[写真あり] 3件の歯医者で虫歯の診断に差があり、不信感があります

相談者: kodさん (20歳:男性)
投稿日時:2009-06-09 00:31:03
先日先天欠損歯について質問をしたものです。
その節は先生方ありがとうございました。

【過去のご相談】
グラつく乳歯(先天欠損)をスーパーボンドで接着しても大丈夫?

今回は素朴な疑問というか…
何でしょうか、歯医者さん不信を解決したくて(笑

私は最近、3つの歯医者さんに行ったのですが・・・虫歯に対する見解が違いすぎます。


一件目の歯医者では、C2が10本もあると言われました。

二件目の歯医者さんでは、C1が一本だけで他はC0がいくつかあるが、歯磨きをしっかりすればC1の歯以外は今のところだいじょうぶということでした。

三件目では、C1が4本、C2が4本と言われました。

何なんですかこの差は・・・


二件目の歯医者さんは一番評判もよいため行きました。
その先生は一番親切で、お金を取ろうとしている感じがあまりしませんでした。

そしてその歯医者さんだけが奥歯にある黒い部分を

「これは虫歯じゃないよ」

と言ってくれました。

その歯は自覚症状も全くないのに、ほかの歯医者ではC2と診断されました。
さらにその歯を最近意識的にしっかり磨いていたら、黒い部分がだいぶうすくなってきました。

正直言って歯医者さんが不信です。

小さい虫歯をどんどん削って歯を治療されるのも、その歯医者さんなりの考え方なのかもしれませんが、C0レベルの歯までどんどん削られてては歯の寿命が縮むばっかりではありませんか?

私が不信感を抱きすぎているのかもしれませんが、こんなことってあるんでしょうか・・・


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 01:35:58
kodさん、こんばんは。

3医院ともレントゲンを撮影した上での診断なんでしょうか?
(検査が違えば、精度に差が出てきます)

検査項目が同じであれば、治療の基準の差かも知れません。
「進行していないムシ歯」は触らない先生もいたりします。


どこをどうみてムシ歯と診断されたか、説明はありましたか?
このあたりで、診断基準が見えてくると思います。


>どんどん削られててはの寿命が縮むばっかりではありませんか?

歯の寿命は、治療も多少は関係ありますが、圧倒的に関係あるのは「定期的なメンテナンスをしているか否か」です。

日本人の「8020」は現在、「80歳になるころには20%程度しか歯が残っていない」という「8020」になっています(-.-;)
参考記事⇒http://www.breath-design.com/?eid=1398272

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 03:24:21
吉岡先生。

に寿命なんてありますか、きちんと自己管理が出来ていれば少なくとも抜けることなど無いというのが私の臨床実感です。

ほとんどの歯が抜歯に至るのは、歯科医の責任だと考えています。


>定期的なメンテナンスをしているか否か

本当ですか、歯科医の言うことを聞いて、ただひたすらリコール葉書が来るたびに定期健診に通っている人ほど、問題を抱えているように感じているのですが・・・・。

どうしようもなくなって転医してお越しになった方にインタビューをすると、定期健診にせっせと通っていたと仰る方が多いように感じることが多いです。

それより自己管理なさっている方ほうが、お口の中の状態も含めてずっと健康に見えますよ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 08:14:56
おはようございます。

>何なんですかこの差は・・・

そう思っている方は少なくないと思います。

吉岡先生が書かれているように、検査の違い(視診、レントゲンダイアグノデントetc.
治療するかどうかの判断基準の違いだと思います。


C0レベルのまでどんどん削られてては、歯の寿命が縮むばっかりではありませんか?

私もそう思います。
あまりにも簡単に削っている嫌いがあります。

しかし、ただ経過を見ているだけではなく何が原因で虫歯になっているかを考え、それに合わせて予防していく必要があります。

そのためには、やはり定期的なメンテナンスが必要であると考えます。
山田先生が書かれているように


歯科医の言うことを聞いて、ただひたすらリコール葉書が来るたびに定期健診に通っている人ほど、問題を抱えているように感じているのですが・・・・。

という方もいるのも事実だと思います。

医院側もメンテナンスの質が問われると思います。

自己管理と医院でのメンテナンスを効果的に行えば、歯に寿命はもっともっと伸びると思います。

以上参考にしてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 08:26:47
山田先生>

>『きちんと自己管理が出来ていれば』

ここですよね。
自己管理の方法を歯科医が伝えているかどうか。

は骨より硬い組織ですから、残って当然だと思います。

そういう意味では「歯の寿命」ってないのかな・・・って。

今回は、便宜的に質問に呼応する形で使わせてもらいましたが。
(不適切な表現でしたでしょうか?)


健診に通っている人ほど、問題を抱えている

定期健診には意味がない』ととらえられそうですが・・・良いですか?

海外諸国は「メンテナンス>>治療」なので歯が残せている、と認識していますが、それは違っているのでしょうか。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 08:33:53
>医院側もメンテナンスの質が問われると思います。

確かに...要治療部位を探すだけの「定期健診」ではあまり意味ないかも。

山田先生がひっかかったのは、ココのポイントですか?

「ただ行ってるだけだと意味ないやろ?」って。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 22:07:49
kodさん こんばんは

診断の適切さについては文章だけでは判断できませんが、歯科医によってずいぶん違うのはkodの言われるとおりです


>正直言って歯医者さんが不信です

kodさんは、「二件目の歯医者さん」に対しても不信感を持っていますか?


kodさんは今回の経験を通して、

「全ての歯科医が信頼できると感じられる」

というわけでは無いし、

「全ての歯科医に対して不信感を持つ」

というわけでも無い。
ということを体験されたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?


さまざまな価値観を持った歯科医がおりますし、さまざまな価値観を持った患者さんもいらっしゃいます。


是非、今回のことをきっかけに自身の価値観にあった歯科医師にめぐり会っていただきたいと思います。


そのためには、「もともと歯科医師は、皆違う考え方、違う基準を持っているんだ」という前提で、吉岡先生、山田先生、宇藤先生がおっしゃっていることを参考に、kodさんの納得信頼できる歯科医院を探してみたらいいのではないでしょうか。


最初は時間がかかると思いますが、信頼できるところが見つかれば、その後はスムーズに治療が進むと思います。



今回テーマの虫歯について、ご参考までに、のカラー写真とそのレントゲン写真を対比させてみます。

左側にカラー写真、右上にそのレントゲン写真、右下はレントゲン写真の解説です。
同じ番号がついている歯は同じ歯を示しています。
画像をクリックすると大きくして見る事ができます。

この方の場合は、レントゲン写真があるからこそむし歯の大きさの把握ができます。

画像1画像1

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-06-10 00:39:15
>山田先生がひっかかったのは、ココのポイントですか?

違います、患者さんを鴨にしているところです。
おためごかしにリコール葉書を送りつけて、検診などやっても仕方がないでしょう。

大切なことは自己管理ができるようになるために、歯科保険教育をすることです。

定期健診など患者さんが自分で時期を決めて受診するのが本来の姿だと考えています。

葉書が来たから行ってみようでは、余りにも自主性が欠けているように思っています。

葉書が来るのは化粧品店や洋服屋からでしょう、それとおなじレベルではねー。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-06-10 00:56:09
山田先生>

なるほど、そういうことなんですね。
理解できました。

重要なのは「早期発見、早期指導」なんですよね?


kodさん>

は失ってからでないと、その有り難みは感じにくいかも知れませんが、ご自身の歯を守るために(できれば自主的に)歯科医院と上手にお付き合いしていくようにしてください。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-06-10 12:34:43
kod様

混乱と不信、とても理解できます。

この場合2つ問題があります。

まず虫歯の診断基準が、歯科医師の受けた教育(時代、学校など)によってバラバラであるということ。

次に、診断精度がいろいろな要素によって左右されてしまうということ。

現代の虫学では「削るべき虫歯」と「削らずにコントロールする虫歯(つまり予防的に対処)」に分かれます。
(本当はもっと複雑ですが、話を簡単しています)

どういう場合に削るのか?どういう場合にコントロールしていくのか?が、歯科医師によってバラバラです。


つぎに診断精度ですが、例えばレントゲン写真でも、

*撮影条件(フィルムの種類、レントゲンの取り方、現像の仕方など)、
*そしてレントゲンを見る状態(歯科医師の経験、また同じ写真を同じ歯科医師が診断する場合でも、時間が異なれば異なる診断になる場合もあります)

その他いろいろな条件で変わってきてしまいます。

ただし、これらのことは我々の問題であって、患者さんにはコントロールできません。

松本先生がアドヴァイスされたように、価値観の合う歯科医師や歯科医療、(私は「納得できる医療」と呼んでいます)にめぐり合うようにすることが、今回の問題を解決する方法だと思います。

また、山田先生のおっしゃるとおり、予防歯科で患者さんをカモにしているクリニックが多すぎます。

たとえば、「PMTCで虫歯が防げる」と平気で言っている歯科医師や歯科衛生士は、明らかに勉強不足であるといえます。
科学的な根拠はありません。
ご判断の一つにしてみてください。


(参考)
PMTCの効果に関して、日本ではアクセルソン教授の研究を引用されていることが多いようですが、原文をよく読み、その他の研究とあわせ考えれば、PMTCの本当の意味が解ると思います。
 




タイトル [写真あり] 3件の歯医者で虫歯の診断に差があり、不信感があります
質問者 kodさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯の変色・着色
歯医者への不信感
その他(診断)
その他(写真あり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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