右下の親不知を抜歯予定。麻酔が効きにくい体質で不安です
相談者:
おやおやさん (44歳:女性)
投稿日時:2010-11-17 13:19:18
右下8の親不知を抜歯する予定ですが不安です。
右下7、銀歯の中の詰め物?が取れて痛みがあり受診したところ、虫歯になってて、治療してもらいました。
かねてから、親不知ずがあるので気になって相談したところ、抜くのなら、先に親不知ずを抜いてから右下7をすることが良いとここでは、できませんので、市立病院を紹介します。といわれました。
【※歯チャンネル編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
神経が重なっている。とも言われました。
もともと、麻酔が効きにくい体質で、今回の治療も途中麻酔を足したりしてしました。
全身麻酔とかあるみたいですが、ネットで見たら後遺症とかあるみたいだし不安です。
顎も小さい方で、過去の治療で大変きつい思いをしてます。
こちらに引越しして間もなく、病院事情もわかりません。
大学病院と市立病院とでは、違いがあるのでしょうか?
また、治療費も気になります。
よろしくお願いします。
右下7、銀歯の中の詰め物?が取れて痛みがあり受診したところ、虫歯になってて、治療してもらいました。
かねてから、親不知ずがあるので気になって相談したところ、抜くのなら、先に親不知ずを抜いてから右下7をすることが良いとここでは、できませんので、市立病院を紹介します。といわれました。
【※歯チャンネル編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
神経が重なっている。とも言われました。
もともと、麻酔が効きにくい体質で、今回の治療も途中麻酔を足したりしてしました。
全身麻酔とかあるみたいですが、ネットで見たら後遺症とかあるみたいだし不安です。
顎も小さい方で、過去の治療で大変きつい思いをしてます。
こちらに引越しして間もなく、病院事情もわかりません。
大学病院と市立病院とでは、違いがあるのでしょうか?
また、治療費も気になります。
よろしくお願いします。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2010-11-17 13:37:37
おやおやさん、こんにちは
>もともと、麻酔が効きにくい体質で、今回の治療も途中麻酔を足したりしてしました。
下の親知らずを抜歯する際には、伝達麻酔といって神経の根元に麻酔をすることが多いです。
これによりほぼ無痛的に抜歯をすることができます。
もちろん鎮静法を用いたり、全身麻酔での抜歯というのも可能ですが、必要性に関しては担当の先生に良くご相談ください。
>神経が重なっている。とも言われました。
下の親知らずは、下歯槽神経という神経の近くにあることが多いです。
親知らずを抜歯することにより、神経に何らかのダメージが加わって、まれに神経の麻痺が出ることがあります。
具体的には、患側の下唇から下のオトガイ部という部分の知覚の麻痺が出ます。
ただ、そう頻繁に出ることはありません。
神経と親知らずが重なっている場合には、私はCTの撮影をおすすめしています。
CTを撮影することにより、実際の神経と親知らずの関係を3次元的に把握することできます。
それにより、親知らずの形や神経と接しているかどうかがわかります。
それにより麻痺のリスクの予測やリスクの軽減につながると思います。
術者側としては、抜く歯の部分の情報は多いに越したことはありません。
>大学病院と市立病院とでは、違いがあるのでしょうか?
口腔外科という科で抜歯することになると思いますが、どちらでも問題はないでしょう。
ただ、歯科大学(あるいは歯学部)付属の大学病院のほうが、設備は整っていると思います。
>また、治療費も気になります。
治療費に関しては、親知らずを抜歯するだけなら5000円くらい
その他初診料やレントゲンの撮影料が必要です。(3000円くらい)
参考になれば幸いです。
>もともと、麻酔が効きにくい体質で、今回の治療も途中麻酔を足したりしてしました。
下の親知らずを抜歯する際には、伝達麻酔といって神経の根元に麻酔をすることが多いです。
これによりほぼ無痛的に抜歯をすることができます。
もちろん鎮静法を用いたり、全身麻酔での抜歯というのも可能ですが、必要性に関しては担当の先生に良くご相談ください。
>神経が重なっている。とも言われました。
下の親知らずは、下歯槽神経という神経の近くにあることが多いです。
親知らずを抜歯することにより、神経に何らかのダメージが加わって、まれに神経の麻痺が出ることがあります。
具体的には、患側の下唇から下のオトガイ部という部分の知覚の麻痺が出ます。
ただ、そう頻繁に出ることはありません。
神経と親知らずが重なっている場合には、私はCTの撮影をおすすめしています。
CTを撮影することにより、実際の神経と親知らずの関係を3次元的に把握することできます。
それにより、親知らずの形や神経と接しているかどうかがわかります。
それにより麻痺のリスクの予測やリスクの軽減につながると思います。
術者側としては、抜く歯の部分の情報は多いに越したことはありません。
>大学病院と市立病院とでは、違いがあるのでしょうか?
口腔外科という科で抜歯することになると思いますが、どちらでも問題はないでしょう。
ただ、歯科大学(あるいは歯学部)付属の大学病院のほうが、設備は整っていると思います。
>また、治療費も気になります。
治療費に関しては、親知らずを抜歯するだけなら5000円くらい
その他初診料やレントゲンの撮影料が必要です。(3000円くらい)
参考になれば幸いです。
回答2
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2010-11-17 13:56:04
こんにちは。
初めての親知らずの抜歯ということでしょうか。
でしたら解らない事も多くご不安もありますね。
麻酔の効き具合に関してですが、虫歯が深かった時や炎症の強かった場合などは、どうしても麻酔の効きにくいという時があります。
そしてその場合麻酔を追加するわけですが、最初の麻酔で効きが悪かった場合には、その後結構な量を追加しないと効きにくい状態になる事が少なくありません。
ただこのような状態ですと、麻酔のアンプルを数本またはそれ以上使用する場合も出てきます。
患者様側からすれば「え?そんなに?」とも感じる事もあると思われますが、通常の体格の成人であればアンプル数本は使用しても大丈夫ですし、追加しているうちには先に打った麻酔の部分からかなりの量の麻酔薬が流れ出てしまうため、量的には問題ないと思われます。
またお調べになった通り麻酔にも様々な方法があります。
神経と重なっているという事は恐らく下顎の骨の中を通っている下歯槽神経の事であると思われますが、もしこれが本当だとすれば抜歯に相当な時間もかかる場合もあるでしょう。
そういった状況を考慮し適材適所なわけですので、一概に全身麻酔が向いているのかいけないとかいう事は実際に抜歯を行う歯科医師の判断を否定する事になりかねませんので、あまり今はお考えにならなくてよい事柄であると思います。
まずは病院でよく説明をしていただいた上で、もう一度再考すべきではないでしょうか。
病院の違いですが、その病院が歯科口腔外科にどのように重きをおいているのかによって様々なので、こちらが良いという選択はこの場では判りません。
ただ一般的に考えたならば、歯科大学の付属病院は歯科治療での麻酔にも専門の科がありますし、そういう点では一歩だけ安心感はあるのかも知れません。
しかし大きな市立病院などの口腔外科では、歯科大の口腔外科教室より出向するような形で多くの歯科医師が勤務されている場合もございますので、一般の総合病院が何かに劣るという事も無いと思います。
繰り返しになりますが、まずは診察とご相談を今のおかかりになっている担当医が、おすすめする病院でお受けになってみてもよいと思います。
初めての親知らずの抜歯ということでしょうか。
でしたら解らない事も多くご不安もありますね。
麻酔の効き具合に関してですが、虫歯が深かった時や炎症の強かった場合などは、どうしても麻酔の効きにくいという時があります。
そしてその場合麻酔を追加するわけですが、最初の麻酔で効きが悪かった場合には、その後結構な量を追加しないと効きにくい状態になる事が少なくありません。
ただこのような状態ですと、麻酔のアンプルを数本またはそれ以上使用する場合も出てきます。
患者様側からすれば「え?そんなに?」とも感じる事もあると思われますが、通常の体格の成人であればアンプル数本は使用しても大丈夫ですし、追加しているうちには先に打った麻酔の部分からかなりの量の麻酔薬が流れ出てしまうため、量的には問題ないと思われます。
またお調べになった通り麻酔にも様々な方法があります。
神経と重なっているという事は恐らく下顎の骨の中を通っている下歯槽神経の事であると思われますが、もしこれが本当だとすれば抜歯に相当な時間もかかる場合もあるでしょう。
そういった状況を考慮し適材適所なわけですので、一概に全身麻酔が向いているのかいけないとかいう事は実際に抜歯を行う歯科医師の判断を否定する事になりかねませんので、あまり今はお考えにならなくてよい事柄であると思います。
まずは病院でよく説明をしていただいた上で、もう一度再考すべきではないでしょうか。
病院の違いですが、その病院が歯科口腔外科にどのように重きをおいているのかによって様々なので、こちらが良いという選択はこの場では判りません。
ただ一般的に考えたならば、歯科大学の付属病院は歯科治療での麻酔にも専門の科がありますし、そういう点では一歩だけ安心感はあるのかも知れません。
しかし大きな市立病院などの口腔外科では、歯科大の口腔外科教室より出向するような形で多くの歯科医師が勤務されている場合もございますので、一般の総合病院が何かに劣るという事も無いと思います。
繰り返しになりますが、まずは診察とご相談を今のおかかりになっている担当医が、おすすめする病院でお受けになってみてもよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
おやおやさん
返信日時:2010-11-17 14:43:35
畑中先生、田中先生、丁寧な説明ありがとうございました。
市立病院の担当の先生にもよく相談してみようかとおもいます。
先生方の説明があるないでは、心の準備が随分違います。
また、手術後、ご相談するかもしれましんが、何とぞ宜しくおねがいします。
市立病院の担当の先生にもよく相談してみようかとおもいます。
先生方の説明があるないでは、心の準備が随分違います。
また、手術後、ご相談するかもしれましんが、何とぞ宜しくおねがいします。
タイトル | 右下の親不知を抜歯予定。麻酔が効きにくい体質で不安です |
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質問者 | おやおやさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 麻酔が効かない・効きにくい |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。