぜ「Endo専門医(または得意としている)」の先生方を中心にマイクロの普及率が高いのでしょうか?


それとも僕の書いた「精度」と言う言葉に引っかかりましたか?
もし、「精度」と言う単語に引っかかったのであれば何か違う言葉を探しますが…。









森川先生の書かれた

「天才でない限り1、2年は修行を積まないと上手にはできないと思います。
つまり、マイクロスコープをもっているからといって、だれでも上手 ではないと思います。」

「手の感触で削り具合を感じ取りますので、全神経を指に集中する感じになり、あえて視線はそらすのが普通です。」

これは僕も同感です。


井野先生のおっしゃられているように

「見えるようになっても、その人が新聞を理解出来たかは別問題ということです。
道具とはこういった物で使う人間によります。」

だと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-10-19 10:39:19
いや、それよりも森川先生の、

>ちなみに私も最近のこのサイトでの議論やこの文献の影響もあり、「基本的に全員ラバーダム派」に改宗いたしました。(どうでも良い話ですが)

にびっくりしました・・。



>ラバーダムの使用に関しましては、Van Nieuwenhuysen(1994)の文献で、ラバーダムを使用した場合としなかった場合で、統計学的に有意な差(p<0.0001)があったとされているらしい(これも原文読んでません)ので、ラバーダムを使用したほうが良いと言えるかと思います。

とありましたが、私も原文読んでないんですけど、p<0.0001と言う数値は、

統計上、「差が出た」と言うことが「偶然だった」と言う確率が

「1万分の1」

と言う意味(=10000分の9999の確率で本当に差がある)なので、これは凄い数値ですね。


この文献は知りませんでした。。

(文献はコチラ)
Retreatment or radiographic monitoring in endodontics.
Van Nieuwenhuysen JP, Aouar M, D'Hoore W.
Int Endod J. 1994 Mar;27(2):75-81.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8034368?ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_DefaultReportPanel.Pubmed_RVDocSum


マイクロスコープの優位性については、今回も過去にも出ている通りですが、あると思います。
(十分な知識も技術もあって初めて生きるのはラバーダムも併せて当然ですが・・)

使わない場合の視線については、どうせ見えないのですから、やはりどこでも同じだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: saveさん
返信日時:2008-10-19 10:51:32
心ある歯科医の先生方のご投稿ありがとうごさいます。


ラバーダムマイクロスコープの意義について、少し理解が深まりました。

私なりに論点から感じたことを整理しますと、結論的には


Q1.いったいラバーダムとマイクロスコープで治療をしっかりやってくれる歯科医は本当にあるのでしょうか?

そもそも、マイクロスコープでの根の奥までどうやって確認しながら、治療できるのでしょうか?
根管治療はどうしても再発するものなのでしょうか?


A1.全国には少ないが存在はする。

ただし、経験と知識が必要であり、誰でも簡単にすぐには使いこなせない。
しかし、しっかりとうまく使えば効果は高い。
それには経験と技術、知識が必要。

歯の根の奥まで確認もできるし、経過の良否を判断するうえで効果を発揮する。


私がホームページの宣伝文句を見て通うことを決心した歯科医は、やはりインチキであった可能性が高いということを感じました。

若い歯科医の先生は新しい最新の機器を導入はするのでしょうが、その中には若いがゆえ、技術、経験と知識が乏しいため宣伝文句だけで終わっているという歯科医が存在したということです。

そもそも、○○のオフィス街のど真ん中に構え、受付と待合を△△ホテルを模造しイメージしたという装飾、照明、ソフアーなどにするところが、何かしらウサン臭さを感じ、インチキ臭かった。

しかし、人を信頼することの重要性を信じて、少し勤務地より遠いものの、そこに決めた私が甘かったのです。
結果的に非常に残念でした。


今も奥歯がズキズキ痛み、昨晩も眠れませんでした。
そもそも、その先生は前の詰め物の針を折ってしまった時も、

「何やコレ、折れとる。」

と以前から針は折れていたとの主張をされ、自分の行為に全く関係ないという発言。

素人の私でも抜く時に折れたのではと、容易に解りましたが、敢えて私はそれを追及する意義がないので、何も反応はしませんでした...が、しかしあきれた先生です。
 

私はあと、2年ほどで透析導入を宣告されいます。
会社で課長職をまっとうしながら、家のローンを返し、家族4人を養っていくためには腎臓病の病巣部位の可能性がある根管治療を何とかやらねばという決意には変わりはありません。

(参照)仙台社会保険病院腎センターの堀田先生の「慢性免疫病の根本治療に挑む」



兵庫県南西部地域(神戸明石加古川)でラバーダム、マイクロを使いながら根管治療に技術・経験など自信がある歯科医の先生がおられましたら、ぜひ、ご投稿をよろしくお願いいたします。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-10-19 12:35:05
マイクロやラバーを使いこなす先生は少ないかも知れませんが、心ある歯科医はたくさんいますよ。。

これは別個の話ですし、どちらかと言えば後者の方が大切かと思います。


またこの掲示板で、大学病院など公的機関の受診勧告は除いて、特定の医院を紹介することはありませんので、ご理解の程お願い致します。

お大事にどうぞ。



(※saveさんの文中、医院を特定してしまう可能性のある部分について、伏字に変えておきました。 ご了承下さい。)

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2008-10-19 16:44:59
>それとも僕の書いた「精度」と言う言葉に引っかかりましたか?

そうですね。精度≒治療成績 といった印象を受けます。
そうではないですよね?データないですもんね?


たとえば、レジン充填のとき私は、両頭隣接面充填器がないとうまくできない(つまり必須)んですが、こんなものは他の先生にはどうでもいいことですよね。
統計取ったって治療成績に跳ね返ってくるはずがない。


個人的にあるものが必須というのは、まったくの自由なんですが、それを一般論として、精度≒治療成績 の話に結びつけるのはどうか?ということです。

ラバーダムと違って)マイクロスコープには明らかなデメリットがありますから、個人的には、(治療成績に関しては)統計データないと納得はできないですね。



>では、なぜ「Endo専門医(または得意としている)」の先生方を中心にマイクロの普及率が高いのでしょうか?

これは、(渡辺先生がお書きのように)難しい症例には特に有用だから。

もしくは(井野先生が以前書いていたように記憶しておりますが)慣れてくると、マイクロスコープを常時使用していたほうが、(精度が高いのではなくて同じレベルの処置を行うのに)かえって治療時間が短いからではないかと推測します。


マイクロスコープが有用じゃない なんていう気は毛頭ないです。
上手に使えば有用に決まってます。


ただ、よく見える=きれいにできる じゃないですよね。
だって直視ではなくて、鏡に反射した(逆に写った)ものを見てやってるんですから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: saveさん
返信日時:2008-10-19 19:15:41
3MIX-MP法歯周病が早く、完全に治るということがアチコチに紹介されていますが、真実はどうなのでしょうか?

ブラッシングだけでは、周病を完全に治す、あるいは予防することは無理らしいですが、根管治療も再発する可能性が高く、治療そのものの大変、難しいということなら、3MIX-MP法ではダメなのでしょうか?
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 09:35:58
>そうですね。精度≒治療成績 といった印象を受けます。
>そうではないですよね?データないですもんね?

>個人的にあるものが必須というのは、まったくの自由なんですが、それを一般論として、精度≒治療成績 の話に結びつけるのはどうか?ということです。


なるほど。
表現に気を付けます。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 10:10:05
3MIX-MP法歯周病が早く、完全に治るということがアチコチに紹介されていますが、真実はどうなのでしょうか?

僕的には「?」です。

と、言うのも以前、虫歯治療に使った時はあまり優位な成果は得られず、それ以来使用していない事と、根管治療歯周病治療に有効なのかはっきりしていないからです。

使用した事がない人間が言うのも何なのですが‥。

実際には僕の所にも「他院で根管治療を行ったが痛みが取れず、抜歯との宣告を受けた」と言う患者さんが多数いらっしゃいます。

僕は根管治療の専門医ではありません。


しかし「じゃあ、僕がダメモトで治療してみましょうか?」と言う事で根管治療を行うと「症状の改善」が見られる事が多いです(もちろん、すべての症例で改善されるわけではありませんが)。

じゃあ、3Mix-MPを行ったか?

答えは「No」です。

僕はただ単純に「根管の中を丁寧に洗浄した」だけです。



ですから「3Mix-MPが良いかどうか?」よりも(基本中の基本である)「きっちり根管洗浄、消毒を行えたか?」の方を重視しています。

それで症状の改善が認められない場合には「根管治療専門医」の先生の出番だと思っています。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2008-10-20 11:31:04
感染根管再根管治療の予後について



私達のクリニックでは、8人の先生と共同で専門医が行うような治療方法で、一般的に言われる再感染根管治療の成功率60%を
如何にしたら改善できるか、挑戦してみました。
(60%は世界中の歯内療法専門医の治療予後です)


治療するは、隔壁を作り、細菌が侵入しない環境を作り、マイクロスコープを用い確実に根管を可及的に探し、細菌検査も行い治療をすることで治療の成功率を調べました(2005年)。


2004年に治療を終了した患者さん全員を対象とし、その結果、90%の患者さんがレントゲンを撮影に来院してくださいました。

患者さんに症状がないかどうかとレントゲンの結果を、治療を行った私達治療歯科医3名以外の歯科医5名で、客観的に成功かどうかの評価をしてもらいました。


その結果、再感染根管治療の成功率70−90%との結果を得ることができました。
この平均20%の改善は、やはり、細菌に対しての細心の注意を払って治療を行った結果ではないかと思っています。
(この研究結果は日本歯内療法学会で私が発表しています。)



20%が失敗だったわけではありません。まだ、治癒していないだけかもしれないのです。
したがって、まだまだ現在も追跡をしています。

もうすぐ4年になりますので、もう少し待っていただければ結果が出ます。
ですが、結果は良いです。



できるだけのことをやって治療した場合は、良い結果になるんです。


あまり悲観的にならないで良いと思います。
できるだけのことを臨床で行うという姿勢を持っている人が本当の歯科医だと思います。

別に専門医じゃなくてもそういう人はいます。
探すのが難しいだけです。




タイトル [写真あり] ラバーダムとマイクロスコープで、しっかり治療してくれるとこはあるの?
質問者 saveさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療の専門医
根管治療その他
歯医者への不満・グチ
その他(写真あり)
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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