[写真あり] メタルインレーと歯茎の間の虫歯の部分だけレジンで治療
相談者:
みなminaさん (29歳:女性)
投稿日時:2009-06-26 13:49:44
メタルインレーと歯茎の間に虫歯が出来ました。
経緯:
かかりつけの歯科医院で、レントゲンを撮った結果、虫歯は浅いが、一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから、一度既に詰めてあるメタルインレーを取って、新しく型を取って治療しましょうと言われました。
ところが、母が急に入院する事になり、手伝いのため実家に帰省している間に痛み出したので、実家の近くの歯科医院で診てもらったところ、
メタルインレーと歯茎の間が十分なスペースがあるので、メタルインレーは取らずに新しい虫歯の部分だけの治療で大丈夫だろう、との事で、おまかせして治療を受けました。
家に帰ってからその歯を診ると、虫歯があった場所周辺のメタルインレーがあった場所の一部も、白いレジンになっていました。
質問:
かかりつけの先生が言った、
「一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから」
というのは、どういう事なのか、もし大体憶測が出来れば教えてください。
一つの症例に対して、それぞれの先生が違う考えを持つ事もあるとは思いますが、ひょっとしたら、虫歯になりやすい治療を受けてしまったのではないかと、少し心配しています。
経緯:
かかりつけの歯科医院で、レントゲンを撮った結果、虫歯は浅いが、一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから、一度既に詰めてあるメタルインレーを取って、新しく型を取って治療しましょうと言われました。
ところが、母が急に入院する事になり、手伝いのため実家に帰省している間に痛み出したので、実家の近くの歯科医院で診てもらったところ、
メタルインレーと歯茎の間が十分なスペースがあるので、メタルインレーは取らずに新しい虫歯の部分だけの治療で大丈夫だろう、との事で、おまかせして治療を受けました。
家に帰ってからその歯を診ると、虫歯があった場所周辺のメタルインレーがあった場所の一部も、白いレジンになっていました。
質問:
かかりつけの先生が言った、
「一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから」
というのは、どういう事なのか、もし大体憶測が出来れば教えてください。
一つの症例に対して、それぞれの先生が違う考えを持つ事もあるとは思いますが、ひょっとしたら、虫歯になりやすい治療を受けてしまったのではないかと、少し心配しています。
回答1
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-06-26 14:57:22
なるほど‥。
どちらの先生の考え方も間違ってはいません。
前医の「一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから」は「継ぎ目が多くなるとその隙間から虫歯になりやすい」と言う意味です(?)。
想像すると「パッチワーク」でしょうか。
そのツギハギの部分をしっかり治せる技術が無ければ、継ぎ目から唾液や細菌が入り込みます。
後の先生の「メタルインレーは取らずに新しい虫歯の部分だけの治療で大丈夫だろう」は「僕は継ぎ目をしっかり埋める事ができるから、ツギハギになっても大丈夫」と言う意味です。
これは「コンビネーション修復」と言って一つの歯に2種類の材料を使って治療する方法で、実は2002年にFDI世界歯科大会で提唱された「MI(ミニマルインターベンション)」と言う考え方に基づいた方法です。
佐藤先生も書かれているように「虫歯の形」も重要で、出来る場合とできない場合もあります。
「コンビネーション修復可能な形」であり、「しっかりした技術」があればコンビネーション修復でも問題無いですよ。
MI(ミニマルインターベンション)とは21世紀の歯科治療の世界的潮流として「最小限の侵襲により虫歯治療をする」と言う概念で
1 初期齲蝕を再石灰化する
2 齲蝕原性細菌を減少させ、さらなる脱灰と齲窩の拡大を防止する
3 必要最小限の齲蝕除去と窩洞形成を行う
4 再修復よりも補修充填に力を入れる
5 術後の管理を徹底し、二次齲蝕を防止する
と言う5点を掲げています。
コンビネーション修復は上記の4に該当します。
画像1 インレーの一部と歯と歯の隙間に虫歯があります。
画像2 コンビネーション修復で治しました(オレンジフィルターで見にくいですが‥)
画像1 画像2
どちらの先生の考え方も間違ってはいません。
前医の「一部だけ治療すると隙間から虫歯になりやすいから」は「継ぎ目が多くなるとその隙間から虫歯になりやすい」と言う意味です(?)。
想像すると「パッチワーク」でしょうか。
そのツギハギの部分をしっかり治せる技術が無ければ、継ぎ目から唾液や細菌が入り込みます。
後の先生の「メタルインレーは取らずに新しい虫歯の部分だけの治療で大丈夫だろう」は「僕は継ぎ目をしっかり埋める事ができるから、ツギハギになっても大丈夫」と言う意味です。
これは「コンビネーション修復」と言って一つの歯に2種類の材料を使って治療する方法で、実は2002年にFDI世界歯科大会で提唱された「MI(ミニマルインターベンション)」と言う考え方に基づいた方法です。
佐藤先生も書かれているように「虫歯の形」も重要で、出来る場合とできない場合もあります。
「コンビネーション修復可能な形」であり、「しっかりした技術」があればコンビネーション修復でも問題無いですよ。
MI(ミニマルインターベンション)とは21世紀の歯科治療の世界的潮流として「最小限の侵襲により虫歯治療をする」と言う概念で
1 初期齲蝕を再石灰化する
2 齲蝕原性細菌を減少させ、さらなる脱灰と齲窩の拡大を防止する
3 必要最小限の齲蝕除去と窩洞形成を行う
4 再修復よりも補修充填に力を入れる
5 術後の管理を徹底し、二次齲蝕を防止する
と言う5点を掲げています。
コンビネーション修復は上記の4に該当します。
画像1 インレーの一部と歯と歯の隙間に虫歯があります。
画像2 コンビネーション修復で治しました(オレンジフィルターで見にくいですが‥)
画像1 画像2
タイトル | [写真あり] メタルインレーと歯茎の間の虫歯の部分だけレジンで治療 |
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質問者 | みなminaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 レジン(白いプラスチック) 保険のインレー(銀・金属) う蝕関連 その他(歯科治療関連) その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。