1歳児の虫歯の進行をとめるには?

相談者: 7216さん (32歳:女性)
投稿日時:2009-02-07 21:28:26
はじめまして。

1歳3か月になる息子(5か月の時に生え始め現在上下左右ABCDが生えてます)が、先日1歳児の虫歯予防の会で左上の前歯2本(AとB)がCoと言われてしまいました。

フッ素入りの歯磨き粉を使った方がいいという説、甘いものを一切与えないようにすればいいという説、嫌がってまでも歯磨きをしない方がいいという説、いろんな説があり迷ってしまいます。

虫歯の原因は、母乳(1歳1か月で断乳)や離乳食をだらだらと時間を決めずにあげてしまっていたこと、ケーキやプリンなど砂糖入りのお菓子も1歳になった頃から食べ出してしまっていたこと、野菜ジュースをたくさん飲んでいたこと(このせいか水や麦茶を飲まなくなってしまい困ってます)、歯磨きを嫌がるのでやっていなかったこと(歯磨きに限らず仰向けになることを嫌がります)、などいくらでも思いつき、反省してもしきれません。



こちらでも検索させていただいたところ、「3歳までお菓子を与えない育児をしていたら、仕上げ磨きは取り立てて必要ない」との回答を見て、歯磨きを嫌がるわが子にはぴったりかと思い、実践してみようと思っているところですが、野菜ジュースは砂糖無添加でもダメなんですよね?

果物も大好きなんですが、果物もダメですか?
また便秘のためプルーンエキスをヨーグルトにまぜたりしているのですが、これもダメでしょうか?

ケーキやプリン、お菓子等は気をつけて食べないようにすることは可能ですが・・・


食事の時間にも気をつけるようにしているのですが、食後に歯磨きも思うようにできない状態なので、今現在できてしまっている虫歯(なりかけ)は進行してしまう可能性がやはり大でしょうか?

となると、先日集団検診でみてもらったばかりですが、すぐにでも歯科受診した方がいいのでしょうか?
それとも1歳6か月検診までこのままでいいのでしょうか?


とりあえず家でできることはないかとドラッグストアをみてみたら、市販のピジョンから出ているキシリトールタブレット(でもまだ上手になめれず飲み込んでしまう?)や、いくつかのメーカーから出ているフッ素入りのジェル(うがいはまだできないので歯磨き剤は無理?)、レノビーゴ(歯磨き後にスプレーだから歯磨きしないでスプレーしてはダメ?)など気になる商品があったのですが、これらは使用した方がいいのでしょうか?

それとも歯科受診してそこですすめられた商品を使用した方がいいのでしょうか?


また、歯科も保険がきくところときかないところがあると聞きます。
歯科選びのポイントなどもあったら教えていただきたいです。
いくつか行ってみて合うところを探すのがいいのでしょうか?


スプーンや箸の共用なども、最初は気をつけていたのに途中から全然気にしないようになってしまいました。

これも自分に虫歯がなかったとしても虫歯菌はいるのでダメなのでしょうか?


質問ばかりしてしまいすみません。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-02-07 23:08:33
はじめまして。

過去ログをよく読まれているようなので、虫歯の原因や今後どのような対策ができそうなのか?ということについてはかなり勉強されているようですね。

実際にどういった方法がベストなのか?というと正直わからないので、一番良いのは小児の虫歯予防に力を入れている歯科医院に行って相談することではないかと思います。


お子さんは1歳ということですので、歯科医院を選ぶ基準としてはやはり「小児歯科」を標榜しているところが良いのではないかと思います。

加えて、ホームページなどで「予防に力を入れています」というような表記があればより良いのではないでしょうか?


一応当サイトでも小児歯科や予防歯科に力を入れている歯科医院を検索することは可能ですが、まだ登録歯科医院がそれほど多くはないので、今後もっと多くの医院さんに登録してもらえるように頑張っていきたいと思っています。

⇒参考:歯科医院検索&マッチングシステム



>先日集団検診でみてもらったばかりですが、すぐにでも歯科受診した方がいいのでしょうか?

集団検診はあくまでもおおまかに見るだけですので、やはりきちんと歯科医院を受診して指導を受けられるのがベストではないかと思います。



>スプーンや箸の共用なども、最初は気をつけていたのに途中から全然気にしないようになってしまいました。
>これも自分に虫歯がなかったとしても虫歯菌はいるのでダメなのでしょうか?

ベビーシッターに育てられた子供は虫歯が少なかったというような報告もあるのですが、虫歯の原因はそれだけではありませんし、そんなに気にされる必要はないと思いますよ。


「予防に熱心な歯科医院を見つけること」

これに尽きるのではないかと思います。


歯科医院でのメンテナンス・予防についてはメルマガの第7回で詳しく解説していますので、ぜひこちらも参考にされてみて下さいね。

⇒参考:メルマガ【歯オタク育成】


回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-02-08 01:13:40
7216さまこんばんわ。

お子様にむし歯が見つかって、心配になっていらっしゃるのですね。

上顎左右のAにむし歯が出来たとのことですが、思い当たることがあるようですね。

その思い当たることをやめればむし歯の進行は止まります、おそらく私のHPをご覧になったのだと思いますが、私のむし歯予防の方法は説ではありません。

実行なされば一生むし歯になることはありません、私のところではまだ実証できていませんが、私の師匠のところではほぼ実証されています。


文面からお勧めの方法を考えてみると、先ず野菜ジュースをやめて野菜を食べさせるのが目的なら、野菜好きの味覚に育てるほうがいいでしょう。

野菜ジュースはあくまでも野菜ジュースでしかありません。


>離乳食をだらだらと時間を決めずにあげてしまっていたこと

離乳食ですが市販のものなら控えたほうがいいでしょう、市販のものは味が一定なので味覚の幅を広げるにはあまりよくないと考えています。

やむをえないときだけになさったほうがいいと思います、赤ちゃんはだらだら食べるものですから、それだけが原因ではないと思います。


>また便秘のためプルーンエキスをヨーグルトにまぜたりしているのですが、これもダメでしょうか?

プレーンヨーグルトだけになさってはいかがでしょうか、これならむし歯の心配はありません。


>ケーキやプリン、お菓子等は気をつけて食べないようにすることは可能ですが・・・

是非実行なさってください。


>食後に歯磨きも思うようにできない状態なので、今現在できてしまっている虫歯(なりかけ)は進行してしまう可能性がやはり大でしょうか?

お菓子をやめれば進行は必ず止まります。
心配なさるより実行なさることです。
1年後には結果が判るでしょう。


>歯磨きを嫌がるのでやっていなかったこと

嫌がるのを押さえつけてするのではありません、やったとしてもきれいに磨けないでしょう、磨かせるのは3歳を過ぎてからです、今は食べ物でむし歯予防をしてください。

これは何でも好き嫌いなくパクパク食べる味覚に育てるのが目的です、まだ1歳3ヶ月とのことなので味覚形成は可能です、最初はお菓子や野菜ジュースをを欲しがるかもしれませんがすぐに慣れるでしょう。

1週間くらい我慢させれば欲しがらなくなります、ここで赤ちゃんの要求に負けてしまうとうまくいきません、お子さんのためですからがんばってください。


フッ素については実際上あまり関係はありません、使っていても基本が出来ていなければむし歯になってしまいます、基本がしっかり出来ていれば使わなくても虫歯になることはありません。


>スプーンや箸の共用なども、最初は気をつけていたのに途中から全然気にしないようになってしまいました。

それだけでむし歯菌の感染予防は出来ません、するなら無菌室で育てるしかありません。


甘いものを3歳まで与えない育児をなさって、それ以降もお菓子の与えすぎが無ければお口の中の細菌叢は悪玉菌?が少ない菌叢になることがわかっています、そのような育児をお勧めいたします。



参考図書を紹介します興味があれば是非お読みになってください、必ず役に立つと思います。

子どものの健康 中でも「むし歯が出来てしまったら」に詳しく書いてあります、できれば5冊全部購入なさることをお勧めいたします。

http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.cfm?bookcode=408711


あとは実行あるのみです、がんばりましょう、応援しています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-02-08 18:59:46
虫歯予防の会で左上の前歯2本(AとB)がCoと言われてしまいました。

確率的にはそれほど高くはありませんが、健診でCOとの診断だったケースで、当院での診断はC2で、即座に治療といったこともあります。

可能なら、小児歯科を受診されたほうがよいかもしれません。


むし歯の原因ですが、食事の回数とむし歯の発生頻度には正の相関があるというデータは良く見受けます。
ですので、不規則におやつを与えることは避けたほうが良いと思います。

また、統計が取りづらいためかデータは見たことがありませんが、だらだら食べることも良くないと言われています。


ただ、砂糖添加食品の摂取制限を主体とした食餌指導は、WHOでも有効なむし歯予防の方法とはとらえられていません。

これは砂糖の摂取制限が無駄なのではなくて、実施することが非常に困難なためではないかと推測します。
実際、うちでも、「甘いものを取らないようにすることは簡単ではない」とする保護者の方が少なくありません。


>ケーキやプリン、お菓子等は気をつけて食べないようにすることは可能ですが・・・

これ、結構難しいと思いますよ。

また、むし歯のなり易さは、個人差がものすごくあります。
生成された砂糖が存在しなかった縄文人ですらむし歯があったという報告があるくらいですから、砂糖の摂取を控えただけでは、(むし歯になり易い人まで)むし歯を完全に防ぐことは必ずしも可能とは言えません。


それに対して、フッ化物の使用はWHOでも勧めていますし、効果に疑う余地はありません。
とりあえずは、行っていただいたほうがよろしいかと思います。



歯科選びのポイントなどもあったら教えていただきたいです。

田尾先生もお書きのように、予防に熱心な歯科医院であればフッ化物の利用はほぼ確実に実施していると思いますので、そういった意味ではホームページなどで探されるとよいのかもしれませんが、

ただ、私が見る限り、予防に力を入れているとホームページに載せている歯科医院のほとんどが、基本的に小児の”治療”はあまり行っていないように感じます。

「治療はしないけれども予防はする」これをどう捕らえるかで、判断は変わってくると思います。

「治療はしたくないので、必死に予防に努める」と捕らえるか、「予防は比較的簡単にでき、最近流行りなので、経営的な面からもプッシュしている」と捕らえるのか・・・


個人的には、ホームページ上の「予防に力を入れてます」はあまり当てにはならないと思います。(根拠は薄いです)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 7216さん
返信日時:2009-02-09 14:59:40
3人の先生方、御回答ありがとうございます。


やはり考え方はいろいろなのですね。
参考にさせていただきます。


近くで信頼できるいい歯科医院がみつかるといいです。



タイトル 1歳児の虫歯の進行をとめるには?
質問者 7216さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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