顎関節に重点をおく矯正(アキシオグラフ検査)と、矯正専門医の方法
相談者:
sinitiさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-01-31 19:47:30
矯正を考えています。
定期健診に行っている歯科医院(一般歯科)の先生は、噛みあわせと顎関節の関連が重要と考えておられ、歯軋りの時に歯への負担を最小限にすることを目指しておられるそうです。
そのため一般の矯正歯科よりも詳しい検査をいろいろと行うと説明をうけました。
(オーストリア流で、その検査のひとつがオキシオグラフだそうです。)
上記の考え方もすばらしいと思いますが、私は小学生の時に医師のすすめで、歯の内側に生えていた第1小臼歯2本、下の第1小臼歯1本を抜いており、これを復活させる(インプラント)ことも考えるといわれました。
矯正の相談にいった矯正専門の先生は、顎の状態は矯正していく中で状態も変わってくるからね、ぐらいであまりお話はありませんでした。
そこで矯正するならば、下のもうひとつの小臼歯をぬいて歯を並べていくとのことです。
上記の先生いわく、これは顎への負担を考えていないとのこと。
できれば矯正歯科の先生の言うように、一般抜いて並べたいのですが(費用の面でも)、歯軋りの時の歯への負担や顎のことはどのように考えておられますか?
レントゲンと歯型をとる検査だけでは、Eラインのことしかわからないというのは本当ですか?
定期健診に行っている歯科医院(一般歯科)の先生は、噛みあわせと顎関節の関連が重要と考えておられ、歯軋りの時に歯への負担を最小限にすることを目指しておられるそうです。
そのため一般の矯正歯科よりも詳しい検査をいろいろと行うと説明をうけました。
(オーストリア流で、その検査のひとつがオキシオグラフだそうです。)
上記の考え方もすばらしいと思いますが、私は小学生の時に医師のすすめで、歯の内側に生えていた第1小臼歯2本、下の第1小臼歯1本を抜いており、これを復活させる(インプラント)ことも考えるといわれました。
矯正の相談にいった矯正専門の先生は、顎の状態は矯正していく中で状態も変わってくるからね、ぐらいであまりお話はありませんでした。
そこで矯正するならば、下のもうひとつの小臼歯をぬいて歯を並べていくとのことです。
上記の先生いわく、これは顎への負担を考えていないとのこと。
できれば矯正歯科の先生の言うように、一般抜いて並べたいのですが(費用の面でも)、歯軋りの時の歯への負担や顎のことはどのように考えておられますか?
レントゲンと歯型をとる検査だけでは、Eラインのことしかわからないというのは本当ですか?
回答1
ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市)の秋山です。
回答日時:2009-01-31 22:55:13
>第1小臼歯2本、下の第1小臼歯1本を抜いており、これを復活させる(インプラント)ことも考えるといわれました。
>矯正するならば、下のもうひとつの小臼歯をぬいて歯を並べていくとのことです。
だいぶ極端な考えをお持ちの先生のようですね。
詳細が分かりませんので一般的な考えでお答えしますと、(私も含めて)大多数の先生はご相談を受けた矯正専門医と同じ治療方針、下顎片側小臼歯抜歯を行い歯列の改善を計ると思います。
>上記の先生いわく、これは顎への負担を考えていないとのこと。
>歯軋りの時の歯への負担や顎のことはどのように考えておられますか?
>レントゲンと歯型をとる検査だけでは、Eラインのことしかわからないというのは本当ですか?
第一小臼歯抜歯による歯列の連続性が失われる、また第一小臼歯は顎位が後退しないようにするために、なければいけない歯という説に基づいての見解なのだと思いますが、これは非抜歯を推奨している先生の一説にすぎません。
顎関節症の症状が進んでいたり、下顎の位置が変化しやすい方など抜歯を避けるべき禁忌症例というものが存在します。
ただ小臼歯抜歯を行っても、全く問題のない方も多いのも事実です。
全て抜歯、非抜歯ケースどちらかで治すという極端な考えが一番危険なような気がします。
患者さんの状態は様々ですので、それにあわせて治療方法を選択するべきだと考えます。
小臼歯抜歯を行ったとしても、治療中の顎位のコントロールができ、最終的に緊密な咬合、犬歯誘導がしっかり作れるのであれば全く顎関節には負担がないと思います。
>矯正するならば、下のもうひとつの小臼歯をぬいて歯を並べていくとのことです。
だいぶ極端な考えをお持ちの先生のようですね。
詳細が分かりませんので一般的な考えでお答えしますと、(私も含めて)大多数の先生はご相談を受けた矯正専門医と同じ治療方針、下顎片側小臼歯抜歯を行い歯列の改善を計ると思います。
>上記の先生いわく、これは顎への負担を考えていないとのこと。
>歯軋りの時の歯への負担や顎のことはどのように考えておられますか?
>レントゲンと歯型をとる検査だけでは、Eラインのことしかわからないというのは本当ですか?
第一小臼歯抜歯による歯列の連続性が失われる、また第一小臼歯は顎位が後退しないようにするために、なければいけない歯という説に基づいての見解なのだと思いますが、これは非抜歯を推奨している先生の一説にすぎません。
顎関節症の症状が進んでいたり、下顎の位置が変化しやすい方など抜歯を避けるべき禁忌症例というものが存在します。
ただ小臼歯抜歯を行っても、全く問題のない方も多いのも事実です。
全て抜歯、非抜歯ケースどちらかで治すという極端な考えが一番危険なような気がします。
患者さんの状態は様々ですので、それにあわせて治療方法を選択するべきだと考えます。
小臼歯抜歯を行ったとしても、治療中の顎位のコントロールができ、最終的に緊密な咬合、犬歯誘導がしっかり作れるのであれば全く顎関節には負担がないと思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-02-01 00:09:43
siniti さまこんばんわ。
私も秋山先生と同じように考えています。
「全て抜歯、非抜歯ケースどちらかで治すという極端な考えが一番危険なような気がします。
患者さんの状態は様々ですので、それにあわせて治療方法を選択するべきだと考えます。」
このように考えるのが一般的でしょう。
参考になさってください。
私も秋山先生と同じように考えています。
「全て抜歯、非抜歯ケースどちらかで治すという極端な考えが一番危険なような気がします。
患者さんの状態は様々ですので、それにあわせて治療方法を選択するべきだと考えます。」
このように考えるのが一般的でしょう。
参考になさってください。
回答3
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2009-02-01 00:57:37
矯正を行う際に
・抜歯を行うか
・非抜歯で行うか
を考えるのは悩む問題です。
歯の型を採り、その模型上で調べたり、セファロレントゲンを撮影して、それらをもとに抜歯するかどうかを判定するのが矯正のDrの一般的な考えなのですが、それではいけません。
全顎のデンタルレントゲンやCTを併用して根の傾いている方向や、根と根の距離、顎の骨の幅を測定して歯を動かした際に骨の外に歯が出て行かないかどうか?などを調べて、その上で
・抜歯矯正を行うべきか?
・非抜歯矯正を行うべきか?
・外科矯正を行うべきか?
を調べる必要があります。
アキシオグラフは、たしかに顎の関節の動きがスムースか否かを調べることは出来ますが、それと抜歯判定はまた別の問題です。
・抜歯を行うか
・非抜歯で行うか
を考えるのは悩む問題です。
歯の型を採り、その模型上で調べたり、セファロレントゲンを撮影して、それらをもとに抜歯するかどうかを判定するのが矯正のDrの一般的な考えなのですが、それではいけません。
全顎のデンタルレントゲンやCTを併用して根の傾いている方向や、根と根の距離、顎の骨の幅を測定して歯を動かした際に骨の外に歯が出て行かないかどうか?などを調べて、その上で
・抜歯矯正を行うべきか?
・非抜歯矯正を行うべきか?
・外科矯正を行うべきか?
を調べる必要があります。
アキシオグラフは、たしかに顎の関節の動きがスムースか否かを調べることは出来ますが、それと抜歯判定はまた別の問題です。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-02-02 09:32:33
抜歯矯正をすると、奥歯の前方移動を起こさないようにしないと
いけません。
充分にこれを行っていないケースが多く、たとえ出来ていても歯列の短縮自体が後方の支持高の減少を来している場合が多いのです。
これが顎関節症の原因となっていると思われます。
さらなる抜歯はお奨めできません。
いけません。
充分にこれを行っていないケースが多く、たとえ出来ていても歯列の短縮自体が後方の支持高の減少を来している場合が多いのです。
これが顎関節症の原因となっていると思われます。
さらなる抜歯はお奨めできません。
相談者からの返信
相談者:
sinitiさん
返信日時:2009-02-03 23:51:02
秋山先生、山田先生、タカタ先生、松山先生
ご回答ありがとうございました。
先生によって、ご意見が別れるのだなあというのが素直な感想です。
少なくともアキシオグラフを取り入れた方法が、一番よい方法であるとの洗脳からは解かれました。
ありがとうございました。
ご回答ありがとうございました。
先生によって、ご意見が別れるのだなあというのが素直な感想です。
少なくともアキシオグラフを取り入れた方法が、一番よい方法であるとの洗脳からは解かれました。
ありがとうございました。
タイトル | 顎関節に重点をおく矯正(アキシオグラフ検査)と、矯正専門医の方法 |
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質問者 | sinitiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 顎関節症 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。