補綴物の付け替え。歯を出来る限り削らずに済ませたい

相談者: siuoid1さん (20歳:女性)
投稿日時:2010-06-22 19:45:25
参考:別のご相談
被せ物をして1年。噛むと痛むがどうしても神経を残すことに固執してしまう


詰め物を付け替える際、従来なら自分の歯を削って表面をザラザラにしなければ詰め物が接着しない、と言うことだったのですが、最近は接着力の強いセメントができたのでしょうか?

強いセメントを使えば自分の歯をさらに削らず付け替えができると聞いたのですが、そういった治療は可能なのですか?


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-22 20:22:31
基本的に歯の表面に新生面を出す必要はあると思います。

機械的に削るのではなくって化学的に(酸による脱灰)行ったりします。
そーゆう意味では全く削らずにというのは無理があると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-22 20:28:40
回答いただきありがとうございます。

新生面を出す必要があるのですね。

すみません、新生面を出すことがなぜ必要なのかわからなかったので、セメントを使って削らずにくっつけなおせるならそれがいい、と思ってました。



私は前の治療では機械で削られて付け直しをしたのですが(なので「セメントでいい」情報に強く反応したのですが)、酸による脱灰、というのは一般的な治療法なのでしょうか?

歯科医院にかかるまえに「特に希望する」というべきでしょうか?

少しでも削る量を少なくしたい(自分本来の歯を多くしたい)と思っています。
もしよろしければもう一度教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 20:35:35
なかなかシビアなご質問ですね…。


現在市販されているダイレクトボンディング用接着剤として、最強の接着力を示す「メガボンドFA」はエナメル質象牙質に対して23MPa(メガパスカル)の接着強度を示すと言われています。

これは、エナメル質を一層削り、リン酸でエッチングした状態での数値です。
しかも、実験室で理想的な環境を維持した状態での数値です。

しかし、臨床的には15MPa以上の接着力を有していれば問題は無いと言われています。


このメガボンドの接着をメルクマールとして各メーカー時は接着剤を開発してきています。

しかし、メガボンドの最大の弱点は「操作が難しい」と言う点にあります。
つまり「誰がやっても同じ結果にはなりにくい(テクニックセンシティブと言います)」のです。

そこで、各メーカーは「メガボンドの接着力は(一応)目指すものの、誰がやってもそこそこ同じ成績が得られる接着剤の開発」にシフトしてきています。

ここ数年で発売されている接着剤はおおむね18〜20MPaの接着力を持ち、テクニックセンシティブでない物が多いです。


ここからは私見になりますが、最強のメガボンドFAを最適のレベルで接着した場合を目標にするならばエナメル質は一層削り、リン酸エッチングをした方が良いと思います。

対して、臨床的に許容されるレベル(ボーダーギリギリ?)の接着力でも良いと言う事であれば「削らなくても詰め物ができる」と言うお話になるのだと思います。

回答 回答3
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-22 20:39:49
状況がよく解らないのですが、何かインレーの様なものが脱離したのでしょうか?

脱離したのならそれなりの理由があると思うのですが(ほとんどの場合は虫歯)その原因を放置したまま何をしても無駄です。


>私は前の治療では機械で削られて付け直しをしたのですが必要な処置だったんではないでしょうか。

>酸による脱灰、というのは一般的な治療法なのでしょうか?

誤解されているようですが、歯の表面の汚れをとる程度だと思ってください。


>少しでも削る量を少なくしたい(自分本来の歯を多くしたい)と思っています。

歯科医も同様に思っています。
信頼する先生に任されるのが一番かと。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-06-22 20:45:54
こんばんは


確かに、接着力の強いセメントはあります。

siuoid1さんのおっしゃるセメントは、表面処理のいらないタイプのことかもしれません。

しかし、古いセメントが残っていると接着阻害因子になりかねません。

必要以上に削る必要はないと思いますが、古いセメントを削り落とすことは必要です。


取り付けるものが、金属などに代表される硬く強い物ならば表面処理がなくても十分な接着が得られますが、オールセラミックハイブリッドのように接着した時に強さを発揮する物は表面処理を行う従来のセメントが安全だと思います。

また、レジンなどのようにその場で詰めるタイプの物は、セメントではなくボンディング剤を使いますがこの場合も先と同様に、古いボンディング剤を除去する必要があります。



便利な物が、沢山発売されているため我々歯科医も迷うことがあります。

便利なもの = 良いもの
最新のもの = 良いもの

と、言えればいいのですがそうでもないのが現状です。


おっと、タイヨウ先生 細見先生とかぶってしまいました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-22 21:54:56
>タイヨウ先生

回答いただきありがとうございます。

専門的な話を素人の私が理解できるようにお話くださり、とても参考になりました。

臨床的に許容されるレベル(ボーダーギリギリ?)の接着力でも!と私自身は考えますので、「削らなくても詰め物ができる」としたいと思います。

ですが・・・

そうしてくださる先生がいらっしゃるかが・・・。

すみません。

削らない方法がある、不可能な話というわけではない、ということがわかってとてもよかったです。


>細見先生

回答いただきありがとうございます。

前は硬いものを変な風に噛んでしまい被せ物がかけてしまいました。
虫歯はなかったことを確認していますが、質問文の説明で機械で削られてしまいました。

私は、前いただいた回答で

・新生面を出さなければならない
→新生面を出す方法のひとつとして酸による脱灰(タイヨウ先生のおっしゃる「リン酸でエッチング」のことでしょうか?)も可能である

→必ずしも機械で削る必要がないという理解をしたのですが、誤りだったでしょうか?

何度もすみませんが、もう一度教えていただけないでしょうか。

前の治療の際も自分の「歯を削りたくない」ということはもちろん伝えてはいるのですが、かならずしも歯科医の先生皆さんが私と同じ考え方ではなく、正直なところ技術も知識も新しいことをご存じない方も、事情で妥協される方もいらっしゃいます。

私は歯は一度削ると今の科学では一生元に戻すことができないので妥協は本当にできる限りしたくありません。

なので患者である自分が知識を持って、その上で説明を受けて自分が受ける治療を妥当か判断できたらと思っています。
自分に知識がないとその先生を信頼できるかも判断できないので、この場で勉強させていただけたらと思っています。

よろしくお願いいたします。


>桜田先生

回答いただきありがとうございます。

表面処理のいらない=削る必要のないセメント、というものがあるのですね。
(もし誤りでしたらご指摘ください)

個人的に、もし外れてしまう可能性が高くなっても削りたくないと思っています。

すみません、ちょっとわからなかったのですが、古いセメントを削り落としたりボンディング剤を取るために歯の部分もどうしても削ってしまうのでしょうか?

よろしければ教えていただきたく思っています。
よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-22 23:21:00
やはり良く御理解されていないような気がします。

あるいは話の端々の御自分に都合の良い部分だけを取り上げているように思います。

タイヨウ先生の接着の御話は古いセメント感染牙質を取った上での話ですよ。

桜田俊彦先生の書き込みの様に
>しかし、古いセメントが残っていると接着阻害因子になりかねません。

なのです


>古いセメントを削り落としたりボンディング剤を取るために歯の部分もどうしても削ってしまうのでしょうか?

できるだけ歯は削らないようにしますが100%とは言えません。

これはマイクロを使っても同じだと思います(マイクロを使った方が少なくて済むとは思いますが)。
それでも嫌で古いセメントの下の虫歯を見逃してセメントを詰めて欲しいのでしょうか?

かえって歯としての寿命が短くなるかもしれません。

杉原成良先生が、下記の処で述べられている事も同じだと思います。

参考
被せ物をして1年。噛むと痛むがどうしても神経を残すことに固執してしまう

>なので患者である自分が知識を持って、その上で説明を受けて
>自分が受ける治療を妥当か判断できたらと思っています。
>自分に知識がないとその先生を信頼できるかも判断できないので、


一見正しいように思いますが間違ってると思います。

まず信頼できる先生を見つけるのが先だと思います。
信頼できるとは人間的に信頼できるかどうかです。

そのうえで知識が有ればより良い治療が受けれると思いますが。

抜髄をかなり恐れておられるようですが、ようはこの先生にやってもらって抜髄なら仕方がないかと思えるような先生に出会う事だと思います。

良い先生に出会えると良いですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-23 00:13:49
細見先生

何度も丁寧に回答いただきとても感謝しています。
ありがとうございます。
細見先生の今回の回答をいただいて、以下のように考えました。

・古いセメントなどをきちんと除去しなければならない(桜田先生)
→その除去の際に不可抗力として少し歯も削れる(細見先生)
エナメル質を一層削り、リン酸でエッチングした

最強の状態での数値で、しかも、実験室で理想的な状態を維持した状態での数値を目標にせず、臨床的に許容されるレベル(ボーダーギリギリ?)の接着力でも良いと言う事であれば「削らなくても詰め物ができる」と言うお話になる(タイヨウ先生)

つまり新生面が「それまで空気にふれたことがない削ってできる新しい歯の面」ということでしたら、「ボーダーギリギリの接着力でよければ、古いセメント等の除去の際の不可抗力で削れてしまう分だけが、自分の歯が削れる分で、必ずしも新生面を出すために意識的に削らなくていい」

と思ったのですが、これも誤りでしょうか。
(桜田先生の「表面処理のいらないセメント」は前の私の返信の「自分の歯を意識して削る必要のないセメント」というわけではないのかな、と思ってきたのでおいてください)

細見先生の前のお話のご意見に反する返信で申し訳ありません。



そして、もうひとつの疑問として、最初にいただいた

>基本的に歯の表面に新生面を出す必要はあると思います。
>機械的に削るのではなくって化学的に(酸による脱灰)行ったりします。

>そーゆう意味では全く削らずにというのは無理があると思います。

この文章から、機械で削ることの代替として化学的な酸による脱灰も可能なのかと思ったのですが誤りでしょうか。



私としては自分にとってネガティブな情報こそ貴重と思っています。

ネガティブ情報を気にしすぎる(神経治療への抵抗とか)とも思っていますが、自分のことは人からのほうがわかるというもの、もしかすると実際には自分にポジティブな情報に目が向くのかもしれません。

きちんと知りたいと思っています。
ご面倒をおかけします。
よろしくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-23 00:45:41
ひょっとして金属のインレーとかではなくってレジンなどによる修復を希望されてるのでしょうか?

確かにインレーなどの鋳造物はその性格上アンダーカットを無くさねばなりませんので有る程度大きく削る必要は有ります。

レジンなどの充填はその分削る量は少なくなりますが、それでもまったく健全牙質を削らずに治療する事は不可能です。

またレジンは強度的に使用できない場合も有ります。

またレジンは術者によってかなりの成否が決まりますので、もし高度な治療を受けたいのであれば自費によるレジン修復をされては如何でしょうか?(そーゆー先生は自費で治療されてる事が多いので)


御参考になったでしょうか?

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2010-06-23 01:43:36
詰め物が、○○インレーを指しているのかレジン充填を指しているのか、話が混ざっていますね。

○○インレーを接着させるセメントでは、まだあまりいいものはないと個人的には思っています。

削った後の面の汚染が避けられないので、どうしようもないかも知れません。



レジン充填に関しては、歯を一切削らずに化学的な処理のみでも最大の接着力を目指すことは出来ますよ。

ですが患者さんが考えもつかない様な様々な細かい理由で、削った方がいい場合が多々あります。

削るときにはむしろしっかりと必要な分だけ削ってもらうべきです。

歯を削らない材料に詳しくなるよりも、最低限の侵襲を心がけてくれそうな先生を選ぶことに力を注ぐべきでしょうね。

私なら、マイクロスコープ拡大鏡を使っている先生をひとつの目安にして、先生の人柄を見て、希望もお話して、信用できそうだったら後は必要な分だけ好きに削ってもらうと思います。

セメント云々よりも、肉眼で見ながら歯を削るのと顕微鏡で覗きながら歯を削る場合の差の方が普通は大きいですからね。
(当然作業も細かくなって時間もかかるので、自費になる傾向はあります)

参考⇒精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?



おかしな方向で悩んでませんか?^^;
お大事にして下さい。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2010-06-23 09:15:12
なんだか、一晩明けてもお話が尽きないようで…。^_^;


リン酸エッチング=酸による脱灰

で構いませんよ。


しかし「削らないでも(非切削)」と言う意味はあくまでも「バージンティース」の状態を指します。
つまり、古いセメントレジン)や感染歯質は付いていない状態を指します。

お化粧で言えば最低でも「すっぴん状態」にまでする事を指します。

この「すっぴん」になるまで歯の場合はドリルやその他の器具を用いて削る必要はありますよ。

本来は、この削る度合いが問題なのだと思います。


回答5で細見先生が書かれているように「マイクロを使った方が少なくて済むとは思いますが)」だと思いますし、回答7でノア先生が書かれているように「最低限の侵襲を心がけてくれそうな先生を選ぶ」事の方が重要でしょうね。

なので、ノア先生の書かれた

マイクロスコープ拡大鏡を使っている先生をひとつの目安にして、先生の人柄を見て、希望もお話して、信用できそうだったら後は必要な分だけ好きに削ってもらうと思います。」

に同意です。


キーワードは「必要な分だけ好きに削ってもらう」です(笑)。

驚かれるかもしれませんが、多くの歯科医が「自分の歯を治療してもらうとしたら」そう答えると思いますよ。

「削らないメリット」よりも「削らないデメリット」の方が大きいと考えるからです。

しかし、そうしてもらうには「信頼できる先生を探す事」が条件ですけどね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-23 10:16:19
細見先生、渡辺先生、

遅い時間まで回答いただきありがとうございます。

細見先生は何時間にもわたって複数の回答をいただき本当にご面倒をおかけしていると思います。
回答いただいてすぐにも返信しようとしたのですが、少しわけがわからなくなってしまいました。


タイヨウ先生

回答いただきありがとうございます。
リン酸エッチング=酸による脱灰 であたっているのですね。
歯をすっぴん状態にすることが必要で古いセメント虫歯部分があってはだめ(これらは削る)、というのは理解できたと思います。

ただ、ギザギザさせるために健康な部分を削るか否か、というのが、結局こちらでどのように教えていただいたのか、わからなくなってしまいました・・・。

のちほどもう一度書かせていただきたいと思います。
とりいそぎお礼まで。

自分の返信1から3まで、理解していないとご指摘いただいて見直していたのですが、いただいた回答と違う部分(自分の思い込み)、論理の破綻や飛躍、自分ではどこにあるかわかりませんでした。

お気づきの点がありましたらご指摘いただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-23 21:04:44
私にとって重要な点、

『ボーダーギリギリの接着力でよければ、自分の健康な歯を削る分は、古いセメント等の除去の際の不可抗力で削れてしまう分だけ』

という考え方に、誤った点はあるでしょうか。


他に問題が見つかり削られるのは別として、他の問題点がなく、ただ付け直しだけとして、この条件付けで臨床的に意味があるかなくなったかは別にして、教えていただけないでしょうか。

誤った理解と言われたままで診療を受けるのははなはだ不安であります。

よろしくお願いいたします。
回答 回答9
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-23 22:35:47
一般論ではどうも話が見えてこないので。

具体的に現在どのような状態でどのような治療を御希望なのでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-23 22:47:42
細見先生

私の返信の内容で、理解していない、都合のいい解釈をしていると思われたのはどの点でしょうか。


返信2では、
古いセメント等除去の際に健康な歯の削れる分があるのかないのかわからないので、質問しています。
セメント除去を嫌がる記述は(まだわかってもいないので)していません。

タイヨウ先生がおっしゃって私がやりたいとおもったのは

『ボーダーギリギリの接着力でよければ接着を目的として健康な歯を削る必要はない』
(私の解釈なので誤っていたらタイヨウ先生すみません)

という方法であって、セメント除去のこととは別件です。

質問文もわけてあります。

その上で、細見先生の、回答1と回答3相違があるのかと感じたので改めて

『酸で処理をすることができるか。
機械で削るのは必要なのか否か』

についておたずねしています。


私が返信で言っていることは、私には先生方のお話をまとめた範囲を出ていないとしか思えないのです。
言われたことを理解していないとか、都合のいい解釈をしているとか、なぜ思われるのか、本当にわからないのです。
回答 回答10
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-06-23 23:50:46
>機械で全く削らずに酸処理だけで接着できるか?

可能です。
渡辺先生も書いておられますが。
しかしこれは極限られた条件の場合です。
siuoid1 さんの場合に当てはまるかどうかは疑問です。

>機械で削るのは必要なのか否か

siuoid1 さんの状態が全く分からないので一概には言えませんが、タイヨウ先生の仰ってるスッピンの状態にする為に有る程度は必要だと思います。

今までの経緯は置いておいてsiuoid1 さんは、現在どのような状況でどのような治療を御希望なんでしょう?

解る範囲で良いので教えて頂けないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: siuoid1さん
返信日時:2010-06-24 00:32:31
・・・細見先生、

細見先生にお答えいただきたいのは、

『私の返信の内容で、理解していない、都合のいい解釈をしていると思われたのはどの点でしょうか』

です。

「今までの経緯は置いておいて」とはどういう意味でしょうか。


機械で全く削らずに酸処理だけで接着できるか?について極限られた条件で可能とのこと。

限られた条件とは、

他に問題が見つかり削られることがない。

他の問題点がなく、ただ付け直しだけとして、ということでしょうか。


タイヨウ先生の仰るすっぴん状態はセメント虫歯などを取り除いた状態のことだと思います。

「機械で削る必要があるのか?」という私の質問は、古いセメントを取る必要の話とは関連のない別の、「接着目的で健康な歯の部分を機械で削る必要があるのか?」という今までずっとお尋ねしてきた質問だったのですが・・・


とにかく、ボーダーギリギリの接着力でよければ、自分の健康な歯を削る分は、古いセメント等の除去の際の不可抗力で削れてしまう分だけで、

『接着を目的として健康な歯を削る必要はない』

が適当な考え方かどうかを、質問をした当初から今までずっと、
ただこれだけを、私は知りたかったのです。



言われたことを理解していないとか、都合のいい解釈をしているとか、なぜ指摘されるのか、本当にわからないのです。



いきなり「古いセメントの下の虫歯を見逃してセメントを詰めて欲しいのでしょうか?」と言われても。

古いセメントの除去の必要性が低く、虫歯の有無もわからないのに削るといわれたならやめろと答えますが・・・。



答えてもらう立場で、と思われるでしょうが、参考にしていただけたらと思って申し上げます。



>やはり良く御理解されていないような気がします。
>あるいは話の端々の御自分に都合の良い部分だけを取り上げているように思います。

この様に指摘するのならば、どの点をどう誤っているのかも指摘しなければ、患者側の不安は大変大きなものになります。

治療をする側にはわからない、想像を超えた大きさなのかもしれません。

今日一日、私は細見先生の
>やはり良く御理解されていないような気がします。
>あるいは話の端々の御自分に都合の良い部分だけを取り上げているように思います。

この一文により、当然あった「やるべきこと」もやりたいことも差し置いて、自分が誤解した部分はどこか、考えていました。

歯に関する情報は私にとって、医療に関する情報は患者にとって、それほど重要なのです。
ご理解いただければと思います。


・・こうは言いましたが、返信2と返信3の私の質問に細見先生はまったく答えられず別のことを言い出されていることから、このやりとりがどういう状況下にあるか、私が察するべきなのでしょう。


ここで相談を終了させていただきたいとおもいます。



私は歯科では「許せない思い」を何度も何度もしてきました。

歯は治りません。
取り返しがつきません。
残りの人生どうしようと、本気で思うのです。

実際問題として、歯がどうなろうと、なんでもできるので、なんとかなる、大きな問題でない、と自分に言い聞かせます。

歯の再生医療の急速な発展を望んでもいます。

しかし、心配や不安が、それこそ歯の再生ができるようになるまで、いつかわからないときまで、ずっと残ると思います。


自分が受ける治療には、自分が専門家にならなければならない。
私は今まで自分が受けた歯科を通じて、そう思います。

信頼できる先生かという基準、もちろん大事です。

しかし信頼できるということが自分と同じ価値観を持ち、自分の望む方向の治療について知識を持っているということではありません。

この先生を信頼したから細かなことはおまかせ、ではいけない。
自分の自分への責任はただ信頼できる先生を選ぶことではない。
問題と治療への知識を自分がつけ、自分が方針を選び、治療を選び、その治療ができる先生の中から信頼できる先生を選ぶこと。

私はそう考えています。


お忙しい中回答いただいた先生方、とても感謝しています。
ありがとうございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2010-06-24 14:10:36
色々と悩む所があったと思いますが・・・

相当細見先生優しいと言うか、色々回答してくれたと思いますよ。

今悩まれている部分の回答は非常に難しくてsiuoid1さんにとってはあやふやな気持ちになってしまう回答になってしまいます。


>ボーダーギリギリの接着力でよければ、

数値で表せませんから漠然とし過ぎていますね。
個人、趣向品、歯の部位にもよって条件分けしてデーターが取れるものでもありませんしから、ギリギリの接着力というのは分りません。

例えば
siuoid1さんのような20代の女性と相撲取りのような大柄な男性では咬む力も違います。
siuoid1さんの場合で取れない力でも、大柄の男性の方なら咬合圧に耐えきれなくて取れてきてしまうことも十分考えられます。


この辺りの研究はないのか!?と思われるでしょうが。

研究対象として取り上げるには条件設定が非常に複雑になり過ぎてしまうのと、その研究に対する見返り(学問的・経済的)が少ない為そこには科学は介入しないと思います。

ですから、今疑問に思われている問題は論理的に説明・解決することができません。


研究とは限られた予算内で効果のあるものから研究対象となります。



あまり削りたくないということであれば、そのままセメントで詰めてもらい、直に取れたら詰め替えをしてもらうと言うのが一般的な回答になると思います。
 
ただし、精度の良い詰め物なら新たなセメント層の厚み分は詰め物は浮いてしまうので結局は詰め物を後で削る必要が出てきます。

また段差があれば詰め物と歯のすき間をすり合わせる為、健康なエナメル質も整える程度(0.1mm以下)削る必要が出てくると思います。


色々悩まれたと思いますが、あまり大きく心配することではないのですよ^^


おだいじに
 




タイトル 補綴物の付け替え。歯を出来る限り削らずに済ませたい
質問者 siuoid1さん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
補綴関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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