二次カリエスが心配でレジンを削って診てもらうのは自費ですか?

相談者: はすみさん (36歳:女性)
投稿日時:2009-06-11 12:33:25
宜しくお願いします。

【他のご相談】
保険で同一の歯を半年以内に再治療はできないのですか?
拡大鏡を習熟していれば、肉眼より短時間に良い治療ができますか?


大臼歯咬合面レジンの縁に大きめの白濁があり、内部では もっと広範囲に且つ進行しているかもしれません。

レントゲンの判断では確実性が薄いし大臼歯のレジンは耐久性に難がある実感があり、

?この機会にレジンを剥がして銀にやり替えてもらいたいのですが、剥がしてもしC0でしか無かった場合、自費になるでしょうか?

詰め物をやり替えてもらうには、疾病が伴わない限り自費かと思いますが、


?痛がるので詰め物を外してみたけどただの知覚過敏だった、という場合もありますよね、そういう場合も保険はおりないのでしょうか?

相当痛くなって、確実に深い二次カリエスを確信できるようになってからでは遅いと思ってしまうのですが・・・


?知人の話で、寿命が来そうな詰め物を先手を打って全部やり替えてもらったそうなのですが、さすがにそれは自費ですよね。

でも必ず詰め物は寿命が来るわけですから、そうしてやった方が歯にとっては最小限のリスクで済み、良いのかなと思いますがどう思われますでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-11 12:59:42
こんにちは。

>そうしてやった方がにとっては最小限のリスクで.....

ある意味正しくもあり、ある意味逆効果である場合のリスクも可能性としてはあるやもしれません。

一番はご自身で判断してしまう事が、一番危険をはらんでいるのではないかと思います。

例えばわずかな白濁があっても、それでも削って治療した方がよい場合と、長期そのまま経過観察し問題が現れてから治療をした方が恐らくは予後が長期見込めるであろうもの。

それらを判断出来うる材料は、日頃の検診やメインテナンスからの情報であると思います。

今はすみさんが見つけた白濁も、どんどん広がってゆくものなのか、ずっとそのままゆっくりした経過で起こっているものなのか判りません。

もしかしたら白濁こそあれ、処置の必要の無いケースもあります。

そこを見た目の色判断で治療してしまっては、全く予防になっていない事になります。

おかしな言い方ですが、その歯を自主的な考えで進んで治療をしたいと申し出れば、治療をしてくれる歯科医師も多数いるでしょう。
白濁があるのでしたら、保険も適用される可能性もあります。

でも本当の意味での将来を見据えた予防は、前以って削ってしまう事ではなくて、いかに削る時期を遅らせるか・削る量を減らせるかがカギとなってくると考えております。

ご参考になさってみて下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-11 17:06:20
田中先生の意見に賛成です。

・詰めなおしてもらったら「なんとなく安心」
・詰めなおししたら「収入になる」

この患者さんと医院側との利害関係が変なところで一致してしまうことって、結構あります。

削って詰めて…といういわゆる「治療」は、あくまでも「修理」に近く、ヘタすると「破壊」になりかねないので、安易に治療することはお勧めしません。

歯医者の墓場!?⇒http://www.breath-design.com/?eid=1419298
 

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-11 19:33:02
田中先生の

「一番はご自身で判断してしまう事が、一番危険をはらんでいるのではないかと思います。」

「それらを判断出来うる材料は、日頃の検診やメインテナンスからの情報であると思います。」

「本当の意味での将来を見据えた予防は、前以って削ってしまう事ではなくて、いかに削る時期を遅らせるか・削る量を減らせるかがカギとなってくると考えております。」

に同意です。


歯科医が手をかける事=を大なり小なり削ること

です。

現在、残っている歯質を100だとすると、マイクロスコープを使い、丁寧にレジンを外せば

100-2=98

で済むかも知れません。


雑に外せば

100-30=70

になってしまう可能性もあります。


いずれにしても歯科医師が手をかければ、100ではなくなってしまうと言う事をご理解ください。

そして、

>寿命が来そうな詰め物を先手を打って全部やり替えてもらった

を繰り返していけば、いずれ、健康な歯質はほとんど無くなってしまうと言う事も考えておくべきです。

外すメリットと削らないで経過観察をするメリット‥、どちらが大切かをプロの目から見て判断してもらう必要があると思います。



また(実際に拝見しないと何とも言えませんが)、削る量は

レジン充填メタルインレー

ですよ。

僕はレジンのやり直しは極力レジンで行うようにします。

そうすれば
 
100-2=98

で治せる可能性がありますが、メタルインレーに作り直すとなると、必ず

100-20=80

になります。

なぜなら、メタルインレーの場合「窩洞形態の5条件」と言って「適切な削り込み」が必要になるからです。

参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%A9%E6%B4%9E


しかし、レジン修復の場合は、これらの窩洞形態条件はある程度無視し、虫歯の形に合わせて削るだけ(ある程度の便宜形態は必要ですが)なので、圧倒的に削る量は少なくなります。


また、

大臼歯のレジンは耐久性に難がある実感があり

との事ですが、そのレジン充填はいつ治療されたものでしょうか?
近年、レジンの材質は飛躍的に改良されてきており、大臼歯でも問題無く使えるレジンも開発されてきています。

参考
http://products.gcdental.co.jp/system/items-view/544/
http://www.tokuyama-dental.co.jp/products/catalogue/index.html


もちろん、メタルインレー修復にされる事自体は適切なことかもしれませんが、それを判断するのは歯科医師による診断が必要なのではないかと思います。

ただ、少なくとも、そこまでのリスクを承知でメタルインレーにされるのであれば、ゴールド系の金属を使われる事をお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はすみさん
返信日時:2009-06-13 16:30:26
ご回答有難うございます。

>そのレジン充填はいつ治療されたものでしょうか?

6年半前です。最近そのレジンの縁に二次カリエスが2ヵ所もでき、明らかな虫歯のみ処置して、初期虫歯はそのままにしてもらって現在に至ります。

今回診て頂いた歯医者様の所見は、

「こっち(初期虫歯)も削る?
ここの縁(3箇所目)も怪しいね。
レジン全体をやりなおす?どうする?」

という感じでした。

全体をやり直してもらえば良かった(但し銀で)、と今更悩んでいるわけです。

レジンはMIに優れており、私はもともと審美面よりもそこに惹かれて詰めてもらったのですが、個人の感想としては銀の詰め物の方が丈夫で、結果としてMIでなくなってしまった感がしています。

その不信感から、不安で古いレジンのままよりも新しい銀の詰め物に変えた方が・・・と考えたんです。


大臼歯でも問題無く使えるレジン

クリ●フィルマジェ●ティ(保険内レジン)を使ってるそうなのですが、これは該当物でしょうか?

保険適応外でより優れたレジンがあるなら自費でも構わないのですが、耐久面でどれくらい違うのか?値段に見合うのか?また、扱いが難しいなどで、不得手な術者が使ってもかえって予後が悪いとか・・・?

ご教示頂けますでしょうか。


メタルインレーにされるのであれば、ゴールド系の金属を使われる事をお勧めいたします

金が良い事は耳にしますがやはり色に抵抗があります・・。
ハイブリットセラミックは術者の腕次第と聞きますし・・

以前歯医者様のこぼれ話で、

詰め物よりも、結構接着剤が肝なんだよ。
保険診療では良い接着剤が使えないから予後が悪いの。」

と耳にした事があります。

これが真なら、自費治療で銀の詰め物を良い接着剤で付けてもらうというのもアリでしょうか?

すみません話が逸れてしまったかもしれませんが、いかがでしょうか?

宜しくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 19:23:36
こんにちは。

最初に断っておきますが、田中先生の、

>一番はご自身で判断してしまう事が、一番危険をはらんでいるのではないかと思います。

に激しく同意です。



で、先生の知識や経験などによって意見は分かれますが、個人的な考えとしては、小さい虫歯の治療であれば、銀のインレーは最低の選択で、レジン充填が最高、ぐらいに思っています。
(※真逆の考えの先生もおられますし、それを否定する訳ではないです)

ただしレジンは、術者の技術への依存性が非常に高いですから、材料よりも術者選びが重要だと思いますよ。

参考⇒精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?

参考⇒レジンが得意な先生の見分け方




自費治療銀の詰め物を、良い接着剤で付けてもらうというのもアリでしょうか?

接着が肝という考え方には全面的に大賛成なのですが、今現在歯質にもっとも接着させられる方法がレジン充填なので。。

金属とは、高いレベルでは明らかにくっつきませんし、何を使ったとしても金属と歯質の硬さや弾性が大きく異なる以上、挟まれてる接着剤から壊れてくることになるかと思いますよ。



ただ、術者の知識や技量、経験などによってもベターは変わってきますので、

>一番はご自身で判断してしまう事が一番危険をはらんでいるのではないかと思います。

・・と言うことです^^

まずは担当の先生とよく話し合われて下さいね。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 11:10:25
クリアフィルマジェスティも大丈夫だと思いますよ。


>耐久面でどれくらい違うのか?

そんなに違わないですね。
色つやとかは違うと思いますけど。


>値段に見合うのか?

コストパフォーマンスで言えば、レジンに軍配が上がると思いますよ。


>扱いが難しいなどで不得手な術者が使ってもかえって予後が悪いとか・・・?

これはあり得ます。


>良い接着剤で付けてもらうというのもアリでしょうか?

現在、最もに接着する材料は渡辺先生も書かれているように、レジン(ダイレクトボンディング)ですからね。


>金が良い事は耳にしますがやはり色に抵抗があります・・。

好みの問題かもしれませんが、僕はゴールドの方が好きですね。

また、ゴールドと言っても黄色に近いゴールドもありますし、銀に近い色合いのゴールドもあります。
白金加金はかなりシルバー色に近いですし。


結局は何度も書かれているように「一番はご自身で判断してしまう事が一番危険をはらんでいるのではないかと思います。」です。


もちろん、はすみさんが「専門科では無い」から当たり前なのですが、「話の流れに矛盾がある」ように感じるんですよ。

「COかもしれない」
二次カリエスを防ぎたい」
「レジンはMIに優れていると言う事はわかる」
「接着が大切なのはわかる」

と言う話の流れのオチが

「(自費でも良いが保険の)銀歯で‥」

に行きつく所が。

「天然素材の具材を厳選し‥それをカップラーメンにのせて食べる」

みたいな。


よくわかりませんが‥^_^;。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 11:21:35
真剣に考えているのでしたら、顕微鏡での診査を受けていただくことを強くお勧めします。

自費に成るかどうか?は医療の本質とずれていると思います。

でも多分、普通に虫歯で治して欲しいと言われれば、保険で治すと思いますよ。

COだ、と自分での判断でしょう。
DRはC1と判断するかもしれないじゃないですか。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はすみさん
返信日時:2009-06-15 16:14:42
すみません、まとまりの無い質問ばかりで本当に申し訳ありません。

>ご自身で判断してしまう事が一番危険

そうですね、、、
ここでの貴重なご意見を元に、主治医とじっくり相談して決めたいと思います。


私の考えは、?レジン歯質にもっとも接着させられMIにも優れている?
けれども耐久性に劣り、銀の方が長持ちのような気がする。

一長一短で、長期的にどちらが良いのかが疑問。

今回、治療はたぶん自費になりそうなので、良い接着剤にしてもらう事で、銀がベターな選択になるのかも。

レジンでも自費なら耐久性がグンと上がるのならば、そっちかも・・という事でした。

他の質問で、二次カリエス対策で、ベースにレジンコーティングする話があったのですが、このようにの内部に(薄く?)敷かれたレジンというのは、大臼歯アンレー全部に詰めた場合と比べて耐久性は良いのでしょうか?

お分かりになられるようでしたらお答え頂けますでしょうか?

?レジンベース+良い接着剤+銀?なら、より盤石に思えます。

いかがお思いになられますか・・・?

何度もしつこくてすみませんが宜しくお願いします。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 16:47:09
>?レジンベース+良い接着剤+銀?

いいと思いますが「なんで銀?」。
白金加金にしましょうよ。


レジンベース+レジン系接着剤+ゴールド

であれば僕が日常的に行っている方法です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はすみさん
返信日時:2009-06-17 12:28:42
>ゴールド

咬合の上のや、他の歯にも銀が入ってるのでガルバニー電流が心配です。

でも、たとえ銀にしたとしても、違う歯医者さんで詰めた銀になるので結局ガルバニー電流は起こりうるのでしょうかね?・・
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-06-17 12:52:37
ガルバニー‥。(・_・)

悩んでいる方って、いらっしゃるんでしょうかね?>諸先生方

僕は過去にガルバニーで苦労された患者さんは、一人も診たことが無いので何とも言えませんが‥。
(最近はメタルフリーにしちゃう事が多いので、お目にかかりません)

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-06-17 13:45:45
ガルバニーより、メタルのアレルギーの方がよほど確率が高いと思います。

保険のパラジウム合金のインレーにしても、歯科医院ごと、歯科技工所ごと、歯科金属メーカーごと、に微妙に違います。

ですので、本当に気になるのなら、全部同じ歯科医院で一括でやりかえをするか、該当部位をセラミクスレジンで修復することが論理的であると思います。

ガルバニー電流なんて、教科書だけの話だと思ってもらってもいいかも知れません。


なんで、こんなにレアなことが有名なのか?不思議です。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-06-17 13:57:58
ガルバニー電流なんて、教科書だけの話

私の妻の話…

「金属のスプーンを使うとが浮いた感じ?アルミを噛んだような感じ?」があったそうです。

当時、左上の6にアマルガムが詰まっていました。
左下は金銀パラジウム合金のインレーが入っていたはずです。

「本当に電流が流れているのか?」と思って、安い電流計を買ってきて計ってみましたが、ほんのわずかな微弱電流がありました。
(微弱すぎてガッカリした記憶があります…)

レジンに置き換えてからは、そんな違和感もなくなったそうです。




タイトル 二次カリエスが心配でレジンを削って診てもらうのは自費ですか?
質問者 はすみさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
虫歯の治療費・費用
歯の変色・着色
レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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