歯周ポケット4mmでは保険内のルートプレーニングはできませんか?

相談者: とろりんさん (50歳:男性)
投稿日時:2009-12-22 18:49:10
参考:前回のご相談
〔写真あり〕歯根の二股の部分が露出している歯は抜歯すべきか

半年に一回定期診断・クーリーニングをしています。
その都度、歯周ポケットの深さを測っています。
ある時期までは概ね深さ3ミリだったのが、数年経てほとんどのは周ポケットは4ミリになってしまいました。

衛生士さんは、ちゃんとスケーリングしてくれていると思います。
医師から歯茎炎症があるという指摘はありません。
ブラッシングは、そのまま続けて下さいと言われてきました。

私としては、3ミリ以上のポケットは問題があると思うのです(理想は2ミリ以内ですが)。

そこで医師にスケーリング、プラス、ルートプレイニングをしてもらえないかと聞いてみたところ、あまり直接関係のない話を長々された末、私にはルートプレイニングは必要ないとのことでした。

やはり保険診療内では、4ミリ程の歯周ポケットに対し、ルートプレイニング施すのは現実上無理(点数の問題で)なのでしょうか?

また、ルートプレイニングは医師でなくても歯科衛生士が行って問題のない治療なのでしょうか?

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-12-22 19:33:07
前回のご相談に引き続きこんにちは。

先ほど投稿した回答にも関連しますが、ポケットの数値も参考になるものの、出血の方がより重要です。

歯周ポケットが例え7mmぐらいあったとしても、毎回出血がしてこない様ならそれはそれで良いと考えられます。

それと必要以上のスケーリングは、根がみるみる細くなっていきますから、やらなくても良いならやらない方が安心かも知れませんね。



必要性は別として保険のルールの話をするなら、定期検診にもクリーニングにも保険点数はありません。

ですから実際には、半年ごとに決まって歯周病になってとろりんさんが現れるので、初診として新たに「治療」をしている、と言う形にカルテ上はなっているかと思います。
(もしくは別の、非常に制約の多い形で保険内で周病管理をされている場合もまれにありますが・・)

となると、ルートプレーニングまでするとなれば、半年ごとに最低3回〜9回ぐらいの受診をして頂ければ、良い悪いは別にして、可能ではありますよ。

施術は歯科衛生士が行うのが一般的だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: とろりんさん
返信日時:2009-12-23 01:59:18
渡辺先生、ご回答ありがとうございます。

それが出血というのは全然ないんですよ。

診療請求書には初・再診、医学管理費、検査、処理、合計894点がつけられていますから、渡辺先生のいわれる通り、私が半年ごとに歯周病として現れるというかっこになっているようです。

ただ、実際に行われてことは歯のクリーニングスケーリングだけなんです。

「また半年したら来て下さい」と言い渡されるので従ってきました。

なのに歯周ポケットは軽度とはいえ徐々に深くなってきて・・・
出血や腫れがなければ、積極的には治療しないといことでしょうか?
やはり心配になります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-12-23 02:14:18
ポケットが4mmですと理想とは言えませんが、出血が無いのならルートプレーニングをするまでも無く、ご家庭でのブラッシングが確実にできれば大きな問題となることは無いと思います。

ただ、ご心配なら歯科大学歯周病科か、歯周治療を得意とされる先生のところで診査を受けられてもいいかもしれません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-12-24 11:24:18
プラスマイナス1mmは誤差の範囲です。
プローブの直径、挿入方向によって変わります。

3mm→4mmは、今の時点では気にされる必要なないと思います。

ちなみに3ミリでのループプレーンニングは、我々は行いません。
スケーリングのみです。
歯肉に外傷が加わるからです。

ご参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: とろりんさん
返信日時:2009-12-24 13:54:49
小牧先生、大野先生、ご回答ありがとうございます。

歯周ポケット4mmでは、ループプレーンニングは行う必要はないんですね。
ブラッシングで頑張りたいと思います。



タイトル 歯周ポケット4mmでは保険内のルートプレーニングはできませんか?
質問者 とろりんさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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