12才、歯科矯正中。セラミックのブラケットが取れてばかりいる

相談者: パピポさん (52歳:女性)
投稿日時:2009-04-08 09:58:06
初めて投稿いたします。

12才の娘の八重前歯の隙間が気になり、平成18年12月から矯正を始めました。

レントゲンの結果、素人目にはきれいにそろっている下の歯が、一番軽度の逆咬合ということで、上下の矯正となりました。

昨年の6月より、セラミックブラケットでの矯正が始まりました。

ところが、前歯は大丈夫なのですが、奥歯がとれて(接着がはがれて)ばかりいて、最初は、とれるとすぐわかったのですが、近頃では、いつ、何を食べてとれたのか気がつかず、飲み込んでしまう始末です。

とれる歯は決まっていません。
たいてい一つですが、先日は、右下5,6,左下6と三つもでした。

担当医師から、本人の前で、

「開業して10年になるが、こんな子は初めてだ。
診るたびに毎回とれている。

普通は、とれたらすぐわかるばすなのに、何でわからないんですか?
しかも、いつもなくしている。

信じられないですね。
こんなことが続くなら追加料金を頂きます。」

と、言われました。


特別に硬いものや粘着性のものを食べさせているわけではありません。
ふつうの食生活です。

担当医師から、トーストなどは牛乳に浸してから食べるように、とまで言われました。


子供が矯正中のお母さん何人にも聞いてみたのですが、みなさん、特に食事制限はしていないし、とれない、とのことです。
ただ、その方たちとの大きな違いは、うちの娘はセラミック、みんなは金属、ということです。

セラミックのほうがとれやすいのでしょうか。

医師が言うには、きちんとブラケットがついている歯は、ほとんど矯正できているのに、とれてしまったところが元に戻ってしまい、治療は停滞中だそうです。


最近では、娘も通院をいやがって、好きな本を買ってあげるから、と物でつって通わせている現状です。

主人は、怒って、

「目的の八重歯と前歯はなおっているのだから、もういい!やめてしまえ!」

と、言っています。
私も疲れてしまいました。


娘は、顎を拡げる装置などには真面目に取り組み、痛みにも耐えてきました。

私共もこの不況の中、大金を支払うのは容易なことではありません。
ましてや、割高なセラミックでこんなに悩むとは・・・


治療が停滞しているのでは意味がないし、いっそ、他へ転院しようか、とも考えています。

なぜ、うちの娘はとれてばかりいるのでしょうか?
なぜ、とれてもわからないのでしょうか?

悩みに悩んでおります。
ぜひ、ご教示くださいますように、よろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-04-08 11:33:37
パピポさまこんにちわ。

矯正治療中でブラケットがたびたび外れてお困りなのですね、実際に拝見していないので難しいところですが、私も2人ほど経験したことがあります。

二人とも私ところでフッ素塗布を行った方でした、ですからフッ素塗布を行った方はエッチングが十分できなくて取れると解釈しています。

お子様は以前フッ素塗布をした経験はありませんか、もし経験があるならそれが原因のような気がします。

参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-04-08 11:57:34
パピポ 様

下顎の歯列はきれいにみえるので、下顎の矯正治療は必要ないように思えたかもしれませんが、かみ合わせを整えるため上下歯列を動かす事が必要であり、これ自体は全く問題ない処置であるように思います。

下顎の奥歯の場合、咬む時に上顎のに下顎の装置が当たり、他の部位よりも外れやすくなってしまいますが、主治医が食事制限をするとはよっぽどの事だと思います、、。

お子様もパピポ様も先生も苦労されていますね。


ブラケット脱離の原因は、お子様の場合、奥歯の咬み込みが深く、咬む力が強いという事にあると思います。

これは彼女にとってもどうしようもない事なのですが、仮に、装置ををいじっているようなことが多くあれば、止めるように指示して下さい。

また装置が外れても気がつかないのは、彼女自身の自分の口腔内に関心がないという意識の問題なのでしょうが、外れたらすぐに伝えるように約束するか、仕上げ磨きをお母様が3日に1回でも行い、口腔内を確認してあげるなどしては如何でしょうか?

(自分の口腔内に関心が少ないお子様は磨き残しが多くある傾向がありますので、歯茎の腫れとかありませんか?)


とにかく治療を中断するのは良くないと思いますので、頑張って続けて下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-04-08 13:04:16
パピポさん、こんにちは。

娘さんの下のにつけたセラミックブラケットが取れて困る、ということですね。

セラミックと金属との違いは大きさ、厚さもあると思います。
取れているのが下だけであれば、秋山先生が書かれたように「上の歯がブラケットにぶつかっている、もしくは近接している」ために取れやすいのでしょう。

もし、審美的に気にならないようなら、金属製の小さなブラケットに切り替えられないか、相談されてはどうでしょう。


あと何よりも、担当医との関係に亀裂が入り始めているのが気になります。
ここまで頑張ってきたわけですから、続けてもらいたいですね。

転院した場合、たとえ治療の続きでも「続き」という見方はしませんので、費用的にももったいないと思います。


”追加料金”といった話も出てきて、不満や苛立ちがあるんだと思いますが、感情的になってしまうとうまくいくものもダメになってしまうことがあるので、冷静に。

(”追加料金”とか言ってても、実際には請求されないように思えますが…)


「取れないように」というのは難しい面もあるのかも知れませんが、「取れにくいようになんとか検討してもらえないか」という旨を伝えて相談してみてはいかがでしょうか。

中断して将来後悔することになるのは、娘さんだと思います。
参考になりましたでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パピポさん
返信日時:2009-04-08 16:22:48
山田先生、秋山先生、吉岡先生、
早速ご回答いただき、どうもありがとうございました。

ちょうど二年位前に歯磨き指導のために歯医者さんに通ったことがあったのですが、その時にフッ素を塗布してもらった、と思います。

たしかに、娘は、物を強く咬む傾向があり、今は控えていますが、飴などもなめるより噛み砕くほうが好きだ、と、申しております。

そして、娘は、非常に呑気な性格で、そんな彼女に慣れてしまっていた私もいけなかったと思います。


今は、少し疲れてしまっていますが、なんとか踏ん張ってみたいと思っております。


貴重なお時間を割いていただき、本当にどうもありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: パピポさん
返信日時:2009-04-29 10:27:21

*後日、お礼の投稿を頂きました。

--------

矯正中の娘のブラケットがとれてばかりいる・・・と、ご相談申し上げた者です。

「親の私が駄目だから・・・」「娘はボーッとしているから・・・」と、毎日、自分と娘を責め、歯科矯正という言葉を聞いただけで、胃が圧迫され、下痢気味になってしまうという日々でした。

悩みに悩んで、当相談室にご相談申し上げたところ、諸先生からすぐにご返答いただき、しかも、親身の御言葉、本当にうれしかったです。
「地獄に仏」というのはこのことですね。


ここのところ、娘が、

「右下の奥歯が痛い。矯正とはちがう痛さだ。」

と、言い出しましたので、昨日、近所のH歯科医院に連れて行きました。

結局、虫歯ではなく、第二大臼歯が生えてくる痛み、ということでした。


その際、思い切って、矯正のブラケットの話もしてみました。

その先生は、当相談室の先生方のおっしゃる通りのことを実際に娘のを私にみせてくれて、丁寧に説明してくださいました。

「下の歯はほとんどいいようです。
上の歯はもう少しかな。

ブラケットがとれるのは、あることですよ。
何もお嬢さんが特別なことではないですよ。」

と、励ましてくださいました。

今までの曇天気分が吹っ飛びました。


当相談室にも「歯医者への不信感」という投稿がありましたが、私共素人にとって、歯は、一番身近でありながら、脳にも目にも近いので、いじられるのには相当な勇気がいるものです。

よって、先生方に

「お願い、やさしくして!できることなら痛くしないで!」

と、無理難題を押し付けてしまうものです。
それが、わがままだとはわかっていても。


そんな私たちへの当相談室の先生方やH歯科医院の先生のあたたかくもきびしく的確なアドバイス、本当にありがたく思っております。

とりとめのない話で申し訳ございません。


今後ともよろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-04-29 10:27:21
曇天気分が吹っ飛んで、良かったですね。

こちらも気分が良いです。良かった、良かった・・・
お大事に!

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-04-29 10:31:02
パピポ様
わざわざのご投稿、ありがとうございます。

ここに参加されている諸先生はもちろんのこと、日々、研鑽を重ね、患者さんの為に診療されている先生は多くいます。

ただそのように頑張っている先生でも、時として言葉が足らずに患者さんに誤解を与えてしまったり、患者さんがうまく状況を説明できずに先生との意志の疏通が出来なかったりすることがあると思います。

その様な状況に陥った場合、患者さんはどこに相談したら良いのか分らず一人で悩みを抱え込むか、誤解したまま歯科医への不信感を募らせて歯医者を転々とするようになってしまいますね。


個人的にこのサイトの意義を考えた場合、その様な状況で困っている方を、客観的な立場から中立的なアドバイスをさせて頂き、できれば主治医との信頼関係の再構築をしてもらったり、一人で悩んでいた事を解消してあげることだと思います。

(もちろん常識から考えておかしな診療をされていることもありますので、それを指摘する事もあると思います。)


とにかく、お悩みが解消できて良かったです。
また何かありましたらお気軽にご相談下さい。




タイトル 12才、歯科矯正中。セラミックのブラケットが取れてばかりいる
質問者 パピポさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
歯列矯正のトラブル
子供の歯列矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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