歯髄に達していないが大きな虫歯。破折を避けるにはどんな治療?

相談者: xyzさん (30歳:男性)
投稿日時:2010-08-10 13:59:49
こんにちは。

神経までは達していないが、大きい虫歯の治療法について、詰めるべきなのか、被せるべきなのか、controversialな問題だとは思いますが、ご意見をお聞かせ下さい。

生体親和性の高い素材によるMinimal Inteventionで、歯をpermanentに残すことを基本に、複数の歯科医院で意見をお聞きしたのですが、考え方が割れており悩んでいます。

MIの観点から言えば、当然詰めるべきなのですが、その場合には、破折等のリスクもあるそうです。
破折の可能性はどの程度あるものなのか、ということも合わせてお答え頂けますでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-08-10 17:50:06
実際にどのような形状であるか分からないので、回答が困難なのですが、「歯と歯茎との境目近くで、歯の周囲半周に及ぶ虫歯 外力が加わると、その部位で破折する可能性がある」場合をイメージしてみました。

その方の咬合力もかなり影響するはずです。
更に特に硬い食物の嗜好も関わってくると思います。

なぜ、その部位に虫歯ができたかも考慮するべきでしょう。


あくまで私の個人的な意見となりますが、一旦は、「虫歯部分を過不足無く除去した後、詰め物修復を行う」のは如何かと思います。

そして将来、不幸にも万一破折した場合は、それから根管治療して支台築造して、被せ物修復を考えます。
欠点は破折の直後に痛い思いをされる可能性がある事ですが、かなり長期に渡り大丈夫であるかもしれません。

今後、2次カリエス(修復物との境目に再び虫歯ができる)の予防も大切な課題となります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: xyzさん
返信日時:2010-08-11 08:30:42
藤森 先生

貴重なご意見を頂き、ありがとうございます。
大変、参考になります。

虫歯の場所ですが、歯と歯茎の境目近くというわけではないように感じます。
虫歯は上の4番なのですが、噛んだ時に下の歯と当たる部分に大きい虫歯があるようです。

追加の質問で恐縮ですが、いくつか質問させてください。

詰めた場合は、何年くらいもつものなのでしょうか?
2次カリエスや破折がなければ、生涯にわたり持たせることができるのでしょうか?

仮に自分の歯を土台にセラミックを被せた場合、歯科医技工士の腕が確かならば、生涯にわたり持たせることができるのでしょうか?

よろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-08-11 12:02:06
>上の4番なのですが、噛んだ時に下の歯と当たる部分に大きい虫歯があるようです。

確かに、修復を長期に保たせるのが難しい部位の一つかもしれませんね。


>詰めた場合は、何年くらいもつものでしょうか?
セラミックを被せた場合、歯科医技工士の腕が確かならば、生涯にわたり持たせることができるのでしょうか?

よく尋ねられる質問です。
私なりの回答となります。

ヒトの歯・歯並びは生涯を通して変化し続けます。
(個々の歯の形、位置の変化という意味で)
この変化量は各個人によって大きく差があります。
一方、人工的な修復物は基本的には変化しないものです。

変化するものとしないもの、この両者の差が、ある限度を越えると再製した方が良いと考えられます。
勿論、変化量が小さい場合には、結果として再製なし(つまり生涯保たれる)といったケースも出てくるでしょう。

私の前歯詰め物レジン充填)は、決して上手い治療ではなかったはず(凸凹、色調も合っていない)ですが、25年以上前に治療したままです。

歯科医と技工士さんの腕が良ければ、審美的で適合の良い被せ物を作ってくれるはずですが、その後何十年先もの変化を予測して製作しているかどうかは判りません。

4番なら小学校低学年で生えてきたはずですが、二十年と少しで不幸にして大きな虫歯になってしまったという事実から考えて、今から30年先の状態を読むことは簡単ではないはずです。

昔の名人大工さんは、何百年といった経年的な材木の収縮まで読んで家を建てたそうです。
そういった名人歯医者になれたら・・と思いながら日々は過ぎていくのですが・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: xyzさん
返信日時:2010-08-12 08:51:36
藤森 先生

丁寧なご回答を頂き、ありがとうございます。
本当に勉強になります。

歯科医技工士さんの腕が良ければ、審美的で適合の良い被せ物を作ってくれるはずですが、その後何十年先もの変化を予測して製作しているかどうかは判りません。

>今から30年先の状態を読むことは簡単ではないはずです。

ということは、現段階での第一選択肢は、やはり「虫歯部分を過不足無く除去した後、詰め物修復を行う」ということになるのでしょうか?

私の歯にも現在、いくつかの被せものセラミックを含む)がありますが、セラミックといえども所詮は人工的なもので、自分の天然歯には到底及ばないという感覚があります。
(適合が悪いためか!?)
そういう点でも、詰める方法にしたいと考えています。

しかし一方において、ある歯科医の方から、神経を抜いた歯は死んでいるのも同然であるということをお聞きし、被せることで生涯にわたり神経が保たれるのであれば、被せるという選択肢もあるのかなという気もしないでもありません。

セラミックを被せたとしても、何年それが保たれるのか判らず、詰めたとしても、長期にわたり保たれる可能性があるのであれば、MIという点でも、詰める方法を選択すべきということでしょうか?

度々申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-08-12 09:21:47
>MIという点でも、詰める方法を選択すべきということでしょうか?

ケースバイケースですが、xyzさんの場合、僕なら「レジン充填」または「レジンコーティング+ハイブリッドインレー」にすると思います。
(実際に拝見すると違うかもしれませんが、文面からだけの想像です)




タイトル 歯髄に達していないが大きな虫歯。破折を避けるにはどんな治療?
質問者 xyzさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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