部分入れ歯の“歯”部分の素材は、自由に選択できますか?費用は?

相談者: kmkmさん (45歳:女性)
投稿日時:2009-10-16 14:20:13
こんにちは。
先生方の丁寧なお答えは大変勉強、且つ参考にさせて頂いてます。

さて、私の質問は、部分入れ歯の“”部分の素材についてです。

このサイトの差し歯クラウンの項目で、保険内、外の色々な種類があることがわかりました。
また、部分入れ歯の項目では、クラスプスマイルデンチャー等等、いろいろな素材と方式があることもわかりました。

では、部分入れ歯の歯の部位の素材は、どのようになっているのでしょう?

・方式や歯肉部分の素材によって、マッチするもので自動的に決まっているのですか?
・それとも、希望で選ぶことが出来るのですか?

もし、選択肢があるのでしたら、その素材の長所、短所、金額の目安などをお教えいただければありがたいです。

現在はセラミックの差し歯ですが、今後、目立つ部分(上左右の1番等)を部分入れ歯にして行くことになりますので、治療前に勉強させて頂きたいと存じます。

先生方、お忙しいところ恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-10-16 18:42:03
部分入れ歯の部位の素材は、どのようになっているのでしょう?

レジン歯、硬質レジン歯、(最近は少ないと思いますが)陶歯。
咬み切りやすいように金属を埋め込んだ「ブレードティース」などなど‥。


>・方式や歯肉部分の素材によって、マッチするもので自動的に決まっているのですか?
>・それとも、希望で選ぶことが出来るのですか?


咬み合わせや顎の状態などを総合的に考えて選びます。

「患者さんの希望」ももちろんあると思いますが、「歯科医の見立て」で選んでいただいた方が良いですよ。


>金額の目安などをお教えいただければありがたいです。

基本的には「入れ歯代」に含まれます。

自費治療の場合、まれに「オプション」という形で金額設定されている場合もあります。
しかし、自費でのお話なので金額に関してはその医院その医院で異なります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-10-16 20:03:39
こんばんは

レジン硬質レジン歯、(最近は少ないと思いますが)陶歯。
>咬み切りやすいように金属を埋め込んだ「ブレードティース」などなど‥。

陶歯やブレードティースは総義歯に使うことが多いです。
双方とも調整が大変です。

陶歯は、リマウントと言ってお口の外で念入りに調整します。
ブレードティースは、咬み合う歯の減りの強い部分を金属などで
補強する場合があります。

ちょっとマニアックな物には、名前は忘れましたがもともとレジン歯で、数ヶ月使用し安定したところで歯の部分を外し(外れるようにできています)、患者さんに待っていてもらい、鋳造して、金属に変わった歯をもどす。
こんな物もあります。

レジン歯、硬質レジン歯が一般的で使用感も良く、調整もしやすい人工歯です。
部分入れ歯の場合は、このどちらかだと思います。

健康保険上では、数百円だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-10-16 22:01:49
kmkmさまこんばんわ。

人工歯の素材を知りたいとお考えなのですね、どのような理由からでしょうか?
もしよろしければお聞かせいただきたいと思います、興味があります。

所で素材ですが一般的にはレジン硬質レジン歯になります、そのほか陶材で出来ている陶歯があります。

あまり詳しくはありませんが、咬合面の形態によっても様々なものもがあります。

レジン歯は価格的にも安いものがたくさんあります、軟らかいので加工がしやすいのが長所ですが、使っているうちに磨り減ってしまいます。

硬質レジン歯はかなり硬く出来ていてすり減りにくいのですが、エナメル質より軟らかいので天然歯と咬合させると、やがて磨り減ってきます、しかし硬質レジン歯同士なら問題はありません。

これに引き換え陶歯は非常に硬くすり減る事はありませんが、よく咬める義歯を作ったとき金属冠と咬ませると、すぐに金属冠に穴が開いてしまいます。

また人工歯の厚みが取れないときは割れてしまったり、取れてしまうことがあります。

しかし総義歯の場合は音がカチカチする以外は磨り減ることも無く、咬合高径が低下することもないので具合はいいのですが、咬合調整が大変です。

今はいい硬質レジン歯ができたので使うことはなくなりましたが、調整の最後にはラッピングペーストを使ってじゃりじゃりやったものです。

しかし一般的には患者さんが、人工歯はイボクラーの何番などとリクエストすることはないと思います。

個人的には技工士さんがいいのを選んでくれるので、それで間に合わせています。

自費のいればの場合は硬質レジン歯で、保険診療の人工歯はレジン歯にしています。

参考になりましたでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kmkmさん
返信日時:2009-10-19 17:13:40
入れ歯の素材について、疑問は解決いたしました。

Drタイヨウ、桜田先生、山田先生のお三方、本当にご多忙にもかかわらず、ご丁寧な回答をお寄せくださり感謝しています。

山田先生から“どうしてそのようなことが知りたいのか?”と、お尋ねがあったので、返信させていただきます。

【少し長くなります…】

一言で申し上げると…
失礼ながら、治療していただく歯医者さんへの、不信感を払拭したいからでしょうか。

他の病気治療と異なり、歯科医の診療内容、金額は、患者からするとまだまだ解り難い世界だと思います。

普通、歯科医のもとを訪れる患者は、既に痛みなどの症状が出てからです。
掛かりつけ、または友人、など、その先生と人間関係が築けていない場合がほとんどで、職場、自宅から通い安い立地条件で、評判などの口コミを参考に参ります。

その治療が虫歯や、詰め物が取れた場合なら、まだしも、仮に「抜歯して入れ歯にするしかないですね!」と、先生から仰られた場合、患者はどう判断したらいいのでしょう?

まず、セカンドオピニオンとして他の先生のご意見を伺いたいですよね。
だって、抜いてしまったらもう、後戻りは出来ないんですから!(私の場合は、3名とも意見が異なっておりますが。。。)

差し歯は、このHPで素材、金額などの関係が、詳しく説明されていました。
インプラントに関しても、解りやすかったです。

しかし、入れ歯に関しては、歯肉に見える部位のみの説明でした。

もし、金具を使わずに、見た目も良い自費治療を選んだとします、びっくりする金額を言われたり、または、その逆で、予想以上に安価だったりしても、その時の金額の目安が全くわかりません。

事実、回答1のDrタイヨウは、自費治療はその医院、医院で異なります。
回答2の桜田先生は、健康保険上は数百万。
とのお答えでした。

注:「数百万」ではなく「数百円」です。
歯科相談室・編集部)

場所柄の相場などはご考慮もあるでしょうが、やはり不明瞭ですね。

ワンオフで高級車をオーダーする方が、まだイメージできます。
鉄板ではなくファイバーで。
鉄ではなくチタンボルトで。
など、素材が違えば高くなるわけですから、入れ歯にもそのような組み合わせがあるのかな?と疑問に思ったわけです。

最後は、神の業を持つエンジニアがエンジンを組み上げるかのように、先生の神業で金額も違ってくるのでしょうか?!

何年後か、およその歯医者さんに行った時、

「歯肉部分は違和感のない、大変良い素材だけど、どして歯の部分の材質は、こんなにケチったの〜」

などと、言われたら悲しいですからね…

事実、私を含め私の周囲でも、歯医者さんとの治療がらみで、イヤな思いをされている方が結構いらっしゃるので、次は納得して進めたいと思ったからです。

ご質問への返信が長くなってしまって失礼いたしました。

今回のお答えで、自分の口腔内の状況に応じて、先生や技工士の方におまかせするものだと理解いたしました。
ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-10-19 17:40:45
>回答2の桜田先生は、健康保険上は数百万。

「数百万」→「数百円」ですね。


>最後は、神の業を持つエンジニアがエンジンを組み上げるかのように、先生の神業で金額も違ってくるのでしょうか?!

ですね。

むしろ僕の書いた「自費治療はその医院、医院で異なります」は、材料の違いではなく、技術料の違い」と解釈していただいた方が良いのではないかと思います。

健康保険の金額は全国一律です。
新人ドクターもベテランドクターも一緒です。

これはこれで患者さんとしては良い制度だとは思いますが、きちんと技術を評価されていないとも言いかえられます。

なので、自由診療で技術を「ウリ」にするわけですから、材料の違いではなく「技術料の違い」と理解していただきたいのです。
ただ、日本の法律では「材料が違えば保険適応外」になりますから技術が低くても自費は出来るわけで‥。

そこを見極めるのは難しいですね。
事実、自分自身がプロとして同業者を見ても見極めは難しいです。
(「自分が治療されるならこの先生にお願いする!」と言うのは決めてますけどね)




タイトル 部分入れ歯の“歯”部分の素材は、自由に選択できますか?費用は?
質問者 kmkmさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 部分入れ歯の値段・価格
部分入れ歯 その他
歯医者への不信感
義歯・入れ歯関連
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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