インプラントの経験がない医師の手術が失敗。先生方の体験談が聞きたい

相談者: 真菜さん (57歳:女性)
投稿日時:2009-06-17 21:42:44
私は、今までインプラントの手術をしたことがないと思われる医師から、手術を受けました。(上、右、1番の
いつもの診療室で、指導の医師から訊きながらやっていました。

結局、骨が薄く、骨移植を行わなければならなくなり、他の医院で再手術することになりました。
明らかに、私を実験台にしたのです。

骨が厚ければ成功したでしょう。
術後、痛みもなく、後遺症もありません。

この医師は謝り、再手術の費用と慰謝料も払うと言ってくれました。

いろんな事例をみると、私は恵まれているかもしれません。
しかし、実験台にされたと思うと、悔しい思いです。

先生方は、どのような思いで、初めての手術をされたのですか?

どの先生にも、「初めて」はあるものの、手術される側として、やはり、ベテランの先生にやってもらいたいと思うのは当然です。

初めてなら、費用を安くしてくれるとか…。
そういう優遇があれば、納得します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-17 22:06:48
こんにちは。

お気持ちは理解できます。
が、担当医は誠意を尽くされている様に思いますが、それでも納得できないと言うことですよね?

自分の経験談を書いても良いのですが、内容とは関係ないのではないでしょうか。



>初めてなら、費用を安くしてくれるとか…。
>そういう優遇があれば、納得します。

うーん、、そういう先生もいらっしゃいます。
それで納得されるならそれで良いと思いますし、そういう先生を選ばれれば良いでしょうね。
外国だと、研修医は治療費が安かったりしますから、似た発想ですよね。

でも、初めてとか、自信がない時こそ、きっちり費用を頂く(=責任を持つ)と言う考え方もありますし、それもそうかな、と思います。



何度も書いていますが、どんな処置でも、担当の先生とは事前によく話し合い、納得してから処置を受けられて下さい。
それがなかなか難しいという実情も承知の上でのアドバイスです。

次回は、ベテランの先生かどうか、よく確認して、納得してから手術を受けられて下さいね。

今回は、痛みも後遺症もなくて良かったです。
お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 真菜さん
返信日時:2009-06-17 23:19:48
渡辺先生、有難うございました。
先生の体験談もぜひ聞きたいです。

他の歯科医のブログで、「大事な患者さんを実験台にするわけにはいかず、自分の親に頼んでやらせてもらった」という文を読むと、私は騙された感じで、腹立たしかったのです。

確かに、先生がおっしゃるように、ちゃんと話し合えばよかったのです。
私の悪かったところは、そこなのです。

これから、歯医者さんと向き合う方には、そのことを忠告したいと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 01:10:11
うーん・・・真菜さんの意図が分からないのですが。。

先ほども書きましたけれど、担当の先生は誠意を尽くされている訳ですよね?・・の様に見えるのですが。

一般的に考えて、慰謝料までお支払いする必要性はないと思うのですが、それは受け取られてるのですか?

悪意を持って、騙されたのですか、それとも騙された感じがして、腹が立っているのでしょうか。

費用が安ければ納得出来たとのことですが、特別ベテランでもない私が前歯部を行えば、なんだかんだで45万円〜ぐらいしますけど、そんなに高かったのでしょうか。

真菜さんが悪い、とは思っていませんし、手術の件については気の毒だと思います。

ですが頭を下げている先生を責めることも出来ないですし、むしろ無理をしなかったのは立派だったと思います。
そういう時って、頭が真っ白になって、無理を通してしまいたくなるところですからね。
(指導者の方については、ちょっとどうかと思いますが)

因みに私の第1号も普通の患者さんですし、ディスカウントもしていませんよ。

たぶん思っておられるほど悪い状況ではないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 01:34:27
私はそれこそ一時代前のサファイアインプラントやブレードインプラントからしていて、歯科医に成った時からしています。
なので1987年卒業当時からですから、今年で23年目に成ります。

現在の歯根型インプラントが漸く日本で始まった頃で、歯根型に関しては92年からストローマンで本格的に始めました。

一番初めから、恩師院長の指導で外科とかの指導をかなり厳しく受け、しかも院長がアシストに付いて下さって始めました。
その前には、術前のシュミレーションを徹底的にされ、勿論オペ見も何回もした上でやり始めました。

何しろ私は歯科医に成ってわずか3日目に下顎の水平埋伏智歯抜歯をやらされた位で、スパルタと言いますか、かなり鍛えられました。

その時も、歯科医に成った初日に来た初診の患者さんで、親知らずが痛いと来た患者さんを拝見して、抜歯して下さいと院長から言われました。

青い顔をしていたので、今日は急性期だから投薬して3日目にですよ、と言われ、仕事が終了し帰る時に、勉強会を2時間以上され、しかもその上、教科書とかを読んで充分に勉強しなさい、と言われました。

そして、やりました。

インプラントの患者さんに関しては、申し訳ないのですがこのような水平埋伏智歯の抜歯よりもシンプルは症例であり、院長から厳しく指導受けていましたので、特段大変だった想いはありません。

始めから身内とか親、親族ではなく患者さんでさせていただきましたし、無事成功していました。

失礼なのかもしれませんが、今回のケースに関してはお気の毒だと想いますが、指導医含めて術前のシュミレーションが甘いのではないでしょうか。

いきなり前歯審美的治療でインプラントは難し過ぎると思いますし、歯科用CTとかでの精密検査を受けているのでしょうか?

予め、どうなるのかを予想して、その上でどうすべきなのか、充分過ぎる位シュミレーションをしていても、尚手術と言うものはその場その場での解決、応用力が問われます。

このような応用力は、一朝一夕には養われません。

経験の浅いDRは審美的領域で手を出すべきではない、と考えられていて、海外の学会とかではそう言う報告も出ています。
なので国内でも、これから更にそう言う事が広まる事でしょう。

又私の師匠の考えですが、身内、親とかでは甘えが出てしまって、ミスが起き易い、と散々言われ、キチンとトレーニングを積んで始めからちゃんとお金をいただいて、成功させられる症例から段々二レベルアップすべきである、と言われました。

現に私も、師匠の従姉妹の治療は担当していました。

身内、肉親からではどうも上手くならないようだ、と師匠は長い経験でお話ししてくださいました。

色々な考えがありますので、一概には言えませんが、私の個人的経験談です。

因みに、私は初めての時にもちゃんと始めてですが、勉強してますし、師匠のお許しが出たのでと説明して始めました。

誰でも初めての時があります。
いきなりベテランはいません。

万が一の場合、今回などもそうですが、師匠のバックアップ態勢がかなり重要ではないでしょうか。
そう言う点で、私個人の感じですが、今回のは指導医に問題があり、先生も困惑している状況ではないか、と何となく感じます。

事後の対応に関しては誠意を持ってして下さっている、と思いますし、今後の事もどうするのか決まっていないでしょうから、良く話し合って、更に上の先生に付いていただくとか、紹介して貰うとかしては如何でしょうか?


お大事に。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 09:18:41
確かに難しいですね。

僕も当然「初めてのインプラント」と言う時はありましたから‥。


松元先生ほど厳しくは無かったですけど、師匠の先生から講義を受け、教科書を読み、セミナーに参加し最低限の知識は身に着け、手技においてはオペ見学、オペのアシスタント、豚の顎骨などに埋入したりして間食を確かめ、師匠の先生がアシスタントについてもらいながら実際に執刀する‥と言うステップでしたね。

今回の件は松元先生が書かれている通り「指導医含めて術前のシュミレーションが甘かった」のではないでしょうか。

少なくとも患者さんに「初めてだ」と気づかれないくらいまでシュミレーションしていないと‥。

僕も初めての時は緊張しましたけど、院長先生から指示は全て「アイコンタクト」だけでしたよ。

カウンセリングの時も院長に立ち会ってもらい

「彼は初めてのオペだけど、私のアシスタントを何回もやっているし、手順は完璧に覚えています。
トレーニングも十分しています。
当日は私がアシスタントにつきますから安心して下さい」

と言ってもらえました。

そしてオペが終わって、患者さんから

「先生、本当にはじめてだったの?
ベテランみたいな手つきで、安心して受ける事が出来ましたよ。
これからも頑張ってくださいね」

と言ってもらえました。

オペが終わって、手も足もガクガクでしたけど、そう言ってもらえてホッとしました(笑)。


真菜さんが今後どのような展開になって行くのかはわかりませんが、担当の先生からは誠意を持った対応をされているようですし、御自身のインプラントが上手くいくように前向きに考えられてはいかがでしょうか?


>経験の浅いDRは審美的領域で手を出すべきではない、と考えられていて、海外の学会とかではそう言う報告も出ています。

ITIの「SAC分類」ですね。
S‥シンプル
A‥アドバンス
C‥コンプレックス

僕もCに手を出すのはちょっと躊躇します。
早く「ボーンレベル」手に入らないかなぁ‥。(^。^)

あ、脱線してしまいました。
スミマセン。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 09:24:37
私は、4月に卒業して7月に初インプラントしました。
当然 歯科医師2人がかりで行いました。

一本のインプラントでしたが2時間かかりましたし、手術衣の中は汗ビショビショでした。

患者さんには下手なオペに付き合わせてしまい、苦労をかけてしまったのですが、その人が今も検診で来てもらえていますので、そういう点ではホっとしています。

やはり、どういうDrに教わるか、どのような環境で行うかが大きいと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 09:53:07
インプラントの最初のOpeについてですが、かれこれ十数年前かと思います。

インプラントには興味があって、最初はスイスのDrサンドハウスが多結晶サファイヤで始めたのを私の先輩がスイスへ行って直接教えてもらってきたのを聞いて、やってみようかなと考え始めました。

しかし欠点として、強度的に弱いとの事が話として聞いていました。

その後確か奈良インプラント学会があって出席したのですが、その発表を聞いてまるで人体実験をやっているような話ばかりで幻滅をしたのを覚えています。

その後京セラがサファイヤインプラントを開発して、業者が講習会をするので参加しませんかとの誘いがあって参加したものの、その講師たるや私の質問にしどろもどろでひでーもんだと思いました。

翌日京セラの営業マンがやってきてしきりに薦めてくれましたが、とてもやってみようとは思いませんでした。
今から考えればよく発売したなと思いますし、厚生省もよく許可したものだと思います。

おそらく現実が表ざたになれば訴訟ものだと思います、厚生省も気づいているでしょう。

表ざたになっていないので厚生省も知らん顔を決め込んでいると理解しています。



そんなやこんなでインプラントなど鼻から気にも留めなくなりましたが、例の先輩は性懲りもなく人体実験を続けていました。

そのうちストローマンのバスケットタイプが発売されてこれはいいからと推薦してくれました、しかし術後のレントゲンや術後経過を聞くに付けまだまだやるべきではないと考えていました。

次に今のタイプの原型の歯根型が発売されて、予後もいいのがわかってきたので件の先輩の診療所に手術の見学に行き、これなら出来そうだなと考えるようになりました。

ちょうどその頃歯周病も解決し義歯問題も解決したので、次はインプラントを始める順番になってきたので、一番学術的にもしっかりした基礎研究をしているストローマンを導入することにして講習会を受けてから始めました。

最初は一番簡単な下顎第一大臼歯で骨量も十分な症例を選んで始めたわけですが、未だCTの分析ソフトもなくボーンマッピングという原始的な方法で、骨形態を予測してやったわけですがさすがに緊張したのを覚えています。

その後おそらく1年くらいはCT無しで何症例か手がけましたが、今はCT無しでOpeなど怖くて出来ません。

しかしCT画像があってもインプラントOpeは今でも緊張しますね。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-06-18 09:56:42
私は、卒後5年目でしたでしょうか?

卒業当初はインプラントをするなんて思いませんでしたが、99年のアメリカ歯科学会の総会で、当時もっとも興味があった歯周病のセミナーに連続して参加していましたら、多くの先生方に、歯周病を真面目に勉強するならインプラントも是非勉強しないさいと、アドバイスや説教を頂きセミナーに出てみたのがきっかけです。

その後日本で認定講習をとり、教えて頂いた先生に最初の20本はお金を頂けるようなモノは出来ないからと教えられました。

最初の患者さんは下顎の奥歯2本で、実は偶然ですが、昨日反対側の奥歯3本昨日上部構造を長期仮着したばかりです。



相談者さんのモヤモヤも理解できます。

ただ、僕たち誰もが経験させてもらいましたが、

最初に診察した患者さん、
最初に注射した患者さん、
最初に削った患者さん、
最初に抜歯した患者さん、etc

絶対にそういった患者さんがおられるわけですが、このケースも同じだと思います。
誰かがどこかで最初にケースになるわけです。

言い方に語弊がありますが、実験台かも知れません。

ただ、思い付きで始めるのではなく、それに見合った十分な勉強と訓練をするわけですが、主治医は指導医まで用意したようなので、十分に誠意ある準備だと思います。

指導医がもうちょっと細かく指導できれば失敗は避けられたのか?
あるいはもっと難易度の低い症例をすべきだったのか?
診察もしていませんし、現場を見ていませんので、避けられたのか、避ける方法がなかったのか、ちょっと解りません。ゴメンナサイね。

今回は失敗したのが一番良くないのでしょうけど、担当医も真摯に謝罪しておられるようですし、ここは、『窮鳥懐に入れば、猟師これを撃たず』というわけにはいきませんか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 真菜さん
返信日時:2009-06-18 14:26:46
松元先生、タイヨウ先生、タカタ先生、山田先生、佐藤先生有難うございました。こういうことが訊きたかったのです。

ここでしか聞けないお話、ためになりました。
特に、山田先生のお話、面白かったです。
歯医者さんが、好きになりました。

手術してくれた医師は、確かに、良い先生でした。
初めて訪れた時、インプラントは出来ないからと言っていたのです。

歯周病咬合を直してから、他の医院で手術を受けるつもりでした。

ずっと噛み合わせが悪く、東京のラジオ相談もしてらっしゃる先生にかかっても、

「なんでもありませんよ」

と相手にされませんでしたが、この先生は、ちゃんと治してくれました。

ところが、引き延ばされて、4,5ヵ月後、

「うちで出来ますから」

と言われたので、やることにしたのです。
その間、研修していたのでしょう。
補償問題になった時、師匠も力になると言ったそうです。

いつまでも、仮りの状態なので、セカンドオピニオンを初めに受ける予定だった医院で訊いたところ、上右2番の骨も溶け始めているということが分かり、すぐに、再手術を受けることにしたのです。

この医院では、その相談で、2千円だけ。
べつの病院では、この20倍かかります。
除去手術、骨移植手術をいれても、50万円かかりません。
インプラント専門の先生がいて、丁寧に説明してくれました。

今は、骨移植手術を待っている状態です。
大手術なので心配ですが、お任せするしかありません。



タイトル インプラントの経験がない医師の手術が失敗。先生方の体験談が聞きたい
質問者 真菜さん
地域 非公開
年齢 57歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント費用・治療費
インプラントに関するトラブル
インプラントその他
歯科/医療ミス
歯医者への不満・グチ
その他(その他)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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