8歳、かかりつけと大学病院の虫歯治療方針の違いに戸惑う

相談者: カイカイさん (48歳:女性)
投稿日時:2010-08-10 18:49:29
はじめまして。
8歳の息子の虫歯治療後について伺いたいのでよろしくお願いします。


2週間前に右上Dの歯の痛みを訴えた為、近所のかかりつけ歯科医を受診し、虫歯があるとのことでしたが、歯肉炎症があるためすぐには治療できず、とりあえず、虫歯部分を削り、掃除をして頂き仮のフタのようなものをして頂きました。


1週間後に再度受診し、その時にレジンを詰めて頂きましたが、5日後位に食べ物を噛む時に詰めたところが痛い、と言いだしました。

翌日はかかりつけの歯科が休診日だったため、救急で大学病院小児歯科を受診しました。

ただ、救急のため治療は出来ないと言われ、抗生物質と痛み止めを処方されましたが、診察して下さった先生には、

レントゲンでは虫歯はきれいに治療されているが、神経のすぐ近くまで詰めてあるのでそれで痛いのでしょう。
神経を抜かないと痛みは治まりません、他にも4本虫歯がありますし、抜歯も必要かも知れません。

今後こちらで治療するのなら予約は1ヶ月先しか取れないので、本日処方した薬を3日間きちんと服用し、4日目にまた救急で来て下さい、但し、何時間待つかわからないので、その日は一日用事を入れないように。

その後は、担当医が決まれば予約が取れますが、夏休み中は混んでいるので無理でしょうね、どうしますか?こちらで治療を続けますか?或いは、ご近所の歯科でしますか?」

と、言われとりあえず帰宅しました。



更に翌日には、かかりつけの歯科を受診したのですが、そちらでは、

乳歯の治療で詰め物をした場合にはよくあることです、詰め物をしたので膿の出るところがなくなってしまったからでしょう。」

と言われ、詰めたところに少し穴をあけ、お盆明けまで様子を見るということになりました。

大学病院を受診した事は言いませんでしたが、それとなく、神経を抜く必要はないのかと聞いたところ、膿さえ出れば自然に治まることですし、既に少し歯がぐらついているので次はこのDの歯が抜けるので、神経や歯を抜く必要はない、とのことでした。

また、他の虫歯についても、小さい虫歯は削ったり、抜いたりせずにこれ以上進行しないように歯磨きをしっかりし、6ヶ月ごとの定期健診をきちんと受けるようにとも言われました。



あまりにも違う見解なので、どうしたら良いものかと悩んでおります。

痛くてどうしようもないという事も、腫れている様子もないので、薬は飲ませていませんが大丈夫でしょうか?

また、息子も、通い慣れた近所の歯科が良いし、神経を抜くのも嫌がっているため、更に頭を悩ませております。


どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2010-08-10 19:38:40
息子さんは8歳との事ですので、一般的に後4〜5年で永久歯に生え変わります。
(子供さんによってはもっと早く生え変わるかもしれないし、Eに関してはもっと長くあるかもしれませんが)

つまりそれまでの間特に問題無く(少し歯茎が腫れたりとかは有るかもしれません)永久歯に変わってくれればいい訳です。
つまり乳歯の虫歯は何がなんでも削って詰める必要は有りません。


その歯科医の考え方にもよりますが、担当医の言う

>小さい虫歯は削ったり、抜いたりせずにこれ以上進行しないように歯磨きをしっかりし、6ヶ月ごとの定期健診をきちんと受けるよう

決して間違ってるとは思いませんが。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-08-10 20:27:42
まず、大学病院小児歯科の担当医の説明についてですが、個人的には、まったく違和感はないです。


それに対して、かかりつけの歯科医院の担当医の説明についてですが、

>膿さえ出れば自然に治まることですし、

膿が出ても急性の炎症が慢性化するだけで治癒とは違います。
ですので、また痛んだり腫れたりする可能性が十分あります。

永久歯に対してこんなことを言う歯科医師は存在しないと思いますが、乳歯は、ほって置いてもいつか抜けてしまう=いつかは自然に治る といった考え方が根底にあるように思います。

(永久歯に生え変わるまでの期間をどう評価するかで対応はまったく異なります)



>既に少し歯がぐらついているので次はこのDの歯が抜けるので、神経や歯を抜く必要はない、とのことでした。

こういったケースは確かにありますが、そういった場合は(治療を行なう前から、良くない経過は予測できますから)最初からレジン充填しないのが普通です。

もしも受診当初は動揺がないのに、治療後に動揺が出たとすれば、通常は根の吸収ではなくて、炎症の歯槽骨への波及を疑うと思います。



>小さい虫歯は削ったり、抜いたりせずにこれ以上進行しないように歯磨きをしっかりし、6ヶ月ごとの定期健診をきちんと受けるよう

大学病院の小児歯科の担当医が抜歯も必要かもといっている以上、小さいむし歯ということは通常考えられません。

もしも小さいむし歯であった場合は、抜歯の理由が異なる(たとえば歯並びのため)と考えられます。


また、小さい小さくないの基準も、現状では痛みはでない=小さい虫歯 と判断するのと、現在はそうでもないが、近い将来症状が出る可能性が高い=小さくないむし歯 と判断するかで対応はまったく異なります。



私なら、大学病院の小児歯科の担当医と同じような判断をする可能性が高いと思いますが、かかりつけの担当医の方針のように積極的な治療を行わなくても、結果的に、何の問題もなく生え代りまですごせる場合もあり、どちらの方針に従ったほうがよいかは、後になってみないとわかかりませんので、どちらを採用するかは、保護者の方の考え方次第だと思います。

回答 回答3
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-08-11 00:13:14
カイカイさん

こんばんは。

海外からですが、少しコメントさせて頂きます。

個人的に、森川先生の見解と全く同じです。

>2週間前に右上Dの歯の痛みを訴えた。
虫歯があるとのことでしたが、歯肉炎症があるためすぐには治療できず、虫歯部分を削り、掃除をして頂き仮のフタのようなものをして頂きました。
>1週間後に再度受診し、その時にレジンを詰めて頂きましたが、5日後位に食べ物を噛む時に詰めたところが痛い、と言いだしました。
>翌日はかかりつけの歯科が休診日だったため、救急で大学病院小児歯科を受診しました。


経緯を読み返してみたのですが、最初の歯科医院で受診された時は既に多少の痛みがあったようですね。

憶測なのですが。
「歯肉に炎症があるためすぐには治療出来い・・・」とありますので、隣接面(歯と歯の間)の虫歯で歯茎の下まであり、出血などで直ぐに充填処置しなかったのかもしれません。
(ただ単に時間がなかったかもしれませんが)


乳歯エナメル質象牙質はとても薄いので、永久歯よりも虫歯が進行しやすく、すぐ歯髄まで到達してしまいます。
隣接面の虫歯であれば、進行はもっと速いのです。

永久歯と同じように深く、象牙質が一層薄く残っているボーダーライン上にある虫歯にそのままレジン充填した場合、乳歯の予後は永久歯に比べますと圧倒的に悪く、ほとんどが歯髄炎を引き起こしてしまう傾向が高いように感じられます。

実際に診察しておりませんので、確実な事は申し上げられませんが、第一受診時に既に虫歯からの痛みがあったということは、食片圧入からくる痛みを排除したとしても、やはり既に歯髄がある程度汚染(軽い炎症状態)されていた可能性が高いと思います。



>かかりつけの歯科を受診したのですが、そちらでは、乳歯の治療で詰め物をした場合にはよくあることです。

乳歯の場合、深い歯髄ギリギリの虫歯などは、無理して歯髄の保存を試みても良い予後が得られない傾向が高いので、小児歯科専門医によっては、象牙質が汚染されていて予知性が悪いと判断された場合は、露髄に至らなくても、そのまま充填せずに、断髄処置を施します。
長期的に見てその方が良いということがあります。


断髄処置(pulpotomy)への決断と見極めは、先生によって違いますが、小児歯科医の方が、より乳歯の長期的な予後や永久歯への影響、歯列への配慮を検討しながら治療方針を立てている傾向が高いと云えます。
(個人的にそう感じております。)



>詰め物をしたので膿の出るところがなくなってしまったからでしょう、と言われ、詰めたところに少し穴をあけ、膿さえ出れば自然に治まることですし、既に少し歯がぐらついているので次はこのDの歯が抜けるので、神経や歯を抜く必要はない、とのことでした。

膿があるかどうかは分かりませんが、炎症で歯髄腔内にあった内圧が軽減されて、痛みが一時的に治まっただけのような感じを受けます。


開けた穴はそのままにしてあるのでしょうか?

空いたままですと、膿が出る出ないよりも、唾液が歯の中に入り、再汚染されていきます。

森川先生がおっしゃっているように、炎症が慢性化して行き、根尖病巣を作り、もっと痛んだり腫れたりする可能性も十分考えられます。


抵抗力が弱く感染した細菌の毒素が強すぎて、蜂窩織炎まで悪化された症例を診た事があります。
タイミングが悪いと、下にある永久歯の形成に悪影響を及ぼす事もありますし。

いずれにしても、このまま放置しておくのは、個人的に適切ではないと思います。



>既に少し歯がぐらついているので次はこのDの歯が抜けるので、神経や歯を抜く必要はない、とのことでした。

8歳のお子さんだという事ですが、乳歯Dは小学校の中学年から高学年まで使う歯です。
その後にあるEもそうです。

下の永久歯4番の萌出時期がまだまだ先のようですが、ぐらつきの原因が生理的な歯根吸収ならば、最初から充填処置だけではなくその旨お伝えしたはずですし(大学病院の先生も指摘するはずです)、逆にその後の炎症が原因なら、尚更根管治療を検討すべきだと思いますが・・・


現時点でのDの抜歯は慎重に行なって下さいね。

乳歯を早い時期に安易に抜いてしまうと、その後の永久歯の萌出を遅らせてしまったり、後の歯が前に寄ってくるなどの問題が生じるので、永久歯とバトンタッチするまでは歯列維持・咀嚼のためにも出来るだけ残すように努めたほうが良いと思います。


ただし、どうしても抜かなくてはならない場合は(慢性的な炎症で悪化させて根が駄目になった場合)、歯列の乱れを防止する保隙装置を着けることが必要になって来るかもしれません。

基本的に、私も大学病院の小児歯科医や森川先生と同じような考え方なのですが、感染されてても、身体の抵抗力が強くて、ラッキーに何事もなく生え変わりまで過ごされている子や、根尖病巣の下にどっぷり浸かったままでも永久歯に影響を及ぼさなかった稀有な子もいるのではないかとも思うので、どちらの考え方に賛同するかは親御さんが慎重に検討なさってからお決め下さい。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カイカイさん
返信日時:2010-08-12 15:53:23
細見先生、森川先生、王先生、早々のお返事をありがとうございました。

王先生のご質問にありました穴を空けたままかという点ですが、説明不足で申し訳ありません。
穴には、ゴムのようなものでフタをしているため、万一休み中にどうしても痛がるようであれば、それを楊枝か何かで取ってしまうよう言われました。

また、もともと膿も出ておらず、腫れもありませんでした。
その為、近所の歯科では神経を抜くような事はしないで良いという説明だったのでしょうか。


大学病院での神経を抜かないと痛みがなくならない、という説明は、レントゲンを見る限り神経を抜かないといけない程悪くなっているとの判断からだったのでしょうか?

また、大学病院での抜歯の可能性も、、、というお話は、具体的にはどの歯で、どういう理由でという詳細は伺っておりませんが、こちらもレントゲン撮影後にすぐに判断のつくものなのでしょうか?


幸い、Dの歯の痛みは全くないと言っておりましたが、一昨日夜より両方の頬が腫れ、昨日の朝には発熱もあったため小児科を受診したところ、耳下腺炎と診断されました。

2週間前に2人の友人がおたふく風邪を発症しているため、息子もほぼ間違いなくおたふくだろうとのことでした。

もしかしたら、先日の痛みはこのせいだったのかも知れませんが、いずれにしましても、おたふく風邪が完治してからの治療となる為、2週間以上あとになると思いますが、近所の歯科へは行かず、大学病院への転園をした方が良いということでしょうか?


その場合、長年通っていた近所の歯科の先生には何かお伝えすべきでしょうか?
と言いますのも、緊急時などは、大学病院ですとなかなか診て頂けず、今後も何かの時にはお世話になるような気がしますので、その辺を心配しております。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-08-12 21:03:33
>近所の歯科へは行かず、大学病院への転園をした方が良いということでしょうか?

実際に見せていただいたのではなく、文面からの想像で回答してますので、明確な回答は不可能です。

また、「私なら、大学病院の小児歯科の担当医と同じような判断をする可能性が高いと思います」と書きましたが、実際に治療をするとなると、予約の間隔や通院時間なども重要な要素となってきます。


うちの場合は、予約は簡単に取れますが、大学病院の小児歯科となればそうはいかないでしょうから、その点で大学病院には明らかなデメリットがあります。

また、症状が急変したり、長く通院したりすることも考えると、通院時間も大きな要素になると思います。

うちにも片道2時間近くかけて来院される患者さんもいないわけではありませんが、個人的にはそれは望ましいことではないと考えます。

(来ていただいている患者さんにはほんとうにありがたいと思いますが、それは小児歯科かかりつけ医の本来あるべき姿ではないと考えますので)



それから、上記の回答は、私の考え方を基準に判断しただけで、カイカイさんの価値観とそれが合致するかどうかもわかりませんので、

>どちらを採用するかは、保護者の方の考え方次第だと思います。

といった結論になるかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カイカイさん
返信日時:2010-08-13 10:35:52
森川先生

また早々にお返事をありがとうございました。

そうなんです、、先生の仰る通りで、大学病院は予約もなかなか取れず、遠くはないのですが、電車で通い、また、一番の問題は、中学3年生になるまで、必ず保護者同伴でないと診療はして頂けないということでした。

私がフルタイムで仕事をしている為、近所の歯科へは息子が1人で通ったり、仕事帰りに行かれるよう5時半〜6時頃、もしくは土曜日の予約を取って下さったりと何かとご配慮頂いておりますが、大学病院となるとそうは行かず、その辺もネックになっています。



何度も質問をして申し訳ありませんが、近所の歯科では他には虫歯はなく神経も抜く必要なしと言われ、大学病院では他に4本の虫歯ありで、上のDの神経も抜く必要がある、とのことでしたので、今後の通院を考えやはり近所の歯科での治療をお願いする場合には、大学病院からレントゲンや診断結果などを頂き、それを持参して、ということは可能なのでしょうか?

或いは、治療方針が違う場合には、例え資料を持参したところで結果は同じという事になりますでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-08-13 11:54:36
治療を行ったほうがよいかどうかは、その歯科医師の、選択する治療法や、治療技術、スタッフも含めた歯科医院の設備、環境、治療経過が良い悪いの判断基準などによって異なりますので、ある医療機関で行なったほうがよいと考えられる治療法と別の医療機関で行なったほうがよい治療法は必ずしも一致しません。

つまり、大学病院で治療を行ったほうがよいと判断されたケースでも、(条件の異なる)近所の歯科医院で同じ治療をおこなうことが有益である保証はありません。

ですので、大学病院での診断、治療法をそのまま近所の歯科医院に依頼するのは、個人的には勧められません。


参考程度に、他の医院でのことを話すのはよいことかと思いますが、原則的には、それぞれの歯科医師の診断や治療方針を尊重した上で、どちらかを選ぶということになると思います。

回答 回答6
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2010-08-13 23:17:22
カイカイさん


こんばんは。


>私がフルタイムで仕事をしている為、近所の歯科へは息子が1人で通ったり、仕事帰りに行かれるよう5時半〜6時頃、もしくは土曜日の予約を取って下さったりと何かとご配慮頂いておりますが、大学病院となるとそうは行かず、その辺もネックになっています。


私も子どもが一人おりまして、カイカイさんと同じように仕事を持っている母親ですので、仕事の合間を縫っての病院通いがどれだけ大変かということは身に沁みて分かっているつもりです。

でも、同じ母親、そして医師の立場で一言申し上げますと、やはり、どんなに軽いと思われる病気であっても、子どもを一人で医療機関に行かせないでほしいと思います。


親御さんに治療内容をご説明しなければならない時もありますし、処方箋を出す時は子どもに説明したとしても、理解していない事の方が多いことがあります。

特に、子どもの虫歯に関しては、生活習慣が大きく影響している部分があり、そう云った、かかりやすさの管理はお子さんがある年齢に達するまでは親御さんにも協力して頂かないと効果が上がらないのです。

そういった意味で、大学病院の小児歯科では、必ず保護者同伴でお願いしている傾向が非常に高いのかもしれません。



確かに、通院の便宜性を考えますと、ご近所の歯科医院がライフ・スタイルに合っていて良いように感じられますが、親御さんがどこまでの治療をご希望しているかで意見の分かれるところだと思います。

虫歯があっても痛くなければ良いのか、歯科は痛かったら行けば良いとお考えなのか、将来の歯列も考慮した治療をしたいのか、乳歯永久歯を含め、虫歯を徹底的に予防した治療を受けたいのか・・・・
親御さんの価値観に左右されていきます。




>詰めたところに少し穴をあけ、お盆明けまで様子を見るということになりました。
>穴には、ゴムのようなものでフタをしているため、万一休み中にどうしても痛がるようであれば、それを楊枝か何かで取ってしまうよう言われました。
>また、もともと膿も出ておらず、腫れもありませんでした。
>その為、近所の歯科では神経を抜くような事はしないで良いという説明だったのでしょうか。


これは、全くの個人的な憶測なのですが。
前回と今回の記述を合わせて読み返しまして、近所の歯科で、既に「断髄処置」を受けられたのでは・・・?という感じが致します。
開けたままではなく、ゴムのようなもので蓋をしているという記述がされてありますので、可能性としてはなくもないのではと・・

断髄処置は、歯髄の上の部分を少し取り、薬でその部分を固定する処置法で、確かに見方によれば「神経は抜いていない」のですが・・・

詳細は担当の先生に盆明けに、いま一度お聞きになった方が良いかと思います。



>大学病院での神経を抜かないと痛みがなくならない、という説明は、レントゲンを見る限り神経を抜かないといけない程悪くなっているとの判断からだったのでしょうか?

ここで言われている「神経を抜く」が断髄を指しているのか、抜髄根管治療を指しているのかは分かりません。

一般的には、歯列維持のために、どうしても乳歯を残した方が良いと判断された症例の中で、感染・汚染状態が酷い場合、断髄に失敗し慢性炎症を起こした場合、歯髄壊死している場合、根尖病巣がある場合は抜髄+根管治療を施すことがあるのですが、この時点で局部的な断髄を指しているだけなのか、どちらなのかは、こちらでは資料も何もないので分かりかねます。



>大学病院での抜歯の可能性も、、、というお話は、具体的にはどの歯で、どういう理由でという詳細は伺っておりませんが、こちらもレントゲン撮影後にすぐに判断のつくものなのでしょうか?

レントゲンだけで判断出来る場合もありますが、一般的には、年齢、お口の中の状況、顎の大きさ、乳歯の並び方、永久歯の萌出時期等などを総合的に考慮して判断しています。



>緊急時などは、大学病院ですとなかなか診て頂けず、今後も何かの時にはお世話になるような気がしますので、その辺を心配しております。

そうですね。小児歯科だけではなく、全ての科に於いて、歯科医院と比べ、多少不便だというのは大学病院のデメリットかもしれませんね。

一番理想的なのは、お近くに小児歯科を専門になさっている医院が
あればなのですが・・・



>大学病院では他に4本の虫歯ありで、上のDの神経も抜く必要がある、とのことでしたので、今後の通院を考えやはり近所の歯科での治療をお願いする場合には、大学病院からレントゲンや診断結果などを頂き、それを持参して、ということは可能なのでしょうか?

考え方と判断基準が違っていますので、大学病院側が下した治療法を歯科医院側で、そっくりそのままして頂くことは厳しいかと思います。

同じような基準ならば、連携して行なえる可能性もないわけではないのですが、今回のような場合は、どちらかの治療方針を尊重して行なった方が良いように思います。



最後に補足ですが。

確かに、乳歯に小さな小さな虫歯を作ってしまっても、それ程心配は要りません。

でも、出来れば担当医から、お子さんのかかりやすさの因子についてのアドバイスと定期管理を受けながら、虫歯のない大人の歯になるために、親御さんが注意深く成長を見守ってあげて下さい。

虫歯にかかりやすい子も、少し努力して、それなりに管理してあげれば、きれいな大人の歯になる事は十分可能なのです。


頑張って下さい。


お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カイカイさん
返信日時:2010-08-14 15:32:38
森川先生、王先生

詳細のアドバイス、ご指導を本当にありがとうございました。


おたふく風邪完治後にやはり再度大学病院小児歯科で診て頂き、先生から説明なども良く伺い、悪いところは全て治療して頂くように致します。

この度は色々とありがとうございました。



タイトル 8歳、かかりつけと大学病院の虫歯治療方針の違いに戸惑う
質問者 カイカイさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
むし歯 治療後の痛み
小児歯科治療
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
乳歯の抜髄、根管治療
回答者




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