[写真あり] 歯の横に穴が開いてしまった場合の治療方法は?

相談者: リュウジさん (32歳:男性)
投稿日時:2010-05-03 10:12:20
こんにちは。お世話になります。

画像は携帯を口に入れて撮影したので、あまり鮮明でなく見づらいと思いますが、左下6番? ( 一番奥から3番目です ) の歯です。


青い線で囲んである部分のように、横に穴が開いており、楊枝などで穴の中を触れると神経に触れるようで、かなり痛いです。

何もしなければ現時点での痛みはありません。



こういう場合、上まで削って神経を抜き、詰めるのでしょうか?

一般的にはどのような治療になりますか?

なるべく上の白い部分は残してほしいのですが。


素人的な考えで、神経なんて抜いてしまえば痛みがなくてとても良いのに、と思っていたのですが、いろいろ検索してみると、神経を抜いた歯は変色してくるようなことが書いてあり、それも嫌だなと思います。

変色してしまうようなら、神経を抜く必要がある歯は抜歯してもらい、差し歯にしていただいたほうが良いのでしょうか?
絶対的に歯が黒っぽく変色してしまうものなのですか?


個人的希望で変わると思いますが、いままで行っていた歯科医院の先生は、なるべく神経は残してあげたいという先生でした。


お手数ですが、よろしくお願い致します。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-03 10:52:28
こんにちは。

画像がぼやけてる事でハッキリは判りませんが、上の咬む面には過去にレジン充填の跡があるように見えます。

また虫歯の穴は後方の歯と隣り合わせる面に及んでいるように見えます。

虫歯の程度は判断出来ませんので、神経の処置となるかどうかは判りませんが、恐らくは今あいてしまっている穴だけを塞いで詰める事は物理的に不可能のように思います。


神経を抜かなかった場合でも、この大きさで保険で治療となればメタルインレーでの修復となるように思います。
神経を抜いた場合にはメタルクラウンとなるでしょう。


もし上記にように咬む面に過去に治療が施されており、現在の虫歯が隣接面にかかるようであったなら、これを咬む面の白い部分を無理に残す事が歯の寿命を縮める事にもなってしまう場合も想定できます。



まずはお早めに歯科を受診していただき、どのような状態であるのかを診査していただいて下さい。

いずれにせよ白い歯で治したい場合は、自由診療の範疇になる可能性があると思われます。


無理な治療に期待をかけても予後がよくなければ意味の薄い治療になってしまいます。

お大事になさって下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-05-03 10:56:35
こんにちは。

痛みが現時点で出ていないのであれば、神経を残せる可能性はまだ十分に残っていると思います。

ただ、実際のところはムシ歯軟化象牙質)を取り除いていって、果たしてどうか、ですね。


写真からでは、隣の歯も怪しく思えるので事前に(頼まなくてもやってくれるとは思いますが)レントゲンを撮れば治療方針はある程度はっきりしてくると思います。

奥歯のムシ歯に対して横からアプローチすることは難しいので、一般的には咬む面(咬合面、写真の上)を削ってムシ歯を取ります。

最終的にはメタル、ハイブリッドセラミックなどで補修することになるでしょう。


GW期間中で開いている医院は少なかろうとは思いますが、ある程度早い段階で診てもらって、とりあえずの応急処置だけでもされておいた方が無難だと思います。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リュウジさん
返信日時:2010-05-03 11:34:23
田中先生、吉岡先生、早々に丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。

この歯は以前治療したことがあるので、田中先生に指摘していただいたように、レジン充填というものをしていただいたかも知れません。


どうも保険適応の処置というものが良く理解できません。

いままで一度も全額自費というものはやったことがないので、以前の白でのレジン充填というのも保険治療だったと思いますが、今回、保険で上まで削って治療していただく場合の詰め物は銀色で、白はダメということですね?

法律が変わったのでしょうか!?


銀色は嫌なので、自費でしか白くならないのなら仕方ありませんが、強度にはこだわらず、最低限の白いもので、どのくらいの金額なのでしょうか?

もともと歯は白なのだから、基本は白でというように国の考えが変わってほしいものです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-05-03 13:08:48
>どうも保険適応の処置というものが良く理解できません。

ですよね (^^;)

行政機関で勝手に制限を設けておいて、国民への説明を現場に押し付けて・・・ 国こそが説明義務を果たしてないんじゃないの〜 と言いたくなります。

いろいろ制限をつけて分かりにくくしている上に、説明しようがしまいが、それに対する報酬はありませんよ〜 というのが保険診療の世界です。


マスコミを利用して、保険診療についての理解を深めるような啓蒙活動をやってしかるべきだと思うんですけどね。
(個人的には、あまり関係なくなっちゃいましたが・・・)



>法律が変わったのでしょうか!?

大枠では変わっていません。

しょーもないところは、2年に1回「改正」というか、チョコチョコといじくられています。
(根本的な改善はないので、これこそ無駄な作業で仕分けの対象かと思っています)

ついでにいえば治療の仕方も、診療報酬もほとんど変わっていません。


それはおいておいて、簡単にいえば「限られた時間内であってもレジン充填で大丈夫でしょ」という部分は保険診療ではレジン(白い詰め物)で治してもらえます。

以前の治療(多分、咬合面ムシ歯治療だと思いますが)は、比較的短時間でレジン充填可能だったため、保険適用でレジンで治してもらえたのでしょう。


面倒なところも実は保険適用できるのですが、限られた時間内ではマトモに治すことができないので、一般的には銀歯で治すことになります。

物理的にレジンでは強度的な面などで「無理だ」という場合は、無理やりやっても無駄な治療になるのでお勧めしません。

無駄だと分かっていて、その上、手間のかかる治療をやる先生はいないでしょう。


今回は強度的な面と、治療部位の複雑さからするとレジン充填では難しいのではないかと予想されます。


ともかく、どんな治療を受けられるにせよ、治した部分が二次カリエス(二次的なムシ歯)にならないようにしないと無駄な治療になりますから、「なぜ、そこにムシ歯ができたのか」を考えないといけないように思えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リュウジさん
返信日時:2010-05-03 13:49:59
吉岡先生、詳細な再回答ありがとうございます。

医師の人たちも、いろいろ法律で大変な面が多いのですね。


安上がりにこしたことはないですが、この先何度もムシ歯になり、同じ場所を治療することを考えると、一度しっかりした素材で治していただくほうが良いのかも知れま
せんね。

歯科医院に金額など相談してみます。


おせわさまでした。



タイトル [写真あり] 歯の横に穴が開いてしまった場合の治療方法は?
質問者 リュウジさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
その他(保険と保険外)
その他(写真あり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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