昨年の粘液のう胞と小唾液腺が化膿したことと今の口唇炎と関係ありますか
相談者:
yukuyuriさん (49歳:女性)
投稿日時:2010-05-26 18:17:05
はじめまして。
昨年の3月に左下唇側の表に粘液のう胞および小唾液腺を大学病院口腔外科で摘出して以来の悩みでご相談させてください。
かなり摘出していた様子で、5月になり取った部分にしびれが
おきるようになり先生に訴えたところ「メチコバール」を処方していただきました。
遡るとおととし11月に頬の扁平苔さんがあり、こちらもセファランチンで治療しておりました。
夏が過ぎ、相変わらずしびれは止まらず。
9月なかばに取った皮膚が赤くだたれはじめてきたため、かかっておりました先生よりゾビラックスのヘルペス薬を処方されました。
しかし水泡もなく違和感はあるものの1ヶ月間ぬっておりましたがなかなか治らず、今度は口唇炎とのことでリンデロンを処方されました。
やや不信感もあったので思い切って転院致しました。
街の皮膚科ではゲンダシンを、しかしこれも効き目がなく、思い切って違う大学病院口腔外科へいきました。
とにかく痛みがひどくて口あけるのもやっとでした。
そこでは問診と触診(ただここがしびれるとのことだけでで「扁平たいせん」)と診断されて、デキサルチンをぬってました。
3回通いましたが、希望していた生検をしてくれなかったです。
その後、片側の唇のただれが両方になりかたいかさぶたができ始めて金属アレルギーも調べてもらいたかったので、一般の皮膚科へ受診したところ、大学病院で日光口唇炎か調べてくださいと言われ紹介状を持って伺いました。
でもやはり生検はしないんです。
1ヶ月後、ロコイドとプロぺと塗って落ち着いてるからもう来なくてよいといわれて、違う皮膚科へこちらの処方もステロイドと軟膏。
炎症は一時てきには治りますが、なかなか良くならず、いまやっと大学病院口腔外科で診ていただいています。
2か月くらいたちますでしょうか。
そこで初めて、検査らしい検査(カンジタ菌)はしてくれましたがやはり生検はしなくてよいと。
「痛みは粘液のう胞の神経がほか神経などとくっついて知覚過敏になってるからペインクリニックでやわらげましょう。」
と。
そちらで漢方治療してますが。
ここの病院での薬はアズノール軟膏とアズノールうがいです。(はじめはイソジンもありました。)
でもなかなか唇の炎症が治りません。
唇の色が赤紫で不自然で、腫れています。
地道にこの薬で治っていくのでしょうか?
このところ1年に及ぶ闘病で参っていまってうつになりました。
粘液のう胞と小唾液腺が化膿してそれで唇の炎症が治らずって事もありますか?
すべてが疑心暗疑になってしまって。
口唇がんも炎症が治らないとなる可能性は高いですか
長い文でまとまりまくて申し訳ございません。
藁にもすがりたくメールいたしました。
昨年の3月に左下唇側の表に粘液のう胞および小唾液腺を大学病院口腔外科で摘出して以来の悩みでご相談させてください。
かなり摘出していた様子で、5月になり取った部分にしびれが
おきるようになり先生に訴えたところ「メチコバール」を処方していただきました。
遡るとおととし11月に頬の扁平苔さんがあり、こちらもセファランチンで治療しておりました。
夏が過ぎ、相変わらずしびれは止まらず。
9月なかばに取った皮膚が赤くだたれはじめてきたため、かかっておりました先生よりゾビラックスのヘルペス薬を処方されました。
しかし水泡もなく違和感はあるものの1ヶ月間ぬっておりましたがなかなか治らず、今度は口唇炎とのことでリンデロンを処方されました。
やや不信感もあったので思い切って転院致しました。
街の皮膚科ではゲンダシンを、しかしこれも効き目がなく、思い切って違う大学病院口腔外科へいきました。
とにかく痛みがひどくて口あけるのもやっとでした。
そこでは問診と触診(ただここがしびれるとのことだけでで「扁平たいせん」)と診断されて、デキサルチンをぬってました。
3回通いましたが、希望していた生検をしてくれなかったです。
その後、片側の唇のただれが両方になりかたいかさぶたができ始めて金属アレルギーも調べてもらいたかったので、一般の皮膚科へ受診したところ、大学病院で日光口唇炎か調べてくださいと言われ紹介状を持って伺いました。
でもやはり生検はしないんです。
1ヶ月後、ロコイドとプロぺと塗って落ち着いてるからもう来なくてよいといわれて、違う皮膚科へこちらの処方もステロイドと軟膏。
炎症は一時てきには治りますが、なかなか良くならず、いまやっと大学病院口腔外科で診ていただいています。
2か月くらいたちますでしょうか。
そこで初めて、検査らしい検査(カンジタ菌)はしてくれましたがやはり生検はしなくてよいと。
「痛みは粘液のう胞の神経がほか神経などとくっついて知覚過敏になってるからペインクリニックでやわらげましょう。」
と。
そちらで漢方治療してますが。
ここの病院での薬はアズノール軟膏とアズノールうがいです。(はじめはイソジンもありました。)
でもなかなか唇の炎症が治りません。
唇の色が赤紫で不自然で、腫れています。
地道にこの薬で治っていくのでしょうか?
このところ1年に及ぶ闘病で参っていまってうつになりました。
粘液のう胞と小唾液腺が化膿してそれで唇の炎症が治らずって事もありますか?
すべてが疑心暗疑になってしまって。
口唇がんも炎症が治らないとなる可能性は高いですか
長い文でまとまりまくて申し訳ございません。
藁にもすがりたくメールいたしました。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-05-27 10:34:52
yukuyuriさん、こんにちは
いろいろと大変な状況ですね。
経過を読ませていただいて、もしかすると最初のしびれた感覚がピリピリした感覚に変わってきているのではないかと思いました。
神経の痺れというのは最初は感覚が鈍い状態から始まり、徐々に神経が再生してくると、ピリピリした感覚に変わっていきます。
そのような感覚が違和感となって現れてくることが多いです。
また神経の再生というのは非常に時間がかかりますので、本当に少しずつと言う感覚で戻ってくることがほとんどです。
まずは時間が必要だと思います。
また状況が改善してきているかの評価は知覚検査を行うことで明らかにすることができます。
知覚検査は歯科大学あるいは歯学部付属の大学病院の口腔外科、麻酔科などでおこなっていますので問い合わせをしてみてください。
参考になれば幸いです。
いろいろと大変な状況ですね。
経過を読ませていただいて、もしかすると最初のしびれた感覚がピリピリした感覚に変わってきているのではないかと思いました。
神経の痺れというのは最初は感覚が鈍い状態から始まり、徐々に神経が再生してくると、ピリピリした感覚に変わっていきます。
そのような感覚が違和感となって現れてくることが多いです。
また神経の再生というのは非常に時間がかかりますので、本当に少しずつと言う感覚で戻ってくることがほとんどです。
まずは時間が必要だと思います。
また状況が改善してきているかの評価は知覚検査を行うことで明らかにすることができます。
知覚検査は歯科大学あるいは歯学部付属の大学病院の口腔外科、麻酔科などでおこなっていますので問い合わせをしてみてください。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
yukuyuriさん
返信日時:2010-05-27 14:32:21
畑田先生へ
ご返信、誠にありがとうございました。
唇の疼痛、しびれは依然に比べて少しずつですが慣れてきたといううか前よりは良くなってきたかもしれません。
なにより半年口を閉じれなかったのが、今は閉じられるようになってきました。
アドバイスどうもありがとうございました。
知覚検査してもらいます。
ただ、どうしても気になるのが口唇炎の腫れているところで薬などぬると正常な皮膚と色の変わってる硬い部分が一目僚前に分かってしまって、人の唇ばかり見てしまいます。
これものう胞術後の神経が再生されてもどればふつうの柔らかい唇にもどれますか?
病名も定まっていない現状、なすすべもなく、ひたすらアズノール塗って日を過ごしてます。
今は大学病院の口腔外科、ペインクリニック(まだ1回目)ですが、皮膚科も受診した方がよいですか?
それともあちらこちらの科を受診はよくないでしょうか?
ご返信、誠にありがとうございました。
唇の疼痛、しびれは依然に比べて少しずつですが慣れてきたといううか前よりは良くなってきたかもしれません。
なにより半年口を閉じれなかったのが、今は閉じられるようになってきました。
アドバイスどうもありがとうございました。
知覚検査してもらいます。
ただ、どうしても気になるのが口唇炎の腫れているところで薬などぬると正常な皮膚と色の変わってる硬い部分が一目僚前に分かってしまって、人の唇ばかり見てしまいます。
これものう胞術後の神経が再生されてもどればふつうの柔らかい唇にもどれますか?
病名も定まっていない現状、なすすべもなく、ひたすらアズノール塗って日を過ごしてます。
今は大学病院の口腔外科、ペインクリニック(まだ1回目)ですが、皮膚科も受診した方がよいですか?
それともあちらこちらの科を受診はよくないでしょうか?
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-05-27 16:34:48
>正常な皮膚と色の変わってる硬い部分が一目僚前に分かってしまって、
これは手術の瘢痕ではないしょうか。
通常、手術を行うと少なからず瘢痕ができてきます。
個人差はありますが、術後1ヶ月から半時くらいは硬い感じが残ることがあります。
>それともあちらこちらの科を受診はよくないでしょうか?
必要性があればやむを得ませんが原因が一つであればまずは一つのかに通うことをおすすめします。
どの考え方が正しいとかではなく、同じ科の先生でも考え方が違うくらいですから、診療科が違えばまったく違った治療方針になるということもありえます。
そのようなことを繰り返していると治るものも治らなくなる可能性もありますのでご注意ください。
これは手術の瘢痕ではないしょうか。
通常、手術を行うと少なからず瘢痕ができてきます。
個人差はありますが、術後1ヶ月から半時くらいは硬い感じが残ることがあります。
>それともあちらこちらの科を受診はよくないでしょうか?
必要性があればやむを得ませんが原因が一つであればまずは一つのかに通うことをおすすめします。
どの考え方が正しいとかではなく、同じ科の先生でも考え方が違うくらいですから、診療科が違えばまったく違った治療方針になるということもありえます。
そのようなことを繰り返していると治るものも治らなくなる可能性もありますのでご注意ください。
相談者からの返信
相談者:
yukuyuriさん
返信日時:2010-05-27 19:51:08
畑田先生へ
ご返信誠にありがとうございます。
左下唇のしびれ、疼痛は徐々に治っていくとのことで気持ち的に楽になりました。
大学病院のペインクリニックの漢方治療も頑張って続けていきます。
唇の色の(全体の炎症部分)は左の粘液のう胞側だけでなく(瘢痕はこちらは仕方ないのかもしれませんが)右側も赤紫っぽくただれているので気になってしまっていました。
のう胞側の左は9月から、右は今年の1月からなったので悪いものが広がったのかなと思っていまい、生検を依頼したら、また傷口が痛むよとおっしゃって生検はパス。
9月以来何件かの病院、医院を通院してましたが唇の生検は1度もなくて・・・
生検は簡単なものではないとは思いますが、リスクもかなりともなうものなんですか?
はっきりさせたい気持ち(扁平苔せんかも)もあるので希望したのですが・・・
しばらくはこのままでいったほうがよいですね。
ご返信誠にありがとうございます。
左下唇のしびれ、疼痛は徐々に治っていくとのことで気持ち的に楽になりました。
大学病院のペインクリニックの漢方治療も頑張って続けていきます。
唇の色の(全体の炎症部分)は左の粘液のう胞側だけでなく(瘢痕はこちらは仕方ないのかもしれませんが)右側も赤紫っぽくただれているので気になってしまっていました。
のう胞側の左は9月から、右は今年の1月からなったので悪いものが広がったのかなと思っていまい、生検を依頼したら、また傷口が痛むよとおっしゃって生検はパス。
9月以来何件かの病院、医院を通院してましたが唇の生検は1度もなくて・・・
生検は簡単なものではないとは思いますが、リスクもかなりともなうものなんですか?
はっきりさせたい気持ち(扁平苔せんかも)もあるので希望したのですが・・・
しばらくはこのままでいったほうがよいですね。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-05-27 23:02:28
生検といっても組織を採取するわけですから簡単な手術になります。
手術をするということは瘢痕や神経の麻痺のリスクはまったく無いとは言えません。
それでも行って欲しいという気持ちがあるのであればその旨担当医に相談してみてはいかがですか?
手術をするということは瘢痕や神経の麻痺のリスクはまったく無いとは言えません。
それでも行って欲しいという気持ちがあるのであればその旨担当医に相談してみてはいかがですか?
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-05-28 11:41:43
yukuyuriさん、こんにちは。
原因のはっきりしない症状が長く続き、大変お困りなことと思います。
ご質問の経緯を拝見しましたが、私の個人的意見としても、やはり生検を行う状況とは異なるかな、という感を持ちます。
畑田先生が書かれておられるように、生検も手術です。
傷口の痛みは高頻度で出てくることが予想されますし、神経損傷の可能性も否定できません。
yukuyuriさんの場合、昨年3月の粘液嚢胞の摘出手術をして以来、今回の一連の症状が始まったというエピソードがあります。
そうすると、唇に対して加えるこれ以上の外科的なアプローチはできる限り慎重に行いたいと、通常は考えることが多いと思います。
次に、あらゆる医療行為は、それにより得られる利益と想定されるリスクを比較考量して、前者が後者を上回っていると判断される場合に行われます。
生検でいうと、生検を行うことで得られる確定診断という情報が、生検による外科的アプローチのリスクを明らかに上回っている場合に行われます。
これをyukuyuriさんのケースで考えた場合、生検で得られる情報の意義は、あまり高くないと思われます。
というのも、仮に扁平苔癬や炎症の状態にあるといったことが生検で分かったとしても、処置はこれまでと同様のものになるからです。
生検の結果、劇的に効果の出る治療が提示される可能性は低いと思います。
また、唇といった人目につく範囲の外科処置は、本当に必要性が高い場合意外極力行いたいと思いません。
患者さんが女性であれば、尚更そう思います。
以上より、一連の事情を総合して、yukuyuriさんのケースではやはり生検を行うことは一般的ではないのではと、私は考えます。
それでもご自身が生検を希望されて担当の先生にご相談されることは構わないと思います。
ですが、その場合も、これまでのように担当の先生から断られて、その事自体がストレスとなったりドクターショッピングになってしまうと問題です。
多くの先生が「生検の必要性はなし」という意見であれば、専門家の意見を信頼されて、少し気を楽にされた上で今後の治療を継続されてみてはと、私個人は考えます。
お大事になされてくださいね。
原因のはっきりしない症状が長く続き、大変お困りなことと思います。
ご質問の経緯を拝見しましたが、私の個人的意見としても、やはり生検を行う状況とは異なるかな、という感を持ちます。
畑田先生が書かれておられるように、生検も手術です。
傷口の痛みは高頻度で出てくることが予想されますし、神経損傷の可能性も否定できません。
yukuyuriさんの場合、昨年3月の粘液嚢胞の摘出手術をして以来、今回の一連の症状が始まったというエピソードがあります。
そうすると、唇に対して加えるこれ以上の外科的なアプローチはできる限り慎重に行いたいと、通常は考えることが多いと思います。
次に、あらゆる医療行為は、それにより得られる利益と想定されるリスクを比較考量して、前者が後者を上回っていると判断される場合に行われます。
生検でいうと、生検を行うことで得られる確定診断という情報が、生検による外科的アプローチのリスクを明らかに上回っている場合に行われます。
これをyukuyuriさんのケースで考えた場合、生検で得られる情報の意義は、あまり高くないと思われます。
というのも、仮に扁平苔癬や炎症の状態にあるといったことが生検で分かったとしても、処置はこれまでと同様のものになるからです。
生検の結果、劇的に効果の出る治療が提示される可能性は低いと思います。
また、唇といった人目につく範囲の外科処置は、本当に必要性が高い場合意外極力行いたいと思いません。
患者さんが女性であれば、尚更そう思います。
以上より、一連の事情を総合して、yukuyuriさんのケースではやはり生検を行うことは一般的ではないのではと、私は考えます。
それでもご自身が生検を希望されて担当の先生にご相談されることは構わないと思います。
ですが、その場合も、これまでのように担当の先生から断られて、その事自体がストレスとなったりドクターショッピングになってしまうと問題です。
多くの先生が「生検の必要性はなし」という意見であれば、専門家の意見を信頼されて、少し気を楽にされた上で今後の治療を継続されてみてはと、私個人は考えます。
お大事になされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
yukuyuriさん
返信日時:2010-05-28 12:44:09
タイトル | 昨年の粘液のう胞と小唾液腺が化膿したことと今の口唇炎と関係ありますか |
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質問者 | yukuyuriさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
舌、粘膜、唇の病気・異常その他 唇の病気・異常 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。