[写真あり] 歯根のう胞。根管治療と歯根端切除、最善の方法を知りたい
相談者:
了さん (46歳:女性)
投稿日時:2009-12-11 12:44:29
初めて書き込みさせて頂きます。
宜しくお願いいたします。
先日、歯根嚢胞が上の1、1〜2の歯の所から鼻の所まであると言われました。
実は25年程前に上1、1〜4が差し歯になり15年程前に上1、1〜6も差し歯になりました。
嚢胞を見つけて下さった歯科の先生には
「その時の治療で神経を取った部分が、ちゃんと処理されてなくそこから細菌など入り、なった」
と言われました。
対策として差し歯を全部取り、そして神経を取った部分の処置をして行くように言われました(根管治療でしょうか?)。
かなり大きいのう胞なので不安でもう一箇所の歯科で見て貰いましたら、そこでは嚢を取る手術を進められました。
(これが歯根端切除手術なのでしょうか?)
かなり大き過ぎるので、取らなければゆくゆく痛みとかも出て腫れて来る可能性があると言う事でした
対策として
「初めに差し歯の裏から穴を開けて、神経を取った所に本来埋めないといけない物の治療がされてないのでその治療をしてから(根管治療でしょうか?)手術をする」
と言われましたが凄く怖いですし、心配もあります。
ここで、いろいろ読んでいると歯根端切除手術も大丈夫か自分で判断出来なくて。
でも、きっちり治したいと思いますが最善の方法とか解らないので不安なので相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
宜しくお願いいたします。
先日、歯根嚢胞が上の1、1〜2の歯の所から鼻の所まであると言われました。
実は25年程前に上1、1〜4が差し歯になり15年程前に上1、1〜6も差し歯になりました。
嚢胞を見つけて下さった歯科の先生には
「その時の治療で神経を取った部分が、ちゃんと処理されてなくそこから細菌など入り、なった」
と言われました。
対策として差し歯を全部取り、そして神経を取った部分の処置をして行くように言われました(根管治療でしょうか?)。
かなり大きいのう胞なので不安でもう一箇所の歯科で見て貰いましたら、そこでは嚢を取る手術を進められました。
(これが歯根端切除手術なのでしょうか?)
かなり大き過ぎるので、取らなければゆくゆく痛みとかも出て腫れて来る可能性があると言う事でした
対策として
「初めに差し歯の裏から穴を開けて、神経を取った所に本来埋めないといけない物の治療がされてないのでその治療をしてから(根管治療でしょうか?)手術をする」
と言われましたが凄く怖いですし、心配もあります。
ここで、いろいろ読んでいると歯根端切除手術も大丈夫か自分で判断出来なくて。
でも、きっちり治したいと思いますが最善の方法とか解らないので不安なので相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-12-11 12:59:21
大きな病変が見つかったのですね、ちょっと不安になってしまいますね。
似たような回答になりそうなのでまずこちらを^^;
参考:歯根端切除術は、口腔外科医か話しやすい一般歯科医か
実際診てみないので分かりませんが、どちらかと言うと私も最初の先生と同じで、まず根管治療だけ行い治癒が起こるか見てやることをします。
根管治療後うまく行く場合は6ヵ月後ぐらいで骨が少しずつ出来上がってきます。
こうなれば外科は必要になりません。
2人目の先生は外科出身の先生かもしれませんね。
1つの病気でも先生の技術や得意分野により治療法は分かれてきます。
私は根管治療を得意としていますので、最初の先生と同じまずは根管治療で様子を見るというスタンスです。
それで駄目なら外科を行います。
外科が不安なのであれば最初の先生に診てもらった方がいいかもしれません。
ただ根管治療だけで治る保障はありませんからそのことだけ覚えておいてください。
おだいじに
似たようなケースですが、
画像1
左:術前(赤い矢印に病変が)
右:術後 6ヶ月(臨床症状もなく骨も多少出来てきています)
画像1
似たような回答になりそうなのでまずこちらを^^;
参考:歯根端切除術は、口腔外科医か話しやすい一般歯科医か
実際診てみないので分かりませんが、どちらかと言うと私も最初の先生と同じで、まず根管治療だけ行い治癒が起こるか見てやることをします。
根管治療後うまく行く場合は6ヵ月後ぐらいで骨が少しずつ出来上がってきます。
こうなれば外科は必要になりません。
2人目の先生は外科出身の先生かもしれませんね。
1つの病気でも先生の技術や得意分野により治療法は分かれてきます。
私は根管治療を得意としていますので、最初の先生と同じまずは根管治療で様子を見るというスタンスです。
それで駄目なら外科を行います。
外科が不安なのであれば最初の先生に診てもらった方がいいかもしれません。
ただ根管治療だけで治る保障はありませんからそのことだけ覚えておいてください。
おだいじに
似たようなケースですが、
画像1
左:術前(赤い矢印に病変が)
右:術後 6ヶ月(臨床症状もなく骨も多少出来てきています)
画像1
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-12-11 13:49:49
了さん、こんにちは。
かなり広範囲に病巣があるような印象を受けました。
根管治療が得意な井野先生に対して外科出身の私の立場から意見を言わせていただきますね。
そこまで大きいとやはり私は何回か根管治療を行った上で歯根端切除を行うと思います。
理由としては
1.根管治療だけで治るかどうかわからない。
2.時間がかかる。(一年かかって治療した方もいらっしゃいました。)
3.病理検査をするため。(確定診断をつけるため)
まずは歯根嚢胞だとは思いますがここまで大きくなったとなると
病理組織検査を行って本当に歯根嚢胞かどうかを確認したほうが
良いかもしれませんね。
どちらかというと後にかかった先生に近いと思います。
考え方はいろいろです。
それから病巣の範囲を明らかにしておくためにできればCTを撮影することをおすすめします。
お大事にしてください。
かなり広範囲に病巣があるような印象を受けました。
根管治療が得意な井野先生に対して外科出身の私の立場から意見を言わせていただきますね。
そこまで大きいとやはり私は何回か根管治療を行った上で歯根端切除を行うと思います。
理由としては
1.根管治療だけで治るかどうかわからない。
2.時間がかかる。(一年かかって治療した方もいらっしゃいました。)
3.病理検査をするため。(確定診断をつけるため)
まずは歯根嚢胞だとは思いますがここまで大きくなったとなると
病理組織検査を行って本当に歯根嚢胞かどうかを確認したほうが
良いかもしれませんね。
どちらかというと後にかかった先生に近いと思います。
考え方はいろいろです。
それから病巣の範囲を明らかにしておくためにできればCTを撮影することをおすすめします。
お大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
了さん
返信日時:2009-12-11 14:04:53
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-12-11 14:13:32
ごめんなさい。
わかりにくい書き方をしてしまいました。
病理組織検査というのは手術で摘出したもの(のう胞)を顕微鏡で見て判断する検査です。
ということは手術をしなければ検査ができないということになります。
>差し歯は、外さないといけないのでしょうか?
そこまで病気が大きいのであれば差し歯を外して行うほうが良いと思います。
わかりにくい書き方をしてしまいました。
病理組織検査というのは手術で摘出したもの(のう胞)を顕微鏡で見て判断する検査です。
ということは手術をしなければ検査ができないということになります。
>差し歯は、外さないといけないのでしょうか?
そこまで病気が大きいのであれば差し歯を外して行うほうが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
了さん
返信日時:2009-12-11 14:30:58
畑田先生お返事ありがとうございました。
すみません。
自分が無知なもので勘違いしてました。
こうして直接お話が聞けて凄く悩んで、もやもやしてたのが少し落ち着きました。
本当に、ありがとうございます。
少し考えて、治療の為の病院を選択したいと思います。
また不安な事が出来たら相談に乗って頂きたく思いますので宜しくお願い致します。
すみません。
自分が無知なもので勘違いしてました。
こうして直接お話が聞けて凄く悩んで、もやもやしてたのが少し落ち着きました。
本当に、ありがとうございます。
少し考えて、治療の為の病院を選択したいと思います。
また不安な事が出来たら相談に乗って頂きたく思いますので宜しくお願い致します。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-12-11 15:49:52
>レントゲン写真では、ピンポン玉位の大きさに
のう胞があり、真っ黒の影になってまして鼻迄広がってました
かなり大きそうですね^^;
畑田先生のおっしゃる通り
>病理組織検査というのは手術で摘出したもの(のう胞)を顕微鏡で見て判断する検査です。
組織を手術で除去してそれを顕微鏡で覗いて行う検査ですから、今調べられるものではありませんからね^^;
またのう胞と表現されていますが、これは病理組織検査で初めてのう胞と断定される訳であり、今の状態はのう胞ではなく「病変」と言う表現が適切だと思います。
>差し歯は、外さないといけないのでしょうか?
これはケースbyケースで除去すると言う先生であれば被せ物&土台を外して根管治療すると思います。
長い土台でなければ被せ物を外さず治療できることもあります。
今日午前中に行った根管治療は綺麗なセラミックが入っており顕微鏡を覗きながら小さな穴を開け根管治療を行いました。
こんな感じ
参考:http://www.youtube.com/watch?v=MFm6Tf2te_Y&feature=player_embedded
後、
畑田先生と私仲が悪い訳ではなく、得意な範囲が異なるのでこのように治療方針が異なってくるだけです。
特に歯科では珍しいものではなく典型的なものだと思ってください。
と言うか私が極端なのか・・・^^;
のう胞があり、真っ黒の影になってまして鼻迄広がってました
かなり大きそうですね^^;
畑田先生のおっしゃる通り
>病理組織検査というのは手術で摘出したもの(のう胞)を顕微鏡で見て判断する検査です。
組織を手術で除去してそれを顕微鏡で覗いて行う検査ですから、今調べられるものではありませんからね^^;
またのう胞と表現されていますが、これは病理組織検査で初めてのう胞と断定される訳であり、今の状態はのう胞ではなく「病変」と言う表現が適切だと思います。
>差し歯は、外さないといけないのでしょうか?
これはケースbyケースで除去すると言う先生であれば被せ物&土台を外して根管治療すると思います。
長い土台でなければ被せ物を外さず治療できることもあります。
今日午前中に行った根管治療は綺麗なセラミックが入っており顕微鏡を覗きながら小さな穴を開け根管治療を行いました。
こんな感じ
参考:http://www.youtube.com/watch?v=MFm6Tf2te_Y&feature=player_embedded
後、
畑田先生と私仲が悪い訳ではなく、得意な範囲が異なるのでこのように治療方針が異なってくるだけです。
特に歯科では珍しいものではなく典型的なものだと思ってください。
と言うか私が極端なのか・・・^^;
回答5
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-12-11 16:00:09
>畑田先生と私仲が悪い訳ではなく、得意な範囲が異なるのでこのように治療方針が異なってくるだけです。
特に歯科では珍しいものではなく典型的なものだと思ってください。
仲が悪そうな書き方をしてしまったらすみません。
決してそのようなことはありません。
私もかなり極端なので・・・
特に歯科では珍しいものではなく典型的なものだと思ってください。
仲が悪そうな書き方をしてしまったらすみません。
決してそのようなことはありません。
私もかなり極端なので・・・
回答6
回答日時:2009-12-11 16:50:05
だいたい歯内療法の先生(井野先生)と口腔外科の先生(畑田先生)って、仲悪いですよねー。
・・冗談ですけど。
というか真相は分かりませんから、今度こっそり聞いてみます^^
先日、ちょうど似た様なケースで来院された方の、「再根管治療」後半年のCT画像が撮れたのでアップしておきますね。
病変が完全になくなるのにはおそらく数年かかると思いますが、明らかな縮小傾向が認められていますので、こうなれば大丈夫、と言われています。
もちろん、必ず大丈夫、と言うことはありませんが、色々な理由から、自分だったらまずは根管治療の得意な先生を探して相談すると思いますよ。
解決後の様ですが、お大事にして下さい。
画像1 術前
画像2 半年後
画像1 画像2
・・冗談ですけど。
というか真相は分かりませんから、今度こっそり聞いてみます^^
先日、ちょうど似た様なケースで来院された方の、「再根管治療」後半年のCT画像が撮れたのでアップしておきますね。
病変が完全になくなるのにはおそらく数年かかると思いますが、明らかな縮小傾向が認められていますので、こうなれば大丈夫、と言われています。
もちろん、必ず大丈夫、と言うことはありませんが、色々な理由から、自分だったらまずは根管治療の得意な先生を探して相談すると思いますよ。
解決後の様ですが、お大事にして下さい。
画像1 術前
画像2 半年後
画像1 画像2
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-12-13 13:12:53
おい、渡辺!!(`A´)
>病変が完全になくなるのにはおそらく数年かかると思いますが、明らかな縮小傾向が認められていますので、こうなれば大丈夫、と言われています。
私も渡辺先生のおっしゃられるように思います。
大きな病変の場合骨の治癒には相当時間かかる場合があります。
また人によっても治りは様々です。
例えば同じ6ヵ月後のレントゲン所見でもこうなります。
画像1のケース
6ヶ月で大分骨が回復してきた人
画像2は症状がないまま
6ヶ月で少し骨が回復してきた人
この場合画像2の人は長期間経過をみて行く必要があります。
ただし、膿が出る、腫れるなど生活に支障が出ていないのが条件です。
膿が出る、腫れる、痛む場合は外科などをしないと治っては来ません。
因みに、畑田先生とはお会いしたことありません。
会った瞬間怒られそうで怖いです^^;
画像1 画像2
>病変が完全になくなるのにはおそらく数年かかると思いますが、明らかな縮小傾向が認められていますので、こうなれば大丈夫、と言われています。
私も渡辺先生のおっしゃられるように思います。
大きな病変の場合骨の治癒には相当時間かかる場合があります。
また人によっても治りは様々です。
例えば同じ6ヵ月後のレントゲン所見でもこうなります。
画像1のケース
6ヶ月で大分骨が回復してきた人
画像2は症状がないまま
6ヶ月で少し骨が回復してきた人
この場合画像2の人は長期間経過をみて行く必要があります。
ただし、膿が出る、腫れるなど生活に支障が出ていないのが条件です。
膿が出る、腫れる、痛む場合は外科などをしないと治っては来ません。
因みに、畑田先生とはお会いしたことありません。
会った瞬間怒られそうで怖いです^^;
画像1 画像2
回答8
タイトル | [写真あり] 歯根のう胞。根管治療と歯根端切除、最善の方法を知りたい |
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質問者 | 了さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 歯根端切除術 その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。