右下親知らずが神経と触れているため、2回にわけて抜歯することについて

相談者: ジャックさん (34歳:男性)
投稿日時:2008-11-05 09:37:17
こんにちは。
右下の親知らずの抜歯についての相談です。


歯科医院レントゲン撮影にて、の根と神経が重なっていた為に更にCTスキャンを行った結果、歯と神経が触れている状況でした。

医師の方からは神経の損傷及び切断のリスクを考慮し、最初は歯の頭を切除し縫合。
歯が移動する事を想定して約3か月後に残る部分を取り除く、と言う2回に分けて行う抜歯方法を勧められました。


この方法で構わないと思っているのですが、当方が海外に赴任している為に最初の治療から3ヶ月後に日本に帰れるかどうかが分かりません。


仮に半年程度の期間になってしまった場合、残っている歯にどの様な影響が考えられるでしょうか?

また歯の頭を切除する治療ですが、3〜4日の日本滞在で完了させる事は可能なのでしょうか?



以上、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-11-05 09:53:51
ジャック様
おはようございます!


処置方針にについては、担当医の通りよろしいかと思います
(CTでと神経の関係も確認されていますし...)



>この方法で構わないと思っているのですが、当方が海外に赴任している為に最初の治療から3ヶ月後に日本に帰れるかどうかが分かりません。
>仮に半年程度の期間になってしまった場合、残っている歯にどの様な影響が考えられるでしょうか?

期間が極端に空かなければ(年単位で)特に問題ないと思います




>また歯の頭を切除する治療ですが、3〜4日の日本滞在で完了させる事は可能なのでしょうか?

問題になるとしたら、抜糸のタイミングだと思います

担当医とよく御相談になって下さい



お大事になさって下さい!

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-11-05 11:33:32
ジャックさん、こんにちは。


私は親知らずを2回に分けて抜いたことがないので、この方法のことはわかりません。
ただ、フランスのパリ大学の教授がこの方法を行っており、その講演を聴いたことがあります。


ただ、あまり時間をあけてしまうとせっかくできたスペースに骨ができてしまって、残った根がスムーズに抜きにくくなると言うことがおきる可能性はあると思います。


また、CTでどのように神経と接しているのかわかりませんが、私の経験上神経と触れているだけでは抜歯してもほとんど麻痺は起きません。

しかし、抜歯の操作上神経を切断あるいは傷つけることで麻痺は起きてきます。




参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジャックさん
返信日時:2008-11-05 12:27:12
山口先生 畑田先生

お忙しい中、早速のアドバイスありがとうございます。
このアドバイスを基に治療プランを考えたいと思います。



加えて質問なのですが、縫合の際に抜糸の必要のない糸を使う事は一般的ではないのでしょうか?
治療期間と言うネックが解消され個人的には喜べるのですが。




以上、よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-11-05 13:42:19
そうですね、口腔内の傷の場合は一般的ではありません。


吸収性の糸を使うときは、傷の中に縫いこんでしまうときがほとんどです。

成分としてはPGAというものがほとんどだと思いますが、これは体内で加水分解されて吸収します。
しかし、瘢痕になりやすいということも確かです。


さて口腔内の場合はなぜ吸収性の糸を使わないのかということですが、口腔内という環境は細菌が非常に多く、糸が原因で感染を起こす可能性がありますし、吸収性の糸を使ったとしても、体の中ではないので思うように加水分解されないためだと思います。(吸収分解されるまでに約15週間かかります)

そして、やはり外科手術のあとというのは経過観察が非常に重要です。
抜糸ということもありますが一週間後の傷の状態を確認するという意味でも、省略はしないほうがよいでしょう。



参考にしてください

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ジャックさん
返信日時:2008-11-05 14:06:19
畑田先生



簡単な質問に分かりやすい説明をして頂きありがとうございます。
十分に納得する事が出来ました。



この度は本当にありがとうございました。



タイトル 右下親知らずが神経と触れているため、2回にわけて抜歯することについて
質問者 ジャックさん
地域 海外
年齢 34歳
性別 男性
職業 会社員(管理職)
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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