差し歯の治療を始めたらヒビが入っていると言われ不信感があります

相談者: 宮城峡さん (33歳:男性)
投稿日時:2009-12-30 09:11:18
はじめまして。
差し歯を治療中にヒビが入り、その説明に不信感が出たので、先生方にアドバイスを頂ければと投稿させて頂きました。

治療箇所・右1番、差し歯。

20年ほど使っていた差し歯の接着剤が取れました。
これを機に保険適応で新しく作りに行きました。

初診で、元から付けていた差し歯を仮歯として使用しました。
その際、前歯噛み合わせのチェックをしていなかったので噛み合わせが悪く少し違和感がありました。

2度目の診察で治療中のの根にヒビ(縦に)が入っていると指摘されました。

1度目の診察で

「ヒビはありましたか?」

と先生に尋ねると

「確認できなかった」

と答えられました。


疑問に思い3度目の診察時に時間を頂き、初診からヒビは入っていたの?と尋ねると

「確認できなっかたが、もしかしたら元からヒビが入っていたのかもしれない」

「歯の裏なのでレントゲンでは写らない時もある」

「今、治療箇所にヒビが入ってるかと言うと、もしかしたら白い筋だけだったのかもしれない」

「今レントゲンを撮っても詰め物のせいで白く写ってヒビがあるか分からない」

「今着けてる土台を無理に外せば完全に割れる可能性がある」

と言われました。



質問、

1.この様な説明で納得しなければいけないのでしょうか?

2.前歯の治療をしていて奥歯の異常に気が付かないなら分かるのですが、ヒビなどは見落とすようなものなのでしょうか?

3.また、確認があいまいな状況でそのまま治療を行う事は正しいのでしょうか?


次に、

初診時、元から使用していた差し歯の歯根に挿す部分を半分ぐらいの長さに削られました。

それをコアが出来るまでの仮歯として使用したのですが、歯根に挿す部分を半分も削る意味はあるのでしょうか?

素人の考えですが、半分にした事により変に力が加わりヒビが入ったきっかけを作ったのではないかと私は思っています。

先生にその事を尋ねてみたのですが

「長いと歯の根の奥に力が加わり、奥にヒビが入りやすくなるので短くした」

と答えられました。

次回、疑問に思ったのでまた質問してみました。

「短くして歯の根の手前にヒビが入るのも長くて奥にヒビが入るのも感染症などにより歯茎が腫れたりしますよね?」

と聞いたところ

「ヒビが入ると縦に割れていくので同じです」

と答えられました。



質問、

4.差し歯を作る際は歯根を深く掘った方が良いのでしょうか?
それとも浅く掘った方が良いのでしょうか?

5.深く掘ってある穴を埋めてまで歯根に挿す部分を短くするメリットはあるのでしょうか?

理由も添えて教えて頂けると有難いです。



私自身は20年も使ってきた差し歯なので、歯根にヒビが入っていても仕方ないと思っています。

しかし、20年間何事もなかった物にヒビが入るって事は、何かきっかけがないとありえないと思っています。

そのきっかけが治療の際に起こりえる仕方のない物だったら納得できるのですが、理由が分からず不審に思っています。

お忙しいとは思いますがレス頂けると有難いです。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-12-30 15:15:15
こんにちは、

不信が大きくなっているようですね^^;

ここでは何とも言えないのですが、


>1.この様な説明で納得しなければいけないのでしょうか?

ん〜、後出しじゃんけんのようになってしまったかもしれませんが、破折に関しては治療後に分ることもあります。
過去のものを読んでもらえば色々書いてありますが、破折の診断を付けるのは非常に難しいです。


>2.前歯の治療をしていて奥歯の異常に気が付かないなら分かるのですが、ヒビなどは見落とすようなものなのでしょうか?

ヒビの発見は前歯と言えど非常に難しいです。
顕微鏡を使用しても発見出来ず、このように後で分ることはあります。


>3.また、確認があいまいな状況でそのまま治療を行う事は正しいのでしょうか?

今回の場合、先生もを残そうとして行った訳なので^^;
もしもっと色々検査を受けてと言うことであればCTなどが破折には有効ですが、CT自体自費治療になってしまいますし。
またCTを持っている歯科医院も少ないので難し面もあります。

私もさし歯が取れたと言われて、「CTを撮りましょう」など提案したこともありません。


>それをコアが出来るまでの仮歯として使用したのですが、歯根に挿す部分を半分も削る意味はあるのでしょうか?

歯(根)に負担をかけないようにする配慮だと思います。
私もよくやります。


>4.差し歯を作る際は歯根を深く掘った方が良いのでしょうか?
>それとも浅く掘った方が良いのでしょうか?

ケースbyケースですし、メタルを使用するのかレジンを使用するのか材質にもより形成の仕方は異なります。
メタルで作るのであれば、深く形成した方がいいと言うのが教科書的なものです。


>5.深く掘ってある穴を埋めてまで歯根に挿す部分を短くするメリットはあるのでしょうか?

先ほども書きましたが、仮付けを行う場合であれば簡易的に元の土台は少し削って適合をルーズにします。


>素人の考えですが半分にした事により変に力が加わりヒビが入ったきっかけを作ったのではないかと私は思っています。

何とも言えないのですが、さし歯が土台から取れた次点で破折して取れてきたのかもしれません。

いつ破折が起ったのか証明することは難しいですし、折れてしまっているものは固執して残そうとすると後で骨がたくさん無くなってしまったりすることもありますから、その点は気を付けてくださいね。


色々もやもやした状態だとは思いますが、あまり気になるのであれば、レントゲンなどを借りセカンドオピニオン(自費治療)などを求められ説明を受けるのも1つの方法ですよ。


おだいじに 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-12-30 16:26:09
井野先生が書かれたことと概ね同意見です。


>ヒビが入るって事は、何かきっかけがないとありえない

家の外壁もそうですが、気づけばヒビが入っていたりします。

口の中は、熱いもの、冷たいものが頻繁に入れ替わったり、口内pHも酸性になったり、アルカリ性になったり、3次元的に強い力がかかることもあり、非常に過酷な環境です。

何かしらの理由でヒビが入ったから抜けたのか、抜けるときに変な力がかかって、見えない亀裂が入ったのか、なんとも言えないのが正直なところです。

ごく一般的な対応をされているように思えます。

むしろ、疑問を晴らすために時間を割いてくれているだけ良心的ではないかな、と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 宮城峡さん
返信日時:2009-12-30 18:04:39
井野先生

暮れの忙しい中のレスありがとうございました。
井野先生のレスのおかげでかなり不信感も取れました。

>顕微鏡を使用しても発見出来ず、このように後で分ることはあります。

この様に説明して頂ければ「初診の診察時にキチンと確認してたの?」と言う疑問は出なかったのだと思います。
その説明がなかったから、「治療は的確だったの?」と言う疑問も生まれたのだと思います。


>折れてしまっているものは固執して残そうとすると後で骨がたくさん無くなってしまったりすることもあります

これは、「他のにも悪影響が出る可能性がある」と解釈してよろしいのでしょうか?

出来ればさし歯で治療していきたいのですが、何か良い治療方法などありましたら今後の治療の参考にさせて頂ければと思います。

お暇な時でよいのでレス頂けれると嬉しいです。
よろしくお願いします。



吉岡先生

お忙しい中、レス有難うございます。

さし歯が取れたのは2回目で、10年ほど前にも取れました。
なのでさし歯は、10年程で接着剤の効果が切れる物だと勝手に思っていました。

質問を投稿する前に色々調べせて頂いた所、20年程使っていても何事もなく過ごされている方も居ると書いていたので、他の方より負担は掛かっていたのだと思います。

井野先生の様に、顕微鏡でも発見できない云々・・と、説明して頂ければ良かったのですが、それもなく不信に思い投稿させて頂きました。



タイトル 差し歯の治療を始めたらヒビが入っていると言われ不信感があります
質問者 宮城峡さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(前歯:レジン)
歯医者への不信感
クラウンが取れた・外れた
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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