[写真あり] 抜髄後の右上4番にレジン治療は無理ですか?(アメリカ)

相談者: ふらんさん (33歳:女性)
投稿日時:2009-05-05 05:38:29
度々の質問で申し訳ありません。
悩みすぎて結論が出せないので、ご相談させてください。

■前回のご相談
歯肉剥離掻爬術後、クラウン内の虫歯治療が半年後で不安 (アメリカ)

上記に関して、担当の先生に再度確認をし、歯茎の状態が正常に戻る半年後に治療を開始する事になりました。
ありがとうございました。


今回は別のでご相談です。

右上4番、虫歯治療済みでインレーを被せてあった歯ですが、検診の結果、インレー下で虫歯がかなり進行している事が分かり、残念ながら根管治療となりました。

すでに終了し、他の治療を優先するためか、現在は白い詰め物がしてあります。

治療開始前に先生より、

『歯をたくさん削らないといけないので、最終的にはクラウンでカバーする必要がある』

という説明を受けていました。

ですが、今の歯を見てみると、見えている部分は、ほとんど元のままで、レジンを詰めた歯と同じような状態です。

最初の説明を聞いた時点で、見えている部分の歯も大きく削るものかと思っていたので、今こうして残っている部分を削ってクラウンを被せる事が、今更ながらとても惜しくなってきてしまいました。

先生にその旨を伝えたところ、

・自分の歯がちゃんと残っているように見えていても、(中は)たくさん削っているので、ほとんどが詰め物。

・割れる可能性が高いので、クラウンで補強する必要がある。

・どうしてもクラウンにしたくないのであれば、無理強いはしないけれど、十分に気を付けた食事の仕方をする必要がある。

とお話して下さいました。

このお話を伺い、先生がクラウンを勧めてくださる理由は、よく分かりました。


こちらの掲示板でも、私と同じように、上4番や前歯など、よく見える部分の根管治療後、詰め物にするか・被せ物にするかの相談をたくさん拝見しました。

その人の歯の状態によって違う事は重々承知していますが、先生方の中には、クラウンではなく、レジンでの治療をされている方もいらっしゃる事が分かりました。

可能性があるならば、クラウンは避けたいと思いがますます強くなっている反面、将来的な事を考えるとクラウンにするべきなのではないか、と自分自身で結論が出せません。

クラウンの場合は、セラミックを使用との事なので審美的な問題はありませんが、長期的な目で見ると、いずれ歯茎が下がり、クラウンとの間に隙間が出来る事もあると聞きます。

それでなくても虫歯治療数が人より多く、クラウンをこれ以上増やしたくない、という思いもあり、クラウンが一番いいと分かりつつ、結論が出せません。

やはり、先生のご提案通り、クラウンで補強をして頂くべきなのでしょうか。

先生方のご意見をお伺い出来ればと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-05 06:51:59
ふらんさま、おはようございます。

クラウンにするかレジン充填にするか、結論が出せない状態なのですね。

実際にの状態を拝見していないので、結論を出すことが出来ません、主治医が仰っているのは間違いではないと思います。

歯肉が下がって境目が見えることはあっても、クラウンと歯の間に隙間ができることはありません。

隙間が有るとしたら最初から隙間があったと考えてください、また歯肉が下がるのは、たいていの場合オーバーブラッシングで歯肉が磨り減っていくのが原因です。

もうひとつは歯周病です、いずれも歯磨きのやり方ひとつで防ぐことは可能です。

後は経年的に歯肉が退縮すると言われていますが、量的にはそれほど多くはありません。

参考になさってください。

オーバーブラッシング http://yamadashika.jp/prevent08.html
歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-05-05 07:24:42
ふらんさん おはようございます。


>治療開始前に先生より、
>『をたくさん削らないといけないので、最終的にはクラウンでカバーする必要がある』
>という説明を受けていました。
>ですが、今の歯を見てみると、見えている部分は、ほとんど元のままで、レジンを詰めた歯と同じような状態です。

このような状態ですと、削ってかぶせることに抵抗があるのはよく分かります。

どの治療法選んだら、実際には将来どうなるかはだれにも分かりません。

わたくしは、お口の中全体を考えて、10年後、20年後に歯が一番たくさん残っている可能性が高い治療をまず選ぶことをお勧めしています。歯さえ残っていればその歯に次の治療をすることができます。

その上で選択肢の中から、価値観に合うものを選んでいただくことになります。

確かに、できるだけ歯を削らずに詰め物にした場合でも、必ず歯が割れるわけではありません。
また割れた場合でもちょっと欠けた程度ならその後でかぶせものにしてもいいわけですが、縦に真っ二つに割れると歯を抜かざるを得なくなってしまいます。

将来歯が割れるとするとその影響する原因を考えてみます。

0、歯の状態
1、寝ている間の歯ぎしり、くいしばりの有無
2、かみ合わせのバランス
3、使い方
4、詰め方
5、その他


0、歯の状態
どんな形で、どのくらいの量歯が残っているか。
見えているところだけは残っていても、残っている部分はとても薄くて、中がえぐられるように歯がない場合は、より割れやすくなります。

1、寝ている間の歯ぎしり、くいしばり
ご自分では気がついていないことが多いのですが、起きているときでは出ないような強い力で、普段噛まないような場所でもかみますので、歯ぎしりやくいしばりのある方はナイトガードの使用をお勧めします。

2、かみ合わせのバランス
上下の歯がどのようにかみ合わせているか、右上4番のかみ合わせはもちろん全体のバランスも関係します。

3、使い方
あまり硬いものをかまれると欠けてきます。
経験では、氷をかんで歯を割ってしまった片が何人かいらっしゃいます。

4、詰め方
もし詰め物にするにしても、心棒ファイバーポストや金属など)を入れて補強をした方がよいと思います。
接着剤がうまく効くように詰められるかどうか、ラバーダムが使えるかどうかなども関係してくると思います。

5、その他

わたくしも、普通は心棒を入れてクラウンにすることが多いですが、どうしても削ることに抵抗がある場合はできるだけ割れないように対策を立てて行うのが良いと思います。

以上、どうぞご参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-05 10:55:39
フランさんのこの様な懸念に対する私の対応をコメントします。

?根管治療中のレントゲンを見てもらい、いかに中が空洞であるか説明します。
このとき頬側のの部分が多く見えても、実際は薄いことも説明します。

?手鏡で中の空洞状態を見てもらい、破折の危険性も説明します。

?コアーが必要な時は、コアー作成のために制作した石膏模型で説明します

?被せるために形成した後の状態を見てもらい、いかに歯の実質が残ってないか見てもらいます

以上を組み合わせて説明するのですが、日本の健康保険の効かない頬側を白くするクラウンの場合は,自費になるので特に慎重にしています。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-05-05 11:25:49
こんにちは。

なかなかすっきり出来ないご様子で・・^^;

直接拝見しないと分かりませんが、私の場合はおそらくレジン充填で済ませたくなるケースだろうとは思います。
それが果たして正解なのかどうかはさておいて・・。

でも、先生によって考え方も色々ありますし、得意不得意もそれぞれです。

例えば同じが何本かあるとして、同じ治療法を複数の先生が行ったとしても、得られる結果は先生ごとに異なるはずです。

医療を受ける原則だと思うのですが、担当の先生が勧める方法は、出来るだけ尊重された方が良いかと思いますよ。

担当の先生が、自分の歯が同じ状況ならどうするかを尋ねてみて、それでもクラウンと言われる(っぽいですが)なら、やはりクラウンが良いと思います。

もしどうしても抵抗があるなら・・担当医を変えた方がいいかも知れませんね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-05-06 09:24:28
私もケースによってはレジンで治療します。
http://www.eedental.jp/contents/medicalcase/buildup.html


先日参加したセミナーでも、前歯歯質が多く残っている場合はレジンでもよいとありましたが・・・

でも、実際20年前に抜髄レジン充填をした友人の前歯は、「乾イモ」を食べようと乾イモを力一杯咬んだら・・・前歯が折れました、見事に真っ二つです。
クラウンでも、レジンでも、天然でも折れる時は折れます。


今回のように、4番(小臼歯)ということであれば、原則抜髄後はクラウンです。
たぶん多く歯がまだ残っているとご自身が思われても、多分咬む面などはリダクション(削る)してあると考えられます。

咬む面全てをレジンで治療することは非常に困難(出来る先生は出来ますが)ですから、担当の先生がクラウンと言う治療法を提示しているのであればクラウンがいいと思いますよ。

レジンを詰めると言っても、ケースによってはクラウンを作る数倍治療時間と手間がかかる時があります。
この辺りのことも知っておいて下さい。
 
 

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-05-06 13:36:08
僕も渡辺先生、井野先生同様、レジン充填で行きたいケースのように思います。

しかし「これが正解」ではありません。


レジンをお勧めする両先生も

「担当の先生が勧める方法は、出来るだけ尊重された方が良いかと思いますよ。」

「4番(小臼歯)ということであれば、原則抜髄後はクラウンです。」

「担当の先生がクラウンと言う治療法を提示しているのであればクラウンがいいと思いますよ。」

と書かれているように。


僕はこのようなケースをレジンで治したとしても、「いつかはクラウン」と言う事は理解していただいた上で行います(車のキャッチコピーのようですが‥)。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-05-07 01:18:45
ふらんさん、こんばんは。

>自分のがちゃんと残っているように見えていても、(中は)たくさん削っているので、ほとんどが詰め物
>割れる可能性が高いので、クラウンで補強する必要がある。
>どうしてもクラウンにしたくないのであれば、無理強いはしない

この状況からすると、クラウンが担当医の目から見ると安心だけど、レジンでもなんとかなるということなのでしょう。

どちらが好ましいかは、診てみないと分かりません。
松本先生が詳しく書かれていますが、様々な条件に左右されます。


>クラウンとの間に隙間が出来る事もあると聞きます。

山田先生が指摘されたように、歯ぐきが下がったときにツートーンになる可能性はあります。

クラウンだから隙間ができるというものではありません。
また、メンテナンスが良好であれば、歯ぐきが下がることもそうなかろうと思います。


>クラウンをこれ以上増やしたくない、という思いもあり

皆さん、同じようなことを言われます。
一般的な感情です。
担当医が話されたであろう将来のリスクを承知の上であれば、レジンで治すのも悪くないと思います。

結局、どう治すにしてもメリットとデメリットがあり、どのメリットを重視し、どのデメリットを受け入れるか、だと思います。

担当医とコミュニケーションをとって、後悔しない治療法を選択されてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふらんさん
返信日時:2009-05-08 01:50:45
先生方

心の葛藤にも近いような悩みに、たくさんの先生からご意見を頂き、本当にうれしく思います。
ありがとうございます。


先生それぞれに色々なご意見があり、でも共通しているのは、『担当の先生の勧める治療内容がベスト』という事ですね。


先生方の返信を拝見し、やはりレジンで治療をして頂くにはそれなりのリスクがあり、担当の先生のご提案通り、クラウン治療をお願いした方がよいのではないか、という思いが強くなってきましたが、でも削りたくない…という気持もまだ消しきれません。

ですが、このままずっとこのが折れるかもしれない、と食事する度にビクビクする生活を送らないといけないと思うと、クラウンへの気持ちが大きくなるのも確かなのですが。


度々で申し訳ありませんが、もう数点、質問させてください。


?山田先生・吉岡先生からご訂正いただきましたが、『歯茎が下がり自分の歯とクラウンの境目が見える』事は、必ず起こるわけではないのでしょうか。

加齢と共に必ず歯茎は後退するものかと思っていますが、(後退する量は人それぞれかと思いますが)ケア次第では防ぐ事も可能なのですか?

レジンで治療ができないかと思い始めたのは、この審美的な問題も大きな要因になっています。


?レジンで治療をし、万が一歯が折れてしまった場合にクラウンを被せる、という考え方は浅はかでしょうか。

『歯が折れる』というのが、歯のどの部分を指しているのか・・・。

クラウンで保護されていない分、どの部分も折れやすく、それが歯根にまで及ぶ可能性があるというのであれば、クラウンにしなかったから抜歯に…、となる事が大いにありえる訳ですよね。

歯根破折は、神経を抜いてしまった以上、クラウンにした所で避けられないリスクである事はこちらの掲示板で知りました。
ですが、レジンにする事で自らその可能性を高める事になるのでは、あまりにも愚かです。



なんだかもう答えは出ているような…。
もう少しだけお付き合い頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-05-08 10:02:30
?の質問に関しては、加齢とともに歯周病や咬み癖など様々な要因が複雑に絡みますので一概に言えません。

もちろん、適切なブラッシングなどで最小限にとどめる事は可能かと思いますが‥。


?の質問に関して。

レジンで治療をし、万が一が折れてしまった場合にクラウンを被せる、という考え方は浅はかでしょうか。

僕は「アリ」だと思います。


井野先生も書かれている通り

「クラウンでも、レジンでも、天然歯でも折れる時は折れます。」

です。

しかし、経験的には歯根部での(抜歯に至るようなシビアな)破折は、「失活歯メタルコア+クラウン」が圧倒的に多いような気がします。



とある先生のデータでも実験的に検証されています。

画像1

歯が折れるところまで斜め45度の角度で繰り返し過重、静過重をかけた場合を以下のように分類した

A:マージンラインより上で折れる
B:マージン付近で折れる
C:歯根部で折れる
D:歯根部で縦に割れる


画像2

R:レジン単体でのコア
P:既製メタルポスト+レジンコア
F:ファイバーポスト+レジンコア
M:鋳造メタルコア
(小文字のcは繰り返し過重を示す)

RとFは静過重、繰り返し過重による破折試験において、破折分類CおよびDのケースはゼロである。

PとMの多くは1例を除き破折分類CとDであった。


ま、あくまでも実験ですからね。
実際の口腔内で同じデータになるとは限りませんし、術者の作り方によっても異なると思います。


繰り返しになりますが、ふらんさんの希望はとりあえず伝えてみて、担当の先生の判断にお任せするのが良いのではないかと思います。

画像1画像1 画像2画像2

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-05-08 14:05:00
タイヨウ先生が提示された資料は、私も記憶があります。
記憶だけだったので、こうやって資料を提示されたことが有難いですね。

?について

100%歯ぐきを下げないというのは保証できませんが。。。
歯ぐきが下がる理由の代表を挙げると以下のふたつ。

A.手入れが悪くて、歯周病で歯ぐきが下がる
B.過剰なブラッシングで歯ぐきが退縮する

歯磨きは回数が多ければ良いわけではない
 ⇒http://wiki.breath-design.com/?eid=18

タイヨウ先生が言われたように他の要素もありますから、これだけではないとは思いますが。。。

少なくとも「年齢に伴って・・・」と諦められるのはもったいない。


?について

縦に真っ二つに割れてしまわなければ、補修可能でしょう。
ただ、残された歯質が少ないと、欠けたり割れたりしやすいです。
状況次第な面があるので、やはり担当医と相談は欠かせません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふらんさん
返信日時:2009-05-12 12:16:28
タイヨウ先生
吉岡先生

丁寧なご回答、ありがとうございます。


先日、主治医の先生に複雑な心境をお伝えしたところ、治療後のレントゲンを見せて頂きながら、改めて先生のご意見を話して下さいました。

レントゲンを見て、私自身納得せざるおえませんでしたが、本当にの中が大きく削られていて、実際歯がちゃんとあるように見えていた部分も、本当に薄く残っているだけだという事が分かりました。

口の中にクラウンがまた1つ増えてしまう事は、本当に恥ずかしい事ですが、今回は先生のご指示に従い、クラウンで治療を進めて頂く事にしました。



また、タイヨウ先生が見せてくださった資料、素人が見ても、大変興味深いものでした。
と同時に、すでに治療済みで『メタルコア+クラウン』の歯が
心配になってきてしまいました…。


吉岡先生の、『少なくとも「年齢に伴って・・・」と諦められるのはもったいない』というお言葉には大変勇気付けられました。
しっかりとしたケアを身につけ、守っていきたいと思います。


先生方のたくさんのご意見に本当に感謝です。
ありがとうございました。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-05-12 14:06:54
>すでに治療済みで『メタルコアクラウン』のが心配になってきてしまいました…。

そこまで心配する必要はないですよ。
あくまでも実験のデーターであり、咬む方向は必ずしも一方向ではありません。

神経を取る根管治療を受ける歯は大きく削っています、そこが一番歯を弱体化させているものだと私は思います。
人の手が入るとどうしても歯は弱くなり・・・


こんな話もあります。
(体の法則みたいなものでしょうか)
咬む力がを感知するレセプターの性質の変化。
これは生理的なことで今の医療ではどうすることもできません。

神経を取った歯は、神経がある歯に比べて大きな力を感じにくい。

つまり咬む力に対して鈍感になり、大きな負担を背負ってしまいという点も上げられます。

ある実験では痛みを感じる負荷レベルは生活歯(神経のある歯)の2倍以上であった。

との報告もあります。



・神経を取るようになってしまった歯の破折リスクは、どうしても大きくなると言う事は覚えておいてください。


かなり複合的な要素が絡んで破折が起こる訳である面だけ万全にしても駄目ということも付け加えて^^


例えばタイヨウ先生の写真資料、私はこのデーター不勉強で見たことないんですが^^;

「詳しい実験の条件付けは?」どうなんでしょう!?

材料の種類により破折が起こるかであれば、実験に用いる歯は同じ形の歯で、コアの長さ、太さ(直径)、コアの歯に対する体積比率など色々同じにして行った方がデーターは信頼できそうですよね。

条件を「コアは同じ長さにして」、太い歯に対して入れた場合と下顎のように細い歯に入れた場合では条件が違いますよね。

データーはデーターとして見た方がいいですよ。

私はコアは再治療しやすい形も同時に考えておく必要があるとおもいます。

割れにくいとされているコア(ポスト:鬼の角状のもの^^;)は、非常に長く再治療が不可能な形が多いです。


臨床においては根の治療の出来、コアの材料、ポストの長さ、前歯or奥歯歯軋りのある・ない、接着材料、クラウンの種類、修復物全体の精度など、破折に関して気にするとキリがありません。

患者さんの趣向品にもよると思います。
軟らかい食べ物が好きな人、固い食品が好きな人


先人たちの知恵の結晶が今の医療を組み立てている訳で、そんなに的外れのことを我々は行っている訳ではありませんよ^^
 
  

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-05-12 15:20:37
井野先生の書かれている通りですね。

破折の原因は考えればキリが無いので、あまり考えない方が良いですよ。
担当の先生が現状でベストをつくされているのであれば、それを信頼しているのが一番良いです。





データーの追記

画像1
抜去したウシ下顎前歯をヒト上顎中切歯の形態に加工し、図のように各種支台築造を行った。
静荷重と繰り返し荷重負荷後に破折試験を行い、比較検討した。

画像2
破折試験は斜め45度の荷重で行った。

結果、Rc(レジンコアの繰り返し荷重)でやや弱い傾向にあったが、レジンコア単体、既製メタルポスト+レジンコア、ファイバーポスト+レジンコア、鋳造メタルコアで破折強度に差は認められなかった。

と言うのが回答8の前説です。

画像1画像1 画像2画像2




タイトル [写真あり] 抜髄後の右上4番にレジン治療は無理ですか?(アメリカ)
質問者 ふらんさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
クラウン(差し歯・被せ)その他
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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