[写真あり] 5歳、根管治療後に炎症した場合は抜歯? (アメリカ)

相談者: Madisonさん (31歳:女性)
投稿日時:2010-05-05 13:31:20
現在、アメリカ在住です。

5歳の子供ですが、2歳半のときころんだ衝撃で乳中切歯2本の神経が死んでしまい、2本とも神経を取りました。
その後、歯は黄色く変色はしましたが特に異常なく現在5歳半になりました。

しかし2週間ほど前に前歯歯茎ににきびのようなできものができました。
(写真:前歯の右上)
痛みはないと言っています。



本日、アメリカの歯科医で見てもらったらレントゲンを見てすぐに、かなりの炎症をおこしている、このままほっておくと永久歯にも影響するしバクテリアが体にも流れだして体調まで悪くなってしまう。

と、2本とも抜歯と言われました。


根管治療後に炎症してしまった場合は、抜歯しか選択肢はないですか?


次回の予約がとれたのが1ヶ月先なので、1ヶ月間一日2回抗生剤を飲み続けるように言われましたが、そんなに飲み続けてもだいじょうぶでしょうか?

抜歯のときには笑気ガスを使用するそうですが、まだぐらぐらしていない乳歯の抜歯は出血、痛みなどひどいものですが?


よろしくお願いいたします。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-05 14:13:10
Madisonさん、こんにちは。


根管治療後に炎症してしまった場合は、抜歯しか選択肢はないですか?


日本なら治療費が格段に安いので根管治療するかもしれませんが、アメリカでは費用のことを考えれば、抜歯が一般的なのかもしれません。

場合によっては、そのまま何もしないという選択肢も考えられるかもしれません。



>次回の予約がとれたのが1ヶ月先なので、1ヶ月間一日2回抗生剤を飲み続けるように言われましたが、そんなに飲み続けてもだいじょうぶでしょうか?

抗生剤の種類と容量にもよりますが、おそらく問題ないと思います。

しかし私なら、状況によっては何も処方しないかもしれません。


>抜歯のときには笑気ガスを使用するそうですが、まだぐらぐらしていない乳歯の抜歯は出血、痛みなどひどいものですが?

5歳ならば、多くの場合は出血や痛みはさほどたいしたことは無いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-05-05 18:11:41
Madison さんへ

はじめまして。

>しかし2週間ほど前に前歯歯茎ににきびのようなできものができました。
>(写真:前歯>の右上)
>痛みはないと言っています。

>本日、アメリカの歯科医で見てもらったらレントゲンを見てすぐに、かなりの炎症をおこしている、このままほっておくと永久歯にも影響するしバクテリアが体にも流れだして体調まで悪くなってしまう。


アメリカは専門医制度の徹底した国であり、訴訟社会です。
小児歯科専門医に診てもらったのか、GP(一般医)に診察してもらったかによってかなり対応に差が出ると思いますが、状態の説明としては間違いではないと思います。




>と、2本とも抜歯と言われました。
根管治療後に炎症してしまった場合は、抜歯しか選択肢はないですか?

これらの事も上記の2点と小牧先生の言われている様にアメリカが公的な健康保険制度が事実上無いための対応かと思います。



>次回の予約がとれたのが1ヶ月先なので、1ヶ月間一日2回抗生剤を飲み続けるように言われましたが、そんなに飲み続けてもだいじょうぶでしょうか?

一般に、日本ではその様な対応は通常ではありません。
5才という年齢からすると後に続く永久歯胚(歯の芽)に影響があるかどうか微妙ではありますが。
通常は抗生剤をそれほど長期間服用する必要は無い様に思います。



>抜歯のときには笑気ガスを使用するそうですが、まだぐらぐらしていない乳歯の抜歯は出血、痛みなどひどいものですが?

通常は歯科用の局所麻酔を使用します。
その上で出血も痛みもそれほどではないはずです。

笑気ガスを使用するのは、お子さんの歯科への恐怖心による術中に拒否が激しかったりの心理的なプレッシャーを抑制する必要性からで、笑気ガスを鎮静法とは言いますが、痛みをコントロールするものではありません。
ので、ご心配には及びません。


よろしくお願いいたします。

お大事になさって下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-05-07 18:17:50
こんにちは。


>かなりの炎症をおこしている、このままほっておくと永久歯にも影響するしバクテリアが体にも流れだして体調まで悪くなってしまう。

>1ヶ月間一日2回抗生剤を飲み続けるように言われましたが、そんなに飲み続けてもだいじょうぶでしょうか?


私は、歯学部の学生時代、歯性病巣感染説を学びました。
最近になり、口腔細菌の全身への影響について多くの論文が出ています。

アメリカでは国家的規模で、1998年から積極的な「歯と全身の関わり」の研究や後方活動を進めており、その関係を裏付ける様々な事実が報告されています。


1986年歯科の専門誌「クイントエッセンス」に掲載された池田正一神奈川県立こども医療センター歯科部長、高尾篤良東京女子歯科大学循環器小児科教授、浜田茂幸国立予防衛生研究所歯科衛生部長(肩書きはいずれも当時)の座談「循環器疾患と口腔常在菌」の中で病巣感染のことが詳しく述べられています。

感染性心内膜炎では明らかに口腔細菌が多く観察され、誘因を調べた結果、何らかの口腔内の処置(抜歯抜髄)が行われていたというのが一番多かったという結論でした。

病巣感染で最も発病の可能性がある臓器は心臓です。特にわれわれ歯科医師は口腔内の観血処置に伴う場合、抗生剤を術前に投与するなど細心の注意が必要です。


抗生剤による根管治療で有名であったGrossman教授の著書「Root Canal Therapy」という根管治療の専門書は、その後口腔病巣感染説と歯内療法、抗生剤などを追加して著名を「Endodontic Practice」と改名し現在に至っています。


私は上記の説がそのアメリカの歯科医師の考え方に影響を与えていると思います。

お大事に。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-05-08 00:06:15
根管治療後に炎症してしまった場合は、抜歯しか選択肢はないですか?

日本なら再根管治療を試みる歯科医院も少なくないように思いますが、アメリカでは抜歯することが多いようですね。

保険あるいは訴訟のためかもしれませんし、技術的な問題なのかもしれません。

(いままでの外国からの相談を見て感じるんですが、日本のほうが小児歯科治療のレベルは上のような気もします)


どちらにしても、担当医が治すのは無理と判断されたのなら、抜歯以外に選択肢はないと思います。



>次回の予約がとれたのが1ヶ月先なので、1ヶ月間一日2回抗生剤を飲み続けるように言われましたが、そんなに飲み続けてもだいじょうぶでしょうか?

日本の保険なら過剰投与ということで、確実に査定されます。
(もっと早めに予約して抜歯してしまえばよいだけのことですから。)

ただ、予約がとれないのならいたしかたないのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Madisonさん
返信日時:2010-05-12 22:49:22
小牧先生、高橋先生、横川先生、森川先生、ありがとうございました。

医療制度や考え方の違うアメリカにいて不安ですが、日本の先生方のご意見を聞けてうれしく思っています。


アメリカの小児歯科医に見てもらいましたが、日本との違いに驚いています。
できるだけ抜歯はさけたいので、一度再根管治療できないかと聞いてみようと思っています。


すごく混んでいる歯医者さんのため、抜歯する日の予約が約1ヶ月先になってしまい、1ヶ月間抗生剤を飲み続けることになってしまいましたが、なぜか途中1週間は服用せずに間をあけるように、言われました。

なので最初10日間飲んで、1週間あけて、また10日間のみます。
こういう飲み方はなにか意味があるのでしょうか?


しかし、飲み始めて5日くらいから娘が下痢になり、服用を中止したのですが、やめて2日目のきょうもひどい下痢で学校にも行けないほどでした。
AMOXICILLIN 400/5MLというお薬でした。

下痢がおさまるのを待って、これからのこと考えたいと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-05-12 23:17:46
>下痢がおさまるのを待って、これからのこと考えたいと思います。

服用を中止されたのであれば、至急、担当医に連絡したほうがよいと思います。

服用しなくてもよいような薬を投与することは考えにくいですから。




タイトル [写真あり] 5歳、根管治療後に炎症した場合は抜歯? (アメリカ)
質問者 Madisonさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
小児歯科治療
その他(写真あり)
抗生剤(抗生物質)・化膿止め
アメリカ(米国)
抜歯:乳歯(子供の歯)
歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた
乳歯の抜髄、根管治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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