知覚過敏症と診断されていたが詰物を削ったら虫歯だった

相談者: お花さん (36歳:女性)
投稿日時:2009-02-07 10:33:39
こんにちは。初めて相談を投函します。

定期的に歯科検診を受診しています。

H19年4月に以前違う病院で治療した下の奥歯(6番)がしみると訴えましたが、二度レントゲンをとり、虫歯ではないと言われました。

H20年9月にやはり歯がしみると訴えレントゲンをとり、やはり虫歯ではないと言われました。
その時に「知覚過敏症」を診断されました。


H21年2月4日2〜3mmのお肉を右奥歯で噛んだら始めは鈍い痛みを感じました。
さらに噛んだら、激痛が・・・。
下の奥歯の下の方に響くように痛み、その後、右あごがガンガンと痛くなりました。

予約がいっぱいでどうにか診てもらう程度でしたが、2月6日に受診しました。

その際も、2月6日の出来事を話し、レントゲンをとりましたが虫歯ではないと言われ、噛みあわせを・・と

詰めてある金属を削っていくうちに「虫歯」だと診断されました。

神経を抜くかもしれないとも言われました。
しっかり診療するには予約を・・・と言われ2月16日に予約しました。


2月6日以降、お肉を食べてもその時のような激痛はありません。

虫歯はC2ではなくC3になっていると思いますか?
やはり神経を抜く可能性が大きいのでしょうか?
出来れば神経は抜きたくありません。


アドバイスをお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-02-07 13:17:47
>さらに噛んだら、激痛が・・・。
>下の奥歯の下の方に響くように痛み、その後、右あごがガンガンと痛くなりました。

と言う事で有れば、神経を取らなくてはいけない可能性が高いです。

詰め物の下での虫歯はわかりにくい事が有って、まれに神経まで虫歯が到達している事も有ります。

を削るときに見せてもらいながら確認しつつ、治療してくれる先生なら良いのですが。

出来るだけ神経を取りたくないと言う希望を伝えて、神経を保護する治療をしてもらうといいですね。
治療後は仮歯で様子を見るのです。


ただし健康保険では無料に近い料金なので、日本の健康保険治療では難しい事もお知りおきください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-02-07 14:03:14
松山先生が書かれているように

詰め物の下での虫歯はわかりにくい事が有って、まれに神経まで虫歯が到達している事も有ります。」

です。

実際に拝見していませんし、レントゲンも無い状態ですからC2C3かの判断はできません。

担当の先生に「出来れば神経は抜きたくない」と言う旨を伝え、頑張ってもらえるようにお願いしてみましょう。


ただし松山先生のおっしゃるように「健康保険では無料に近い料金なので、日本の健康保険治療では難しい事」ですから、仮に本気で「神経を残したい」と言う事であれば、保険外の先生に診てもらう事も必要かもしれません。
(それでも抜髄になってしまう時はあります)



お大事にされてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-02-07 15:15:44
こんにちは。

お二人の先生方の書かれた通りですね。


あとこれも見てみないと分からないですし、見てもわかりづらいことも多いですが、経過からすると「マイクロクラック」の可能性もなきにしも・・。

ただ直接拝見出来ない我々で「やんや」と言っていても意味がないですね。


神経を抜くかも知れない、マイクロクラックがあるかも知れない・・というつもりで少し予習して、次回の予約に備えて下さい。


無事に、虫歯だけ削って終われるといいですね。
お大事にどうぞ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-02-07 19:55:15
お花さんこんにちは。


普通に考えれば、急性の虫歯が2年間でどんどん進んでいったときの症状と思われます。

しかしみなさんとは違う可能性をひとつ指摘させてください。


H19にもH21にもレントゲン上で虫歯でないと診断されていること。
金属が詰めてあるであるということ。
知覚過敏咬合違和感→咬合痛自発痛
そして金属を削ったことによて症状消失していること。


昼間もしくは夜間の咬み癖による咬合性外傷の可能性はないでしょうか・・・

もちろんインレーによる干渉によるものです。


たとえ側方干渉があっても、上下の歯が完全に咬合する時間は正常な成人男性で1日10分程度なので、咬合習癖がなければ問題は出てこないそうです。

以前咬合違和感及び不定愁訴で来院された患者さんに、安静空隙を自分で作るように話したところ、症状がすべて改善された人がいました。

すべてがそうはなりませんが、咬み癖(無意識の歯ぎしりや咬みしめ)があるからこそ、咬合による問題が症状として表れるのだと思っています。

めちゃくちゃ脱線しました・・・



外傷性の咬合がある歯には知覚過敏の症状がですことがあります。
歯にかかった外力の応力は歯頚部に集中しマイクロクラックを発生させ磨きすぎなどによりくさび状欠損ができるという報告もあります。


外傷性の力がかかり続けると歯周組織炎症を起こし咬合痛が出てきます。
ここに細菌の感染がかかわれば一気に炎症はひどくなり症状も悪化します。


そして外傷性咬合による症状が出ている時は、原因である干渉咬合を除去してやると症状は消えていきます。
今回も金属を除去したとたんに症状は消失してますよね。

抜髄が必要なほどの虫歯で抜髄をしていないのに、こんなにあっさり症状が消えるもんでしょうか・・・・(抜髄したのかな?)



まあ完全に憶測および想像で話をさせていただきました。

可能性はゼロではないと思います。


いろいろつっこまれそうやなー・・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: お花さん
返信日時:2009-02-07 20:41:45
回答を頂きました先生方、どうもありがとうございます。


小学生の頃、歯科検診でいつも歯医者通いをしていましたが、特に歯科医に信頼を感じることはありませんでしたが、会社の歯科検診協力医リストから適当に選んだ現在の歯科医の治療に関してとても信頼していました。

「こんなに私がしみると言っているのに」
レントゲンをとって虫歯ではないって言っていたのに」
「なのに、なのに・・・」

と今回の件で、不信感を抱いてしまいました。


しかし、先生方の

詰め物の下での虫歯はわかりにくい事が有って・・・」

という言葉とここで(この質問以外)色々な先生方のカキコミを読んでいくうちに、私の担当の歯科医への信頼が復活!(笑)
(毎回、レントゲン写真を見せて説明をして下さる先生です)

担当の医師から次回へのコメントは

「次回、金属をはずして虫歯のところをキレイに除去してみます。
神経をとらなければならない可能性があります」

です。
なので、次回の診察の時に「可能な限り神経を残したい」と伝えたいと思います。


【ここでまた質問です】

金属をはずして虫歯を除去し、神経をとらなければならないと判った場合、一度に処置しなくてはならないものなのでしょうか?

二回に分けることが可能なのでしょうか?



矢尾先生へ

金属を削ったことによって、症状が完全に消えおらず過敏症の症状はまだあるんです。。。

抜髄はしてません。
歯科衛生士さんが状況の確認、レントゲン撮影をして先生はレントゲン写真を見て、金属を削って、何かをつけて(つめて?)応急処置をして下さっただけなんです。

もしかしたら、虫歯を知らせるためにあんなに痛んだのかな?なんて、痛んだ時はパニクリましたが、今となっては楽天的に感じたりもしています。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-02-07 21:08:13
レントゲン上で虫歯がなくて、金属はずして抜髄になるくらいの虫歯が見えたのなら、ぼくなら必ず患者さんに見せますけどね・・・。

口腔内CCDカメラ、もしくはデンタルミラーと手鏡だけでも見せれると思います。
ラバーダムをかけていればなお見やすいですしね。


虫歯が深くて抜髄するかどうかの判断は非常に難しいと思います。
先生によっても神経を残す基準は違うと思いますし・・・

ただ今回のように自発痛咬合痛が両方あるときは、だいたい抜髄になると思います。


虫歯によって神経に炎症がおきて、さらにその炎症がの中だけでなく根の外にまで広がってしまって咬合痛がでるんです。

だから虫歯が大きくて咬合痛もしくは打診痛があるときは、教科書的には抜髄です。

虫歯が原因のときだけですよ^^


是非今度の治療のときに、どのくらい大きな虫歯か見せてもらってください。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-02-08 09:57:34
金属で修復がされていると、レントゲン虫歯が解らないことは結構あります。
ここにおられる先生方も沢山経験されていると思います。

噛み合わせを削っていくうちに、中の虫歯が顔を出したとのことなので、状況はなんとなく伝わります。


神経は駄目な可能性の方が高いですが、きちんと対応すれば十分に長い期間を使えますので、凹まないで下さいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: お花さん
返信日時:2009-02-16 22:41:34
今日、歯医者さんへ行ってきました。


問診から虫歯の治療まで色々ありましたが、神経も抜かれず、無事、治療が終わりほっとしています。

アドバイスをくださった先生方、どうもありがとうございました。



タイトル 知覚過敏症と診断されていたが詰物を削ったら虫歯だった
質問者 お花さん
地域 神奈川
年齢 36歳
性別 女性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 虫歯治療
知覚過敏
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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