8歳。噛み疲れと言われていたが、歯根が吸収されいて根管治療中

相談者: ぷふぷふさん (31歳:女性)
投稿日時:2009-10-14 22:08:59
8歳の娘ですが、右下D、左上E、左下Dに問題を抱えています。

3本とも、もともとは小さな虫歯で白い詰めものがしてあったのですが、この詰め物が割れたり欠けたり…4〜5回やり直しました。

この過程で欠けた所に汚れがたまったのか、少しずつ虫歯の範囲が広がったようで、毎回少しずつ詰め物の範囲も広がったようです。

虫歯が大きくなるのも嫌でしたし、何度も詰め直しにいくのが嫌だったので、A院からB院へ転院したところ、

「このやり方は見た目白くて綺麗だけど、すぐ欠けるよね」

と言われ、銀色の詰め物に取り換えました。

それでも2度ほど詰め物が取れ、理由をたずねたところ、

「詰め物はあくまでとりあえずの処置だから、乳歯が抜けるまでの間もてばいい、という考えです。
さっぱりしたいのであれば、銀歯に変えましょう」

ということで、銀歯をかぶせてもらいました。

銀歯に変えた後、割れ、欠けといったことはなくなったのですが、顎のために良かれと思って噛ませているするめや昆布などの堅いものを食べると痛みが出るようになり、3度ほど銀歯の高さを低くしました。

ところが鈍い痛みは治まらず、受診したところ、歯科医師の先生は「噛み疲れ」だとおっしゃり、あまり堅いものを食べさせないよう言われて銀歯を削って高さ調節。

その後も数回痛みを訴えて通院しましたが、

「もうこのは駄目です。神経抜きます」

それで痛みが引くのなら…と期待していましたが、今度は歯茎フィステル(←この言葉も、こちらで先ほど知りました)が出来、痛みと共に発熱しました。

消毒ということで週1ペースで3カ月通院しましたが、投薬もなく、熱も引かず。
治療方法はここで書かれているJ-OPENだったと思います。(歯にぽっかりと穴が開き、丸めた綿が詰めてあるだけでした)

化膿しているのにこの状況では改善しないと思うので、せめて歯に蓋をしてほしいと申し出たところ、やわらかそうな白い詰め物をしてくれましたが、フィステルはますます大きくなり、痛がりました。

先生の診断は、

「詰め物が体に合わなかったね」

さすがに不信感を抱き、C院へ転院したところ、歯の根元が膿んでいること、歯根が吸収されている状態が見受けられること、大人の歯が生えてくることを考えると、抜かないほうが歯列のためには望ましいこと、等説明されました。

ですが、歯の状態は先生がピンセットでゆするとグラグラしており、抜歯の場合は隙間を保持する器具をつけましょう、今乳歯の下にある大人の歯は膿に接触しているので、虫歯になる可能性もあります。

判断は先生がしますので、しばらく様子を見せてください、と言われて不安になり、こちらのサイトへお邪魔しました。

もともとは、ほんの小さな虫歯だったのに。
子供を虫歯にしてしまったのは私の責任です。
生えてくる前の大人の歯まで虫歯にしたくありません。

抜歯して大人の歯を守れるなら、保険適応云々ではなく保隙器具を付けて抜歯したいです、とお話ししましたが、

「私が判断しますので様子を見せてください」

と言い切られてしまいました。

噛み疲れ、ではなかったのですね。
現在C院でしてもらっているのは根管治療だと思います。
週一ペースで5回治療を受けています。

こちらを拝見する限り、そして今までの経過を考えると、根管治療は難しいものなのですね。
このまま様子を見ていて良いのか不安です。

まだ8歳なのに、大人の歯、3本失うのは辛いです。
アドバイスを頂けると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷふぷふさん
返信日時:2009-10-14 22:11:15
追伸です。

現在、リカマイシンとキョーリン(頓服)を服用しています。
回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-10-14 22:51:21
>現在C院でしてもらっているのは根管治療だと思います。
>週一ペースで5回治療を受けています。

書かれている状況からも、C院の先生が5回も治療を行なっていることからも、永久歯に悪影響を与えずに、乳歯を生え代わりまで持たせられる可能性はあると思いますので、担当の先生が抜歯を提案されない限りは治療をつづけられたほうが良いように思います。

あと、

詰め物はあくまでとりあえずの処置だから、乳歯が抜けるまでの間もてばいい、という考えです。・・・」

まったくその通りなんですが、8歳ですと生え変わりまで3、4年くらいはありますから、最低その年数はもつ治療が必要になります。

条件の悪い小児でその年数もつことを考えると、条件の良い大人の治療で10年は持つくらいのレベルの治療を心がけないと、生え代わりまで持ちません。

乳歯は生え変わるのだから手抜きでよいと言うものではありません。
手抜き治療をするくらいなら、進行止めを塗るだけで削ったりつめたりしないほうが予後は良いことのほうが多いくらいです。

乳歯にもきちんと治療をするといった考え方をされているのなら良いのですが、そうは考えていないのではないかと疑いたくなるような事例に時々、遭遇します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷふぷふさん
返信日時:2009-10-14 23:31:07
森川先生、早速の回答ありがとうございます。


>書かれている状況からも、C院の先生が5回も治療を行なっていることからも、永久歯に悪影響を与えずに、乳歯を生え代わりまで持たせられる可能性はあると思いますので、担当の先生が抜歯を提案されない限りは治療をつづけられたほうが良いように思います。

とても不安に思っていたので、こう言って頂けて正直ホッとしました。まだ希望はあるのですね!

C院の先生は投薬もしてくださり、以前の医院より良いと思っていますが、ラバーダムマイクロスコープは使用していないので根管治療専門の医院へ転院すべきか迷っています。

これから先、歯科の先生とお付き合いをする中で、乳歯に対する考え方も大切なポイントですね。


>手抜き治療をするくらいなら、進行止めを塗るだけで削ったりつめたりしないほうが予後は良いことのほうが多いくらいです。

下手に治療するのはかえって良くないのですね。 
娘に可愛そうなことをしてしまいました。
同じ失敗を繰り返さないように、気をつけます。

ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-10-15 00:04:05
>「私が判断しますので様子を見せてください」
>と言い切られてしまいました。

頼もしいじゃないですか!
文面からも「良さそう」な先生だという感じがします。


ラバーダムマイクロスコープは使用していないので

マイクロスコープって、視野が狭まるので小児では使いづらいのではないかと思います。
(使ってない者がいうのもなんですが・・・)

永久歯根管治療になら、そういった好条件で費用を払っても価値があると思いますが、あと数年の乳歯に対してはどうなんでしょう?
(携帯電話を新しくするよりは価値のあることだとは思いますけど・・・)

せっかく良い先生に診てもらっているみたいですから、お任せしてはどうですか?

永久歯は(すでに生えてますが)ムシ歯にさせないよう、「予防」を意識した生活を送るようにされてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-10-15 09:52:53
マイクロスコープって、視野が狭まるので小児では使いづらいのではないかと思います。

まあ、使えますけど‥。^_^;

充填とかの齲蝕処置には使ったことあるけど、根治には使った事無いなぁ‥。


たぶん、根治にマイクロを使うと、お子さんだと飽きちゃうと思いますよ(治療時間が長いくなるので)。
そうすると動いちゃうし。

グラストロンで見せてあげてもいいけど、結構、グロいしね‥。
僕なら小児の根治にマイクロは‥やらないですね(必要とあればやるかも知れませんが)。


むしろ、小児歯科専門医の先生に丁寧にやってもらった方が良いのでは?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷふぷふさん
返信日時:2009-10-15 13:32:16
■吉岡先生

お忙しい中、ありがとうございます。

以前お世話になっていたB医院の先生にお任せしてしまったことを後悔していますので、C医院の先生に対して、疑心暗鬼になってしまっていました。力強いお言葉に安心しました。
ありがとうございます。

今後は先生のおっしゃるように、虫歯予防を頭に置いて生活しようと思います。
その中で気になっているのがB医院の先生に言われた「噛み疲れ」がです。

スルメなどの堅いものを食べさせると(週1回ぐらいです)噛み疲れて、また神経を抜くことになる…という可能性はありますか?
このあたりも改善したほうがよろしいでしょうか?

何度も申し訳ありませんが、ご教授ください。
よろしくお願いします。


■タイヨウ先生

お忙しい中、回答頂きありがとうございます。

マイクロスコープでの治療は、治療時間など、患者にとって負担のかかる部分もあるのですね。
確かに子供向けではないような気がします。

すっきりしました。
ありがとうございます。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-10-15 15:21:55
>その中で気になっているのがB医院の先生に言われた「噛み疲れ」がです。

スルメ食べたら、みんななるわけじゃないですからねぇ(^^)

スルメを長々と小一時間噛んでいたら、顎がだるくなるのは経験がありますけど(どれだけ好きなんだ?ってネ)、は痛くなったことはないですね。

運動したあとの筋肉痛みたいな・・・そんな感じでした。

・・・ということで、スルメのせいにしたらスルメが可哀想(!?)です(^^)


>堅いものを食べると痛みが出るようになり、3度ほど銀歯の高さを低くしました。

痛みが出てくる以前にすでに神経が死んで膿を作っていて、(スルメがきっかけかは分かりませんが)痛みが出てきたのでしょう。

堅いものを食べていなくても、遅かれ早かれ同じような症状が出てきたんではないかな、と。

結果的には、C医院に転院されて正解だったように思えます。


タイヨウ先生>

>僕なら小児の根治にマイクロは‥やらないですね

フォローありがとうございました m(_ _)m

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-10-15 19:38:11
>C院の先生は投薬もしてくださり、以前の医院より良いと思っていますが、ラバーダムマイクロスコープは使用していないので根管治療専門の医院へ転院すべきか迷っています。

このサイトを、ちら見した人はみなそう思ってしまうようですが、「ラバーダムとマイクロスコープなし=ダメ歯医者」ではないです。

どのような器具、治療法でもデメリットはあります。

ちなみに私の場合は、ラバーダムは治療レベルの向上や安全確保に必須ですが、ラバーダム特有の危険性に対する対処は必要になりますから、そのリスクを回避したいという考え方の先生がいても不思議ではないです。

また小児は動くうえに治療時間は長くはできないという前提で考えれば、マイクロスコープを使用しても小児の治療の精度の向上に役立つとは考えにくく、少なくとも私の場合は小児の治療には使用する気はありません。

「マイクロスコープ=精度が上がる」では必ずしもないです。

また、「海外の根管治療の専門医がみな使っている=マイクロスコープを持っている歯科医はみな根管治療が上手」でももちろんないです。

根管治療の認定医を探すのならわかりますが、マイクロスコープを持っている歯科医を探すというのはどうかと思います。

私の住んでいる隣りの町に脳外科で有名な福島先生が時々来て手術をする病院があります。
当然、福島先生ご愛用のマイクロスコープが置いてあるはずですが、「執刀医はだれでもいいから福島先生が使うマイクロスコープで手術してくれれば安心だ」などという患者さんがいるでしょうか? 

ラバーダムもマイクロスコープもその歯科医師の治療方針の参項にはなりますが、経験や技術の参項にはまったくと言っていいほどなりません。

一番参考になるのは、結果=「他ではできないと言われたこんな難しい症例を治せた」といった口コミだと私は思います。


>スルメなどの堅いものを食べさせると(週1回ぐらいです)噛み疲れて、また神経を抜くことになる…という可能性はありますか?

割れたり、取れたりする可能性はありますので、そういった意味ではないでしょうか。
そういったことなしには痛んだり腫れたりすることは普通はないと思います。

あるとすれば、吉岡先生も書かれているように、治療が成功しなかったということになると思います。
(治療した先生が下手という意味ではないです。
私が治療しても成功しなかったかもしれませんので)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷふぷふさん
返信日時:2009-10-15 21:20:35
■吉岡先生

何度も回答頂き、ありがとうございます。

>痛みが出てくる以前にすでに神経が死んで膿を作っていて、(スルメがきっかけかは分かりませんが)痛みが出てきたのでしょう。

>堅いものを食べていなくても、遅かれ早かれ同じような症状が出てきたんではないかな、と。

>結果的には、C医院に転院されて正解だったように思えます。

どの言葉も、大変安心しました。
やっと、娘の現状を把握出来た気がします。
気をつけるべきことも良くわかりました。
大変お世話になり、ありがとうございました。


■森川先生

ラバーダムマイクロスコープ、判断基準について丁寧に解説いただきありがとうございます。

私の理解が足りず、申し訳ありませんでした。
どんな器具にも、どんな治療法にも万全なものはないということがよくわかりました。
どの先生もおっしゃるように、その治療が小児向けではない、ということも。

>割れたり、取れたりする可能性はありますのでそういった意味ではないでしょうか。
そういったことなしには痛んだり腫れたりすることは普通はないと思います。

>あるとすれば、吉岡先生も書かれているように、治療が成功しなかったということになると思います。
>(治療した先生が下手という意味ではないです。
>私が治療しても成功しなかったかもしれませんので)

割れたり、取れたり…ということは、定期健診等でこまめに歯科医院へ通うことで、そのリスクは抑えられますね。

今までの経過についても、よく判りました。
お世話になり、ありがとうございました。



タイトル 8歳。噛み疲れと言われていたが、歯根が吸収されいて根管治療中
質問者 ぷふぷふさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療中の痛み
小児歯科治療
歯の生えかわり(生え変わり)
歯医者への不信感
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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